きたネットカフェ、アフリカゾウ

Posted by 秋山孝二
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 きたネットカフェ、今回はケニアから中村千秋先生をお迎えしてのご講演でした(http://kitanet.org/event/2017/20170612kitacafe-kenyaA.pdf)。「野生動物と人間の未来~アフリカゾウから地球への伝言」と題して、アフリカの大自然から、野生動物と人間社会の調和ある共存と共生を問い直しました。冒頭は、テレビ「情熱大陸」に出演した時の動画から(http://www.mbs.jp/jounetsu/2003/04_13.shtml)。

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 「大自然と人間社会の小さな架け橋となって、次世代に継承していく」、ケニヤで、大型野生動物のゾウについての調査・研究を続けるかたわら、「NPO法人サラマンドフの会(http://salamandovusociety.org/」を通じて、エコツアーや地域の女性たちの自立支援活動を行う中村千秋さん。野生のアフリカゾウから学ぶ多様性について、人間との共存への示唆、コミュニティー・ワイルドライフについても言及され、さらに、大型野生動物の現状と将来に対しての警鐘を鳴らしていました。

【中村千秋さん プロフィール】
1958年東京生まれ。アフリカゾウ研究者。ミシガン州立大学大学院卒業。NPO法人サラマンドフの会代表理事。酪農学園大学特任教授。放送大学非常勤講師。アフリカゾウ国際保護基金客員研究員。1989年より、東アフリカのケニヤのツァボ国立公園とその周辺地域を拠点に、野生のアフリカゾウと地域住⺠の共存をテーマに現地研究調査、地域住民の女性たちへの支援、現地での教育エコツアーの活動を継続中。専攻は、ワイルドライフ・マネージメント、自然保護学、栄養学。テレビの「情熱大陸」や新聞などのメディアでも紹介されている。

中村千秋先生

中村千秋先生

 中村千秋先生は、酪農学園大学特任教授として札幌でも教鞭をとられていますが、この日は、先月の総会で「きたネット(http://www.kitanet.org/)」の新しい理事長にご就任になった金子正美先生もコメントされました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29962

きたネットの新しい理事長・金子正美先生

きたネットの新しい理事長・金子正美先生

 質疑応答で私は質問したのですが、アフリカゾウのオスの行動、幼い頃に群れから離れて、独り一生孤独に生きていく、ある意味では哲学的な生き方は中村先生にとっては大変魅力的だそうです。ケニア、いつか生きているうちに一度は行ってみたいですね。