二日目は各分科会の議長報告、総括挨拶、特別講演と続き、議長報告では北海道経済同友会の横内龍三代表理事も第5分科会議長として報告されました。
総括挨拶は(一社)経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)、「Japan2.0」を明解にご説明になりました。「変化への対応」ではなく、「自ら変化する」こと、企業トップの強いコミットメントを求めていました。
スライドの一枚目にある文言だけでは広告代理店の産物のような印象ですが、それぞれの分科会報告の裏付けを得ると、グッと現実の各企業の経営戦略が浮き彫りになってきます。企業経営に携わる者の集まりの「分かりやすさ」、これがこの会の魅力ですね。そして、それに果たす地方・地域の企業経営者の役割こそ、日本の沈滞をぶち破る原動力だと確信します。
< 国家価値・戦略 >
X軸 経済の豊かさの実現
Y軸 イノベーションによる未来の開拓
Z軸 社会の持続可能性の確保
* 「Japan2.0」――> https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2016/161121a.html
会議の締めくくりは特別講演「毎日が小さな修行」と題して、塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨です。自らの修行の様子、まるで演劇の作品を観ているような映像を含めて雰囲気のある語りでした。
* 人生は「光」と「闇」の4種類の組み合わせ
* 心の針の触れる様子を知る
* 「念」は、「今」の「心」
* 「運」は、「運ぶ」もの
* そして、人生、生涯「小僧のこころ」
* 塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨ブログ――> http://shionuma-ryojun.com/
参加された経営者のフィールドで格闘する姿と、そもそもといった原理原則の住職のお話、日々、目の前の課題に追われる自分としては、一年に一度、心が洗われるような納得の時間となりました。