秋山財団の褒賞事業として4年前にお引き受けした新渡戸・南原賞(http://www.akiyama-foundation.org/nitobe/)、第9回授賞式が、東京・神田の学士会館で開催されました。
当初は鴨下重彦先生が運営委員会委員長でしたが、昨年11月にお亡くなりになり(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11332)、その後2代目の委員長として河幹夫先生が就任されています。当日は授賞式に続き、120名以上の参加者で祝賀会も盛会でした。
昨年(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10292)、一昨年(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6170)の授賞式もこの欄に掲載しています。
今年度の受賞者は、大津光男先生と寺崎昌男先生です。詳細はこちら(http://www.akiyama-foundation.org/what/index.php?year=2012&mon=06&day=25#45)。
今年の出席者は、若い世代、女性が多く、少しずつこの賞が拡がりを見せている様子を伺い知り、嬉しかったですね。
私は授賞式の締めのご挨拶で、「秋山財団がこの事業を引き受けたのは、ただ金銭的支援を行ったということではありません。今の時代に、新渡戸稲造、南原繁をつなぐ人材育成の哲学が、まさにいのちを育む価値の根幹だと確信したからです。財団活動は、高い理念性と活動の継続性にこそ、その価値があります。秋山財団は、これからもこの新渡戸・南原賞の活動を続けて参りたいと思います」と申し上げました。
時代の節目に、自らの全存在を掛けて事にあたるリーダーの姿勢、それが今、この時代に求められているものだと思います。この会は、毎年、月並みの「セレモニー」、「祝賀会」を越えた、知性と見識を感じる場です、ご出席の皆さまに感謝致します。