安倍退陣、壊し続けた7年8か月!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 私は企業経営から身を転じて約20年、それまですっ飛ばしてきた人生の忘れ物を拾い集めるように、「近代史」における保阪正康さん、「歴史認識と世界経済状況」における寺島実郎さん、「地球環境問題」の枝廣淳子さんを師として今日に至っています。リーマンショック、東日本大震災、各地の大災害等の大変衝撃的な事象に対しても、この3人の師のお陰で、羅針盤を得たように冷静に激流を生きて来られた気がしています。

* 保阪正康さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%BF%9D%E9%98%AA%E6%AD%A3%E5%BA%B7

* 寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

* 枝廣淳子さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9E%9D%E5%BB%A3%E6%B7%B3%E5%AD%90

 そんな私の眼からは、この間の安倍晋三首相の政治に関しては、殆どのマスメディアとは見解を異にしていて、今回の退陣表明、この7年8か月の総括についてもかなり違和感を抱き、特に「アベノミクスの効果」とおっしゃる方々の弁を聴いていて、とんでもないと憤りを感じる程です。

 安倍晋三首相が退陣を表明した直後、インターネットのリモートで3時間を超える大変興味深い意見交換がありました。この7年8カ月は、日本にとって何だったんでしょうか?戦後75年苦闘の中積み重ねて創ってきた新たな日本の歴史を、数々ただひたすら「壊してきた」に過ぎないのではありませんか!

* https://twitter.com/ChooselifePj/status/1299272074498904071

 この緊急企画は、アカデミックな立場、闘うメディア記者、youtuberから市井の活動者と、幅広いフィールドで実際真摯に課題に向き合っている方々のお話で、それぞれ我が意を得たりといった感じで素晴らしかったです。

 マスメディアが、首相官邸等の一方的発表の垂れ流しの中、こんなにも各ジャンルで自分の頭で考えて現実と向き合っている方々がいらっしゃるのを知り、大きな勇気をもらいました。

 以下、それ以外でインターネットにアップされた幾つかのコメント、つまみ食いですがご紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~~~ 発言から

* 日銀元副総裁がアベノミクスを総括「辛口の評価をせざるを得ない」
成長率の平均は1%を切る 景気拡大を実感できず、この8年近くの間の実質GDPの成長率は平均1%を切っている。その意味で回復過程は非常に緩やかだったといえる。企業経営者、消費者の感覚からすれば、景気回復、景気拡大を実感できるような状態ではなかった。雇用情勢が良好だった割には、賃金がそれほど増加せず、その結果として個人消費はほとんどゼロ成長だった。つまり、消費者の厚生は高まっていないということだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/db490fb3f7ed51167ce0b982cd684eb84b9633e8?page=1

* 閣僚が不祥事で辞任する度に、「任命責任は私にある」といって国民に詫びては、責任をとることはなかった。それでも、選挙に負けることがなかった。森友、加計学園問題、公文書改竄問題が浮上し、総理主催の「桜を見る会」の私物化が指摘されても、あれやこれやの言い訳を駆使して、都合の悪いことはどこかうやむやにして乗り切ってしまう。“立法府の長”と自称しても許されたように。それでいて「安倍嫌い」と「安倍支持者」がはっきり分かれる。その政策や政権運営を振り返っても、どこかうやむやの中途半端な印象が拭えない。これも日本の政治が軽薄になった証なのかも知れない。

* 報道特集  日下部氏
「日本は報道の自由度ランキングで11位だったのが、安倍政権下で72位、今年は66位。韓国や台湾も40位ぐらい。安倍政権のメディア対応が影響しているが、日本は独裁国家ではない。長期にわたる低迷の原因の1つは私たちメディアにある。メディアは権力の監視とい基本的な役割を果たしてきたか。忖度や自主規制はなかったか。
現場の記者だけでなくメディア全体の問題」

* 「『敬意』などという言葉を軽々しく用いてはならない。この際、盗っ人猛々しい・・・とでも言うのが適当ではないのか。彼にどれだけの悪事を許してきたか。いくたび不正を見逃してきたか。憲法はいかに蹂躙されてきたか。貧者と弱者はこれまでいかにのけものにされてきたか。『痛恨』とはこちらの話だ」(辺見庸さん、8月29日)

* 「長期政権なんで功罪あると言いたいんですけど、罪の方ががあまりにも大きいのが事実。ありとあらゆる疑惑をウソ、詭弁でごまかし、公文書改ざんまで引き起こした。アメリカに媚びへつらい、アメリカとの対等な関係を失い、アメリカ製のオンボロ兵器を売りつけられただけでしょ」(青木理さん)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 こちらもその後コメントが掲載されました
* https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AE%E6%88%90%E8%B9%8A%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE-%E6%81%A9%E5%B8%AB-%E3%81%8C%E8%8B%A6%E8%A8%80-%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E3%81%86%E5%B0%91%E3%81%97%E7%9F%A5%E7%9A%84%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F/ar-BB18PFxt?ocid=msedgdhp&fbclid=IwAR2LzZr8FHsfdIurHEm9ycfAoeW1Bbr8YNQxrSVR1hwK8avnES62IWLU69k

 辞任発表からすぐに、後継総裁選びについてマスメディアがこれまで同様の調子であれこれ大きな記事・番組を流していますが、相も変わらずといった感じですね、これからの日本の将来像を語るようなレベルの候補者は一人も出てくる様子がありません、暫くは政治は冬の時代、民主主義において一般市民の政治参加はただ「投票権だけ?」なのかと暗澹たる気持ちにもなります。でも、諦めはしません、自分の4人の子供・11人の孫を含めた若い家族の将来、札幌・北海道地域の明るい未来のためにも、私の残りの人生を精一杯生きなければ、これまでお世話になった多くの方々に申し訳ない、昨今の政治動向を見ながら、今、私はそんな思いに駆られています。

 いずれにせよ、私、私に関わりのある組織の責任者・一員として、命果てるまで頑張ろうと思っています!

寺島実郎 『日本再生論』第4弾!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 寺島実郎さんの『日本再生論』第4弾、鋭い指摘が続きます。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%86%8D%E7%94%9F%E8%AB%96

 死亡者が少ない『JAPANモデル』についての考察は、京都大学の山中伸弥先生の『ファクターX』にも通じる読み解きなのでしょうね。

* 山中伸弥先生『ファクターX』 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73291

 今のコロナ禍の状況で、一言でいえば「正しく恐れろ!」っていうことに尽きるのでしょう、9月の第5弾にも注目です!

寺島実郎の『日本再生論』!!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 寺島実郎さんは様々なメディアを通じて豊富なコンテンツを発表しています。先日もインターネットで第3弾『寺島実郎の日本再生論』が配信されていました。

* 第1弾 寺島実郎の日本再生論「時代認識とポスト・コロナへの針路」

https://www.youtube.com/watch?v=cWIMcWBj30A

* 第2弾 寺島実郎の日本再生論 「ポスト・コロナへの視界」

https://www.youtube.com/watch?v=cvQcSmfTfQQ

* 第3弾 寺島実郎の日本再生論「世界の中の日本 コロナを超えて

https://www.youtube.com/watch?v=vwlbLKM04eE


* これまでの寺島実郎さんの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

 今回は、新型コロナウイルス感染拡大の時期における『日本再生論』、日本社会が問われていることに焦点を当ててのメッセージでした。

 これからも続くのでさらに楽しみです!

寺島文庫、『特別編』第二弾!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 寺島実郎さんの「日本再生論 第2弾『ポスト・コロナへの視界』」が放映されました。今回もそもそものお話、少し現状を引いてみた視点からの考察、相変わらず示唆に富む内容でした。

 まずは、そもそも、人類はこの地球においては「新参者」である認識からスタートすべきと。

 人類と感染症との歴史は、「スペイン風邪」との比較の教訓から学び取れます。

 背景の時代の違い、特にメディア環境の視点から鋭く読み解いていました。

 各国が対策で苦慮していますが、アメリカの特徴も明快でした。

 翻って日本の現状に目を移すと、実はこんな具合です、冷静さを取り戻し、「事実を正確に知って、正しく恐れる」ことが必要なのでしょうね。

 以前からアベノミクス批判で寺島実郎さんが語っている、「リアル(実体)経済の再生」が、この期に及んでも重要であると強調していました。

 自動車産業の次にやってくるべき日本が誇る「産業」、イノベーションに基づく新たな「産業」の創設こそが、この時代の突破口となるのでしょうね。

 最後は、高村光太郎の詩で結ばれました。第三弾も近く放映される予定です、楽しみですね!

* これまでの寺島実郎さん関連の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

寺島文庫から 『特別篇』!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 東京MXテレビにて放送された寺島実郎さんの緊急特別番組「寺島実郎の日本再生論-時代認識とポスト・コロナへの針路」は、首都圏のみならず北海道を含めた全国から「エムキャス」により多くの方が視聴し、大変反響が大きかったようです。第2弾特別番組放送について、「寺島実郎の日本再生論:ポスト・コロナへの視界」が5月10日(日)20:00~21:00に放送されることが決まりました。

 私はこれまで8年間、現在9期目の「寺島文庫戦略経営塾」で学んできていますが、今、この新型コロナウイルス感染拡大状況においても、寺島実郎さんの認識、分析、考察は、実に鋭く有意義で、多くの人々の羅針盤となっています。

* これまでの寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

GDPの変遷

GDPの変遷

ポスト・コロナへの処方箋

ポスト・コロナへの処方箋

 あれもこれもで議論が散漫になるのではなく、まさに「定点観測」としての資料集は、このような状況下でも一筋の光を見出す導きとなります。つくづくこの9年間、「戦略経営塾」に参加していてよかったと実感しています。

第10期寺島文庫リレー塾 最終講

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 第10期目の『寺島文庫リレー塾(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』が、先日、寺島実郎さんの最終講で終了しました。年頭のお話として大変参考になりました、激動の時期の羅針盤ですね。今期、全10回の皆勤者は28名、10年間皆勤者は1名いらっしゃいました、講師がいずれも素晴らしいのですが、聴く側もすごく熱心な方々が多いですね。

< 最終講から >

* 激動の今、日本の針路において大切なことは『全体知』! SNS等で分断され断片的『知』の時代に

* ロンドンの『エコノミスト誌』は、イギリス(欧州)からの目線として重要、2020年は『カギ握る米大統領選~グローバル、スローダウン』、なぜか今年から日経BPが日本版を出さなくなった!

* 20年後は、アジアのGDPは日本の10倍から15倍へ:今の日本にその危機感がない

* 日本では株価に一喜一憂、実体経済と金融経済のギャップに鈍感

* 日本ではメディアも「株価」と「為替」だけ、極めて危険な状態–>進行する「中間層」の没落、一握りの高額所得者層のみの所得増

* 『ナショナリズム』、戦前はアジアをにらんでいたが、今は、「ニッポン、チャチャチャ」の世界

* 国外では: 「米中」二極の視点で『新冷戦』、以前は「日米中」だったはず。日本の立ち位置の衰退(主体性、発信メッセージ)、従来の日本は『非核=平和主義』でこれは令和の日本の基本スタンスのはず!

* 「米ソ」時代は「資本主義 vs 社会主義」で体制選択の理念性あり。「米中」時代は、自国だけの利害対立で、ともに外交では失敗している現状

* 米国の失敗:中東政策で存在感の喪失、イラン、イスラエルへの深入り、大国の横暴

* 中国の失敗:香港問題、華人・華僑の失望(習近平への個人崇拝)、大国の横暴

* < 令和の日本 >

**21世紀のメガトレンドは:

1.アジアダイナミズム:対アジア、対米関係の再設計 日本の歴史は、「国際主義」 vs「 アジア主義」、人流の8割、物流の7割はアジアとの関係性

2.デジタルトランスフォーメーション:データを握る「プラットホーマーズ」、データリズム時代に乗り遅れ、AI時代に人間は「課題設定力=考える力=全体知」の必要性、光と影(ディファクト化とブラックボックス化)

3.ジェロントロジー(高齢化社会工学):高齢者、女性の参画プラットフォーム

**課題は:

1.脱「工業生産力モデル」:「エネルギー」と「食」の基盤整備、自給率の向上、技術力による「食」「農」の再建は防災力強化にもつながる

2. 脱「国家神道」: 対アジアに対して極めて危険、「神社神道」は地域社会のコアメンバーとして理解するとしても

寺島文庫 駒沢ハウスで

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 「寺島文庫戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html)・東京」での仲間が、「寺島文庫 駒沢ハウス(http://www.terashima-bunko.com/bunko-kokorozashi.html)」にお招きを受けました。寺島実郎さんの思い出がいっぱい詰まった場で、その日は、オタフクソースのお好み焼き(https://www.otafuku.co.jp/okonomiyaki/)とカリフォルニアワインの絶妙なコラボレーション、不思議な知の空間でした!

* 寺島文庫関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

駒沢ハウス

駒沢ハウス

 寺島実郎さんは語っています。

~~~~~~~~~~~~

 私には何とか実現したい夢があった。それは、世田谷の駒沢にあった書庫を都心に持って行き、知的活動の基点にしたいというものであった。

 思い起こせば、学生時代から社会人になっての6~7年間、つまり1970年代、駒沢の家の二階の部屋で、十人前後の友人を集めて、しばしば勉強会を開いていた。時事的テーマや世界情勢に関する報告と議論、相互啓発の場であった。

~~~~~~~~~~~~

 オードブルはオタフクソース+フォアグラで、その日は始まりました。

お好み焼きソースのオードブル

お好み焼きソースのオードブル

 そして、ボージョレ・ヌーヴォーから久しぶりの「Opus One(https://jp.opusonewinery.com/」へと。

久しぶりのOpas One

久しぶりの「Opus One」

 ハイライトのメインディッシュはおたふくソースたっぷりの広島お好み焼き!!

メインは広島お好み焼き!

メインは広島お好み焼き!

新渡戸 命日祭 2019

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 今年も10月15日は盛岡で『新渡戸稲造 命日祭』が開催されました。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E5%91%BD%E6%97%A5%E7%A5%AD

 今年は9月に関東を襲った強風の台風、10月に豪雨を伴った台風の影響で東日本各地に大きな被害を及ぼしましたが、盛岡ではそれほどひどくは無かったようです。それでも倒木があったりで。

岩手山と盛岡市内を流れる川もそれ程の増水はなく

岩手山と盛岡市内を流れる川もそれ程の増水はなく

街なかでは倒木も

街なかでは倒木も

 今年は(株)実業之日本社(https://www.j-n.co.jp/)代表取締役社長の岩野裕一さん、取締役会長の増田義和さんをお招きしての鼎談でした。

左は岩野裕一社長、右が増田義和会長

左は岩野裕一社長、右が増田義和会長

 岩野社長からは、近代日本における出版業界の歴史を分かりやすくご説明して頂きました。社是の『真・信を以って宝とす』の根本にも言及されました。初代社長の増田義一氏の進取の気性のエピソードの幾つかのご披露も。

 新渡戸稲造と共通する視座として、女性・子供たちへの優しい眼差しと励まし、いわゆる上から目線ではない「通俗性」があるとのご指摘でした。思い起こせば、2年前の札幌で開催された「第一回INAZOサミット」の基調講演、寺島実郎さんのお話にも、新渡戸稲造の凄さは、『武士道』で示された優れた見識以上に、『世渡りの道』で明らかになっている庶民への温かい眼差し、「通俗性」にこそ、人間的な幅・奥行きを感じる、とのご指摘に通じるもので、大変納得した次第です。

 懇親会では盛岡新渡戸基金の藤井茂理事長の冒頭ご挨拶。

藤井茂理事長

藤井茂理事長

 さらに参加の皆さんとはお別れ後に、岩手めんこいテレビの鎌田淑子ディレクターと工藤哲人さんとしばし懇談でした。今年5月の北海道大学での工藤さんのお話は印象的でした。

* 工藤哲人さん関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B7%A5%E8%97%A4%E5%93%B2%E4%BA%BA

今年も稲造カクテルにチャレンジも事情があって居酒屋へ

今年も稲造カクテルにチャレンジも事情があって居酒屋へ

* INAZOカクテル――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34514

 毎年訪れる盛岡市は、行くたびに新しい気づきと歴史を学ぶ場となっています。

金融ミニフォーラム @ 東京

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 先日は東京で、外資系金融機関のミニフォーラムが開催されました。今後の世界の金融状況をどう見通すか等、グローバルな視点から各国の展望、国際金融状況の評価は、確認できる意味でも大変参考になります。ヨーロッパではBrixitの混乱、ドイツ経済の昨今の苦戦、アメリカのトランプ政権の政策動向等、特に今回、私も質問しましたが、香港情勢をどう見たらいいのか、アジアの私たちとしてはメインランド中国との今後の関係性からも興味深いお答えでした。

 終了後のパーティでは、「ヴィーガン料理(https://matome.naver.jp/odai/2143078552120277301」で交流が続き、ベジタリアンとどう違うのか((https://zexy-kitchen.net/columns/312))、実物を見てなるほど!という感じでしょうか。「エシカル・ヴィーガニズム」っていう概念もあることを知りました!

ヴィーガン料理

ヴィーガン料理

スウィーツも

スウィーツも

 何だか私が知らないうちに、世の中はどんどん新しい風が吹いてきているのですね。私は食べ物も人も好き嫌いは全くありませんが、普段の生活では毎朝の納豆とご飯、ヨーグルトが欠かせない超保守派です。旅行した時はパン、ベーコン・ソーセージ等も好んで食べるし和・洋・中、何でもOK、ただ、オートミールは無くてもいいというレベルですが・・・。

 日本のメディアではなかなか理解が難しい国際金融の分野、寺島実郎さんの戦略経営塾とか今回のような外資系金融機関からの情報は大変貴重で腑に落ちる話で、私にとっては嬉しいです。

ライブ・ビューイング塾「知の再武装」

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 寺島文庫の「知の再武装」ライブビューイング塾(http://www.terashima-bunko.com/minerva/live-viewing-juku.html)が4月から始まっていますが、今月は東京会場・日比谷「TOHOシネマ」に参加しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

【寺島実郎塾長挨拶】

  経営、そして人生を決めるのは時代認識です。

 いかなる時代を生きているのかについての「全体知」が欠落しているのが日本の現実だと痛感します。私自身が世界を動き見つめてきたこと、その「フィールドワーク」と「文献研究」とで確認してきたことを、体系的に年間講座を通じて伝えたいと思います。

「知の再武装」に向けて、問題意識を共有する塾を構築したいものです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今回、札幌会場に比べて大きいこともあり、開場前からすでに70名以上がロビーで待っていました。若い男性、女性はじめ、幅広い層の参加者、さらに開場するやいなや、先を争うように皆さん足早に劇場に向かっていく様子は、何か札幌とは熱量の違いというか、集中力の凄さを感じましたね。

開場前から70人以上がロビー待ち

開場前から70人以上がロビー待ち

 いつものように前半は寺島実郎さん講義「新たなイノベーションへの視界~科学技術の新局面」、後半は建築家の安藤忠雄さんとの対談でした。以前、BS11でも対談がありましたが、ライブビューイングでの大画面、劇場という集中できる空間で観るライブ映像は、さらに迫力を感じます。

 講義・対談中の聴衆の真剣な眼差しが場内にピーンと緊張感を醸し出し、心地よいひと時でした。

道産子社長会 2019夏

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 第5回道産子社長会(http://dosanko-shacho.xyz/、私は笹川祐子社長からお誘いがあって初参加でしたが、若い経営者たちが東京からもご参加で、久しぶりにエネルギー溢れる雰囲気に、ある種の懐かしさを感じました。

 特別講演は、八木エドワードさん。

:* https://www.reitaku-u.ac.jp/journal/4293/

八木さんの基調講演

八木さんの基調講演

 ご講演の中で、戦後日本の三つの失敗、「東京一極集中」、「原子力発電」、「英語」についての言及は全て同感です。私自身、以前からそう認識し、様々な場面でも発言してきましたが、なかなか真摯に聞こうとする人々はいませんでした。ただ、笹川社長もお付き合いのある寺島実郎さんの「戦略経営塾」では、寺島さんのお話も含めて、日本の近代史の歴史認識、課題、日米関係等、認識を共有している経営者仲間も多いので心強いです。今回の八木さんのお話、ストレートに戦後日本の課題を指摘され、我が意を得たり、大変勇気を頂きました。

若手の経営者がたくさん

若手の経営者がたくさん

 この会の会長は株式会社イマジンプラス(https://www.imagineplus.co.jp/company/greeting/代表取締役社長の笹川祐子(滝川市出身)さん、昨年11月に寺島実郎さんのインダストリアルツアーとしてシンガポールでご一緒でした。

< 寺島実郎企画 インダストリアルツアーシンガポール編 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34784

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34786

仕掛人の笹川祐子社長

この会の会長・笹川祐子社長

 参加者全員が一人45秒で自己紹介、その後は席を離れての交流タイム、名刺もたくさん溜まって久しぶりの「交流」でした。

交流タイム

交流タイム

交流タイム、東京からの参加者と

交流タイム、東京からの参加者と

 最後は集合写真で。参加途中で何となく気が付いてはいたのですが、あらためて集合写真を見てみると、私が今回の参加者では最年長だったような。以前までは、自分が最年少という会合への出席が多かったと思っていたのは、どうやら遠い昔のことだったようです。

気が付けば参加者で「最年長」かも?!

気が付けば参加者で「最年長」かも?!

寺島実郎経営塾 @ 薬師寺 2019

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年も寺島実郎戦略経営塾の薬師寺(https://www.nara-yakushiji.com/)でのセミナー、充実した時間となりました。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA

ハスの花も可憐に

ハスの花も可憐に

 慈恩殿での細川護熙(もりひろ)元総理大臣のご講演、歴史における文化の力を、陶芸家としてからだけでなく語られました。

細川元首相

細川護熙元総理大臣

 まほろぼ会館に場所を移しての大谷徹奨(http://www.tetsujo.net/)さん、寺島実郎さんのご講演は、いつもにも増して含蓄のあるお話でした。

 今回、経営塾の他に、時間をつくって奈良町(ならまち)にも足を運びました。著名なお寺とは別に、町民の人々の暮らしを醸し出す町並みは、奈良のまた違った文化を観た思いです。

薬局、「身代わり猿」も玄関横に

薬局、「身代わり猿」も玄関横に

民家の雰囲気も

民家の雰囲気も

 この街並みの中に、奈良女子大学のセミナーハウス(http://www.nara-wu.ac.jp/gp/naragp_ex/seminar_house.html)がありました、風情がありますね。

奈良女子大学のセミナーハウス

奈良女子大学のセミナーハウス

 今回のセミナー、大谷さんのお話から、仏教は「気づき」を見つけること、そして、「自分との対話」をし続けることを学びました。また、寺島さんは、「宗教ジェロントロジー」についての言及を、各宗教の系統的関連性から基調はお話でした。

 「老いるとは、学ぶことをやめた状態をいう」、心に響く最後の一言でした。また、奈良を訪れたいですね。

第17回 遠友みらい塾

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 第17回 「遠友みらい塾」、寺島実郎さんをお招きして大変濃い内容で開催致しました。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84%E5%A1%BE

terasima

0004

akiyama

< 寺島実郎塾長のお話 >

(1)「情報閉鎖空間」の恐ろしさ

(2)世界のGDPシェアの推移

(3)デジタル・エコノミーの社会構造

(4)日本の金融政策

(5)ジェロントロジー宣言

* 詳細な当日の記録はこちらーー> http://enyumirai.main.jp/2019/05/30/%E7%AC%AC17%E5%9B%9E%e3%80%80%E9%81%A0%E5%8F%8B%E3%81

 最後には、講演の感想も含めて、私も含めて参加者全員が知見を語り合うひと時を持てて、至近距離ゆえの濃密な意見交換もあり、有意義な場となりました。

ジェロントロジー研究協議会

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 ジェロントロジー研究協議会(https://www.gerontology.top/の第二回会合が開催され、オブザーバーとしてのお誘いがあり、出席しました。

 この会は、幸福で豊かな日本社会のあり方を再構築するためのアプローチとして(一財)日本総合研究所会長・多摩大学学長の寺島実郎さんが提唱するジェロントロジー」=高齢化社会工学の考え方に基づき、高齢者のみならず若者を含む全世代の視界から体系的研究を行い、その成果を制度設計等に反映することを通じて、サステイナブルな「新たな社会システム」構築を行うことを目的に設置された集まりです。

 「人生100年時代」を生き抜くための高齢者の社会参画に向けた多様なプラットフォーム(「新たな社会的事業」や「人材育成プログラム(資格認定制度)」)づくりと、それを創造する地域(コミュニティ)、市場(マーケット)、法制度等を含めた新たな社会システムの構築を基幹テーマとして研究を目指しています。

 研究成果として、新たな社会的事業や資格認定の実施主体(事業体)を最終的に提案するとともに、広く各界各層の共感とアクションを促すため、高齢化社会における新たな社会システムの姿を取りまとめた書籍の出版を今現在は考えています。

< これまでの関連記事 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC

* https://www.jri.or.jp/blog2/archives/186/

 コアメンバーのそれぞれのご意見は、フィールドを異にするゆえに大変多様で、これまでの「ジェロントロジー=老齢学」の概念をブチ破る斬新さを感じます。特に、現状認識を大きく変える経済産業省(兼 厚生労働省)の江崎禎英(よしひで)政策統括調査官のプレゼンは、刺激的で、まさに新しい政策は新しい切り口からの現状認識から生まれてくるものであることを再確認した時間でした。例えば、

* 100歳人生参画プラットホーム、生きる力を得るプラットホーム

* 人生50年時代の還暦から、今は人生100歳時代、いや「還暦二周目」人生としての120歳時代を前提とした社会システムの必要性

* これまでの「スピード」、「効率性」を求める価値から、「手間を掛ける」、「時間を掛ける」ことの価値へ

* 社会にどう貢献するか、のビジネスモデルの構築、言い換えると、「かせぎ」から「つとめ」へ

 今の日本社会、人口ピラミッドの変化に応じた社会システムの再構築が急務ということなのでしょうね。今後のこの協議会の活動と提言が楽しみです。

ライブビューイング @ 寺島文庫

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 

 私は寺島実郎さんの経営塾に参加して8年目となりますが、寺島文庫ではこの4月から、あらたな試みとして「知の再武装~ライブ・ビューイング塾」を開始しました、毎月第三木曜日の午前9時から11時まで、全国6か所の映画館で濃密な内容で行われます。

開始にあたって、こちらが寺島実郎さんからのメッセージです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 『経営、そして人生を決めるのは時代認識です。いかなる時代を生きているのかについて「全体知」が欠落しているのが日本の現実だと痛感します。私自身が世界を動き見つめてきたこと、その「フィールドワーク」と「文献研究」とで確認してきたことを、体系的に年間講座を通じて伝えたいと思います。「知の再武装」に向けて、問題意識を共有する塾を構築したいものです。』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 札幌は「ユナイテッド・シネマ札幌」でスタートしました。

 経営は一言でいうと「時代認識」、断片的知識ではない体系的なインテリジェンスという基本的な認識をもった上で、社会科学分野では初の「ライブ・ビューイング」の試みであるとその趣旨を説明しました。

 ただ時代認識を解説するのではなく、「知の再武装」を促すきっかけとなってほしいとの目論見も。今のような激動期は昔の大学での知識では生きられない時代に突入していて、新たな知を取得しなければならないこと

「流動性知能」記憶力や頭の良さを指す)

「結晶性知能」(社会的な体験等や人的ネットワークによる課題解決力を示す)

「唯識性知能」(思いやりや慈悲の心に見られる人間だけが持つAIにはない知恵)

 100歳人生の時代、60歳で退職しても残り40年を「余生」で生きていくのは難しく、生きるための「知」のブラッシュアップが必要であるとの指摘も

 さらに「平成の30年」を世界史(冷戦終結、ソ連崩壊等)の視点から総括し、今日のIT(情報ネットワーク技術)とFT(金融技術)に象徴され、同時に「第四次産業革命=データリズム」の時代が進行中であるけれど、日本は完全に遅れていることに危機感も。

 第2部に登場する「ユニクロ」の柳井会長((株)ファーストリテイリング代表)との対談も刺激的でした。柳井会長の「アジア40億人」のこれからの発展に着目することと、日本の寝ていた30年に気づくことからの将来への展望を切り開く構想には、早稲田大学同期で対照的な学生生活を送ったというお二人が、今まさに共鳴しあっているようにスクリーンから感じられました。

 柳井さんが言っていましたが、地方の紳士だった店から今日の事業規模にまで成長させた着眼点、その透視力は驚くばかりです。

 来月以降もまた楽しみです、BS11で放映していた番組にさらにバージョンを上げてのこの試み、大いに話題を引き起こすでしょうね。

松本楼 2月 @ 日比谷

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 寺島文庫主催の第八期戦略経営塾、今年最初は日比谷公園内の「松本楼(http://www.matsumotoro.co.jp/)で開催でした。日比谷公園は、私にとっては1969年に始まるたくさんの思い出の場所です。

 今回のプログラムは、桜田一洋さんのご講演でした。一昨年・昨年の秋山財団贈呈式でもご講演をお願いしました。

* 2017年 http://www.akiyama-foundation.org/news/2392.html

* 2018年 http://www.akiyama-foundation.org/news/3317.html

* 寺島実郎戦略経営塾――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%A1%BE

日比谷公園 2019 如月

日比谷公園 2019 如月

松本楼 日比谷

松本楼 日比谷

 この松本楼は、中国革命の父・孫文と梅屋庄吉との深い関係でも有名です。1階ロビーの右手に展示してある燭台付きのアップライトピアノは、梅屋庄吉邸において孫文夫人である宋慶齢が弾いていたピアノで、国産のもっとも古いもののひとつです。

 日比谷松本楼になじみ深いお客さまだった革命の志士・孫文、辛亥革命時に日本に亡命中で、松本楼の代表取締役会長夫人の祖父であり、現社長 小坂文乃の曾祖父にあたる梅屋庄吉に連れられて、革命運動のためにしばしばここを訪れていました。梅屋庄吉は、中国革命の父と称えられる孫文を一生をとおして、物心両面で支えました。松本楼の再建後に、「孫文夫人・宋慶齢ゆかりのピアノ」が店内に展示されることとなりました。

松本楼一階展示

松本楼一階展示

伝説のピアノ

伝説のピアノ

宋美齢ゆかりのピアノ!

宋美齢ゆかりのピアノ!

* 孫文と梅谷庄吉――> http://tabinaga.jp/sonbunumeya/index.html

 桜田一洋さんのお話をこの歴史的な日比谷松本楼で聴いていると、歴史の一ページを刻んでいるような気になります。会場を離れる時、懐かしの日比谷公会堂の横を通ると、1969年当時の騒然とした思い出が体をよぎり、笛の音が聞こえてくるようでした。日比谷野外音楽堂とともに、一生忘れることのない私にとっての歴史的場所です。

夕暮れの日比谷公会堂

夕暮れの日比谷公会堂

2019 新春の集い@寺島文庫

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 寺島実郎さんからお誘いを受けて、今年も「新春の集い」に出て参りました、メディア関係の方々中心のアットホームな集いは、テレビ・書籍で目にする方々が至近距離で懇談、九段下の寺島文庫で楽しく盛り上がりました。

* 寺島実郎さん関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

 私も8年間学んでいる「戦略経営塾」のお仲間も数名。マスメディア、出版業界の重鎮の皆さまほか、寺島実郎さんと同じ年生まれのせんだみつおさんも大きな濃いピンクの蝶ネクタイ姿でご来場、連続寄稿している岩波書店の岡本厚社長、番組関係での生島ヒロシさん、リレー塾ほかでの佐高信さんもいらっしゃってショートスピーチも面白かったです。

生島ヒロシさん

 懐かしいですね、せんだみつおさん、こんな間近に拝見したのは初めてでした、寺島実郎さんとも仲良しだったことも。生島さん評によると、寺島さんは「知の巨人」、せんみつさんは「痴の巨人」だそうです!

あのせんだみつおさんも駆けつけて

せんだみつおさんも

 岩波書店(https://www.iwanami.co.jp/company/cc1207.html)の岡本厚社長、雑誌「世界」の寺島さんの「脳力のレッスン」シリーズは、今年1月で201回を迎えました、超長期連載です。

岩波書店の岡本社長

岩波書店の岡本厚社長

 佐高信さんは、寺島リレー塾、BSのテレビ番組でもお話は聞いていますが、同じ空間で出会うとずっと柔和な雰囲気ですね、テレビではどこか強面(こわもて)な感じですが。

佐高信さん

佐高信さん

 その他にも、今年の国政選挙等、ホットな話題提供が報道各社の方々からお話がありました、さすが東京、短時間に集まる人の厚みが貴重ですね。

シンガポール 2018(上)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 3

 寺島実郎さん主宰の「戦略経営塾(http://terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」のインダストリアルツアー・シリーズ、今回はシンガポール訪問でした。

* インダストリアルツアー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%

 私は今年8年目を迎えるこの経営塾の第一期から参加しています。今回のツアーは2日間でしたが、テーマは「歴史ツーリズム」。経営塾メンバー有志の他、多摩大学の方々、女性経営者グループの方々等、複数の団体から20名の参加で、グループメンバー同士の意見交換も活発で貴重な体験でした。これまでシンガポールには3回ほど行っていますが、訪問先、メンバーが異なると、新しい「シンガポールモデル」を発見したり、有意義な時間となりました。

到着時の夕食後に

到着時の夕食後に

ホテルの部屋から

ホテルの部屋から

参加者記念撮影

参加者記念撮影

【 スケジュール概略 】

一日目

講演 * 寺島実郎 塾長 『シンガポールモデルの認識を深める』

* KYCOMホールディングス 吉村一男 氏 『シンガポールについて』

* 三井物産シンガポール 『医療ツーリズムの現状』

Battle Box 見学 http://www.battlebox.com.sg/

シンガポール国立博物館 見学 https://www.nationalmuseum.sg/

セントーサ島 IR  http://www.resortsworldsentosa.jp/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 講演後、まずは「Battle Box」、イギリス軍の立てこもる要塞、臨場感いっぱい。ハンガリー・ブダペストの「岩の病院」を見学した時を思い出しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31598

Battle Box では1時間半の解説ツアー

Battle Box では1時間半の解説ツアー

 続いては「国立博物館」。1965年、マレーシア連邦からの追放直後、伝説となった涙の記者会見が印象的です。「建国の父」とは、まさに彼のような存在なのでしょうね。

* https://www.youtube.com/watch?v=41ND3U_9HgQ

国立博物館 リークワンユーの伝説の記者会見

国立博物館 リークワンユーの伝説の記者会見

涙をふくリークワンユー

涙をふくリークワンユー

 午後は、セントーサ島の建物の中で。「Maritime Expencial Museum(https://www.rwsentosa.com/en/attractions/the-maritime-experiential-museum/highlights」も素晴らしい。

セントーサ島の施設

セントーサ島の施設

 3年前に訪問した時のセントーサ島の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24921

 セントーサ島も、訪問する場所が変わると全く別の地でした。

樫山純三賞 表彰式 2018

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 第13回樫山純三賞(http://www.kashiyama-sf.com/menu05_0.php)の表彰式が東京で開催され、私は初めて出席しました。亀岡エリ子理事長は、今年9月の秋山財団贈呈式(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34107)に台風の中、初めてご参加頂きました。翌日未明の北海道胆振東部地震で宿泊ホテルで被災し、翌日同じく東京からご参加の方々とご一緒に、夜の苫小牧発フェリーで八戸に着き、新幹線で東京に無事お戻りになりました。

亀岡理事長

亀岡エリ子理事長

 樫山奨学財団についてHPより~~~~~~~~

 樫山奨学財団は、日本の体表的ファッション総合メーカー株式会社オンワード樫山ををはじめとしたオンワードグループの創業者樫山純三(当時樫山株式会社代表取締役)が、私財を寄付して設立しました。昭和52年より昭和56年まで計4回所有の同社株式を寄付、そして昭和61年に所有財産(土地1,652,89㎡、同社株式1,491,658株)を遺贈しました。本財団は、学業優秀、品行方正、身体強健でありながら経済的理由により修学が困難な大学生ならびに大学院生(外国人留学生のみ)に対し、奨学援助を行っております。また、社会有用の人材を育成するとともに、外国人留学生との密接な交流を通じて、我が国と諸外国との国際理解と親善に寄与することを主な目的としております。加えて、昭和61年奨学会館を建設、また平成11年に新館を増設し奨学生間の親睦、研修、交流施設及び外国人留学生の宿舎として提供しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 この財団の特徴は、受賞者に高級スーツが副賞として贈られることです。オンワードホールディングスの廣内武会長からもご挨拶がありました。

樫山ホールディングス社長のご挨拶

オンワードホールディングス廣内武会長のご挨拶

 今年の受賞者のお二人。

* 学術書賞 受賞者 家永真幸(いえながまさき)さん http://www.geocities.jp/ienagama/

さん

家永真幸さん

* 一般書賞 柯隆(かりゅう)さん http://www.spc.jst.go.jp/experiences/karyu/karyu_profile.html

かりゅうさん

柯隆さん

 柯隆さんは、寺島実郎リレー塾にもご登壇されていますが、懇親会でもゆっくりお話しすることが出来ましたが、素晴らしい気配りとお人柄を至近距離で感じました。

 懇親会冒頭では、歴代受賞者の方々が送られたスーツを身にまといご登壇です。ただ、スーツ贈呈の企画は、どうやら当初は無かったようで、ご登壇された方で数名、「私は頂いていない」とおっしゃって、会場内の笑いを誘っていました。

スーツの贈呈は開始数回後からだったようで

贈呈されたスーツを身にまとって

 主催者側のリラックスした姿勢が醸し出すのか、大変和やかな贈呈式・祝賀会の雰囲気で、私も学ぶところが多かったですね。また一つ、秋山財団のモデルとする民間財団を見た思いです、ありがとうございます。

第16回遠友みらい塾 開催!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 新渡戸稲造記念遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/、今回は第16回となり、寺島実郎塾長に1時間20分、今年を振り返るお話、さらに出席会員からこの間の活動報告がありました。

* これまでのみらい塾――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84%E5%A1%BE

熱のこもったお話

熱のこもったお話

 寺島実郎さんが東京から早く到着したので、開始を10分繰り上げて今回はスタート。私から開会挨拶、寺島塾長の講演は、時間を20分程延長の熱弁でした。

 いつものように「最新資料集」を基本に、今回は、今秋、頼まれた講演の話題から始まりました。加藤周一、田中角栄にまつわる話は、活字とは違った臨場感。生きた人間同士だからこそ、交わすことのできる心情の温かさ、清々しさ、そしてエネルギーを高める化学反応のような別次元へのステップを彷彿とさせてくれるものでした。

 講演終了後、活動報告ではまず私から「札幌遠友夜学校記念館 建設募金のお願い」、「記念館建設支援“連続講座”」の報告とご案内など。続いて、大沼さんから『「北海道版100才人生:ジェロントロジー宣言」31章』、20年前の寺島さんがインタビューを受けている新聞記事(朝日新聞・98年10月19日付)コピー『アメリカニズムとは何か』、三井物産総合情報室長時代です。続いて、小嶋英生さん(雪氷環境プロジェクト他)の活動、さらに安川誠二さん(日本農業新聞記者他)のお話で終了しました。

寺島実郎さんのお話から~~~~~~~~~~~~~

* 加藤周一の言、「物事の’繋がり’が分かるようになってきた」「不条理への’わななくような’怒りが大切」

* 記憶力のような「流動性知能」から課題解決型の「結晶性知能」へ

* 加藤周一と田中角栄は「戦争のリアリティ」と「中国に対するリスペクト」で共通点あり

* 土木学会での講演演題「22世紀の日本」、100年前を総括できなければ100年後を語ることはできない

* 昨今の日本: 経済の話が株価等のマネーゲームの話へ、本来は、現場力等の技術力、経営の話であるはず、「モノつくり」と言える状況にはない

* 「ジェロントロジー」は、「老年学」ではなく、「高齢化社会工学」(高齢者を活かしきる社会システムの制度設計)と受け止めるべき

* 都会の高齢者に欠けているもの: 「食」、「農」、魂の基軸としての「宗教ー死生観」

* 現代を表現すると、1)スマホ人生、2)モール人生、3)クーポン人生、いずれも「小さな幸せ」に満足!

* ささやく言葉、「皆さん、そうやっていますよ!」

* 現代は「データリズム」の時代、データのクラウド化、世界のデータを中国が握る?

* 世界の動きと日本とのギャップ:日本は「常温社会(ぬるま湯)ー内向き」:不満はないが不安はある、私生活主義

* 成熟した民主主義の国として、戦後の「工業生産モデル」を越える高齢者の「参画プラットフォーム」をどう創るか

* マネーゲームを越えた技術力の国創り、議論をプロジェクト化していく構想力

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 2018年も残すところあと2か月、今年を振り返りながら、いつもにも増して熱の入ったお話は刺激的で、たくさんのヒントを得ることができました。翌日の少人数の朝食ミーティング、2日後の東京でのリレー塾最終講義も含めて、今年も座標軸のような一連のメッセージが心に響きました。