寺島文庫:北海道研究会で

Posted by 秋山孝二
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 東京・九段の寺島文庫(http://www.terashima-bunko.com/)では、「北海道研究会」が定期的に開催されています。先日も北海道に縁のある方々が30人程集まり、北海道の立ち位置、プロジェクト創造等で貴重な意見交換でした。

 寺島実郎さんにとっての北海道は、労働力の吸収源としての「炭鉱」、九州に次いでの北海道の役割であり、世界史的脈絡では極東ロシアと双生児、日本の近代史の始まりと言われている1853年ペリー浦賀来航以前に、1792年ラックスマン根室来航、ウラジオストク建設(1860年)へと続くロシアとの関係性を抜きには考えられないと。因みに「ウラジオストク」の都市名とは、「ウラジ(東へ)」+「ボストーク(攻めよ)」の意味で、当時のロシアの建設意図が明確である。

「北海道」は地名ではなく、「思想」であるはず!

 ロシアと北海道の関係に見られる気迫をもった思想性、緊張感を持つべきだろう。断片的知識ではなく、「繋がりを理解できる力」、別の言い方では「物語を創る」、「うねりを理解する」、それが「知性」である、と。

 クラーク博士、新渡戸稲造、内村鑑三は、明治の知的青年たちに大きな影響を与えた。懸命に生きた記憶であり、それらに比べて突き上げるメッセージが今の北海道に何があるのだろうか!

 「観光を産業に」の意味合い:今の北海道における観光は「産業」になっていない。サービス産業の高度化が必須であり、インダストリアル・ツーリズムはハイエンド対象であり、プラットホームの上に引き付けるプロジェクト・物語が必要である、移動と交流による歴史ツーリズムと同様に。

 次々と繰り出される厳しいメッセージの奥に、深い愛情に満ちた眼差しをひしひしと感じているのは私だけではなかったと思います。交流会冒頭にお時間を頂き、今、札幌で展開中の「札幌遠友夜学校記念館建設(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19508」、「新渡戸稲造記念遠友みらい塾(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25048」についての説明をさせて頂きました、ご配慮に心から感謝致します。

今年を振り返る 2015 (番外編)

Posted by 秋山孝二
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 年末29日、もう十数年になりますか、今年もFM三角山ラジオで丸山哲秀先生の番組で1時間少々のトークに登場でした。私自身、毎年の振り返りができると同時に、丸山先生とのやり取りが楽しかったです。

* http://d.hatena.ne.jp/tessyu/

 戦後70年目の節目の年、歴史的転換点とも言える大きな出来事が続出しました。政治、経済では今後楽観を許さない危機感を抱きますが、世界で戦うアスリートたちの活躍からは、多くの勇気と希望を受け取りました。フィギャスケートの羽生結弦、宮原聡子、バドミントン、フェンシングの太田、ラグビーワールドカップで3勝の五郎丸歩、リーチ・マイケル、世界選手権優勝の男子体操、女子サッカーワールドカップの準優勝、テニスの錦織圭等、書き切れない程の活躍でした。それぞれ裏付けされる日頃の精進があり、日々切磋琢磨している姿には感動しました。

 私の活動の総括としては、上手く軌道に乗ったこと、苦闘していること、いろいろありますが、自分が関わるフィールドがあるということに感謝したい気持はあります。それぞれの場には、永年頑張っている人々がいる訳で、その努力へ報いるためにも、私の立ち位置でやれることを悔いなくやりたい、そんな姿勢で日々活動をしてきたつもりです。

 私(わたくし)的な一年のまとめ、今年も盛りだくさんでした。

* 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、札幌遠友夜学校、遠友みらい塾関連

* エネルギーチェンジ100ネットワーク

* 演劇関係

* 秋山財団

* 北海道経済同友会

* 寺島戦略経営塾

* 政治情勢、特定機密法案、安保法制、沖縄基地問題

* SEALDsの活動

* 海外旅行から 5月ボストン、10月シンガポール

* 国内旅行 7月利尻・礼文、10月中山道(妻籠、馬籠ほか)、郡上八幡、高山「八幡祭」

* 六華同窓会、札南学校林財団

* 音楽ライブ 7月グラシェラ・スサーナ、8月美輪明宏、11月アルゼンチンタンゴ

 年末のテレビの特別番組、録画したものの果たして観る時間があるのかどうか。何はともあれ、今年一年、大変お世話になりました、来年も宜しくお願い致します、皆さまのご多幸をお祈り致します!

「遠友みらい塾」 寺島実郎塾長講演

Posted by 秋山孝二
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 「新渡戸稲造記念 遠友みらい塾(http://nitobe-enyu.org/nitobekinen-enyu-miraijyuku/」は先月旗揚げしましたが、先日はその特別講演会、「今、求められる“遠友みらい塾”とは」と題して、この塾の塾長をお引き受け頂いている寺島実郎さんにご講演をお願いしました。

* 「遠友みらい塾」設立――> http://nitobe-enyu.org/nitobekinen-enyu-miraijyuku/

* 寺島文庫資料集・2016新年号(最新版)――> http://www.terashima-bunko.com/terashima/recognition.html

 翌日の新聞にも掲載されていました。<20151120e98193e696b0e5afbae5b3b6e8a898e4ba8b1

「遠友みらい塾」で寺島実郎塾長の講演

「遠友みらい塾」で寺島実郎塾長の講演

新渡戸稲造が活躍した時代背景を語る

新渡戸稲造が活躍した時代背景を語る

 新渡戸稲造が国際的にも活躍した時代の背景を、寺島実郎さん独自の詳細な資料集に基づいて語りました。先月の設立時は中心的な方々30名程度が集まりましたが、今回はさらに個別の声掛けで70名程度に拡大してきています。新聞等での一般の方々への告知は一切しないでの今回の講演会、多彩な分野で活動する担い手の方が、それぞれ問題意識を受けとめて帰られたことがアンケートを読んでも理解できます。

 ただ、この「みらい塾」の想定する対象者がイメージできない、何をしたいのかをもっと明確にして頂きたい等のご意見もあり、方向性をさらに鮮明にするには少しの時間が必要な気もしています。私から言わせて頂ければ、遠友夜学校は教えを受ける子供たちばかりが学ぶ場ではなく、教える側の札幌農学校・北海道大学学生たち自身が生徒たちから多くのことを学んだと述懐していますので、今回の「みらい塾」も、この塾の下で実践するプログラムを担う方々の創意工夫を存分に発揮して、教える側、学ぶ側双方にとって活気ある場にして欲しいと思いますね。年明けからは月一回の例会開催を軸に、それぞれの方が独自のプログラムを運営していくと思われます。HP、メーリングの整備も行います。