北海学園大学開発研究所(http://hgu.jp/laboratory/laboratory06_01/)とNPO法人自治体政策研究所(http://www16.plala.or.jp/koukyou-seisaku/)の主催による「公開討論会 政治不信・議会不信の解消方策を考える」に、パネラーの一人として参加しました。いつものように、自分が登壇する時は撮影チャンスが限定されていて、少々説得力の無いもので申し訳ありません。この討論会の模様は、後日、インターネット上にアップされるので、ここにも掲載致します。――>https://www.youtube.com/watch?v=WXwDmhuCecQ
この会の趣旨は、「 議会不信は投票率の低下に現れており、投票率の低下は民主政治が危殆に瀕している兆候である。代表権限逸脱を制御する自治基本条例を制度・政策・理論の観点から多角的に討論し民主政治の蘇生方策を考察する」です。
以下、討論会趣意書からの引用です~~~~~~~~~~
< 論 点 >
・議会不信の現状認識
・なぜ、その状態が続いているのであろうか。
・自治基本条例は何のために制定するのか
・自由民主党の「ちょっと待った-自治基本条例」
・自治体の権限はどこまでか
・市民の政治参加の方策
開催趣意 北海学園大学開発研究所 小坂直人(所長)
論点提起 自治体政策研究所 渡辺克生(副理事長)
討 論
・ 自治体首長 高橋正夫 (本別町長)
・ 自治体議員 宮下裕美子(月形町議員)
・ 市 民 秋山孝二(北海道市民環境ネットワーク理事長)
・ 北海道自治体学会 大坂敏文 (事務局長)
・ 北海学園大学 内田和浩 (教授)
・ 司 会 森 啓 (開発研究所特別研究員)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり
私は「市民」の立場からの発言を求められていましたが、自由度が高く心地よかったですね。高橋町長、宮下議員、大坂事務局長、内田先生、それぞれのご発言を壇上でお聴きしていて大変興味深かったです。今のお立場で真正面から課題に向かっている様子、これを実感できたことが、私にとって最大の収穫でした。また、自治基本条例については、これまで報道程度の認識でしたが、森啓先生からいろいろお話を伺い、「市民自治」を勝ち取るというのもかなりのエネルギーと見識が必要だと感じました。条例を策定しても、形骸化していては意味がない、「市民自治」のこころの部分を高く掲げて「実を取らねば」と強く思いました。
住民投票の是非の議論も面白かったですね。議会の果たす役割との関係性等、直接民主主義と間接民主主義との兼ね合い、私にとっても永年の課題解決のテーマでしたから。