異議あり、日本学術会議 人事介入!

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 第二弾『学問の自由とは何か?日本学術会議への人事介入に抗議する(https://www.youtube.com/watch?v=hTkB13gI9vM』、「ChooseLifeProject(https://www.youtube.com/channel/UCmNMnTpz7kk_D3oGcx1XvrQ)」は、この問題を石川健治さん(東京大学教授・憲法学)、望月衣塑子さん(東京新聞記者)、永井玲衣(司会・哲学研究者)とともに、戦前の歴史なども振り返りながら、的を射た議論でした。冒頭、石川先生の音声・画像が不調で心配しましたが、すぐに復旧して何よりでした。当日内容は、私のサマリーよりも、こちらにきっちりまとめられています。

* https://note.com/chooselife_p/n/n60369fdcf36e

 初回はこちらーー> https://www.youtube.com/watch?v=1HbfTCJ-Yqo

 『学問共同体』って言葉も新鮮でした。

 石川先生のご発言で、「学問の自由」というのは研究者の「研究する自由」といったテーマに矮小化してはならない、国民の基本的人権の議論で考える必要性を私は理解したつもりです。

 過去の日本の歴史にも、今回と似たような事件が数々あったことをしっかり把握するべきですね。その後、どんな時代に突入していったのか、私たちは歴史から学ばなければなりません。

 秋山財団はこれまで30有余年、研究助成を続けてきましたが、研究者の方々を取り巻く環境が変化してくれば、当然それを応援するプログラムも変えていかなくてはニーズとはズレてきてしまいます。今回の不当な政治介入には、秋山財団としても断固、日本学術会議の設立の趣旨に立ち返り、微力ながら支援をしていかなくてはならないと私は思っています。

<参考>
前川喜平・元文部科学事務次官が杉田和博房副長官が学術会議任命拒否の6人の調査を指示した可能性を指摘!〜第4回「学術会議任命拒否問題 野党合同ヒアリング」内閣府、内閣法制局
https://www.youtube.com/watch?v=oA6ROHQ74iU&feature=youtu.be

映画二題 2019

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 忙しいスケジュールとはいえ、時々空いた時間を見つけては観たい映画に足を運べるのはつかの間の幸せですね。先日は東京で、札幌で、衝撃的な二つの映画を観ました。

 一つは、映画『主戦場(http://www.shusenjo.jp/)』。ここで内容を細かく書く必要もありませんが、とにかく、緊張感のあるインタビューが続き、ドキュメンタリーとしての生の声の力がすごいです。「慰安婦問題」をテーマに、歴史修正主義の構造を暴露した勇気ある作品と言えるのではないでしょうか。どう理解するかは、それこそ見た人一人一人にお聞きしたい、そんな気にもなります。と同時に、日ごろのマスメディアが、いかにそれぞれの主張を適切に世の中に伝えていないのかも明白になります。韓国、アメリカに設置された慰安婦像の意味合いが、「反日」ではなく、「基本的人権尊重の象徴」と語っていたフレーズが心に残っています。

チラシから

チラシから

 もう一つは、映画『新聞記者(https://shimbunkisha.jp/)』。こちらは、 東京新聞記者・望月衣塑子さんの同名ノンフィクションを原案に、若き女性新聞記者とエリート官僚の対峙と葛藤を描いた藤井道人監督、これまた話題の作品ですね、今、この時期に作成して上映した勇気に感謝です。新聞記者と体制、底流にある防衛問題との絡みは、実にリアルに観客に迫ってくるのではないでしょうか。この映画に対する評論を読んでいると、映画以上にそれぞれのお立場が分かり、さらにこの映画の価値を上げているような気がします。

:* 望月衣塑子さんに関する記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%9B%E6%9C%88%E8%A1%A3%E5%A1%91%E5%AD%90

 映画には人々を先導、扇動する力があり、それ故に過去の戦時中にもプロパガンダとして利用され、危険な武器にもなり得ます。芸術・文化は、基本的には時の政府に対しては距離を置きながら、自由な表現者のメッセージとして批判的であって欲しい、私はそう思います。お笑い芸人たちを芸術と呼んでいいのかどうか、彼・彼女たちの体制に媚びた姿は、一番醜悪ですね、「恥を知れ!」と言い放ちたくります。

ポスターから

ポスターから

 今の日本、政治の劣化は目を覆いたくなりますが、このままでは本当に奈落の底に落ちていく危機感を強く持ちます。メッセージを放つ勇気を持ち、個々の人間として生きる勇気とでも言うのでしょうか、今生きる人間の使命なのでしょうね、勇気をもらった二つの映画に感謝です。

* こちらも勇気ある方ーー> https://ceron.jp/url/www.youtube.com/watch?v=Xeya4qBPuck

『権力と新聞の大問題』

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 今の時代、メディアを巡っての望月衣朔子さんとマーティン・ファクラーさんの対談は大変鋭い指摘の数々でした。日本における権力とメディアとの闘いは、まだまだ始まったばかり、これからが本番なのかもしれません。

【目次】はじめに(望月衣塑子)/

第一章 権力に翻弄される報道メディア/

第二章 メディアを自縛する「記者クラブ」/

第三章 劇場化する記者会見/

第四章 “闘う本性”を持つアメリカのメディア/

第五章 アメリカのシナリオで強権化する安倍政権/

第六章 政権のメディア・コントロールの実体/

第七章 政権批判がメディアを活性化する/

第八章 ネット時代における報道メディアの可能性/

第九章 権力から監視される記者たち/

おわりに(マーティン・ファクラー)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~本の紹介から

 「広報か報道か、日米の精鋭記者が忖度なしで語るメディアと日本の危機」

 官房長官会見で記者として当然の質問を重ねることで、なぜか日本の既存メディアから異端視される東京新聞の望月記者。そんな「不思議の国・日本」のメディア状況を、彼女とニューヨーク・タイムズ前東京支局長マーティン・ファクラー記者がタブーなしで語りあう。
 政権とメディア上層部の度重なる会食や報道自粛の忖度など、問題は山積している。はたしてメディアや記者クラブが守るのは言論の自由か、それとも取材対象の利益か。権力を監視・チェックするジャーナリズム本来の役割と部族化する言論空間の問題点、新メディアの可能性などの展望を示す警世の一冊。

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 <私の印象に残った言葉>

* アクセス・ジャーナリズムから調査報道へ

* 「I」を使って記者の存在感を出す:新聞の署名原稿で「I」を主語に出すことによってネット社会で注目

* ネットメディアとの競争・競合

* 「ミーム」なる新たな手法に対して

* 国際情勢が世界各地で同時発生的に変化している今、これまでの当たり前が当たり前でなくなっている

 マーティン・ファクラーさんと言えば、3年前に札幌でのフォーラムで(http://makerunakai.blogspot.com/2015/09/blog-post_5.html)パネリストで同席しました。

* 私のコメントから――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27125

 彼の当時の以下のコメントは鋭い問題提起でした。~~~~~~~~~~~~~~~~

 「日本はいま、これまでとは全く異なる国家をつくろうとしている。憲法に基づいた平和主義を守るのではなく、米国や英国の仲間になろうとしている。果たして、それでいいのか。大きな岐路、重要な局面に立っているのに、そうした議論が何もないじゃないですか。これは本当に不思議なことです。恐らく多くの国民は、戦後以来の大きな変化が起こっていることすら知らないんじゃないですか。私は何も新聞に反安倍のキャンペーンをやれと言っているわけではないんです。安倍政権はこういうことをやろうとしているけれども、そこにはこういう問題点や危険性がある。こういう別の意見もある。せめてさまざまな立場の見方を紹介して、幅広い議論を喚起することが必要なんじゃないですか。」

* http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158019

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 望月衣朔子さんについては、4月6月と生でお話を伺いました。果敢な発言、これからも頑張ってもらいたいです。

* 4月札幌で――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33093

* 6月東京で――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33422

映画『共犯者たち』 & シンポジウム

Posted by 秋山孝二
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 映画&シンポジウム、東京池袋の立教大学で開催され、満席の会場は熱気で溢れていました。このイベント、私はFacebook友達の投稿から知りましたが、札幌で「メディア・アンビシャス(http://media-am.org/)」活動の世話人の一人として、「闘って勝ち取った民主主義」を目の当たりにし、参加してよかったです。今回シンポジストの望月衣塑子さんは、4月末の札幌に続いての出会いでした、ご本人が言っていたように、「韓国の闘う記者たちと比べたら、日本、自分はまだまだ」とのコメントも新鮮でした。

* 4月札幌でーー>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33093

映画『共犯者たち』 >HPより

 韓国では、2008年、米国産牛肉の輸入問題の報道で李明博(イ・ミョンバク)政権が大打撃を受けたことから、本格的な言論弾圧がはじまった。最初のターゲットになった公共放送KBS(韓国放送)が、次に2010年「4大河川事業」の実態を告発した公営放送MBC(文化放送)もトップが入れ替えられ占領される。結局、放送検閲という最悪の状況の中、政治権力の広報基地に転落したKBSMBC2014年のセウォル号沈没事件時の誤報をはじめ2016年崔順実(チェ・スンシル)ゲート事件の真実さえ隠蔽されてしまった。

 映画『共犯者たち』は、この10年の間に公共の放送を台なしにした主犯たちと彼らと手を組んだ放送業界の共犯者たちの実体を明らかにするために、崔承浩(チェ・スンホ)監督がどこまでも彼らを探し出し全員カメラの前に立たせる。一方、権力に抵抗したプロデューサー、記者など内部職員たちがどのように反撃したのか、そして敗北した後、どのように転落していったのかを詳細に追跡する。韓国で大反響を呼んだ作品。映画公開後、奇跡の大逆転劇が起こった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 先日は、映画上映の後、崔承浩(チェ・スンホ)監督の舞台挨拶に続き、日韓ジャーナリストによるシンポジウムが行なわれました。

< 監督挨拶 崔承浩(チェ・スンホ)>

1986MBCに入社。プロデューサーとして『PD手帳』をはじめ時事問題を深くえぐった数々の番組を制作してきた。2012年、MBCを不当解雇された後、市民の支援で作られた非営利オルタナティブメディア「ニュース打破」で活動を継続、権力の素顔を明らかにすべく聖域なき取材活動を行なっている。2016年、国家情報院のスパイ操作事件を扱った『自白』を初公開し、社会的に大きな反響を呼んだ。本作は二作目。この映画を公開した後、MBC労組は勝利し、201712月、崔承浩氏はMBC社長に就任し改革がはじまっている。

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<シンポジウム>

立教大学社会学部創立60周年記念シンポジウム

「日本の『共犯者』は誰だ? 権力とメディアの関係を問う」

開会挨拶:岡本有佳(実行委員会共同代表、編集者)

パネラー

○金京来(キム・ギョンレ/ニュース打破記者、元KBS記者)

ニュース打破記者。1974年生まれ。2001年、KBS報道局入社。2010年のストで停職懲戒。2012年ストの時、「Reset KBS NEWS9」を制作し、KBSが報道しなかった情報をネット配信。2013年新たなジャーナリズムを求めてニュース打破に合流。

○望月衣塑子(東京新聞記者)

東京新聞社会部記者。1975年東京生まれ。昨年からは森友学園・加計学園問題の取材しながら官房長官会見で質問を続けている。

○砂川浩慶(メディア総研所長、立教大学教授)

1963年沖縄・宮古島生まれ。86年早稲田大学卒、同年日本民間放送連盟に入り、放送制度担当など20年勤務。06年から立教大学。

◆コーディネーター:岩崎貞明(メディア総研事務局長)

閉会挨拶:金富子(東京外国語大学教授)

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 しぶとく闘った韓国での10年間、日本国内でも同じような状況が進行する中、これは日本のメディア関係者が見るべき映画ですね。キャスターが一人二人辞めたくらいでバタバタするな、それを乗り越えていく覚悟を決めたジャーナリスト、そして応援する市民の存在が歴史を変える、そんな気がします。報道が死ねば国が亡びる、本気で日本の将来を考えるのであれば、今のような政治・経済の体制・状況こそが「カントリーリスク」そのものであることに間違いはない。インターネット上では、映画の感想として日本の現状を憂うコメントが散見されるけれど、ただ憤る、憂いている場合ではありません。

 自立した個の言論、自由な発言を続けて、少しでも状況への関わりを期待する、そんな覚悟も必要なのでしょうね。映画&シンポ、つい先月観た映画『タクシー運転手(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33218)』と同様の感動を覚えました。

 自分のできる立ち位置の中で、表現すること、コメントを発すること、そして行動を続けていきたいとあらためて思いました。

望月衣塑子さん、炎の2時間半+!

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 今年の札幌は桜の開花が早く、ゴールデンウイーク前に満開になりました。

北海道神宮の表参道も

北海道神宮の表参道も

円山公園ではお花見の人、人、人

円山公園ではお花見の人、人、人

 そんな中、今年3月にメディア・アンビシャス表彰式をした際、「17年メディアアンビシャス特別大賞」をお贈りした東京新聞の望月衣塑子記者が2日間来札し、29日と30日合わせて500人を超す入場者で溢れました。この企画は、当初、日本ジャーナリスト会議北海道主催の講演会だけの予定でしたが、さっぽろ自由学校「遊」と政治とメディアを考える会共催の学習会に広がり、送迎、警備、書籍販売、受付などに市民多数の皆さんが参加・協力しました。

「望月衣塑子、札幌講演」の画像検索結果

<望月記者の略歴>

1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶応義塾大学法学部卒業後、東京・中日新聞に入社。17年4月以降は、森友学園・加計学園問題の取材チームの一員となり、取材をしながら官房長官会見で質問し続けている。著書に『新聞記者』『武器輸出と日本企業』(いずれも角川新書)、『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(あけび書房、共著)など。二児の母。

危機的なマスメディアの状況

危機的なマスメディアの状況

 望月衣塑子さんは、記者会見の37 分で23 回、「モリカケ疑惑」で菅義偉官房長官に質問し続け、ネット右翼に攻撃され、殺害予告まで受けました。安倍長期政権で、メディアは萎縮していないか、ジャーナリズムはどう権力と対峙すべきか、日本歯科医師連盟ヤミ献金疑惑のスクープ記者が鋭い視座から考察しました。

 1時間半の予定の講演は、終わってみれば2時間半を越え、炎がほとばしる機関銃のような言葉が続きました。思い出したのは2年前の香港、2015年COP21で中心的な活躍をされた気候変動枠組条約事務局長のChristiana Figueres さんの講演です。聴衆を引き付ける言葉の力、望月さんの場合は、取材現場の臨場感あふれるお話、「力」と「覚悟」を感じました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28015

第9回 メディアアンビシャス授賞式

Posted by 秋山孝二
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 入院中には、今年で9回目となったメディアアンビシャス授賞式も開催されました。今年の大賞他は以下の通りです。

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第9回メディアアンビシャス大賞(2017年1月1日~12月31日)

【活字部門】

▶大賞  沖縄全戦没者追悼式典での写真「沖縄の視線」

東京新聞デジタル版/中日新聞 6月23・24日

▶アンビシャス賞  連載「こころを揺らす」1-5部

北海道新聞4月2日から11月23日まで

▶メディア賞    「大阪の国有地 学校法人に売却/金額非公表 近隣の1割か」

朝日新聞2月9日

▶入選      ①「言葉の現在地」計9回(冬㊤㊥㊦、春㊤㊥㊦、夏㊤㊦、秋)北海道新聞 1月―11月の随時

②1強第2部「パノプチティコンの住人」 朝日新聞 4月18日から5回

【映像部門】

▶大賞 NNNドキュメント「お笑い芸人 vs原発事故 マコ&ケンの原発2000日」

日本テレビ(放送:STV) 2月6日 上映55

▶アンビシャス賞 「父を探して」~日系オランダ人終わらない戦争~

NHKBS 10月8日 上映110分

▶メディア賞   NNNドキュメント「記憶の澱」

山口放送(放送:STV) 12月4日 上映55分

▶入選      「生まり島ぬ言葉忘ね 国忘ゆん」

沖縄テレビ(放送:UHB10月15日 上映55分

【特別賞】

望月衣塑子さん(東京新聞記者)

※活字、映像とも受賞作品の内容と推薦の言葉はホームページhttp://media-am.org/の大賞候補一覧でご覧になれます。

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 数日後に、世話人の一人、H氏からも報告が届いています。~~~~引用

 3月3日の表彰式は、みなさまのお蔭様で48人の方が足を運んで頂き、有意義なものとなりました。本当に、ありがとうございました。

 特に、NHK番組の「父を捜して~日系オランダ人 終わらない戦争~」を制作した椿プロの金本麻理子さまは、表彰状1枚を受け取るために、東京から来札して、わずか2時間半の滞在でトンボ返りをされました。「自分の会社をつぶす訳にはいかない」とのことで恐縮の極みです。

 また朝日新聞大阪本社の森友取材班デスクの鎌内勇樹さまは、「文書書き換え問題をはじめ、今回の取材は何年かかっても、真相を解明する」と力強く決意を披露し、拍手を浴びていました。前日の2日に大スクープを打った関係もあり、「この後も仕事があるので」と懇親交流会も辞され、早々に会場を後にされました。

 さらに北海道新聞の連載「こころ揺らすをしており、その途中を抜け出しているので」と表彰状を受け取り、受賞者挨拶をして、直ぐに退席しました。

 沖縄全戦没者追悼式典での写真を撮られた東京新聞の澤田将人さまにはお嬢様2人と、ご伴侶の3人が駆け付け祝福されましたし、「お笑い芸人VS.原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日」を取材したNTVの加藤就一ディレクターは「受賞者はマコ&ケンです」と謙虚に喜びを語っていました。

 一方「記憶の澱」を制作した山口放送の佐々木聡さまは情報番組を制作しる傍ら、地道にご自分で戦争をテーマに日本人の加害性や被害を追求してきたことを披露されました。

 久しぶりに東京から帰札された山口二郎代表も「ある意味残念ながら、いまこそ、この活動が重要になっている時だ。もっともっと財政面も強化する必要性さえ感じている」とメディア状況を踏まえて、各表彰者を称えるとともに、当会活動への理解を訴えていました。

 会場からの質問タイムを多めに設けましたが、各受賞者へ激励を込めての問いが相次ぎ、各メディア関係者の抱える問題点なども浮き彫りとなっていました。

~~~~~~~~~~ 引用おわり

 今年で9回目、何か時代がメディアに対して大変窮屈になってきている時代、ますます、このような活動の価値が増しているような気がします。その中で果敢にチャレンジして取材を重ねて掲載・制作しているメディア関係者にささやかながら拍手を送り続けます。今年、出席できなかったことが大変残念です。

合同報告会 2017

Posted by 秋山孝二
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 今年も(一財)前田一歩園財団(http://www.ippoen.or.jp/さんとの合同報告会が開催されました。毎年の活動の積み重ねを感じ、大変興味深かったですね。

 前年までの掲載記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%90%88%E5%90%8C%E5%A0%B1%E5%91%8A%E4%BC%9A

 このイベントのために、前田三郎さんがわざわざ東京からお越し頂き、変わらぬお元気な姿に感動しました。新井田理事長にも久しぶりにお会いしましたがお元気で何よりでした。

開始前に前田三郎さま、秋山財団の宮原常務理事、前田一歩園の新井田理事長

開始前に前田三郎さま、秋山財団の宮原常務理事、前田一歩園の新井田理事長

 今年の報告は全部で14団体、すでに終了した活動団体の方、今年採択になった団体の方々も参加され、多彩な活動の様子が報告され、あっという間の4時間でした。質疑応答も例年以上に活発で、双方向コミュニケーションの場として定着した様子、嬉しかったですね。

3年目の活動報告

3年目の活動報告

コウモリのユニークな活動報告も

コウモリのユニークな活動報告も

 裏方として毎年お世話になっている川口さんの動画撮影、いつもいつも長時間ありがとうございます。近いうちにHPにアップされますので、乞うご期待!

複数のカメラを駆使して記録を残す貴重な作業

複数のカメラを駆使して記録を残す貴重な作業

 今年の質疑応答は例年にも増して活発でした。

活動相互のコラボもでき始めて

活動相互のコラボもでき始めて

 熱心な報告と意見交換の後は、交流中心の懇親会です。冒頭に前田三郎さんのご挨拶、凛としたお姿、久しぶりに見る「誇り高き日本人」の立ち姿でした。今、メディアを賑わしている元文部科学省事務次官の前川喜平さん、東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんに通ずる「姿」です。

凛とした立ち姿、前田三郎さま

凛とした立ち姿、前田三郎さま

 司会は、前田一歩園財団の山本さんと秋山財団の桜井さん、自ら「凸凹コンビ」と名付けて絶好調のスタートです。

司会の凸凹コンビ!!

司会の凸凹コンビ!!

 懇親会は和やかに。

 秋山財団事務局、お一人何回も写真に登場して申し訳ありません、いや、謝ることではありませんね。来年も皆さん、宜しくお願いします!