普段は、夜のニュース、ドキュメンタリー以外のテレビ番組にはほとんど興味がない私ですが、先日、たまたま見ていた番組で取り上げていた長井淳子(あつこ)選手のストーリーは感動しましたね。彼女の人生に心が揺さぶられると同時に、何かと「金メダル、金メダル」と絶叫する世の中で、その陰にある「人生の金メダル」に着目した番組関係者にも拍手です。
長井 淳子さんは、埼玉県上尾市出身、埼玉大学教育学部卒業。身長155cmで、田村亮子と10度対戦して全て敗れるも一本負けしたことはありません。幻のオリンピック候補選手。得意技は大外刈、内股。フランス国際柔道大会で1997年にはアマリリス・サボンを大外刈で、2000年にはフレデリク・ジョシネを内股で破り優勝を果たしました。
「オリンピックより大切なことがある」、そう、私はいつもそう思っていました。現役選手引退後も、コーチとして後輩たちの育成に努めて、2008年の北京オリンピック後に全日本女子柔道の監督に就任しました、その意味では「柔道の現役」ですね。
当時、恩師の方に相談した時、こうアドバイスを受けたそうです、まさに教育者ですね。
極限までの努力が結果として報われた方は、「諦めなければ結果に繋がる」みたいなメッセージが説得力を持つのでしょうが、私はそれ以上に、そのプロセスの価値は結果の勝ち負け以上のものがある、いつもそう思っています、「銀メダル」、「銅メダル」の輝く価値とでも言いましょうか。素晴らしい番組でした。
こちらにも番組が――> https://www.youtube.com/watch?v=N0TWLLRcc1s