連休前の大学キャンパス in Ebetsu

Posted by 秋山孝二
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  今年も札幌学院大学(SGU:http://www.sgu.ac.jp/information/index.html)で「経営組織論」一コマを受け持ち、今月からスタートしました。学部の3年生が主体で、受講の人数も理想的なので、かなり基本的な所からじっくり話をし始めて、若い世代がビジネスへの興味を抱くような、そんな内容になれば大変嬉しいですね。

札幌学院大学・昼休みの中庭

札幌学院大学・午後の中庭

  普段、都会の喧騒の中を行ったり来たりしている自分にとって、ひと時郊外の大学キャンパスに入るとまるで別世界のような光景ですね。流れている時間とバックグラウンドミュージックが全然違う、実に平和なうらやましい空間です。学生時代は、その場をそうとは受け止めてはいないのでしょうが、暫く一人静かに座っていたい雰囲気です。

 私の卒業した千葉大学(http://www.chiba-u.ac.jp/)西千葉キャンパスを、昨年久しぶりにぶらりと散歩する機会がありました。まず驚いたのが40年程経て、キャンパス内の樹木が大変大きく成長して、木陰が素晴らしく形成されていた事です。別の場所に来たような、月日の流れを強く感じました。私たちの時代は、笛の音とシュプレヒコールの毎日、拡声器から聞こえる演説は内容に乏しく、いわゆる「雑音」と化していたような気がします。教室の壁にはビラが貼られ、時々は破られたものがそのままになっていたり・・・・。

 ただ、今の日本の経済・社会状況を鑑みると、私たちの時代の方が学生の未来はそれでも明るかったのかと、妙に感慨にふけってしまいます。ここで学んだ学生達が卒業して、社会とどんな関わりを持って生きていくのか、私自身不安でもあり、楽しみでもあります。

 昼下がりのキャンパスを通り過ぎながら、ふとそんな気持になりました。