津軽三味線 白田路明 http://con-sent.net/peace/shirata_michiaki/
尺八 中村仁樹 http://www.masaki-nakamura.com/
パーカッション つちだゆうき http://06.mbsp.jp/pb2.php?ID=kuromame&c_num=11546&serial=19354&page=a&page2=0&guid=on
の3人の若手ミュージシャンによる「間の空間」ライブが北区和田珈琲館http://r.tabelog.com/hokkaido/A0102/A010202/1009103/ で行われました。
白田くん、つちだくんは今年1月のコラボレーションで聴いていましたし、中村くんは昨年9月の芸術の森でのライブで尺八の新しいジャンルに衝撃を受けました。楽しみにしていましたので、当日の尺八のソロと3人のコラボレーションも大変素晴らしかったです。若手の方々が三味線・尺八・パーカッションとそれぞれの楽器から独自のリズムと曲と、そして「間」により音を紡ぎだし、コラボレイトする、聴く方もハラハラドキドキの時間でした。
それにしても尺八の音色は心に沁みますね。多少かすれた感じの音から、奥行きのある低音域、針のような鋭い高音域、幅広い表現がリズムの変化とともに織りなす様子は、日本文化の心でしょうか。中村くん、これからの進化が本当に楽しみです。世界に向かって、大きく羽ばたいて欲しいです。
もう一つ、若手ミュージシャンと言えば津軽三味線の「吉田兄弟」です。先日札幌厚生年金会館で、10周年記念スペシャル「全国ツアー2009 いぶき」が行われました。デビュー10周年記念というだけあって大変盛たくさんの内容。前半の特別ユニットは個性溢れるミュージシャン達の登場で、私にとっては少々「too much」の感ありでした。音が多すぎる(?)、そんな感じで最初から最後までトップスピード、聴く方も目一杯で音が入って来なく、終わった後はかなりの疲労感もありました。後半は素晴らしかったですね。特に兄弟による「津軽じょんがら節」は、ソロありコラボあり、緩急も見事で、15分以上の演奏でしたか、やっと気持が落ち着きました。周辺の比較的年配の聴衆も、ここでやっと演奏に付いて来れた感じでした。
ツアータイトル「いぶき」も彼らのデビューアルバムよりの命名。原点回帰として10年間の思いを込めて、との意気込みもあったのでしょうね。「新たな挑戦」と若いミュージシャン達の「心意気」を受け止めました、ありがとう。