認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(通称「きたネット」)の通常総会が今年も開催されました。それに先立っての特別講演、今年は、冨士田裕子先生による会場向いの北海道大学植物園について、座学とフィールドスタディです。札幌のど真ん中、札幌駅から5分の地に、こんな札幌の原点をかもし出す場がある、市民の宝です、大木とか希少種ばかりでなく、朽ちていく経過観察エリアもあり、多彩な実験の場として時間の重みを感じ、素晴らしい空間です。
* 認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(通称「きたネット」) http://www.kitanet.org/
* 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園 http://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/
詳細な歴史はHPに譲るとして、植物園と博物館が統合されたのはごく最近だったことが分かりました。私は60年位前に、よくオヤジに連れられて南1条西5丁目から歩いて来ていました。当時、博物館内のクマに襲われた馬の首の写真が怖かったのを忘れられません。札幌農学校2期生の宮部金吾が初代の植物園長だったことも知りました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ HPより
<植物園と博物館の統合>
2001(平成13)年、北海道大学に北方生物圏フィールド科学センターが設置されました。設置から120年以上の間、別々の組織として活動してきた農学部附属植物園と農学部博物館は統合の上、北方生物圏フィールド科学センター植物園となりました。
新しい植物園は、ここまでに紹介してきたそれぞれの伝統、活動を継続しつつ、絶滅危惧植物の保存・育成管理や遺伝資源の保全、DNAを抽出できる標本の充実など、植物園・博物館に求められる新しい役割を果たすことができるように、一層の連携を通じた発展を目指しています。
また、フィールド科学センターの他の施設、学内部局との連携や、北海道を代表する植物園、博物館として、道内外や国内の植物園、博物館との協力体制の向上させることが重要な役割になっています。
新しい植物園となった2001年には、ブリティッシュ・コロンビア大学の植物園との姉妹提携を記念して、園内にカナディアンロックガーデンが整備されました。また、2010年には重要な研究資源の保存管理・活用を目的とした新収蔵庫が建設されました。これにより研究活動の一層の発展が期待されるとともに、これまで標本保存に利用してきた文化財建築の適切な維持管理と公開などへの活用の体制を整えています。
博物館が現在の地に設置されてから130年が経過しようとしています。150年、200年を同じように迎えられるよう活動を継続してゆくことになります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ HPからの引用 おわり
5年前の生物多様性年のイベントでは、故・辻井達一先生のご説明で歩いたツアーも、素晴らしかったですね。