秋山財団 交流会 2024

Posted by 秋山孝二
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 今年は完全リアルで『秋山財団ネットワーク形成事業交流会』を開催しました。この10年間で採択した方々を含めた報告と交流は密度濃くて、それぞれの参加者の方が自らのフィールドに持ち帰って活用できるヒントを得たと信じています。

* 昨年の様子ーー> 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 秋山財団 交流セミナー 2023 (akiyama-foundation.org)

 以前に応援したプロジェクト代表・日置真世さんの基調報告です。秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 その後の意見交換会では席替えもあり、参加された多くの方々と交流ができたのではないかと自画自賛しています。一応の終了後も個別の話し合いが続いていて、なかなか皆さん退出されませんでした。

「パーソナルサポーター」実現に向けて

Posted by 秋山孝二
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  「構想日本:http://www.kosonippon.org/」が主催の「JIフォーラム第155回」が開催されました。今回のテーマは、「日本から無縁・孤立・貧困・閉塞感をなくそう『パーソナルサポーター』特区実現に向けて」でした。

 代表の加藤秀樹さんがコーディネーターで、前半・後半の二部構成の企画、パネラーは以下の通りです。先月、釧路のフォーラムにパネラーで参加頂いた日置真世さん、札幌に講演でお招きした湯浅誠さんも、キーメンバーのお一人で活躍です。別々の場面での人のネットワークが、様々な場でまさに「つながって」いきますね。

NPO法人ユースポート横濱http://www.youthport.jp/:岩永牧人、鈴木晶子
社会福祉法人いきいき福祉会http://www.rapport.or.jp/:小川泰子
NPO法人アクションポート横浜http://actionport-yokohama.org/:川崎あや

内閣府行政刷新会議事務局http://www.cao.go.jp/sasshin/:重徳和彦
NPO法人地域生活支援ネットワークサロンhttp://n-salon.org/:日置真世
NPO法人ライフリンクhttp://www.lifelink.or.jp/hp/top.html:清水康之
NPO法人北九州ホームレス支援機構http://www.h3.dion.ne.jp/~ettou/npo/:奥田和志
財団法人沖縄県労働者福祉基金協会http://www.rofuku-okinawa.jp/index.html:玉城勉
反貧困ネットワークhttp://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/:湯浅誠

全国各地で課題解決に活動する人たち

全国各地で課題解決に活動する人たち:前半

  今、横浜を拠点に活動する各種NPOがプラットホームを形成して、特区申請を行っていますhttp://www.kosonippon.org/temp/20100517personalsupporter.pdf。主たる目的は「若者の就労支援」ですが、その本質は、ホームレス、高齢者等でも同様で、社会のつながりをなくした「貧困」でもあります。

 「絆(きずな)の取り戻し」、「行政の限界」、「伴走支援体制の確立」、「生活課題の解決」、「家族とは何だったのか」、「就労という言葉のワナ」、「家族が家族でいられる支援」等、キーワードが次々と活動されている方々から出てきていました。

 縦割りの行政、諸制度、そして市民活動も同様に縦割りになっている弊害。それらを突破して、「いのちをつなぐ」、次の世代へ、行政と、民間同士で・・・・。取り敢えず横浜の特区申請に注目ですが、全国各地で「パーソナルサポーター」の概念と取り組みはスタート出来そうです。今、確実に日本社会は変わり、それへの課題解決が急務ですね。

進化する、「ネットワーク形成事業」

Posted by 秋山孝二
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  秋山財団の「ネットワーク形成事業:http://www.akiyama-foundation.org/network/」は、現在6つのプロジェクトが活動中です。その中で、昨年始まり今年2年目を迎える「世界先住民族ネットワークAINU(WIN-AINU):http://www.win-ainu.com/」の年度総会が開催されました。ひな壇には写真の通り、昨年の設立総会と同じ顔ぶれが並んでいますが、何故か余裕の表情を感じるのは私だけではないと思います。それもそのはず、この1年の間にアメリカ・ニューヨーク、スイス・ジュネーブ、ニュージーランド等での国際会議にも出席して、大いに自信をつけてきているからでしょう。

WIN-AINU・総会

WIN-AINU・総会

  先日の年次総会でも、フロアーには多くの会員が参加して、盛りだくさんの事業報告と今年度の事業計画でした。2年前のG8洞爺湖サミットでは、二風谷・札幌で「先住民族サミット」を開催して、世界の先住民族と交流の機会を設営し、ネットワークの基礎を築きました。その時は、「2010年にカナダで第2回目」と計画されていましたが、今年はCOP10会合が10月に名古屋で開催予定ですので、それに合わせて名古屋で国際会議を準備することに変更との事でした。G8サミットの地元開催で「実質的成果」を最も勝ち取り、着実にネットワークを形成して進化し活動する姿に、胸躍る興奮を覚えました。今年・来年の活動の発展を祈念いたします。

 

 もう一つは、「社会起業研究会:http://www.akiyama-foundation.org/network/tema02.html」です。釧路を拠点とする試みは、今年最終年の3年目を迎えています。先日の釧路でのフォーラムでは、100名を越える地元市民・企業・行政の方々の参加があり、エキサイティングなパネルディスカッションも面白かったです。

フォーラムのチラシ

フォーラムのチラシ

 釧路公立大学(http://www.kushiro-pu.ac.jp/)学長・小磯修二先生の問題提起、NPO法人地域生活支援ネットワークサロン理事・日置真世(http://n-salon.org/hioki/)さん、SANY代表・柴田進さんの活動報告、そして釧路社会起業プロジェクトの相原真樹さんの進行で、軽妙なパネルディスカッションが繰り広げられました。当日は地元「FMくしろ」によるライブ中継(http://946jp.com/20100516/)放送でもリアルに報道されました。当日の視聴者の反応も読みとれます。

大盛況、釧路・「社会起業研究会」フォーラム

大盛況、釧路・「社会起業研究会」フォーラム

 短時間でも大変内容が濃く、振り返えっても「社会起業」のエッセンスが凝縮している気がしました。とにかく評論家の立場ではなく、実践者としてフィールドに立っている方々の説得力は、何にも代えがたいメッセージがあります。「買い物難民」、「買い物弱者」の言葉は、今メディアを飛び回っています。場当たり的なまちづくり、無責任な大手スーパーの出店・撤退等、全国的にも見られる困難な現状ではありますが、、「解決する機会がある、と考えるべき」とおっしゃる日置さんの前向きな姿勢で示される通り、今、自立して地域に暮らす人々の課題に真摯に向き合うことこそが解決の第一歩ですね。

 今という時代はこれまでの「営み」を考え直す時であり、足元の課題・解決策を一緒に考える「たまり場」、いろいろな人が分け隔てなく集まれる場、その構築・提供の機会こそ秋山財団の「ネットワーク形成事業」の一番の目的です。