演劇の「熱海殺人事件(http://hpot.jp/stage/atami)」は つかこうへいの代表作。1974年の岸田戯曲賞を受賞した作品ですが、その年の本作に出演していたのが風間杜夫と平田満、今回はこのオリジナルキャスト2人の共演が33年ぶりに札幌でも実現しました。
また今回、演出は「劇団☆新感線」のいのうえひでのりで、「劇団☆新感線」が生まれた1980年は「つかブーム」の真っ盛りで、旗揚げ公演も「熱海殺人事件」だったそうで、彼らにとってもルーツとなっているのがつか作品です。
さらに、女性警官役で出演するのは愛原実花、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で、つかこうへいの娘ということもあり、非常に注目が集まっている公演でした。
http://entre-news.jp/2015/12/26756.html
最初からトップスピードでのやり取り、あれもこれも矢継ぎ早のセリフにアクション、観客を飽きさせません。今回、前方席だったので、愛原実花が語りながら目からボタボタと落ちる涙も見たりして、凄い芝居でした。「それじゃ事件は進化しないんだよ!」と繰り返し叫ぶ警視庁警部の言葉が意味シンでしたね。
これまで多くの演劇関係者から「金字塔」の評判は聴いていましたが、とにかく迫力のある素晴らしい舞台に感動しました、演劇って本当に面白いですね!!