「公益社団法人 福島原発行動隊(http://svcf.jp/)」の代表だった山田恭暉さんを偲ぶ会が東京の憲政会館で開催され200名を越える方々のご参加がありました、それに先立って参議院議員会館では今後のSVCFの活動についての意見交換も行われました。山田さんについては以前にも書いています。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9664
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14329
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14955
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20345
祭壇には日本酒
この会の基本的スタンスは、以下の文面に明快に示されています。
~~~~~~~~~~~HP からの引用
福島原発行動隊の基本的な立場について
一般社団法人福島原発行動隊(旧福島原発暴発阻止行動プロジェクト。以下「行動隊」と略記)は、福島第一原発事故の収束作業に当たる若い世代の放射能被曝を軽減するため、比較的被曝の害の少ない退役技術者・技能者を中心とする高齢者が、長年培った経験と能力を活用し、現場におもむいて行動することを目的として発足しました。
行動隊は自発的参加者によって構成され、その組織原理は自由な諸個人の結合です。したがって各人の思想、信条、あるいは心情はいっさい問いません。その原則は原発の是非についても同じであり、行動隊内には脱原発論者も原発維持論者もおられます。この多様な構成員を結びつける唯一の絆が、原発事故の収束という大目的です。
行動隊の諸個人が、隊外において自己の信条に基づいて活動することはもちろん、隊内において心情を吐露することもまったく自由です。しかし一般社団法人(近い将来に公益社団法人へ移行する)福島原発行動隊としての発意や行動は、定款に定めた目的および事業に沿うものでなければならず、個々の意見はそのままでは公式の見解になりえません。
この目的および事業を達成するための具体的行動へと一歩でも近づくため、いま行動隊は政府および東電にいくつかの重要な提言をしています。それを貫徹するには従来の原子力管理体制の大変革が必要であり、かなり長い道のりになるものと思われますが、状況に応じてさまざまな課題に対処する行動隊内の組織整備も現段階の急務となっています。
いまや約二千名に達する行動隊員・賛助会員は人材の宝庫であり、すでに多くの方々が部署に就き、それぞれの知恵と力を発揮しておられます。これをさらに幾層倍にも拡充し、行動隊の社会的認知を不動のものにして、原発事故の収束作業に携わるという本来の目的を一日も早く実現することが、発足以来そろそろ半年を迎える行動隊の仕事です。
そう、これは「仕事」であり、本来の目的も仕事をすることです。それを支えるモチベーションは個々人の思想・信条・心情であるにせよ、行動隊の目的および事業はプラグマティックに進めるほかはなく、そこではポリティクスもイデオロギーも無用であり、それは個々人の胸に大切な駆動力として収めておくべきものでしょう。
行動隊の結成を呼びかけた人びとも、それに呼応した人びとも、全員がそれぞれの想い、長い人生が醸成した種々の物語を抱懐しており、それをお互いに尊重しながら、ひとつの目的に結集し、各自の持てる積年の能力を駆使して未曾有の災厄に立ち向かうこと。これが福島原発行動隊、みるべきものはみてきた老人集団の基本的な立場です。
2011年9月9日 〔文責〕一般社団法人福島原発行動隊理事 平井吉夫
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり
駆けつけた皆さんのご挨拶は素晴らしかったです、覚悟を踏まえた自らの活動報告です。
まずは、村田光平(http://kurionet.web.fc2.com/murata.html)さんです。
元スイス大使・村田光平(みつへい)さんもご挨拶
60年安保全学連の初代(?)委員長
最初からの応援者・牧山弘恵参議院議員
2年前に山田恭暉さんを札幌にお招きして講演会を開催しました。淡々と語る姿に、理論・評論ではない現実的な対処に身を捧げようとする覚悟を感じました。今、思い起こせば、自らの体調も承知の上での活動だったのでしょうね。
「世代の責任、世代の力」と題して、札幌で講演した時の様子
http://www.ustream.tv/channel/%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%83%
心からご冥福をお祈り申し上げます。