クミコ、そして、加藤登紀子

Posted by 秋山孝二
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 プロのライブは、それぞれに魅力があり、毎年結局は追いかけて足を運んでいます、世間的には何をやっているおじさんかとの冷たい視線を感じつつ・・・。このところはクミコさんと加藤登紀子さんのライブ。歌だけでなく、2時間少々、その世界に浸る楽しみは、芝居の観劇と共に、大切にしている私の時間です。美輪明宏さんの7月ライブのチケットも買っています。

 お二人のライブ~~~~~~~~~~~~~~~~

< クミコ >

デビュー35周年! ザ・ベスト・コンサート~最後だとわかっていたなら~

「クミコ」の画像検索結果

* 最後だとわかっていたなら (https://www.youtube.com/watch?v=Xw_lC0uLZjg

* 最後の恋 哀しみのソレアード(https://www.youtube.com/watch?v=BzoGflyWWTw

< 加藤登紀子 >

「TOKIKO’S HISTORY 花はどこへ行った」、サブタイトルは、「1968年から半世紀、2018年に贈る未来への詩(うた)」

 2000年のテレビ番組から「花はどこへ行った(https://www.youtube.com/watch?v=1tk91SF2soo

:アメリカのフォークシンガーで反戦を訴えたピート・シーガーが、ロシアの文豪ショーロホフの”静かなドン”の一節をもとに、1955年に作った名曲”花はどこへいった”は、ベトナムへの代表的な反戦歌として広く歌われたました。大女優マレーネ・ディートリッヒは、祖国ドイツへの思いをこの歌に託し、フィギュアスケート選手カタリーナ・ビットは、ボスニアへの反戦を込めて、この歌をバックにオリンピックで演技。キングトン・トリオ、ジョーン・バエズ、PPM、懐かしいですね。

加藤登紀子が獄中結婚したワケ!夫・ 藤本敏夫、娘の現在は?

あなたの行く朝 (https://www.youtube.com/watch?v=tbOYvy6zy7w

* 1968 (https://www.youtube.com/watch?v=tIdFW7ZUODQ

* 3001年へのプレリュード  (http://recochoku.jp/song/S22123787/

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 これまで長く二人の歌を聴いていますが、共通するのはシャンソンを多く持ち歌にしていること。クミコさんは、銀巴里での長い下積みを経て、かなり後に大ブレイクした実力派。声に力があり、反戦へのメッセージほか、歌を通じての確固たる意志を感じます。登紀子さんは、シャンソンばかりでなく、ロシアの歌が魅力で、ハルピン生まれのルーツから現代までの歴史を歌に込め、今回は1968年からの50年をテーマに、私の生きてきた時代とも重なってエネルギーを貰った素晴らしいステージでした。私は長くトキコ倶楽部(http://www.tokiko.com/club/index.htm)の会員です。

 歌はメロディと歌詞だけでなく、その歌手の生きざまと時代を反映しているので、「没頭する時間」+「ストーリー」が、感動を生むのでしょう、ともに素晴らしいひと時でした。

今年を振り返る 2015 (番外編)

Posted by 秋山孝二
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 年末29日、もう十数年になりますか、今年もFM三角山ラジオで丸山哲秀先生の番組で1時間少々のトークに登場でした。私自身、毎年の振り返りができると同時に、丸山先生とのやり取りが楽しかったです。

* http://d.hatena.ne.jp/tessyu/

 戦後70年目の節目の年、歴史的転換点とも言える大きな出来事が続出しました。政治、経済では今後楽観を許さない危機感を抱きますが、世界で戦うアスリートたちの活躍からは、多くの勇気と希望を受け取りました。フィギャスケートの羽生結弦、宮原聡子、バドミントン、フェンシングの太田、ラグビーワールドカップで3勝の五郎丸歩、リーチ・マイケル、世界選手権優勝の男子体操、女子サッカーワールドカップの準優勝、テニスの錦織圭等、書き切れない程の活躍でした。それぞれ裏付けされる日頃の精進があり、日々切磋琢磨している姿には感動しました。

 私の活動の総括としては、上手く軌道に乗ったこと、苦闘していること、いろいろありますが、自分が関わるフィールドがあるということに感謝したい気持はあります。それぞれの場には、永年頑張っている人々がいる訳で、その努力へ報いるためにも、私の立ち位置でやれることを悔いなくやりたい、そんな姿勢で日々活動をしてきたつもりです。

 私(わたくし)的な一年のまとめ、今年も盛りだくさんでした。

* 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、札幌遠友夜学校、遠友みらい塾関連

* エネルギーチェンジ100ネットワーク

* 演劇関係

* 秋山財団

* 北海道経済同友会

* 寺島戦略経営塾

* 政治情勢、特定機密法案、安保法制、沖縄基地問題

* SEALDsの活動

* 海外旅行から 5月ボストン、10月シンガポール

* 国内旅行 7月利尻・礼文、10月中山道(妻籠、馬籠ほか)、郡上八幡、高山「八幡祭」

* 六華同窓会、札南学校林財団

* 音楽ライブ 7月グラシェラ・スサーナ、8月美輪明宏、11月アルゼンチンタンゴ

 年末のテレビの特別番組、録画したものの果たして観る時間があるのかどうか。何はともあれ、今年一年、大変お世話になりました、来年も宜しくお願い致します、皆さまのご多幸をお祈り致します!

美輪明宏ライブ 2015

Posted by 秋山孝二
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 美輪明宏(http://o-miwa.co.jp/)さんについてはこれまで何回か書いています:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%BE%8E%E8%BC%AA%E6%98%8E%E5%AE%8F

 先日、「ロマンティック音楽会 2015」、この3年間、毎年札幌でのライブは足を運んでいますが、今年は原点回帰とでも言いましょうか、シャンソンに軸足を置いての構成で素晴らしかったです。

入口ロビーで

入口ロビーで

 2,200人入る会場が満席でした。「反戦」への強い意志は今年も変わらず、直前に長崎で瀬戸内寂聴さんと対談したとか。NHKテレビで長崎では8月9日、全国放送は8月16日のようです。毎年、人間としての哲学を感じ、歌手としてのプロフェッショナルな姿に感動します。これからも活躍に目が離せません。

プロフェッショナルの魅力!

Posted by 秋山孝二
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 美輪明宏さんのライブに初めて足を運びました、確かにカラフルな舞台でしたが、奇をてらうことなく、ことのほかオーソドックスで少々意外でした。「歌手」というより「役者」ですね、もちろん歌は抜きん出ていて聴かせます、昨年のNHK紅白の「驚異の視聴率、6分間!」に始まり、トークの面白さも際立っていました。「ヨイトマケの唄(http://www.youtube.com/watch?v=qt70qMMSlhY)」を聴きに行ったといってもいいのですが、それに勝るとも劣らない曲が多くあり、いまさらながらのキャリアに裏付けされた質の高いステージに感動でした。エディット・ピアフの「愛の賛歌」を原語で歌う美輪明宏のこだわりに、「プロフェッショナル」の意地が伝わってきました。

入口ロビーで「麗人だより」

入口ロビーで公式携帯サイト「麗人だより」

ミニュチュア人形が3体

ミニュチュア人形が3体

 美輪明宏については以前にこの欄に書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4699)。トークの中では、「人生」とか、「戦い続けてきた」といった言葉が心に残り、信念を貫いて生きてきた「美輪明宏」を感じます。若い頃から歌っていた銀座のお店の常連だった三島由紀夫ほか文壇の大御所たちとの出会い、語らいが、美輪の刺激になっていたのでしょうか。

~~~~~~~以前の私のブログから引用

「戦争というのは、全ての美しいものを失くすること」とも、番組に参加していた女子高校生に語っていました。美輪さんの経歴(http://www.fesh.jp/utterer_784_1_1.html)に因るのでしょう、長崎での被爆等、戦争の悲惨さでは大変リアルな体験に基づく明確な反戦への意思、「美」、「愛」への造詣の深さ、ひと言ひと言に力強さがあります。番組の最後で、「今の時代は、以前よりはだいぶ戦争反対の声は大きくなっているけれど、まだまだ油断できない」と、真剣な眼差しで語っていたのが印象的でした。

~~~~~~~引用 おわり

 「オリジナル版ヨイトマケの唄(http://www.youtube.com/watch?v=zw2cxsvjweY)」はこちら。

 一方、同じくシャンソンがベースの「クミコ(http://www.puerta-ds.com/kumiko/)」さんのライブは、毎年追いかけています、毎回進化していく彼女の唄は、本当に満足感いっぱいの「プロフェッショナル」なステージです。今回所属する会社もコロンビアに代わり、3・11以降はシャンソンばかりでなく歌謡曲ジャンルにも挑戦していると言っていました。前半最後の坂本九の「あしたがあるさ:http://www.youtube.com/watch?v=0EBFpIuC6Ok」も良かったですね。

 クミコさんについてもこの欄に何回も書いています。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%82%B3

 お二人とも、テレビ・ラジオの時空間の出演では、如何にも窮屈そうに私は感じるのですね、広い舞台と大ホールの伸び伸びとした空間で存分その歌声を聴けるのは最高です、「銀巴里:http://www.asahi.com/national/update/0605/OSK201306040137.html」で永らく歌っていたので、本当はもう少し至近距離がベストなのかも知れませんが・・・・。

大切にしたい「プロフェッショナル」のお二人です。

芸術・文化の夏が続きます!

Posted by 秋山孝二
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 道立近代美術館(http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/)では、「古代ローマ帝国の遺産:http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/exhi/special/special_new.html」と題して、「栄光の都ローマ」と「悲劇の街ポンペイ」を軸とした貴重な展覧会が開催されています。特にポンペイは、ご存じのようにヴェスヴィオ火山の噴火により周辺の街が一瞬にして火山灰や土石流に埋まり、逆に18世紀から今日まで続く発掘により、まさにタイムカプセルとして当時の街をほぼ完全な姿で、私たちは見ることができます。

北海道立近代美術館で

北海道立近代美術館で

  私が特に印象に残ったのは、古代ローマ帝国の上下水道等の生活基盤・インフラ設備の充実です。浮ついた栄華ではなく、広く民の暮らしへの身近な応用技術は、当時の指導者の見識を見る思いです。ギリシア芸術・文化に接して、自らの貧弱さを意識した一連の記述、国とリーダーの力も、説得力が抜群です。そして日本の大学を含めた今もなお続く発掘作業が、歴史の連続性を伝えてくれます。これからもまだまだ新しい発掘による発見が期待出来ます。

 

 同じ日の午後、今度は演劇です。毎年暑い夏に札幌にいらっしゃる楠美津香(http://kusunoki-mituka.com/index.html)さんの「超訳シェークスピア:夏の夜の夢」です。「格闘技系シェークスピア」ともいわれ評判ですが、とりわけプロレスをする訳ではありません。

楠美津香さんの「超訳一人シェークスピア」

楠美津香さんの「超訳シェークスピア」

 冒頭に難解なシェークスピア劇の登場人物の分かりやすい説明と関係性の解説があり、そのボードを横に置いての一人芝居なので、休憩をはさんだ約2時間もあっという間です。どうやってあの膨大なセリフと複雑な関係性を覚え、再現するのか、ただただ驚きですね。「ひとりシェークスピアシリーズ」も面白いですが、数年前の「東京美人シリーズ」も素晴らしかったです。

 先月、美輪明宏さんのHPから次のように引用しました。

~~~~~~~~~人間は肉体と精神とでできています。
肉体を維持するためのビタミン剤や栄養補助食品は過剰なくらい出回っているし、
それらのものに関しては、あなた方もとても敏感に反応する。
なのに、もう一方の精神を健やかに維持するものに対して、あまりに無頓着です。

では、精神におけるビタミン剤や栄養補助食品に匹敵するものは何か?
それこそが「文化」なのです。・・・・・・・ ~~~~~~~~~~

 古代遺産が発する芸術・文化の香り、そしてプロフェッショナルの舞台、まさに暑い夏のひと時、そんな時間・空間でした。

麗人・美輪明宏の存在感

Posted by 秋山孝二
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  昔から気になってはいましたが、特段にファンという訳ではありませんでした。しかし先日、NHK衛星放送「The Star:麗人・美輪明宏(http://www.nhk.or.jp/star/past/20100703.html)」を見ていて、私は「ただ者にあらず」の感を強くしました。HPのトップに、次のようなメッセージが掲載されています。

~~~~~~~~~人間は肉体と精神とでできています。
肉体を維持するためのビタミン剤や栄養補助食品は過剰なくらい出回っているし、
それらのものに関しては、あなた方もとても敏感に反応する。
なのに、もう一方の精神を健やかに維持するものに対して、あまりに無頓着です。

では、精神におけるビタミン剤や栄養補助食品に匹敵するものは何か?
それこそが「文化」なのです。
ですから、それが欠ければ、当然精神的栄養失調が起きます。
いたずらにイライラしたり、焦りを覚えたり、落ちこんでみたり、自信をなくしたり、
理由のない怒りがフツフツと湧きあがってきたり・・・
そんな経験があるとしたら、あなたの心が飢えている証拠でしょう。

美輪明宏(~『天声美語』より~)  ~~~~~~~~~~~~~~~

  美輪明宏(http://www.o-miwa.co.jp/)さんは、現在はスピリチュアル系としてテレビでご活躍ですが、私は勿論歌手として、「メケメケ:http://www.youtube.com/watch?v=0QkQrpyPFTw」とか、後の「ヨイトマケの唄:http://www.youtube.com/watch?v=sxHf7xW12xg」で強く印象に残っています。

 先日は本当に久しぶりに、美輪さんの「ヨイトマケの唄」を聞きました、素晴らしかったですね。同時にその他の作品、「亡霊たちの行進:http://www.youtube.com/watch?v=0GwI3UlJlQE」、「祖国と女達:http://www.youtube.com/watch?v=YIS8mqx5-2U」、「悪魔:http://www.youtube.com/watch?v=oyk2K63aApM&feature=related」、「ふるさとの空の下で」等の痛烈な反戦歌があったことも知りました。歌詞にメッセージ性が強く、声も表現力があり、プロフェッショナルですね。

 「戦争というのは、全ての美しいものを失くすること」とも、番組に参加していた女子高校生に語っていました。美輪さんの経歴(http://www.fesh.jp/utterer_784_1_1.html)に因るのでしょう、長崎での被爆等、戦争の悲惨さでは大変リアルな体験に基づく明確な反戦への意思、「美」、「愛」への造詣の深さ、ひと言ひと言に力強さがあります。番組の最後で、「今の時代は、以前よりはだいぶ戦争反対の声は大きくなっているけれど、まだまだ油断できない」と、真剣な眼差しで語っていたのが印象的でした。

 美輪明宏、恐るべし、ですね!