館山 深刻な台風被害 2019! 番外編

Posted by 秋山孝二
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 昨日、館山の家に行き、現地の工務店の方と外装被害の再確認、天井裏の被害状況等を再度調査をしました。通りの倒れた電柱は、基礎から新しく建設されて、電気も通電していました。

新しい電柱に

新しい電柱に

< 参考までに被害直後の様子は以下の通り >

9月11日の様子

9月11日の様子

基礎からがっちり

基礎からがっちり

力強く!

力強く!

 隣の無人のお家は、今回の被害を受けて取り壊しが始まっていました。

隣は解体作業へ

隣は解体作業へ

 館山市内は、かなりの地域の電気が復活したのか、信号もついて、お店も以前のようにオープンしていて、活気を取り戻したようには見えました。ただ、周辺農家のビニールハウスはかなりダメージが残り、今後の生育が心配されます。

鉄骨も曲がりビニールも飛んで

鉄骨も曲がりビニールも飛んで

 地元工務店の方の話によると、屋根のビニールシート掛けはかなり進んではいるけど、修復依頼の問い合わせが殺到していて、一つ一つ対応しながらかなりの時間が掛かるだろうと言っていました。私の家の修復もそのうち始まるかとは思いますが、いつ頃になるのか今現在は皆目見当がつきません。

館山 深刻な台風被害 2019!(下)

Posted by 秋山孝二
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 炎天下30℃を越える中、やや離れた所から我が家の屋根を見てみると、少し太陽光温熱パネルの設置下部がめくれているように見えました。

屋根の太陽光温熱器下部のめくれ?

屋根の太陽光温熱器下部のめくれ?

 さらに家の周りをチェックしてみると、電気メーター表示板が外れる寸前、玄関の灯りはカバーが風で飛ばされて電球がむき出しに。家の角のサイディングが瓦か何かが飛んできて部分的に壊れていました。通りを挟んだお向かいの家の方の話によると、9日未明に強風により停電になり、翌朝外に出てみると、レンガ・瓦の破片がそこら中に散乱していたとか。夜中に弾丸のようにこれらの破片が飛び交ってたくさんの壁に突き刺さったり、衝突して壊したり、どこかのパイプの破片が槍のように飛んでいた、とお話をされていました。

 私の家は停電はしていましたが、周辺の家屋に比べると、被害は軽微と言えるのでしょうね。窓ガラス損壊はゼロ、冷蔵庫が停電のために温度が上がっていましたが、中に生モノはなく、氷が解けて製氷機に水が溜まっていた程度。幸い、水道は活きていたので、何とか暮らしは大丈夫かなと。家のソーラーシステムはモーターを使っているので停電中では機能しません、天井の配管等の損傷がなければいいのですけど、後日調べようと思っています。

 その後、電気が回復したのかどうか、明日また出張の足を延ばして館山を訪問する予定です。この数日の豪雨で、屋根の具合がどうなっているのか、現地の工務店の方の立ち合いの下で、今後の復旧対策を考えるつもりです。

 それにしても今回の台風被害、政府は内閣改造最優先で浮かれた雰囲気、マスメディアはどこもかしこもそれを追いかけて大騒ぎ。基礎自治体の市当局のスピード感の無さ、千葉県は全く存在感なし。それらを覆い隠すように「ボランティアの力を!」と声高に叫ぶ政治・行政・メディア・東京電力幹部には吐き気を覚える昨今です。南房総に医師を派遣しているのが広島県のNPOと聞いて、呆れるばかりです、その任にある方々は一体何をしているのか、以前から感じていましたが、今の日本は本当に壊れてきています、責任ある立場の方々の無能、益々自分の暮らしは自分で守らなければ、と実感した次第、明日、また家と館山市内を見てきます。

館山 深刻な台風被害 2019!(中)

Posted by 秋山孝二
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 駅から歩いて6・7分の所にある我が家、細い道の角を曲がってみると想像を上回る近所の被害で、しばし言葉を失いました。この日のニュースでは、東京電力は11日(この日)中には、停電が解消できると記者会見で言っていましたが、素人目にもどうみても、早くて一週間、或いは9月中に復旧できれば位の大被害でした。コンクリートの電柱が、この細い道だけで3本被害、そのうち一本は根元から鉄筋が千切れるように倒壊ですから、館山市内だけでもどれだけの電柱の倒壊等の被害があったことか。何とも無責任な経営幹部のコメント、福島原発事故と同じように、要するに現場状況が日常的にトップは把握できていないということなのでしょうね、憤りを越えて呆れてしまいます、その緊張感の無さに。

傾く電柱、倒壊した電柱

傾く電柱、倒壊した電柱

さらに近づくと

さらに近づくと

電柱の根元が千切れて倒れてる

電柱の根元が千切れて倒れてる

 電柱の先には近所の屋根の一部が纏わりついていました。電線は辛うじてつながってはいましたが、このまま通電というのは無理でしょうね。これらを取り外し、仮設の電柱を建てて取り付けて、今すぐ復旧に取り掛かっても、数日では無理な気がしました。

倒壊した電柱の先には瓦が飛んだ屋根の家

倒壊した電柱の先には瓦が飛んだ屋根の家

 西隣のお家は、下の屋根にはブルーシートを掛けて簡易に養生していましたが、上の屋根には足場が必要で、私が行った11日には瓦が剥がれたままの状態でした。この数日間の激しい雨でその後どうなったか心配です。

西隣のお家の屋根も大きな被害、上・下

西隣のお家の屋根も大きな被害、上・下

 南隣のお家は、ほぼ廃墟に。白いビニールシートと足場は、私が行く一日前に簡易に取り付けられたとか。このままでは更なる風で倒壊する危険性があるかもしれません。木の破片が幾つか私の家の敷地にも飛んでいました。

ガラスは割れて

南隣のお家、ガラスは割れて

南隣のお家、二階のガラスも割れて

南隣のお家、二階のガラスも割れて

館山 深刻な台風被害 2019!(上)

Posted by 秋山孝二
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 千葉県館山市(http://www.fukushi-tateyama.or.jp/ibentoosirase.html)には、30年程前に建てたもう一つ私の家があり、札幌から東京出張の折には時々そこに泊まっています。ソーラーシステムでクーラーは備えておらず、お湯はほとんど太陽温熱器により賄い、夏は扇風機、冬はコンパクトな電気暖房機で過ごしていました。

* これまでの館山関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%A4%A8%E5%B1%B1%E5%B8%82

 今月8日深夜から9日にかけて台風15号が房総半島を直撃し、風速40メートルを越える強風により甚大な被害がありました。マスメディア等では専ら折からの内閣改造で大騒ぎ、この千葉県の大災害に関してはあまり報道されてはいませんでしたが、私は家が心配になり、東京出張の後、11日昼過ぎに、いつも乗っている東京駅からの高速バスで館山に向かい、その途中、バス停から見る景色でも、その予想を上回る甚大な被害の様子を垣間見ることができました。

 「ハイウェイオアシス富楽里(http://furari.awa.or.jp/index.html」は高速からの入り口が閉鎖となって、手前のインターから一般道に入るなど、いつもとは違う道でした。

ハイウェイオアシス富楽里近くのプレハブ

ハイウェイオアシス富楽里近くのプレハブ

 さらに次の「とみうら枇杷倶楽部(http://www.biwakurabu.jp/」では、建物の上部が吹き飛び、駐車場内で軽トラックが横転・衝突していました。

冨浦びわくらぶの駐車場

とみうら枇杷倶楽部の駐車場、左建物上部損壊、横転する軽トラック

 JR館山駅はシャッターが降りていて、「終日全線運休」の表示が。

JR館山駅、電車は終日運休、充電サービスが

JR館山駅、電車は終日運休、充電サービスが

 いつも羽田空港に向かうバス乗り場は、待合室の壁が飛ばされて妙に見通しがよくなっていました。

羽田空港・横浜行きバス停では壁が破壊

羽田空港・横浜行きバス停では壁が破壊

 よく通る市内の角の大木も倒壊。

樹齢数百年の樹木も倒れる

樹齢数百年の樹木も倒れる

安房高校の構内は大丈夫!

安房高校の構内は大丈夫!

 到着後は、かなりの不安を抱えながら、県立安房(あわ)高校(https://cms2.chiba-c.ed.jp/awakou/)の近くの我が家に向かいました。