愛生舘の「こころ」 (26)

Posted by 秋山孝二
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 長崎大学附属図書館の医学分館に続いて、相川先生にご案内して頂き、隣の『良順会館』を久しぶりに訪問しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%89%AF%E9%A0%86%E4%BC%9A%E9%A4%A8

 以前訪問した時は、何かのイベントがあったと記憶していて、中をゆっくり見学できなかったのですが、今回は静かな館内をご案内して頂き、あらためて松本良順先生のご功績を理解することができました。

玄関ロビーのレリーフ

玄関ロビーのレリーフ

 会館前の庭には歴代の貢献された方々の誌も。

 更に、医学部の建物ロビーには、ポンぺの医師としての心構えが、肖像と共に掲載されていました。相川先生によると、入学式・卒業式ほか、医学生を前にした式典では必ずこの理念が語られてきているとのお言葉です、伝統を受け継ぐとはこういうことなのでしょうね。

<ポンぺの言葉~建学の基本理念>

 「医師は自らの天職をよく承知していなければならぬ。ひとたびこの職務を選んだ以上,もはや医師は自分自身のものではなく,病める人のものである。もしそれを好まぬなら,他の職業を選ぶがよい。」

 限られた時間ではありましたが相川先生のお話は深く、私自身、『愛生舘文庫』を更に充実させるたくさんのヒントを得た気がします、ありがとうございました。