卒後40周年の同期たち、そして同窓会

Posted By 秋山孝二
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  今年は高校卒業後40年、そこで以前から計画していた「卒後40周年同期会」を開催した所、全国から60名を越える同期生が集まりました。場所は登別「滝の家:玉の湯」です。須賀社長が同期で、玄関の看板も同期生の制作によるものです。

入口看板

入口看板

  10年前は「卒後30周年」で同じような企画をしましたが、半分程度の出席者。夜の懇親会で「50周年は何人集まるのかな?増えるのか減るのか」、日本の高齢化社会の中で、世代によるライフスタイルの推移を実感するひと時でした。

 翌朝、バス組が洞爺・支笏方面に出発した後、須賀社長に案内して貰い昨年新築した「滝の家http://www.takinoya.co.jp/」を覗きました。川に掛かる橋は、「My 橋」。中庭は以前と同じですが、紅葉も素晴らしく、「日本の秋」を象徴するような素晴らしい景観です。中国他アジアからのお客様も多く、大変印象的な場となっているようです。朝日と静寂さの中、なぜか「平和な日本」をしみじみ感じました。

My 橋

My 橋

   夜は例年通り札幌で同窓会総会・懇親会でした。毎年プラスバンド部がオープニングを飾るのですが、今年は現役高校生がインフルエンザで「学校閉鎖」中とのこと。9月の記念イベントのビデオがそれに代わりました。今年を象徴するような、まさに「ハプニング」ですね、今年は650名を越える参加者でした。

 同窓会の幹事長を拝命している私は、依頼があり会誌にメッセージを送りました。昨年、枝廣淳子さんが主催するワークショップhttp://www.es-inc.jp/で学んだ「多様性」をベースに、「人の多様性」の価値を語ったつもりですが。

同窓会旗は来年当番期に受け継がれ・・
同窓会旗は来年当番期に受け継がれ・・

自立、絆、そしてバランスでしょうか

 

 ・・・今年のテーマ「六華繚乱」は、数々の華の眩しいほどの乱舞をイメージさせるまさに多様性の象徴ですね。生物多様性のキーワードは「つながり」と「バランス」と指摘する方が多く、その実態は「つながり」を取り戻す活動であり、更に厳密にいえば「戻す」よりも「先へ進む」ことなのでしょう。「Resilience」という言葉が「温暖化リスク」と同様に、この頃この分野では良く使われていて、「しなやかな強さ」と一般的には訳しているそうです。

一方昨年のリーマンショック以降、ビジネスの世界でも企業経営者のマインドは随分変化してきている気がします。最近のある経営フォーラムでは、「スピードを上げることは企業競争力を高める手段だったが、人間をハムスター化した。これからは人生のスピードにプレーキを掛ける必要があるだろう」と言い切るコンサルティング会社のトップもいました。そしてこれからの時代は、企業の成長を個人の幸せにつなげる時代、「多様性のシナジー効果」としてのイノベーション等、価値の大転換と位置づけていました。

静かに考えてみると、21世紀は「ひと」の時代に間違いなく、イノベーション、リーダーシップ、ライフワークバランス、コラボレーション等、昨今繰り返し重要性を指摘される言葉は、みな「ひと」に絡む課題ばかりです。私のように高度経済成長期を生きてきた人間の視点からは、まさに様変わりの様相を呈していますが、別の言い方をすれば一中・一高・南高の志で育まれた六華同窓生たちには、まさに「我々の時代」の到来とも言えるのではありませんか。「未来は予測するものではなく、創り出すもの」と、ハンガリーの哲学者アービン・ラズローはメッセージを提起しました。

多様な「いのち」が存在できる世界、それは人間社会でも自然界でも、最も豊かで健康で価値のある状態だと確信しています。六華同窓生、そして現役在校生を含めた将来の仲間たちの多様な「いのち」の躍動を期待し、大切にしたいものですね。・・・・

 

 

ところで母高の同窓会館には、以前から鳩山一郎氏による大きな「有愛」の書が飾られています。どういった因縁なのでしょうね。

 

2 Responses to “卒後40周年の同期たち、そして同窓会”

  1. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 六華同窓会 交流会 2019夏 Says:

    [...] * 10年前の40周年同期会――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2450 [...]

  2. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 六華同窓会 総会・懇親会 2019 Says:

    [...] * 卒後40周年同期会の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2450 [...]