日本の大きな公益財団法人がどんな助成活動をしているのかについては日ごろから興味があり、これまでも機会があれば足を運んできましたが、先日は環境分野で40年間の歴史を誇る「日立環境財団:http://www.hitachi-zaidan.org/kankyo/」の授賞式に出席してきました。
この財団の設立の背景をHPから読み取りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~
戦後、高度経済成長の時代を経て、わが国は水俣病・イタイイタイ病などの公害問題に直面していました。 そのような時代背景のなか、1971年(昭和46年)に環境庁が設立され、その翌年1月に(財)日立環境財団[その当時の名称は(財)公害調査セン ター、その後(財)環境調査センターに名称変更し、2001年(平成13年)に現在の名称に変更]は誕生しました。日立製作所の創業者・小平浪平翁20年 祭を記念し創設した財団です。設立当時は、公害防止技術や公害問題が地域社会に及ぼす影響を調査・研究し、それらの成果の普及啓発活動を中心に財団活動が スタートしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり
本年度の「環境賞」受賞者は、次の通りです。
http://www.hitachi-zaidan.org/kankyo/topics/topics65.html
その中で環境大臣賞にも同時に輝いたのがこちらです。
<受賞テーマ> 定期航空路線を利用した温室効果ガスのグローバル観測
<受賞者> CONTRAILプロジェクトチーム
* 日本航空(http://www.jal.com/ja/)
* 株式会社ジャムコ(http://www.jamco.co.jp/)
* 公益財団法人JAL財団(http://www.jal-foundation.or.jp/index2.html)
* 独立行政法人国立環境研究所(http://www.nies.go.jp/)
* 気象庁気象研究所(http://www.mri-jma.go.jp/Welcome-sjis.html)
会場が経団連会館、授賞者が日立、日刊工業新聞社、受賞者がJAL、日本郵船ほか、日本の大手企業のCSR活動の感が強く、市民レベルの非営利活動とは異なった分野での意欲的取り組みと言ったら宜しいのでしょうね。