年末・年始のまとまった休み、自分のライフスタイル自体は普段とさほど変わりはないつもりですが、周辺もお休みなので自分だけの時間が持てて少し「非日常」かな、と。
年末の複数のボクシング世界タイトルマッチは興奮しましたね、勝ち負け以上にその試合展開は人生のドラマを観るようでした(http://www.h3.dion.ne.jp/~toomo/html/titlemach.html)。
特に印象に残ったのは、12月30日の井上尚弥、4度のダウンを奪う衝撃的な2回KO勝ちで2階級制覇を達成、約12年間世界王座に君臨してきた名王者ナルバエス(アルゼンチン)から4度のダウンを奪った試合は、観ていても衝撃と言えるほどの鮮やかさでした。
https://www.youtube.com/watch?v=BMN1poI9SkI
年が明けて恒例の「箱根駅伝」も91回を迎え(http://www.hakone-ekiden.jp/)、今年は青山学院のぶっちぎりの総合優勝、選手一人一人の表情が明るく、自分で考えながら走ることを「組み立てている」、そんな感じを受けました。
今年のチームの特徴が公式サイトで紹介されています。故障を減らすために専属のトレーナーを増員してケアに努めた結果も出たようです。そう言えば、他校では、ケガで多くの有力選手が出場できなかったり、無理して走って途中で失速といった場面もありました。選手の意志を尊重といった無責任なトレーニング環境、精神論だけで乗り越えようとするチームの雰囲気、気を付けなければ選手を使い捨てにしてしまいます。マスメディアも、ことさらドラマチックにこういったアクシデントを取り上げてはいけませんね。
~~~~~~~~~~~~~~~ 公式HPから青山学院チームの欄
全体的な走力が格段と上がっています(自己ベストもほとんどの選手が更新)。
年間を通して故障者が少なかったのが一因だと思います。
また競技レベルに関わらず、一人一人が強くなる為に陸上と向き合い、自分に何が必要か、足りないか考えて練習、生活してくれています。
強くなりたいという想いや、自主性が高まったと感じています。
~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり
特に7区の小椋裕介くんは、札幌山の手高校出身でもあり、以前から注目していましたが(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18860)、今年の走りはさらに磨きが掛かっていて綺麗で、見事区間賞を獲りました。走り終えてのインタビューの受け答えも落ち着いていて知性を感じて嬉しかったです。そして、優勝が決まった後の原晋(はらすすむ)監督(47)の談話も素晴らしかったですね、「こんなに選手が力を持っているとは思わなかった」、「箱根駅伝もビジネスも一緒です!」と。今日の新聞朝刊を読むと、サラリーマン出身で箱根駅伝の経験はないとのこと。テレビから伝わる伝統校監督の車からの罵声にも聞こえる叱咤激励とは対照的な選手への眼差し、何か従来の体育会系とは違った新しい選手育成法を感じて心地よかったです。
他にも年末・年始にはラグビー、サッカー等数多くのスポーツで熱戦が繰り広げられていました。総じて、新しい時代の始まりを私は強く感じ、それは新しい担い手によって成し遂げられていることに、社会を変える大きなヒントを得たように思います。そうです、新たな時代を創るのは「新しい担い手」、ですね!
1 月 4th, 2016 at 5:41 PM
[...] * http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22110 [...]