IBM北海道会議 2016@旭川

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 第31回IBM北海道会議、今年は旭川で開催、テーマは「オリンピック・パラリンピックと北海道」でした。どんな議論になるか未知数でしたが、基調講演、分科会、全体討論とずっと頭を動かし続けた私にとっては有意義な場となりました。毎年今の時期、北海道を定点観測のように見つめ直すこのような企画に感謝したいですね、31回を重ねた歴史をあらためて噛みしめました。

これまでの記載はこちら――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10557

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21440

 この会にあたって、あらかじめ主催者にお渡しした私の立ち位置は以下のようなものです。

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1)個人プロファイル

(出身地)札幌市 (これまでのお仕事や活動などを簡単にご紹介下さい) 北海道経済同友会 幹事、(公財)秋山記念生命科学振興財団 理事長、(公財)北海道演劇財団 理事長、 (公財)ワグナー・ナンドール記念財団 理事長、 (一財)北海道札幌南高等学校林 理事長、認定NPO北海道市民環境ネットワーク 理事長、(公財)北海道環境財団 評議員、(公財)北海道対がん協会 監事、札幌学院大学 客員教授

2)テーマ『オリンピック・パラリンピックと北海道』について思うこと、ディスカッションしたい内容

* 1972年札幌冬季オリンピックを知る者として、当時の意義・評価と今時代におけるオリ・パラの意義との「違い」について

* 21世紀での開催意義について

* 北海道と国際化について、環境、観光等の視点から

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<基調講演>

* 河合純一さん(一般社団法人 日本身体障がい者水泳連盟会長)

 「夢への努力は今しかない~パラリンピックが日本を変える~」と題してのご講演、パラリンピックの発祥・歴史を知り、2020年に世界で初めて2度目となる東京での開催の意義について、熱く語られました。金メダリストとしてのご自身の経験から繰り出すお言葉は、説得力がありましたね。「アスリート・ファースト」というよりも、「アスリート・センター」、パラリンピック開催は全ての人が参加できる社会の実現に向けた取り組みにしていくべきと、方向性を示唆されました。

* 篠田信子さん(2020東京オリンピック・パラリンピック文化教育委員)

 富良野で活躍される篠田さんは、演劇関係でも以前からお世話になっています。2020東京オリ・パラ組織委員会の文化教育委員会委員として、ほぼ毎月東京でもご活躍中です。21世紀の今、文化芸術、そしてスポーツの「運動会的盛り上がり」が、世界を変える原動力になると、これまでの富良野での実践を踏まえて控え目ながら信念をもって語られました。

<分科会討論>

 今年の分科会は素晴らしいメンバーに恵まれました。それぞれのフィールドからの簡潔明瞭、そして経験に裏付けられた含蓄のある発言の数々、楽しくもあり嬉しかったです。

 参加者で分科会でもご一緒だった永瀬充さんが、2010年バンクーバーパラリンピックで獲得した銀メダルを手に取ってみましたが、ずっしり重く、また表も裏も驚きのデザイン、さらにメダルケースほか、附属品の芸術性も素晴らしいものでした。スポーツと芸術文化の一体感を、メダルを手にして実感しました。

アテネパラリンピック銀メダル

2010バンクーバー パラリンピックでの銀メダル

ケース他附属品も素晴らしい!

ケース他附属品も素晴らしい!

 二日目のラップアップ討論で、私たちの分科会は「道民によるすべての人々のための北海道総点検!」とまとめました、実に内容の濃い意見交換で、分科会メンバーに心から感謝です。

 過去のこの会議の開催記録を読み直すと、この30年間の社会の様子を知ることができます。秋山財団の30年間と重なり、別の視点からの近い過去の総括となりました、皆さま、IBMの皆さま、心から御礼申し上げます。

愛しい! オオムラサキ幼虫@札幌市(前)

Posted by 秋山孝二
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 札南学校林(http://www.rikka-forest.jp/)の「エゾエノキ植林&オオムラサキ繁殖プロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD」、来年からの新たな取り組みの準備として、先日、企画活動委員会メンバーによるまずは幼虫の観察でした。葉を食べた後に秋の深まりをじっと待ちます。来月、幼虫の変化を再度観察することになっています。

エゾエノキに生息するオオムラサキ幼虫 松本美奈子さん撮影

エゾエノキに生息するオオムラサキ幼虫 三枚は松本美奈子さん撮影

 札幌市南区八剣山登山口付近にも、エゾエノキの大きな木がたくさん生えています。背が高い木が多く、なかなか幼虫観察は難しいかな、と。

八剣山登山口のエゾエノキ

八剣山登山口のエゾエノキ

札幌市内にこんな素晴らしい場が(登山口から定山渓方面を臨む)

札幌市内にこんな素晴らしい場が(登山口から定山渓方面を臨む)

 札幌市内の身近な場所に、深い自然があるのも大切にしたいですね。山あり川あり樹木あり、60年以上札幌に住んでいて、あらためて地域の豊かさを感じることができて嬉しいです。

札南学校林の財、搬入・保管

Posted by 秋山孝二
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 札幌南高校学校林(http://www.rikka-forest.jp/)については、もう何回も書いています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 100年を越えて、ここ数年、学校林活動の幅も拡がってきています。今回は、昨年の強風で倒れたミズナラの大木を切り出し、乾燥して木製品の材料として街なかに保管しました。

乾燥を終えてトラックで搬送された財

乾燥を終えてトラックで搬送された財

台車では難しく一枚一枚の搬入に

台車では難しく一枚一枚の搬入に

 地下倉庫に搬入して、一枚一枚番号を附って写真撮影し、今後の材として重ねて保管しました。結構手間の掛かる作業でしたが、皆さんの協力を得て滞りなく終了しました。

地下では番号を附って写真を撮り記録簿作成

地下では番号を附って写真を撮り記録簿作成

写真撮影での記録

写真撮影での記録

どんな商品に加工されていくのでしょうか、楽しみ!

どんな商品に加工されていくのでしょうか、楽しみ!

 愛生舘ビルも随分多様な使われ方の場となりました。これまでのテナントさんに加えて、「玄関カフェ」、「屋上ビルガーデン」、そして「木財保管庫」ですから、一つ一つに数多くの方々の汗と涙の跡が。

オオムラサキ & エゾエノキ

Posted by 秋山孝二
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 札幌南高学校林については、これまでいろいろ書き留めてきました。

こちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 その中の一つの活動プロジェクトは、エゾエノキの植林と国蝶オオムラサキの繁殖です。先日、札幌近郊で以前から試みている方を訪問して、たくさんの貴重なお話を伺うことができました。

日本の国蝶「オオムラサキ」

日本の国蝶「オオムラサキ」

羽化したばかり

羽化したばかり

エゾエノキもたくさん!

エゾエノキもたくさん!

美しい葉脈

美しい葉脈

 自然界での厳しい生存競争の中で、オオムラサキも必死に生き続けています。いつの日か、有明の学校林にオオムラサキが乱舞する光景を見たいものです。

札南高学校林の次事業を

Posted by 秋山孝二
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 「一般財団法人 札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」は、札幌市清田区有明に、100年以上の歴史を持つ学校林を経営していて、一昨年から私は理事長を務めています。

 これまでに何回か学校林についてはコメントをしています、こちら

――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 先日は、これまでの活動の検証と今後の方向性を模索するエリア調査を行いました。まずは、エゾエノキ植林と国蝶・オオムラサキの繁殖状況の検証です。学校林南斜面にこの10年近く続けていた定時制高校生によるエゾエノキ植林、しっかり定植されているものもあれば最近のものは虫に食われて生育があまりよくないものまで多様でした。土壌が異なった二つのエリアで生育に影響を与えている可能性もあり、結論的には移植等は考えずに、今のままでしばらく推移を見守ることにしました。

エゾエノキ植林エリア

エゾエノキ植林エリア

順調に育つエゾエノキ

順調に育つエゾエノキ

 一方、最近始めた多彩な菌類の繁殖を目的にしたキノコ類の栽培は、キノコ狩りにくる方によって実験エリアが荒れていて、再度最初からやり直す必要がありそうです。キノコ栽培が目的と言うよりも、そこに集まる昆虫類の観察こそにポイントがあるのですが、どうしてもレジャー目的に森に入る人々は課題です。札幌近郊で学術的活動をする難しさを感じますが、菌類の繁殖は確認されていますので、引き続きこのエリアで試みを続けたいと思っています。

シイタケほかの栽培実験エリア

シイタケほかの栽培実験エリア

 昨年の強風で倒木したミズナラの現場は、倒木は切って、今年度の六華同窓会の幹事当番期(http://www.minami41.org/soukai/)により、秋の総会・懇親会の引き出物作成に活用すべく作業に入っています。残った切り株は直後に倒れた状態から元の状態に跳ね戻り、何事も無かったかのようにエリアに溶け込んでいます。今回の検討で、この場所に新しくエゾエノキの植樹を行って、水分の多い場所における生育状況を、以前の南斜面と比較しながら観察していくことにしました。

倒れたナラと沢

倒れたナラと沢

 さらに、今後の学校林活動の「見える化」基盤づくりとして、GPS等も活用した地図への落とし込みを翌日行いました、その事前準備を現地で。

地図で次の実験エリアを確認

地図で次の実験エリアを確認

 今回の検証・調査は短時間でしたが、今後の幾つかの活動の方向性を決める貴重な時間となりました。何せ100年を経過した学校林、向う100年を睨んでの活動の展望を切り拓くという大志を抱いての一歩一歩は、とてつもなく長いスパンを実感しますが楽しみですね。

 ところで、この数年、現場で作業道開発に尽力する足立成亮さんが、滝の上町の方から頂いた藍染手ぬぐいに注目です。「森」という字を、「木+水+土」で表現しています、素晴らしいアイディアです。

滝の上町の方からのプレゼント、素敵な「森」の字

滝の上町の方からのプレゼント、素敵な「森」の字

東京六華同窓会 2016

Posted by 秋山孝二
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 「東京六華同窓会 2016()」に先立ち「六華ワールドフォーラム(http://www.tokyorikka.jp/worldforum/WF-mae-2016.html」、今年のテーマは、「若者よ 早く世界に出よ!先輩たちよ 早く若者を世界に送り出せ!」でした。

* これまで記載したもの――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%85%AD%E8%8F%AF%E5%90%8C%E7%AA%93%E4%BC%9A

 まずは、同窓生ではありませんが、2014年ノーベル物理学賞受賞者で米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授・中村修二先生のビデオメッセージです。当初、基調講演を行う予定でしたが、急遽帰国せざるを得ず、ビデオによるメッセージとなりました。英語力の重要性と、英語によるコミュニケーション能力を身に付けるために、若いうちから英語圏に留学することの重要性を強調されていました。

ビデオメッセージで中村先生
ビデオメッセージで中村修二先生

 つづいて基調講演として、早稲田大学大学院商学研究科・早稲田ビジネススクール准教授・池上重輔(南35期)先生、国際舞台での企業マネージメントやコンサルタントの経験が豊富です。

池上重輔先生

池上重輔先生

 毎年6月開催の東京六華同窓会総会・懇親会は600名近くが参加しました。

東京六華同窓会総会に私も札幌の六華同窓会副会長として登壇

東京六華同窓会総会に私も札幌の六華同窓会副会長として登壇

同窓会懇親会ではNHKアナウンサーの

懇親会司会はNHKアナウンサーの高市佳明(南41期)さん

札幌一中の校歌を壇上で唄う同窓生

札幌一中の校歌を壇上で唄う同窓生

 私も懇親会でたくさんの方々と懇談できました、特に世代を越えてのお話はうれしかったですね。

学校林の活動で出会う三世代?

学校林の活動で出会う三世代?(北口さん撮影)

札南高学校林 春の散策会 2016

Posted by 秋山孝二
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 札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/outline/)を舞台に、恒例の「春の散策会」が開かれ、過去最高の180名を越える参加者で大盛況でした。

 過去の学校林での活動はこちらに記載しています:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23501

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23575

 素晴らしい晴天にも恵まれ、有明小学校校庭を出発して、学校林に入る長い列。記念碑では恒例の集合写真、そして財団関係者たちは昨年秋に1年生が下草刈りを行った場を通りながら、今年の作業道開設現場へと急ぎました。

180名を越える参加者

180名を越える参加者

昨年秋の1年生による下草刈りエリア

昨年秋の1年生による下草刈りエリア

今年新たに開設した作業道

今年新たに開設した作業道

 この数年、企画活動委員会を中心に、活発な活動を繰り広げています。今年の3月には、「雪の学校林を歩こう~学校林未踏エリア調査・観察体験(http://www.rikka-forest.jp/info/2016/01/post-7.html」という企画があり、大変貴重な体験で参加者も大満足でした。

 これまでは山林保全を主たる活動としていましたが、100年を経たこの学校林、今後は「環境林」、「教育林」として、私たち同窓生は言うに及ばず、地域の皆さまとも共同の企画を行ったり、自ら森林計画の策定もしていきたいと思っています、本当にこれからが楽しみです。

今年を振り返る 2015 (番外編)

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 年末29日、もう十数年になりますか、今年もFM三角山ラジオで丸山哲秀先生の番組で1時間少々のトークに登場でした。私自身、毎年の振り返りができると同時に、丸山先生とのやり取りが楽しかったです。

* http://d.hatena.ne.jp/tessyu/

 戦後70年目の節目の年、歴史的転換点とも言える大きな出来事が続出しました。政治、経済では今後楽観を許さない危機感を抱きますが、世界で戦うアスリートたちの活躍からは、多くの勇気と希望を受け取りました。フィギャスケートの羽生結弦、宮原聡子、バドミントン、フェンシングの太田、ラグビーワールドカップで3勝の五郎丸歩、リーチ・マイケル、世界選手権優勝の男子体操、女子サッカーワールドカップの準優勝、テニスの錦織圭等、書き切れない程の活躍でした。それぞれ裏付けされる日頃の精進があり、日々切磋琢磨している姿には感動しました。

 私の活動の総括としては、上手く軌道に乗ったこと、苦闘していること、いろいろありますが、自分が関わるフィールドがあるということに感謝したい気持はあります。それぞれの場には、永年頑張っている人々がいる訳で、その努力へ報いるためにも、私の立ち位置でやれることを悔いなくやりたい、そんな姿勢で日々活動をしてきたつもりです。

 私(わたくし)的な一年のまとめ、今年も盛りだくさんでした。

* 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、札幌遠友夜学校、遠友みらい塾関連

* エネルギーチェンジ100ネットワーク

* 演劇関係

* 秋山財団

* 北海道経済同友会

* 寺島戦略経営塾

* 政治情勢、特定機密法案、安保法制、沖縄基地問題

* SEALDsの活動

* 海外旅行から 5月ボストン、10月シンガポール

* 国内旅行 7月利尻・礼文、10月中山道(妻籠、馬籠ほか)、郡上八幡、高山「八幡祭」

* 六華同窓会、札南学校林財団

* 音楽ライブ 7月グラシェラ・スサーナ、8月美輪明宏、11月アルゼンチンタンゴ

 年末のテレビの特別番組、録画したものの果たして観る時間があるのかどうか。何はともあれ、今年一年、大変お世話になりました、来年も宜しくお願い致します、皆さまのご多幸をお祈り致します!

今年を振り返る 2015 (上)

Posted by 秋山孝二
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 あっという間に2015年も押し迫ってきました、今年は相変わらず忙しかったですね。数日間で今年を振り返ります。

 まずは、この8年間務めてきた「六華同窓会(http://www.rikka.net/」幹事長を10期後輩の西尾長幸さんと代わりました。私よりはるかに繊細な心の持ち主、きっと素晴らしい同窓会にしてくれるでしょう。昨年、予期せずに「一般財団法人 札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」の理事長に就任して、結局、私は高校に一層関わることになっています。以下は、今年10月の同窓会総会の会誌に寄稿した内容です。

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歴史の一コマに生きて

六華同窓会 幹事長 秋山孝二

 2015年六華同窓会総会・懇親会の開催を迎えて、これまでご準備にあたられた南40期の小林伸行実行委員長はじめ、幹事当番期の皆様に心から感謝申し上げます。今年のテーマ「六華のキセキ」からは、学校創設120周年の「軌跡」、新たな「輝石」の発見、「奇跡」への思いを感じます。

 同窓会は財政改革を終えて、昨年、懸案だった規約改正を行いました。決算期を3月から7月末へと変更し、今年度から運営の仕組を「4役会議」、「運営会議」、「常任幹事会」、「総会」とそれぞれの機能を明確にしてスタートし、今の時代に見合った、末永く安心して楽しめる活動体として再整備を行いました。

 一方、同窓のもう一つの宝である「学校林」活動も、「一般財団法人」として100周年を祝い、今、200年に向けた基本コンセプト「Rikka Forest」の理念に則り、大きな一歩を踏み出しました。恒例の春の散策会に加えて、5月末には初めての試みとして「林業体験プチワークショップ~ドンコロ集め」を実施しました。

 これまでは、「下草刈り」、「植林」等、将来への備えが主でしたが、今回は森に残された間伐材を回収する活動でした。地面に転がる間伐材は、大先輩たちが育てた「材」、「財」であり、現役高校生を含めた多くの参加者と手渡しリレーで運び出しながら、幾多の時代を越えた100年の歴史に思いを巡らせました。さらに、私も太いカラマツ材を一個だけ持ち帰り、家でじっと見つめながらハッと気が付いたのです、その年輪一つ一つの間から先輩たちのぎっしり詰まった意志とメッセージが聞こえてくることに。静まりかえる緑豊かな学校林の中に立つ自分、まさに歴史の一瞬間に生きている、これ程分かりやすい光景はありませんでした。

 皆さん、私は幹事長として長くお世話になりましたが、この10月総会で退任致します。この間は改革の連続でした、多くの若い世代と出会う機会も多く、そして、「未来プロジェクト」の優れたメンバーたちが、これからの六華同窓会を引き続き支え続けてくれるでしょう。今後の会の益々の発展を祈念し、これまでの皆さまのご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。

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 改革に次ぐ改革でしたが、お陰さまで当分の健全な財政の目途はつきました。多くの幅広い世代が楽しく集える場となって欲しいですね。我ながらよく頑張りました、皆さま、ありがとうございます!

 こんな音楽とひと時過ごします――> https://www.youtube.com/watch?v=v2SlpjCz7uE&index=16&list=RD_k6AA1VsZLY

森づくり in 旭川

Posted by 秋山孝二
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 「一般財団法人 北海道札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」の企画活動委員会が、今後の施業方針の参考のために、旭川の現場を見学、その後意見交換。昨年11月に私はこの財団の理事長に就任し、今回は一員として参加しました。

旭川市北東部の森で

旭川市北東部の森で

大型重機での作業道作成、かなりのぬかるみ

大型重機での作業道作成、かなりのぬかるみ

大きなクマの足跡も生々しく

大きなクマの足跡も生々しく

シカの足跡もたくさん

シカの足跡もたくさん

広葉樹林の明るい林床

広葉樹林の明るい林床

 朝早くの電車に乗ってJR旭川駅へ、そこから車で30分程の森林。昔は農地だった場所とのこと、間伐と称してほぼ皆伐の場所もあったり、ぬかるんで酷い状態の作業道等、これまでの一連の作業の痕跡を見ることが出来ました。「向こう100年をにらむ」、学校林の歴史を踏まえての今後の方針策定に、大きな責任と希望をつなぐ一日となりました。

六華同窓会総会・懇親会 2015

Posted by 秋山孝二
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 今年も札幌一中・南高の「六華(りっか)同窓会」総会、懇親会が開催されました。若い世代の参加もこの数年増えてきて、あらたな世代への転換を感じます。私自身、8年間、「幹事長」として微力ながらお手伝いをして参りましたが、この度、10期下(南29期)の西尾長幸さんに交代しました。私が引き継いだの古川善雄さん(南8期)からですので、ほぼ同じ10年の若返りです。西尾さんは私よりもきめ細かな気配りのできる人物です、一層の発展を期待します。今回同時に、永年ご尽力頂いた古川善雄副会長がご退任、新たに林美香子(南22期)さんと私が副会長に就任致しました。

今年度実行委員長の小林伸行さん(南40期)

今年度実行委員長の小林伸行さん(南40期)

副会長・和田由美さん(南18期)による祝杯!

副会長・和田由美さん(南18期)による祝杯!

札幌一中校歌の斉唱

札幌一中校歌の斉唱

 同窓会誌に書いた今年の私の挨拶文です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

歴史の一コマに生きて六華同窓会 幹事長 秋山孝二

 2015年六華同窓会総会・懇親会の開催を迎えて、これまでご準備にあたられた南40期の小林伸行実行委員長はじめ、幹事当番期の皆様に心から感謝申し上げます。今年のテーマ「六華のキセキ」からは、学校創設120周年の「軌跡」、新たな「輝石」の発見、「奇跡」への思いを感じます。

 同窓会は財政改革を終えて、昨年、懸案だった規約改正を行いました。決算期を3月から7月末へと変更し、今年度から運営の仕組を「4役会議」、「運営会議」、「常任幹事会」、「総会」とそれぞれの機能を明確にしてスタートし、今の時代に見合った、末永く安心して楽しめる活動体として再整備を行いました。

 一方、同窓のもう一つの宝である「学校林」活動も、「一般財団法人」として100周年を祝い、今、200年に向けた基本コンセプト「Rikka Forest」の理念に則り、大きな一歩を踏み出しました。恒例の春の散策会に加えて、5月末には初めての試みとして「林業体験プチワークショップ~ドンコロ集め」を実施しました。これまでは、「下草刈り」、「植林」等、将来への備えが主でしたが、今回は森に残された間伐材を回収する活動でした。地面に転がる間伐材は、大先輩たちが育てた「材」、「財」であり、現役高校生を含めた多くの参加者と手渡しリレーで運び出しながら、幾多の時代を越えた100年の歴史に思いを巡らせました。さらに、私も太いカラマツ材を一個だけ持ち帰り、家でじっと見つめながらハッと気が付いたのです、その年輪一つ一つの間から先輩たちのぎっしり詰まった意志とメッセージが聞こえてくることに。静まりかえる緑豊かな学校林の中に立つ自分、まさに歴史の一瞬間に生きている、これ程分かりやすい光景はありませんでした。

 皆さん、私は幹事長として長くお世話になりましたが、この10月総会で退任致します。この間は改革の連続でした、多くの若い世代と出会う機会も多く、そして、「未来プロジェクト」の優れたメンバーたちが、これからの六華同窓会を引き続き支え続けてくれるでしょう。今後の会の益々の発展を祈念し、これまでの皆さまのご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。

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 時を越えて世代が繋がる、毎年のことながら改めての感動を覚えます。「六華同窓会」の益々の発展を祈念致します。

学校林(その3 最終) 繋がりの見える場!

Posted by 秋山孝二
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 「6月6日」と言えば、ノルマンディー上陸作戦の決行日。第二次世界大戦中の1944年6月6日に連合軍によって行われたナチス・ドイツ占領下の北西ヨーロッパ・ノルマンディ―への侵攻作戦です。1962年のアメリカ映画「史上最大の作戦:The Longest Dayhttps://www.youtube.com/watch?v=d2I2zHKkPhY)」は忘れられない映画です。

 さて、それはさておき、今回の「ドンコロ集め」の趣旨は以下のようにHPにあります。

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 学校林の保護、育成のためには計画的な間伐作業が欠かせませんが、森の中にはその間伐作業の際に発生した端材、通称「ドンコロ(なぜ、ドンコロと呼ばれるようになったのか、はっきりした理由は不明)」が多数残置されています。この「ドンコロ」、森の中に放置しておけばただ朽ちてしまうだけですが、拾い集めて「薪」として利用したり、ちょっと手を加えるとアウトドアで活躍する「イス」にしたり、ガーデニングをおしゃれに演出する「鉢置き」にもなります。

 せっかく六華同窓生みんなの財産である「学校林」から生み出された森のめぐみ、みんなで拾い集めて利用したい人がどんどん利用しちゃいましょう。「ドンコロ」集めのワークショップは、ちゃんと林業のプロが指導してくれます。また、作業後は昨年の秋にこれも同窓生のワークショップで製作した「ファイヤープレイス」で焚き火を楽しみ、お昼は森でつくったカレーです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コピー おわり

 実は私、昨年、この学校林に入ってから初めてそこで空を見上げたのです。今まではただひたすら地面とか斜面、そして良くて水平の視線で樹木を見回す程度。それが間伐、作業道と少し立ち入った作業準備でこの場に入ると、自然に目線が上を向き始めた、そんな過程です。言い換えると、「学校林を三次元の『空間』と捉えた!」。

 これまで、この学校林では、散策会他で主として現役定時制高校生が植林したエゾエノキを見てきました。そう、将来の為にまさに「木を植えて」夢を託す気持ですね。先日の「ドンコロ集め」で、多彩な世代とドンコロリレーにより間伐作業で出た様々な太さと樹種のドンコロを運び、見詰めながら、私はこれまでの先人・同窓の大先輩たちと向き合っている自分を感じました。さらに続いて、空中テントで仰向けになって木々の間からの太陽光・空を眺めていた時、この100年を越える「学校林」と「六華同窓会」とが過去、現在、未来、「ピカッ&ビタッ!」と突合したのです、実に不思議な体験でした。一人、腑に落ちる思いで納得し、「そう、これが歴史なのだ!」と。

 作業の後、札幌軟石で昨年秋に皆で造ったファイヤープレイスの火を囲みながら、カレーライスにノンアルコールビールで歓談のひと時を経て、作り立ての作業道の説明を受けて散策。いよいよイベントの終わりになってから、私は持ち帰らないつもりだったドンコロを、一つだけやっぱり家に持ち帰ることにしたのです。

集めたドンコロ

集めたドンコロ

 今、自宅の庭の一角にカラマツのドンコロを置いて、朝一番にじっと向き合うと、多数の先輩たちの声が聞こえてきます、そうですね、百数十年前からの六華同窓の先輩たちです。身が清められるというか、自分自身がその年輪の中に溶け込んでいくような、百年後の後輩たちも自分たちをそう見てくれるのだろうかとか、たくさんの会話が行き交って楽しんでいます。

カラマツのドンコロを一つ家に持ち帰り

カラマツのドンコロを一つ、歴史を見つめながら・・・

 今回の初めてのイベント企画、100年を経ての新しい「学校林」のあり方を示して面白かったですね。来年以降もさらに磨きをかけて幅広い方々との交流と学校林への理解を深める場にしていきたいものと関係者一同で確認した次第です。

学校林(その2) ドンコロ集め

Posted by 秋山孝二
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 札南学校林での初めてのイベント、「林業体験プチワークショップ~ドンコロ集め(http://www.rikka-forest.jp/info/2015/05/post-4.html)」は30名の参加で濃密でした。初回で試験的な企画ではあったのですが、現役高校生、教頭先生、同窓生ほか、多彩な方々の参加で楽しかったですね。

一列になってドンコロリレーです!

一列になってドンコロリレーです!

 ドンコロを拾ってリレーで渡してトラックに積む、難しい作業ではありませんが、休憩時に時計をみると恐ろしく時間が経っていない、そんなひと時でした。

一か所に集めてそれぞれ搬出

一か所に集めてそれぞれ搬出

 実験的な作業道づくりは、斜面、周囲の木々に優しい自然道といった感じで心地よかったですね、周辺の生態系を変えることなく100年後も環境に優しいのでしょう、年を重ねて変化する様子も注目です。

新しいコンセプトによる作業道づくり

新しいコンセプトによる作業道づくり

 昨年整備したファイヤープレイスの拠点では、イギリス製空中テントも特別展示、代わる代わるテントに入ってみると、これが実に不思議な体験空間です。中で仰向けになって上を見ると、まるで林の中を浮遊している錯覚に陥り心地よいのです。

イギリス製空中テントも特別展示

イギリス製空中テントも特別展示、市販もされていると

テントの中であおむけに空を見上げると

テントの中で仰向けになって空を見上げると

 作業の後は、カレー班が作った美味しいカレーです。今回私は、朝にノンアルコールビールを二缶買って、食事をしながら飲みました、最高でしたね。昨今、森と言いうとすぐに「木を植える」と成りがちですが、実は継続的な育林がさらに重要で、天然林ではないこの学校林では、毎年の間伐、作業道づくりも大切な活動です。

 今年はその「作業」をイベントとして初めて企画しましたが、ドンコロの年輪から100年を越す大先輩たちのメッセージを受けとめた気がします、この辺についてはまた次に記載します。来年以降のこのイベントの課題は、学校林までの「足」かなと、関係者で振り返っています。

学校林(その1) 「散策会」

Posted by 秋山孝二
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 今年も「札南学校林散策会(http://www.rikka.net/information/2015/05/17.html)」が150名を越える参加者で賑わいました。毎年、六華(りっか)同窓会・幹事当番期が準備をしてくれて、この所現役高校生を含め参加者がどんどん増えてきています、嬉しいことですね。今年の幹事期は「南40期(http://www.minami40.org/)」の皆さんです。

* 当日の様子はFacebookのこちらでも――>https://www.facebook.com/RikkaForest

学校林の碑、全員集合

学校林の碑、全員集合

 清田区有明小学校校庭に集合し、まずは準備体操、体操のお兄さん・齋藤くん。今年は有明小学校の児童、さらに渡邊悟校長もご参加頂き、コラボレーションも拡がってきています。

山登り前に、軽くアキレス腱を伸ばして

山登り前に、軽くアキレス腱を伸ばして

植林したエゾエノキも順調な生育

植林したエゾエノキも順調な生育

 永らく札南高定時制でご指導頂き、退職された箱崎陽一先生のミニ講演、エゾエノキの植林活動と国鳥オオムラサキのお話でした。

箱崎先生のエゾエノキ、オオムラサキのお話

箱崎先生のエゾエノキ、オオムラサキのお話

 毎年のように、幹事当番期のお世話で、山菜天ぷら、ジンギスカン、飲み物多種類、多彩な世代の交流の場となりました、楽しかったですね。

* 札幌南高学校林――> http://www.rikka-forest.jp/

林業調査入門編 2015

Posted by 秋山孝二
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 「北海道札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」についてはこれまで数回書き留めました。

* 春の散策会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13035

* 100周年沿革誌(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15600

* ファイアプレイスづくり(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21539

 今回は、今、中心的に活動を担い始めている企画活動委員会メンバーと現役高校生の約30名の参加で、来年度の作業に向けた「林業調査・入門編」です。

カンジキをしっかり装着

私もカンジキをしっかり装着

表面ばかりでなく空間もよく見極めて

表面ばかりでなく空間もよく見極めて

線状間伐の事前マーキング作業

線状間伐の事前マーキング作業

お昼はみんなで火を囲み

お昼はみんなで火を囲み

 3月の穏やかな日差しの中で、湿った雪を踏み固めながらの行進、木々の選別・評価、上空の空間の様子、間伐する木の選択等、盛りだくさんのプログラムで充実した一日でした。森林モデルは時間軸をかなり長く設定しないと豊かにならないですね、森林を「材」から「財」にするためには待つ時間が大切かと。人間の生きる知恵が試される、そんな思いです。

 今年は雪が少な目と思っていましたが、現地はまだ1メートル以上の積雪、昨年秋にファイアプレイスづくりで気に吊るした小さな「鐘」も、手の届く高さに見つけました。今度は5月の散策会でまた来ることになりそうです。以前に比べると、同窓生の学校林への関心は、格段に高まってきている気がします、楽しみですね。

2015年、敗戦から70年の節目

Posted by 秋山孝二
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 新年明けましておめでとうございます、皆さまに於かれては如何お迎えでしょうか。元旦の札幌は、気温は低めながら陽射しを浴びての穏やかなスタートです。

 今年は、1945年の敗戦から70年の節目を迎え、一層「戦争をしない国づくり」に正面から向き合う重要な年となりそうです。今の政治状況では、国際社会の私たちの立ち位置は、政治に期待するどころか火種ばかりを振りまいて全く信頼ができません。むしろ、これまでに培ってきた民間企業・市民同志による信頼と実績に基づいた関係性を大切にしていきたいものです。

 そして、もう一つ、宮内庁には頑張ってもらいたいですね。今朝の報道の天皇陛下のメッセージも、今年の冒頭のご挨拶としては素晴らしく時機を得たものだと思います(http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/583555.html)。

宮内庁HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

天皇陛下のご感想

平成27年

 昨年は大雪や大雨,さらに御嶽山の噴火による災害で多くの人命が失われ,家族や住む家をなくした人々の気持ちを察しています。また,東日本大震災からは4度目の冬になり,放射能汚染により,かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。昨今の状況を思う時,それぞれの地域で人々が防災に関心を寄せ,地域を守っていくことが,いかに重要かということを感じています。

 本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々,広島,長崎の原爆,東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。

 この1年が,我が国の人々,そして世界の人々にとり,幸せな年となることを心より祈ります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ HP からの引用おわり

 私的には、今年は「札幌遠友夜学校記念館」建設に向けた資金集めの正念場、夜学校の理念を今の時代的な解釈を加えてどんな事業を展開していきたいのかを含めて、幅広く広報活動にまい進して参りたいと思っています。そして、昨年から新たに引き受けた(公財)北海道演劇財団と(一財)北海道札幌南高等学校林の理事長を含めて、従来の諸団体の理事長等の任に恥じないように誠心誠意頑張って参り所存です。

* (公財)北海道演劇財団 http://www.h-paf.ne.jp/kouhou-39.pdf

* (一財)北海道札幌南高等学校林 http://www.rikka-forest.jp/

 今年も札幌の地下歩行空間には、高校の後輩たちによる力強い書が公開されています。

札南高・書道部による今年の干支「羊」です!

札南高・書道部による今年の干支「羊」です!

 今年も宜しくお付き合い下さい!!

ファイアプレイスづくり in 学校林

Posted by 秋山孝二
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 「一般財団法人 札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/outline/」の企画活動委員会主催、「ファイアプレイスづくり」イベント(http://www.rikka-forest.jp/info/2014/10/post.html)があり、多数の同窓生・現役高校生が参加して、札幌軟石の素晴らしい場が完成しました。100周年を経て、今、向う200年に向けての新たな展開が始まっています。

<札幌軟石 http://sapporonanseki.jimdo.com/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E8%BB%9F%E7%9

基礎の石の水平を取りながら

基礎の石の水平を取りながら

基礎の上にカマドの石を楕円に置いていく
基礎の上にカマドの石を楕円に置いていく

カマドに火を入れて飯盒、焼き芋ほか

カマドに火を入れて飯盒でごはん、焼き芋ほか
少し離れたところには厠を確保

少し離れたところには厠を確保

メモリアルな鐘?、設置記念!

メモリアルな鐘?、設置記念!

 みんなでせっせと土台堀り、石運び、まき割り、火入れほか。一方では豚汁部隊が美味しい食事を作ってくれました。久しぶりの野外でのひと時、気持のいい汗をかきました。

同窓会総会、懇親会、学校林!

Posted by 秋山孝二
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 高校の「六華同窓会(http://www.rikka.net/」総会・懇親会が、今年も盛大に開催されました、今年度は南39期が幹事当番期、私の何と20歳年下です!

 実行委員長の本間幹英さんはじめ、約2年間の準備、本番運営等に心から感謝致します。本間幹英さんは、「月寒あんぱん(http://www.e-honma.co.jp/index.html」の代表取締役社長です。

懇親会で開会挨拶をする本間幹英実行委員長

懇親会で開会挨拶をする本間幹英実行委員長

 総会に引き続き開催された懇親会では、プロのミュージシャンとして活躍する中、今回はお二人、横尾美穂さん(http://mihoyokoomusic.jimdo.com/山木将平くん(http://shoheiyamaki.com/でした

ステージでは同窓のプロミュージシャン二人、山木将兵くんと横尾美穂さん

同窓のプロミュージシャン、山木将平くんと横尾美穂さん

 
 いつものように札幌一中の大先輩たちも皆さんお元気な姿、今年も一中校歌(http://cryophyte.web.fc2.com/)を唄いあげました。10年前には校歌を巡ってこんな白熱した議論もあったのです――> http://www.tokyorikka.jp/hyakusyunen/koukaf.html

恒例の札幌一中校歌:一中同窓生と幹事当番期がステージで

恒例の札幌一中校歌:一中同窓生と幹事当番期がステージで

 何はともあれ、今年も大いに盛り上がって終了しました。

 一方、今年10月から、学校林財団のHPも独立して新しくなりました(http://www.rikka-forest.jp/)。六華同窓会、学校林財団ともに、若い世代の担い手も大幅に増えて、これからの交流が本当に楽しみになりました。

ご準備頂いた皆さん、お疲れさま、そしてありがとうございました!

開放!六華同窓会館 2014

Posted by 秋山孝二
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 昨年から学校祭開催期間に再び開放した六華同窓会館、今年も引き続きたくさんの訪問者で溢れました。人気の一番は何といっても卒業アルバムですね、「エーッ、これあの人!」とか、「これお父さん?、お爺ちゃん?」とか、たくさんの歓声が聞こえて盛り上がっていました。

老若男女、同窓会館展示室は大賑わい

老若男女、同窓会館展示室は大賑わい

卒業アルバムは今年も一番の人気!

卒業アルバムは今年も一番の人気!

 これまで同窓会と言えば、秋に開催される総会・懇親会がメインイベントでしたが、入学式、学校祭、卒業式等、現役高校生のイベント時に、同窓会館開放、六華グッズ販売、学校林100年沿革誌販売等によって、多くの方々により身近に同窓の絆を感じて貰えれば、これまで活動してきた側としては嬉しいですね。卒業アルバム、高校野球で甲子園大会出場の展示、確かな歴史を振り返るひと時です。

 歴史の詰まった空間で、幅広い世代が歓声を挙げる、実に充実した時空にしばし感動でした。

会合の「品位」みたいなもの

Posted by 秋山孝二
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 6月は、様々な会合の「総会シーズン」で、私が所属する会も例外ではありません。ある会では一会員として、あるものは役職がつく責任者として関わっているものが増えてきています。

 以前、地場企業の代表取締役の時は、上場会社としての株主総会の準備に追われ、数回のリハーサル等、まるで舞台の役者並み?一方で私は40歳代でも50近くの「公職?」に名を連ねていて、折角なら何とかして欠席はしたくないとの思いも強く、この時期の時間割は大変なものでした。企業合併に際し1998年から名古屋に代表取締役副社長として単身赴任する時には、「これからは札幌には居りませんので」と、断りの決まり文句で幾つかは減らすことになりました。ただ、その後2002年末に札幌に戻った後は、「今度はずっと札幌に居るのだろうから」と反撃にあって、また引き受けざるを得ない(ネガティブな表現お許しを)状況になりました。

 でも、そんなお誘いを引き受けて、地元で腰を落ち着けて多くの市民活動、公益活動に関わっていると、企業経営者だった時に置き忘れた課題・活動への気づきも多く、今は多忙な中でも感謝の気持がふつふつと湧いてくるから不思議ですね、特に、経済界ではお目に掛かれない新しい分野での素晴らしい人たちとの出会いは、生きていて良かったと素直に言えるほど感動します、自分自身の「宝」です。

 今年も、先週から今週にかけてがこのシーズンの大きな山場でした。その中で、集まっている方々の「品位」というか、ある「レベル」というか、何と表現したらいいのでしょうか、会終了時に思わず横にいた役員の方と笑顔で納得し合った会がありました。一つは「一般財団法人 北海道札幌南高学校林:http://www.rikka.net/officer/」と「六華同窓会:http://www.rikka.net/」です。ただ、高校の同窓関連の宣伝で言っているのではありません、両方のこれまでの長い活動が、財政基盤等ほか幾つかの将来的課題を抱える転換期であり、数年前からこれらの活動と組織改革に真正面から取り組み、若い世代の同窓生とともに今年「結果を出した」、それを実感したからなのです。

 数年間一緒に、ほぼ毎月食べ物・飲み物を持ち寄って議論した私より一回り近く若い後輩たち、そして先日、新しい方向性を示した改革案を全会一致で承認して頂いた先輩を含めた現在の役員の方々の見識等が素晴らしかった。今年の集まりは今までで最高の参加者数となり、会が終わって帰り際に、「どの期の人たちも実に端的な発言の中でメッセージを伝えていたね」とか、「財務体質が随分改革されて良くなったね」とのお褒めの言葉を頂戴して、これまでの労苦が報われるとともに、一緒に議論をしてきた若手の「仲間」たちにも、心から感謝したい気持でした。

 昨今、「納得のいく会議」というのが実に少ないのですよね、本当に。やたらどうでも良いことを長々と時間つぶしのように説明する役員、毎回同じことを繰り返す高齢の「元(!)有識者」、以前にも書きましたがまさに人の時間を盗むような「時間泥棒」的会合の山々には閉口しますが、この一週間は何か心が清々しい、6月の札幌の青空のようなのです。

 「一般財団法人 北海道札幌南高学校林」の活動については、特筆するこちらをご覧下さい(http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksi/grp/01/061hakozaki.pdf)。長年この活動を続けていて、今年それが評価されて、「内閣総理大臣表彰」を受け(http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=21975&hou_id=16569)、天皇陛下ご臨席の下、表彰式に富田校長、定時制生徒も参列し、その後の懇親会では陛下から直々のご質問もあったとか、「学校林はどこにあるのですか?」と。急なご質問に対して富田校長は、「ハイ、清田区にあります」と、極めてローカルな迷返答だったとのご自身のご報告もありました。

 自分が責任者とかパネラーとか運営側として舞台上に立っている集まりでは、いつもこの欄に掲載しているような写真が撮れないのが残念なのです。私の「雄姿!」が記録としてここに残らない、それもまた、「渦中にいた証」としての勲章だと自分に言い聞かせることにしています。