今月初め、両国・回向院(http://ekoin.or.jp/)で、「一般社団法人 AFW(http://a-f-w.org/)」代表の吉川彰浩さんから、「フクシマの今」の報告を伺う機会がありました。吉川彰浩さんのお名前を耳にしたのは、昨年の早稲田大学での以下の会合でした。
――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21276
HPからの引用~~~~~~~~~~~~~~~~~
現在につながる活動は2012年の7月から始まりました。当時代表が一人、福島第一原発作業員の方々の現状を世に伝え、廃炉現場の環境を社会が支えるよう訴えていました。ですが、それはとても小さい取組で現場を変えるに至たらず、2013年の11月、仲間と共に任意団体「Appreciate FUKUSHIMA Workers」をたち上げ、社会に廃炉現場を支えることの重要性を、支援物資を贈る活動を通じて行ないました。その後、廃炉後の浜通り地方が豊に暮らせるよう復興への取組も同時に始めることになりました。私達は福島第一原発と向きあいながら、「次世代に託せるふるさとを創り」を始めました。
~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり
震災から4年半が経つと、吉川さんが住まわれていたアパートの階段には植物が繁茂しているそうです。
そして、除染作業はかなり進んではいるそうですが、裏の広場では軽トラックが当時のまま置かれていて、その下だけは除染がされずに残ったまま、とか。お役所仕事の限界を垣間見る光景も。
来月からは双葉郡楢葉町の避難解除が始まります。多くの協力がなければ楢葉町の方々の生活再建は成り立ちません。今回は楢葉町さんの状況を詳細にご紹介頂き、福島第一原発では事故当時から変わっている状況も資料を基にお話を伺いました。
被災した現場は、時々刻々と変化し当初よりは改善されていたり、或は全く変わらず時間が止まったかのような場所もあったり、いずれにせよ思い込みや想像で語ることが、如何に現地に暮らす方々のモチベーションを下げるかを学んだひと時でした。
吉川彰浩さんは、来年(2016年)2月に北海道で講演をされるようです。