経同会総会シンポジウム @ 東京

Posted by 秋山孝二
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 (公社)経済同友会総会に合わせて複数のパネルディスカッションが開催されました。現在を生きる経営者たちの旬なお話のやり取りは、年一回は聴いてみるものだと思いましたね。

 今回のプログラムは「共助資本主義」を唱える現在の代表のメッセージを受けての開催、私は彼の人柄は好きになれませんが、今の経営者が置かれている以下のような歴史認識には共感するところも多いです。

~~~~~~~~経済同友会HPより

 共助資本主義において、企業は、社会課題の解決に取り組むNPOなどのソーシャル・セクターと連携することで、社会に欠かせない一員になります。ソーシャル・セクターに企業社会から資金や技術が供給されることにより、「自助」「公助」だけでは不十分なセーフティ・ネットが「共助」の力で強化されます。> また、社会と強く結ばれることにより、企業のレジリエンスは向上し、将来的なリスク・プレミアムが縮小され、企業価値を引き上げることができるのです。

 日本の経済・社会が大きな転機にある今、私たちは、人口増加と高度成長を前提とした仕組み、あるいは「失った30年」のデフレ社会に最適化した政策である「昭和・平成モデル」と決別し、民主導で大胆に経済・社会構造を作り替えていかなければなりません。内にあっては人口減・高齢化と共にあり、外にあっては地政学の時代を生き抜くための、令和モデルとして「共助資本主義」を形作る、そのために早急に取り組むテーマとして、雇用・労働政策、財政・社会保障政策、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)、政治・行政改革、エネルギー政策の5つを挙げます。
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 先月の広島での全国セミナー二日目の新浪剛史代表の話には不満でしたが、今回の冒頭の所見は彼としてはコンパクトにまとめてよかったかなと思います。

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