ZOOサロン6月例会 2018

Posted by 秋山孝二
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 毎回、様々なゲストを招く『シアターZOOサロン』、「演劇」という接点で結ばれた様々な方が集まり、語り合い、親睦を深める楽しい集いです。今月は作家・佐川光晴さんと俳優・斎藤歩さんと北海道大学同級生対談、タイトルは「持続と変化」でした。斎藤歩さんは、(公財)北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/)常務理事・演劇監督で、映画・芝居の出演・演出ほか、私と一緒に財団運営で日々汗を流しています。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%BCZOO%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3

「持続と変化」同級生対談

~~~~~~~~~~~~~~~ ご案内チラシより引用

 6月のZOOサロンは、1983年4月、ともに18歳で北海道大学に入学した北海道演劇財団の芸術監督・斎藤歩と、現在、様々な小説で注目を集めている佐川光晴さんが、学生時代の活動から現在に至る軌跡を縦横に語るトークショーを行います。佐川さんは1965年に東京で産まれ、茅ヶ崎で育ち、83年4月北海道大学文Ⅲ系に入学しました。恵迪寮に入寮し、寮自治会の執行委員長等を務めていた頃に、斎藤歩と北大で出会っています。
 87年4月~88年3月、ガセイ南米研修基金奨学生として1年間中南米諸国に滞在。89年3月北大法学部卒業と同時に「劇団どくんご」所属の女優と結婚し、埼玉県に移住。2000年9月、屠畜場での仕事を描いた「生活の設計」で新潮新人賞を受賞。01年2月に10年間勤務した大宮食肉荷受(株)を退社。作家専業となり、02年『縮んだ愛』で野間文芸新人賞、11年『おれのおばさん』で坪田譲治文学賞を受賞。主夫として二人の息子を育てた経歴から、子育てに関する著作も多い、そんな佐川さんが話してくれるのは、北大に入ってから今日までの「持続と変化」だそうです。お楽しみに。

~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 彼らの時代、どんな大学生活だったのか興味がありました。北海道大学恵迪寮の寮自治会執行委員長だった佐川光晴さん、その懐かしい思い出話とともに、受け継いだ次の寮長の顛末をずっと心に引きずる奥の深い物語となっていきました。

佐川光晴さんと斎藤歩さん

佐川光晴さんと斎藤歩さん

 人生の転機、職を代えてもその場その場に向き合う真摯な姿勢は、多くの先輩・仲間からも一目を置かれる存在だったようです。斎藤歩との出会い他、私が知らなかった時代の学生生活を垣間見た思いです。

 帰り道、久しぶりの気持ち良い余韻を味わいました、ありがとうございます。

作家 佐川光晴さん

作家 佐川光晴さん

* 作家・佐川光晴 https://booklog.jp/author/%E4%BD%90%E5%B7%9D%E5%85%89%E6%99%B4

「橋本久明賞 2015」 ほか

Posted by 秋山孝二
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 「公益財団法人 北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/)」の付属劇団「札幌座」を応援する「札幌座クラブ」の例会・「シアターZOOサロン」が開催され、今回は第10回「橋本久明賞」と「【Re:Z】大賞」の発表・表彰式が行われました。

今年度受賞の高子さんと札幌座サロン有田代表

今年度受賞の札幌座劇団員・高子未来さんと札幌座クラブ・有田英宗代表:稽古場で

Reゼット賞韓国演劇を受け取る阿部さん

「【Re:Z】大賞」を受け取るシアターZooの阿部雅子さん

 さらに今回は特別ゲストとして、 「演劇シーズン 2015-冬(http://s-e-season.com/)」の5つの公演の一つ、「蟹と彼女と隣の日本人(http://www.h-paf.ne.jp/engeki/45_kani.html)」に客演する韓国からのお二人の役者の方もご参加されました。演劇シーズンの5演目は皆、再演ですが、この芝居も2月の公演がまた新しいチャレンジです。

韓国からの演劇人お二人も

韓国からの客演、チョン・ヨンジュン(劇団青羽)さんとチョ・アラ(フリー)さん

この芝居は:~~~~ HPより

日本語と韓国語が入り乱れる中華料理店で勃発する蟹の脱走劇
ススキノのはずれにある中華料理店でアルバイトの韓国人の若者が店番をしながらスープカレーを煮込んでいると、宅配便の荷物が届く。開けてみると、大きな活きたタラバガニ。しかし彼の不注意からタラバガニが逃げてしまう。日本人と韓国人の若者たちや、店主の中年日本人女性が大騒ぎをしているところへ、怪しげな韓国語を話す日本人の男が、茹でたてのタラバガニを持って現れた・・・。

~~~~~~~ 身近な場面の中、韓国の役者の方々の底力、やり取りの面白さが楽しみです。

 これまでの「演劇シーズンー冬」についてのコメントはこちら:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15837

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9763

一本足の流儀 !

Posted by 秋山孝二
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 昨日、3月の「シアターZOOサロン:http://www.h-paf.ne.jp/salon/index.html」は、「一本足の流儀~障がい者だからできるスポーツがある~」と題して、田中哲也http://tetsuyatanaka.blogspot.jp/)さんの素晴らしいお話でした!

あふれ出るエネルギー

あふれ出るエネルギー、田中哲也さん

  アルペンスキー、アイスホッケー、ゴルフ、競輪のそれぞれの公式競技に出場してきたアスリートで、長野、ソルトレークパラリンピックでは日本代表選手として活躍でした。全て一本足でこなし、今はインストラクターとして、札幌手稲ハイランド(http://www.sapporo-teine.com/snow/)で教えてもいます。日本の場合、オリンピックは文部省管轄で予算も豊富、パラリンピックは厚生労働省管轄で、「リハビリテーション」活動の位置づけで貧弱な予算だそうです、底の浅い「先進国」ですね。

パラリンピックスキーで使ったもの

パラリンピックスキーで使ったもの

普段使用の義足

いつも使っているハイテク義足

  普段使っている義足、競技に使う器具もハイテク装備で、特に関節部分、サスペンション等は、優れモノで驚きました。ドイツ製・アメリカ製が重要部分で、日本は支柱部分が少しとか。100万円以上のまさに高価な器械です。

 「障がい者」とひと言で括るのは全く現実的ではないようです。それぞれの障がいの由来、残っている部位による機能の違い等、実に多様な「個性」です。そう言えば、先日、FBでも見ましたが、中西麻耶(http://www.m-nakanishi.com/)さんも新しいタイプの「障がい者」でしょう、魅力的な体脂肪4%の体、オリジナルフォトカレンダーでお金を稼いで、次の公式国際競技に挑戦です。

 「アダプティブスポーツ」の現状と魅力、すさまじいトレーニングについて、これまでの既成概念を突き破る大変貴重なお話を聞くことが出来ました、感動をありがとうございます!