演劇創造プロジェクト セミナー

Posted by 秋山孝二
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 「演劇創造都市札幌プロジェクト(https://ess-project.com/」という活動があり、私はそこの副代表を引き受けています。札幌演劇シーズンの協賛金を集めたり、演劇シーズンを主催する実行委員会の一員でもあり、年に3回程度のセミナートークを開催したり、札幌市の文化部の皆さんと、今後の札幌の演劇の在り方について意見交換もしています。

演劇創造都市札幌プロジェクトメンバー
(2017.11.29)

代  表 蔵 隆司 (宮越屋珈琲パリアッチ店主)
副  代  表 秋山 孝二(公益財団法人秋山記念生命科学振興財団 理事長)
平田 修二(公益財団法人北海道演劇財団 顧問)
代表幹事 閔 鎭京(北海道教育大学岩見沢校 准教授)
監  事 右谷 誠
事務局長 斎藤 歩(公益財団法人北海道演劇財団 専務理事・芸術監督)
幹  事 飯塚 優子(札幌演劇シーズン実行委員会 事務局長)
尾崎 要(株式会社アクトコール 代表取締役社長)
斎藤 ちず(NPO法人コンカリーニョ 理事長)
林 亮一(株式会社トップシーン札幌 常務取締役)
三上 敦(株式会社ノヴェロ 制作部 プランナー)
藤村 智子(札幌劇場連絡会 会長)
小島 達子(株式会社tatt 代表取締役社長)
団体会員 HBC 北海道放送株式会社
HTB 北海道テレビ放送株式会社
TVh 株式会社テレビ北海道
秋山不動産有限会社
株式会社ノヴェロ
札幌駅前通まちづくり株式会社
札幌駅総合開発株式会社
北洋銀行
北海道銀行
株式会社クリエイティブオフィスキュー
シアターキノ
個人会員 木村 典子[事務局](公益財団法人北海道演劇財団 プロデューサー)
桑原和彦

 そのプロジェクトが今年3回目のセミナートークを開催しました。今回お招きしたのは沖縄で数々の演劇フェスティバル「りっかりっか*フェス(https://riccariccafesta.com/」を立ち上げ、成功させている演劇プロデューサーの下山久さんです。「沖縄のフェスティバルの経験と、沖縄から見た札幌の演劇」と題して、沖縄での取り組みをご紹介され、札幌での取り組みの参考にさせて頂きました。

斎藤歩さんのコメントから引用~~~~~~~~~~~~~~
 今年度の第一回目は、2019年7月30日に、札幌で今注目を集めているNoMapsというイベントの実行委員会の事務局長の廣瀬岳史さんをお招きし、私と廣瀬さんとで、演劇とメディアとのリンクについてのクロストークを開催し、多くのお客様をお招きすることができました。10月3日には、演出家の平田オリザさんをお招きし、芸術×国際×観光×大学=?というタイトルで、地域における演劇の産業化の事例をたくさん紹介していただきました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

当日チラシ

当日チラシ

HPからの引用~~~~~~~~~~~~~~~

劇場は命薬
(ヌチグスイ)

 ヌチグスイとは、沖縄方言で「命の薬」「長寿の薬」という意味です。クスイはクスリでもただの薬ではない。心の薬、心の栄養剤のことです。感動的な舞台を観たあとなど、「あぁ、今日はヌチグスイしたさぁ!」と声に出します。

 フェスティバルでの豊かな芸術体験が、みなさまのヌチグスイになることを信じて、りっかりっか*フェスタは質の高い舞台作品を届け続けます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

りっか、りっか、フェスティバル

フェスティバルの概要説明

久さん

下山久さん

講演から幾つか:

* 「りっか」は沖縄方言で「行こう!」の意味

* アジアの中で、ファミリーを意識したフェスティバル企画、ゼロ歳から大人まで

* フェスティバルの「見える化」

* オブジェクティブシアター

* 国際共同制作による作品が多数上演

* EUでは乳幼児向け作品に5年間の補助金制度

* 豊かな感性は「生きる力」

* 運営でインターン85名(応募は300名)

* 参考として、アヴィニヨンフェスティバル(40余の招待作品+1,000余のoff作品)、エジンバラフェスティバル(40余の招待作品+3,000のフリンジ作品)

* 日本の演劇は言葉が多いが、「言葉の時代」ではなくなるのではーー>「ノンバーバルな時代」、表現の仕方の変化

* オーディエンスを間違わないように:自己満足ではなく社会性を持つべき!

平田修二さんとのトーク

平田修二さんとのトーク

 説明の後は、平田修二さんとのトークと参加者との質疑応答、いずれもそれぞれでフィールドで活動している同士、大変内容の濃いやり取りでした。

札幌演劇シーズン冬 2017、終了!

Posted by 秋山孝二
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 「札幌演劇シーズン冬 2017(http://s-e-season.com/」が過去最高の観客数、大盛況のうちに終了しました。

今回のパンフレット表紙

今回のパンフレット表紙

 今年で6年目、年2回冬・夏なので11シーズン目に入ったこの企画は、札幌で生まれた優れた演劇を札幌の財産として受け継ぎ、札幌ならではの資源として、演劇の持つ力で札幌の街をさらに活力あふれる街に変えていく。札幌演劇シーズンはそんなことを目指している取り組みです。

 欧米ではどの街にも図書館があるように劇場が存在し、そこに所属するプロの劇団が蓄えてきたレパートリー作品を長期間にわたり再演し続ける「演劇シーズン」があります。 人々はシーズンを心待ちにし、シーズンが幕を開けると街は観光客で一気に活気づくと言います。私たちはそんな劇場文化を札幌にも根付かせたいと考え、「札幌演劇シーズン」を開催してきています。アメリカ・オレゴン州アッシュランドの「OSF」もその一つです。

* OSF(前) http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18021

* OSF(後) http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18027

 「札幌演劇シーズン冬 2017」のラインアップは以下の5作品です。今年の公演は実に多彩、「ゲキカン(http://s-e-season.com/gekikan/」では観劇した方々の率直な感想が語られています、どれも大変面白いですね、同じ芝居を観てこんなにも多様な受け止め方ができるとは。

* 劇団千年王國「狼王ロボ」 http://s-e-season.com/program/lobo/

* 札幌座「北緯43°のワーニャ」 http://s-e-season.com/program/vanya/

* NEXTAGE「LaundryRoom No.5」 http://s-e-season.com/program/lr/

* 実験演劇集団 風蝕異人街「邪宗門」 http://s-e-season.com/program/jashumon/

* 弦巻楽団「君は素敵」 http://s-e-season.com/program/suteki/

 私も「狼王ロボ」にメッセージを寄せました。

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応援メッセージ <秋山孝二/公益財団法人 北海道演劇財団 理事長>

『出会いの感動、大人も子供も楽しめる華やかな舞台!』

 「狼王ロボ」との出会いは、2011年11月の札幌劇場祭でした。3・11の大震災を経て、芸術・文化のエネルギーを再確認した一ヶ月で、当時、私は審査員の一員として、まだ一度も演劇を観たことの無いごく普通の市民に対して、劇場に足を運んでもらう努力・意欲が感じられること、何か新しいものを追いかけている姿に注目していましたが、その全てが盛り込まれた素晴らしい作品、大賞・オーディエンス賞を受賞し、今も、当時の感動が甦ります。
 劇団代表・橋口幸絵さんが選んだ「狼王ロボ」、シートン動物記から、アメリカの開拓時代に大自然で繰り広げられた狼と人との戦いは、同時に、日本の開拓地・北海道の現在にまで繋がる「人間と野生動物の共存問題」を問う作品でした。肉食生態系の頂点としてのロボ、家畜殺しで憎まれるロボ、その両方に着目し、生きていくことの厳しさや命の尊さ、儚さを描いたテーマ性、更に、ダンス、音楽、装置ほか、大人も子供も楽しめる華やかな舞台になっていましたね。
 公演後、私は劇団に道東・標茶町虹別、(株)オオカミの森の主宰・桑原康生さんをご紹介し、皆さんがその後訪問されたことを聞きました。日本では歴史的にも「神」として奉られていた狼、空に向かって高く響き渡る遠吠えを聞きながら、また一つ「野生」の力を感じてくれたことと思います。
2回目のこの「シーズン」公演、関係の全ての方々に感謝し、これからの活躍を大いに期待すると同時に、プロとして生活出来るためにも、多くの市民に劇場に足を運んで頂きたいですね。

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 全ての公演が終了した翌日、関係者が集まり反省会を行いました。その時の様子ですが、ひどい写真ばかりでお許し下さい。

 「演劇創造都市札幌プロジェクト(http://s-e-season.com/about/about-project.html」の代表・蔵隆司さんもご挨拶。観客数とか規模の拡大のみを追いかけるのではなく、冷静なこの間の総括と新たな担い手組織の構築等、今後の持続性に向けた冷静なご指摘がありました。さらに今シーズンを終了して、Web解析から様々な傾向と変化をつかみ取ることができました。観客数が最高であると喜ぶだけでなく、マーケッティングの成果、事前告知、盛り上げイベント他、これまでの関係者プラス多くの皆さまのご尽力の賜物であることを、データから読み取ることができます。いずれHPに掲載されるでしょう、そして、今後の新たな飛躍のヒントが盛り込まれています。

 各劇場もよく頑張りましたね。事前のチケット販売、当日のお客さばき、劇場経営等、6年間の積み重ねのノウハウは実に貴重な経験の相乗効果となっています。

演劇創造都市札幌の蔵代表
「演劇創造都市札幌」の蔵隆司代表

Web担当の さん、素晴らしい分析資料!

Web担当から素晴らしい分析資料!

札幌座の横山さん

札幌座の横山さん

 舞台に関わる方々ばかりでなく、より多くの支援する企業・団体・人々のお知恵と力を得て、これからのこの企画の発展を期待したいですね。皆さま、お疲れ様でした!

Re:Z 大賞 2017、決定!

Posted by 秋山孝二
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 (公財)北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/)のシアターZooで公演する企画【Re:Z(リゼット)】、これは「リピートZOO」の略称で、札幌で活動している劇団のほか、道外、海外などの劇団と提携し、様々なジャンルの公演を行っています。劇場に何度も繰り返しご来場いただけるよう、良質な作品の提供に努めてます。

* 今年度の企画・公演はこちら――> http://www.h-paf.ne.jp/zoo/program_info/

 その中から毎年、「Re:Z大賞」を選んで表彰していますが、今年は増澤ノゾムさんのMAMの「父と暮らせば(http://nozomu.c.ooco.jp/mam.html)」が大賞を受賞しました。「MAM(マム)」は脚本家/演出家の増澤ノゾムさんが試みる小劇場の枠を超えた作品を提供する為の演劇ユニット。正式には「Masuzawa ArtIst’s Meeting」毎回流動的なゲストメンバーで、小劇場ならではの緊密な空間を駆使し、新鮮で上質ななエンターテイメントを目指しています。東京、札幌での活動を展開し、それぞれの地域での役者交換上演、他地域への公演展開を模索しています。

 先日、シアターZooで受賞の会、代表の増澤ノゾムさん、札幌チームの松崎勝巳さん、高橋海妃さんほかスタッフの方もご参加して皆さんでお祝いをしました。

* これまでの大賞受賞者――> http://www.h-paf.ne.jp/zoo/wp-content/themes/vanguard2/images/program_info/ReZ_before_2015.pdf#zoom=70

 毎年、この表彰状の文言と字体が素晴らしいのですが、今年は一層磨きが掛かって格調が高いと思っています、飯塚優子さん、山野久治さん、ありがとうございます!

MaMの

MaMの増澤ノゾムさんほかとご一緒に

文章は飯塚優子さん、書は山野久治さん

文章は飯塚優子さん、書は山野久治さん

 引き続いては、「演劇創造都市札幌プロジェクト(http://s-e-season.com/about/about-project.html」の新たな提案の原案発表と意見交換でした。演劇シーズンが定着して幅広い層の方々が劇場に足を運ぶようになってきていますが、さらに一層の飛躍をするためには、あらたな担い手側の体制も必要だと思います。その辺を織り込んでの議論が率直に提起されて、大変内容の濃い意見交換となりました。近いうちに新たな提案として世に出ていくと思っています、乞うご期待、です!!!

代表世話人の蔵さんと事務局長の斉藤歩さん

代表世話人の蔵隆司さんと事務局長の斉藤歩さん

演劇カウンシルの設立を視野に

カウンシルの設立を視野に

札幌劇場祭(TGR)の審査を終えて(4)

Posted by 秋山孝二
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 公開審査会後に、いろいろ知ったことがありました、「客演」、「ロングラン」の難しさもその一つです。

 今の北海道では、演劇関係者(役者・脚本家ほか)がプロフェッショナル(専業)として生活するのはなかなか難しい環境であり、生活の糧としての「仕事」をし続けながらの公演にならざるを得ません。当然そこには「職場の都合」があり、未成年の場合は夜の時間制限等社会的制約も順守しなければなりません。一つの劇団であれば、その約束を長年共有してきていますが、客演となると、稽古・公演の時間帯等がいつもとは違い、なかなか全員が揃う場の確保が難しい、ロングランでも同様で、まさに「芝居以前の環境整備」ができていない状況なのだと思います。

 今、札幌では、「演劇創造都市札幌プロジェクト:http://s-e-season.com/about-project/」を展開中で、私はその副代表の一人です。札幌劇場祭も終り頃の先月末に、「このひとと語ろう~札幌の演劇へのアプローチトーク②~」が、第二回目として秋山財団2階で開催されました。第一回は代表の荻谷忠男さん(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14386)、来年1月17日の第三回は副代表の高堂理さんの予定です。

 今回は私と「劇団yhs:http://yhsweb.jp/」主宰・演出家の南参さんとのトーク、司会はNPO法人コンカリーニョ(http://www.concarino.or.jp/events/)理事長の斎藤ちずさんで、40名の皆さまがお集まりになりました、ありがとうございます。劇団yhsは今年で15周年の節目の年を迎えています。苦節15年(?)、一直線ではなかった様子を先日も南参さんから伺うことができました、また彼は私の中学校の後輩ということも知りました。

中央が南参さん、右が斎藤ちずさん

中央が南参さん、右が斎藤ちずさん

 このプロジェクトでは、札幌で、仕事として、演劇に従事する演劇人が100 人誕生することを目標としています。演劇にかかわる専門技術者は、俳優だけではありません。舞台美術、装置、音響照明、衣装、メイク、ヘアなどの技術者、広告宣伝、印刷やメディアの業界、劇作家や演出家、作曲家、演奏家、歌手、ダンサー、振付家、劇場に欠かせない飲食業、などなど、その波及範囲は極めて広いのです。演劇人が、仕事として継続的に演劇創造ができる街・札幌、そこに、多彩な技術と才能が集まります。その軸として、「札幌劇場祭(TGR)」と「さっぽろ演劇シーズン」がしっかり根付くことが大切であり、今年の審査会を終えて、今、その手応えを実感しているのは私一人ではないと思います。

 芝居のクオリティを上げることは勿論ですが、多彩な公演の場を支える、演劇にかかわる人々「演劇人」が仕事として暮らせる芸術・文化の香りの高いマチを創っていく、それが3・11以降の地域の大切な価値なのだと思いますね。

<参考>

代表     荻谷 忠男(北海道テレビ放送株式会社代表取締役会長)
副代表    秋山 孝二(秋山記念生命科学振興財団理事長)
       高堂 理(株式会社電通北海道代表取締役社長)

幹事   飯塚 優子(レッドベリースタジオ主宰)、碓井 雅博(株式会社電通北海道マーケティング・クリエーティブ局長)、尾崎  要(舞台監督)、斎藤 ちず(NPO法人コンカリーニョ理事長)、林 亮一 (北海道テレビ放送株式会社取締役報道情報担当)、三上 敦(株式会社ノヴェロプロジェクト推進室・プランナー)、右谷 誠(シアターZOO幹事)、閔(ミン)鎭(ジン)京(キョン)(北海道教育大学岩見沢校准教授)

事務局長    平田 修二(北海道演劇財団専務理事/プロデューサー)

■連絡先
北海道演劇財団 Tel:011-520-0710 Mail:office@h-paf.ne.jp
NPO 法人 コンカリーニョ Tel:011-615-4859 Mail:mail@concarino.or.jp

祝、「yhs」 15周年!

Posted by 秋山孝二
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 早いもので今日から10月、2012年もあと残すところ3カ月となりました。

 札幌の劇団「yhs:http://yhsweb.jp/」は、今年で設立15周年を迎えました。記念公演は、「つづく、:http://yhsweb.jp/nextplay」でした。この公演のチラシ、「つづく、」の文字が少し角ばっていたので、ある財団のO理事長は、「コゴク、」と読んで、「変わった題名だな」と思っていたそうです、人の理解って様々ですね?!

「yhs」設立15周年記念公演、「づづく」

「yhs」設立15周年記念公演、本番前の「づづく、」の舞台

~~~~~~~~~~~~~~~「yhs」HPより

 2020年冬、札幌市周辺を記録的な寒波が襲い、凍死者が続出した。
さらに4月を過ぎても気温が全く上がらず、
積雪量がゼロになることのないまま、再び冬を迎える。
2021年3月に、ようやく政府は札幌市周辺地域を
「異常気象に伴う特別管理地域」と設定。
多くの避難者が発生する。
 
2112年、万年雪に包まれて60年以上が過ぎたSAPPORO地区。
研究者や観測隊、わずか500名ほどが滞在する土地となっていた。
産業も廃れ、文化も途絶え、かつての200万人都市の面影はなく、
冷凍保存されたビル群が立ち並んでいるのみだ。
 
そんなSAPPOROに、東京のテレビクルーがドキュメンタリーの取材にやってきて、
廃墟と化したかつての「劇場」に足を踏み入れる。
そこには、打ち捨てられたスピーカー、灯体、舞台美術、
チラシ、台本たちが散乱していた。
やがて、そこに残された「記憶」が少しずつ蘇ってくる……。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

  代表の南参(ナンザン:http://nanzan.yhsweb.jp/)さんと、11月28日(水)に秋山財団で「札幌プロジェクト第2回トーク」で対談する予定です。このシリーズ、初回は、「このひとと語ろう~札幌の演劇へのアプローチトーク~」と題して、演劇創造都市札幌プロジェクト(http://s-e-season.com/about-project/)代表・荻谷忠男(HTB北海道テレビ放送 代表取締役会長:http://www.htb.co.jp/)さん、札幌演劇シーズン2012夏作品演出・イトウワカナ(intro主宰・演出家:http://www.intro-sapporo.com/)さんの対談が、平岸のHTB本社ロビーで開催されました。

 舞台で作品を観るたのしみだけでなく、脚本家、演出家、役者の方々のトークは、実にまた違った側面を知る気がして楽しいです。先日も、役者の方に、「公演終了直後に、ロビーとか近くの飲み屋で、観客と芝居についてのやり取りは負担だろうか」と聞いみたら、皆さん一様に、「終演後はテンションも上がっていて、疲労感とかよりもむしろ興奮状態。毎回毎回、お客さんの雰囲気で芝居の出来も違うので、そう言った場は自分たちにとっても大変興味深い」と。

 そんな発言に自信を得て、これからは、機会を見つけてはトライしてみようと思っています。「yhs」の皆さん、15周年おめでとうございます!

映画、演劇、さっぽろの街

Posted by 秋山孝二
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 「NPO法人北の映像ミュージアム:http://kitanoeizou.net/が、開館1周年記念事業で開催した「シネマの風景:http://kitanoeizou.net/blog/?p=2977」は、北海道でロケをした作品の数々、懐かしさ・面白さも含めて、場の放つメッセージと、あらためて昔の作品の強烈さを感じました。

シネマフェスティバル2012

シネマの風景・フェスティバル2012

  特に、「人間の條件:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=138648」は9時間半の超大作、二日に分けてでしたが、気合いを入れて全編を観ました。戦中、戦後を立場を変えて体験する主人公、最前線での現実の不条理等、私自身の変化もあるのか、昔に観た時よりも遥かに興味深く受けとめることができました。中代達矢の役者としての凄さも。

 

 一方、演劇の分野では、「このひとと語ろう~札幌の演劇へのアプローチトーク~」と題して、演劇創造都市札幌プロジェクト(http://s-e-season.com/about-project/)代表・荻谷忠男(HTB北海道テレビ放送 代表取締役会長:http://www.htb.co.jp/)さん、札幌演劇シーズン2012夏作品演出・イトウワカナ(intro主宰・演出家:http://www.intro-sapporo.com/)さんの対談が、平岸のHTB本社ロビーで開催されました。

演劇プロジェクト・トークの夕べ HTBロビーで

演劇プロジェクト・トークの夕べ HTB本社ロビーで

 年間3万人が訪れるというこの開放系ロビー、「水曜どうでしょう:http://www.htb.co.jp/suidou/」の人気の下支えなのでしょう。お二人の軽妙なトークに、参加した方々も大満足だったようです。第2回目は11月28日(水)に、このプロジェクト副代表の私が、yhs(http://yhsweb.jp/)代表・南参さんとの対談を秋山財団で予定しています、何を話したら宜しいのでしょうね、困ったものです?!劇団「yhs」は今年で設立15周年の記念すべき年(http://yhsweb.jp/15th-thanks/)です。

 芸術・文化の香りのマチ「さっぽろ」、これからも楽しみですね!