<新渡戸稲造・国際連盟事務次長時代の住宅 編 (その2)>
現在は、スイス機会式時計メーカー「Frank Muller」社の工場本社として、400名の技術者等で活気を帯びていました。受付で、突然ではあったのですが見学の希望を伝えると、広報担当のLaura Bondi さんが満面の笑みでOK、ご案内してくれました。彼女は新渡戸稲造が1919年から8年間暮らしていたことはもちろん知っていて、この建物は1905年に、スイスの著名な建築家・エドモンファティオによって建造されたネオゴシック様式の城館「レザマンドリエ」で、初期の借り手が新渡戸稲造だったと、会社の記録にも記載されていると言っていました。