石井幸孝氏、熱く語る!

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 北海道経済同友会(https://hokkaido-doyukai.jp/)では毎年定例で講演会を開催していますが、今回は幹事会での講演会、参加呼びかけは北海道庁の幹部、岩田圭剛商工会議所会頭のほか他の経済団体の幹部にも行い、当日ご参加して頂きました。

 当日は石井幸孝さんの演題『北海道の鉄道再生と拠点經濟~新幹線物流が鍵~』、気迫あふれるお話に魅入りました。後で88歳と伺い、その信念と情熱にあらためて感銘を受けました。北海道にこの年齢でこれほどのパワフルな経済人がいないことに一抹の寂しさも。私自身、こんなエネルギーに満ちて歳を取りたいものです!

* https://r.nikkei.com/persons/%E7%9F%B3%E4%BA%95%E5%B9%B8%E5%AD%9D

石井純二代表幹事

石井純二代表幹事

講師の石井幸孝さん

講師の石井幸孝さん

 当日のご講演、一言でいうとコロナ禍の社会に今後の変化のヒントがあるということ、「旅客輸送から貨物輸送へ」ということでしょうか。鉄道に限らず、航空機業界を含めた運輸業界の構造改革への提言と受け止めるべきですね。

* 旅客需要が減る一方で物流需要が増えていくことを考えると、今はトラックが主流になっている長距離輸送において、鉄道利用の価値が見直されてくるでしょう。何といっても鉄道であれば、少ない人員で大量の貨物をスピーディに運べるなど、とくに長距離輸送の面では有利ですから。

* 日本国内の需要は、旅客も貨物も共通していえることですが、小さくなっていくパイを道路と鉄道、航空機、船舶などで奪い合い、過度な競争を行っていくのではなく、それぞれが得意な分野というものを重んじながら、お互いに連携プレーをして、トータルで安いコストで、国家・国民のためのサービスを提供していく。そのように考えていかなければならないと思いますし、そういう時代がもう来始めているのではないでしょうか。

<参考>

https://www.data-max.co.jp/article/35440

5Gの世界、DX時代到来で!

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 北海道経済同友会の例会、今回は『5G時代の新たな価値創造に向けて』と題して、NtTドコモの櫻井俊明札幌支社長のご講演でした。日本はこの分野でも諸外国に比べて遅れが目立ち、今、キャッチアップに懸命のようです。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%90%8C%E5%8F%8B%E4%BC%9A

 会場は引き続きのソーシャル・ディスタンシング、普段であれば400人くらいは入る会場に150名程度の座席でした。

引き続きソーシャルディスタンシング!

引き続きソーシャルディスタンシング!

 5Gとは第5世代移動通信システムのこと、現在の4Gの1000倍の「高速・大容量」、レイテンシー1mm秒以下の「超低遅延」、従来の10倍以上のデバイスとの「同時・多接続」を実現し、社会のスマート化を牽引していくインフラ技術になると期待されています。5Gの恩恵を受ける産業は、医療・自動車・製造・メディアとか。同時に、セキュリティのリスクはさらに増大しそうで、当日もフロアーからそれに関しての質問もありました。

* 『5G時代の到来』 https://www.nttdocomo.co.jp/special_contents/5g/index.html

手元資料

手元資料

渡辺代表幹事ご挨拶

渡辺代表幹事ご挨拶

 今回の講演者はNTTドコモ北海道支社長。

< 関連記事 >

* https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64209

* https://www.nec-nexs.com/sl/security/it/27.html

ソーシャル・ディスタンシング!

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 ポストコロナ時代、それぞれの集まりがそれぞれの工夫ですね。

 今年6月にもご紹介しましたが、北海道経済同友会の幹事会、さらに広い会場での会合となりました。

* 前回の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38987

さらに広く!

さらに広く!

 メディアアンビシャス例会後、数人と向かいの路上で飲み会!

* メディアアンビシャス例会関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%B7%E3%8

昼間の様子!

昼間の様子!

風情のある夜の外呑み!

風情のある夜の外呑み!

 因みにここで紹介された本、買って読まねば。

 そして、私が監事を務める(公財)北海道対がん協会の理事会の様子。

* (公財)北海道対がん協会の関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E5%AF%BE%E3%81%8C%E3%82%93%E5%8D%94%E4%BC%9A

アクリル板の仕切りが設置

アクリル板の仕切りが設置

 これらの対策は一時的なものではなく、ポストコロナ時代としての新しいスタイルとして定着していくのでしょうね、2020年は、世界的に本当に節目の年になりますね!

枝廣& 五箇 リモート対談(上)

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 「国際環境NGOグリーンピース(https://www.greenpeace.org/japan/」が主催の「枝廣淳子さんx五箇公一さんクロストーク」、大変興味深い内容でした。リモートではなかなか参加者を含めた「空間」の臨場感はつかめませんが、このクロストークで140名の参加だったようです。

 プログラム内容は以下の通り。

https://covid-ourfuturelife-crosstalk.peatix.com/view?fbclid=IwAR3NP5HZKemJ9mrD57IoH5CcmsnAFMfsB3E-W8um-LbecirhfP3MgOEsbqY

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< 枝廣淳子さんx五箇公一さんクロストーク >
※グリーンピース・ジャパン事務局長 サム・アネスリーさんがモデレーター
- 新型コロナ感染症から見えた今の世界
- これからの暮らし

<こんな人におすすめ>

  • コロナ危機を経て、今の社会の問題点が気になり始めた人
  • 新型感染症と環境問題のつながりについて知りたい人
  • 危機に強い社会づくりに関心がある人
  • 地域経済、地産地消など地域コミュニティのありかたに関心がある人

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

五箇公一さん

 1990年、京都大学大学院修士課程修了。同年宇部興産株式会社入社。1996年、博士号取得。 同年12月から国立環境研究所に転じ、 現在は生態リスク評価・対策研究室室長。専門は保全生態学、農薬科学、ダニ学。著書に『クワガタムシが語る生物多様性』(集英社)、『終わりなき侵略者との闘い~増え続ける外来生物』(小学館)など。国や自治体の政策にかかる多数の委員会および大学の非常勤講師を勤めるとともに、テレビや新聞などマスコミを通じて環境科学の普及に力を入れている。NHKクローズアップ現代で解説を務める一方で、フジテレビ「全力!脱力タイムズ」にレギュラー出演するなどバラエティ番組を活用して、環境科学に対する無関心層の引き込みを図っている。
 若い頃は登山とバイクツーリングを趣味として、大学時代にオフロードバイクで日本一周ツーリングを敢行、日本各地の原風景を見て回った。現在は怪獣フィギュア収集とCG絵画作成にハマっている。クワガタナカセというクワガタの背中に寄生するダニのCGがいちばんのお気に入りで、2010年に天皇陛下・皇后陛下(現在の上皇陛下・上皇后陛下)が研究所にご行幸啓された際に、研究の説明対応を拝命し、両陛下にこのダニCGを献上させて頂いたことが生涯最大の誇りとなっている。

五箇

五箇公一さん

枝廣淳子さん

大学院大学至善館(しぜんかん)教授、幸せ経済社会研究所所長
 『不都合な真実』(アル・ゴア氏著)の翻訳をはじめ、環境・エネ ルギー問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会 等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。持続可能な未来に向け て新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンス(しなやかな強さ)を高め るための考え方や事例を研究。「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「 対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。
 システム思考やシナリオプランニングを生かした合意形成に向けて の場づくり・ファシリテーターを、企業や自治体で数多く務める。教育機関で次 世代の育成に力を注ぐとともに、島根県海士町や熊本県南小国町、北海道の下川町等、意志ある未来を描く地方創生と地元経済を創りなおすプロジェクトにアド バイザーとしてかかわっている。

枝廣淳子さん

枝廣淳子さん

コーディネーターのグリーンピース

コーディネーターのグリーンピースアネスリーさん

 国立環境研究所で生物多様性を専門とされている五箇公一さんと、幸せ経済社会研究所所長で、地域経済についても長年、研究・執筆されている枝廣淳子さん、「生物多様性」の観点から見た私たちの暮らし、持続可能な社会にむけた地域の取り組みなど、お二人の専門領域が「これからの暮らし」、「環境をまもる」という視点でどう交わるのか、大変濃い内容、私自身の認識ともフィットして素晴らしい時間となりました。

 先日、久しぶりに開催された北海道経済同友会で、私は今回のテーマについても新たに設置される委員会でのテーマにして頂くよう意見を出しました、「新型感染症と環境問題のつながりについて」。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38987

 その中で特に注目したのは、五箇公一さんが語った、「新型感染症」は、温暖化の長い歴史の時間軸で検証すると、今後も続々と変異して人間社会に現れてくるとの予測でした。ですから、単に今回、新型コロナウイルスへの対処というだけでなく、「ニューノーマル」な人間のライフスタイル総体の転換を図らなければ、これからも何回も襲ってくる現象だろうとのメッセージでした。

新型ウイルスは続々と!

新型ウイルスは続々と!

 「地球温暖化」は、いよいよ人間社会の変更そのものへ、問題を提起し始めているのでしょうね、地球からの強いメッセージと受け止めました。

ソーシャル・ディスタンシング?!

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 北海道経済同友会の幹事会が、久しぶりに従来の参集型で開催されました。ただ、新型コロナウイルス感染予防のために、「ソーシャル・ディスタンシング(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38858)」を考慮した場の設定となりました。今後はリモート会議、或いはこのような形での開催になるのでしょうかね、大きな時代の変化を実感しました。

北海道経済同友会 幹事会

北海道経済同友会 幹事会

 ホテル側の気遣いもかなりなもので、ホテル玄関でアルコール消毒、会場入り口でさらにアルコール消毒、さらには移動マイクは一人が話し終わるとその都度アルコールでホテルの方が消毒して次の方へ渡したり。参加者は20名そこそこでしたが、向かい側の席の方の顔が小さく霞んで見える程度、何とも違和感いっぱいでした。

北海道経済同友会 新年例会 2020

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 北海道経済同友会の2020年新年例会が開催されました。今年トップの講演は、(株)セコマ(https://secoma.co.jp/)の丸谷智保社長、「セコマ流~地域と共に歩むサスティナブルな経営~」でした。

<これまでの丸谷社長の記事>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10146

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34145

丸谷社長のお話

丸谷社長のお話

 以前のブログにも書き、重複しますが再度掲載します。

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 彼は、30年程前、北海道拓殖銀行光星支店にいらっしゃって、当時私が(株)秋山愛生舘の経理部長だった時の担当者でした、素晴らしく優秀でしたね。何回か一緒に食事をしたりして、十勝の池田町町長だったお父様が、「十勝ワイン:http://www.tokachi-wine.com/」を育てあげた過程をお伺いしたりしました。その後、ニューヨーク支店勤務の時は、9・11で崩壊したあの「ワールドトレードセンター」の高層レストランで、当時の確か後藤支店長と3人でお食事をご馳走になったのを覚えています。その他、たくさんの想い出も尽きません。彼の誠実な人柄、堂々たるビジネススタイル、久しぶりにお会いしても全く変わっていなくて、嬉しかったです。頑張って下さい、丸谷社長!

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 今回のご講演は、経済同友会会員を意識してか、かなり「サプライチェーン」を意識したコラボ戦略によるサービス価値向上に重点が置かれて、1時間少々があっという間に過ぎました。原材料の生産・調達から食品製造、物流・卸、小売までをつなぐ【セコマサプライチェーン(https://secoma.co.jp/aboutus/index.html)】を活かし、皆様に価値ある商品をお手ごろな価格でお届けすることをお約束するというスローガンの詳細なご説明でした。

 さらに、地元産品をグローバルに販売する展開も積極的に行っています。地域と世界をつなぐ事業は、分野は違うとは言え、私たちの財団活動にも通じるキーワードがたくさんありました。

* https://secoma.co.jp/release/index.html

会場入り口にはこんな広告も

会場入り口にはこんな広告も

経同会 東北・北海道ブロック会議

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 「経済同友会東北・北海道ブロック会議」が札幌で初めて開催されました。これまで「東北ブロック会議」で長らく続いていましたが、昨年から北海道もお仲間に入れて貰い、それを契機に会議の名称も変わりました。

* 昨年の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33728

代表理事のご挨拶

石井純二北海道経済同友会代表理事のご挨拶

 北海道経済同友会の観光問題委員会では、『北海道におけるインバウンド推進戦略について「地域づくりの核」としての観光業とその実現に向けた行動計画案』を提言しています。

* http://hokkaido-doyukai.jp/hkd/wp-content/uploads/2019/10/968b586afd0d2e225eea0d9491e35cd4.pdf

鈴木知事の歓迎ご挨拶

鈴木知事の歓迎ご挨拶

 野口観光(株)(https://www.noguchi-g.com/5off)の野口秀夫代表取締役社長の基調講演でした。観光産業における人材育成について、熱弁を振るわれました。

野口社長のご講演

野口社長のご講演

 続いてはパネルディスカッション。

後半はパネルディスカッション

後半はパネルディスカッション

 基調講演、パネルディスカッション自体は大変内容の濃いものでしたが、それを聴く側は相変わらずの緊張感の無さで、私の前に座っていた参加者が軒並み下の状態、これはどんな集まりでも同様で日本の経営者の劣化の典型ですね。

またこれですよ!!!

またこれですよ!!!

経済同友会トップとの意見交換

Posted by 秋山孝二
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 経済同友会(https://www.doyukai.or.jp/)では、地方創生の推進に向けて、各地経済同友会と連携した活動を行っています。このたび、最初の懇談の場として櫻田代表幹事が北海道を訪問し、石井筆頭代表幹事、渡辺代表幹事をはじめとする北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)幹部との意見交換会を開催しました、私も幹事の一員として意見交換会・懇親会に出席しました。

 東京からは櫻田代表幹事ほか、橋本専務理事や地下地方創生委員会委員長などが出席し、北海道の人口減少への対応や農産品の海外輸出、観光振興、経済同友会や企業による具体的な支援のあり方について率直に議論をしました。一行は翌日、北農中央会(http://ja-dosanko.jp/)幹部との意見交換の場を持ちました。

櫻井代表幹事ほか

櫻田代表幹事ほか

北海道経済同友会から石井・渡邊代表幹事ほか私も

北海道経済同友会から石井・渡邊代表幹事ほか私も

率直な意見交換

率直な意見交換

 私は唯一個人で登録するこの経済団体に23年所属し幹事を務めていますが、北海道に向き合い、経営者の視点から課題解決に取り組んでいるつもりです。一個人として今の日本の各分野のひどい劣化を憂いながら、地域からグローバルに連携できればと活動中です。

北海道経済同友会 例会 2019

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)で、私は幹事を20年以上続けています。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%90%8C%E5%8F%8B%E4%BC%9A

 今月の例会では、提言の一つ「未来検討ワーキング」から詳細の報告があり、これに先立って記者会見も行われました。先月の70周年記念式典では、他に3つの提言の概略も報告され、これらもいずれ提言書として出版される予定です。私のところにも複数の団体から、出来上がった時にはご連絡下さいとのリクエストも届いています。

人口の展望と北海道

人口の展望と北海道

 さらに今月の例会では、「ラグビーワールドカップ2019」に因んで、吉田義人さんのご講演も。元気の出るエネルギッシュなお話で大変盛り上がりました。

* ラグビーワールドカップ2019ーー> https://www.rugbyworldcup.com/

「ラグビーワールドカップ2019」の画像検索結果

祝 北海道経済同友会 70周年!

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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)は、今年で創立70周年を迎えました。先日はその記念講演会と祝賀会が開催されました。

 これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24322

記念講演会:小林会長

記念講演会:小林喜光前代表幹事

小林博光会長

小林喜光前代表幹事

時代認識

時代認識

課題も明確に

課題も明確に

 続いては委員会、ワーキンググループから4つの提言の概要説明。私もその中で二つに関わって議論をしてきました。詳細は7月10日の例会時に公表されます、楽しみですね。

小磯修二先生

小磯修二先生

提言のプロセス

提言のプロセス

 最後は札幌交響楽団のアンサンブル演奏、講演会・提言プレゼント少し聴き疲れた頭がリラックスされる素晴らしい演奏でした。

札響のアンサンブル

札響のアンサンブル

 式典を終えて、会場を替えての祝賀懇親会、いつもながら会員で盛況でした。

石井代表幹事

石井純二代表幹事

 この会の幹事として20年以上関わってきた自分、経済同友会設立の原点に返って、北海道という地域の産業界に身を置く一人の人間として、議論、発言を続けていきたいと気持を新たにしたひと時でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<設立趣意書>

 日本はいま焦土にひとしい荒廃の中から立ち上がろうとしている。
新しき祖国は人類の厚生と世界文化に寄与するに足る真に民主主義的な平和国家でなければならない。
日本国民は旧き衣を脱ぎ捨て、現在の経済的、道徳的、思想的頽廃、混乱の暴風を乗切って全く新たなる天地を開拓しなければならないのである。これは並々ならぬ独創と理性と意力と愛国の熱情とを要する大事業である。
 われわれは経済人として新生日本の構築に全力を捧げたい。而して、日本再建に経済の占める役割は極めて重要である。蓋し経済は日本再建の礎石であるからである。われわれは日本経済の再建を展望しつつ惨たる荒廃の現状を顧みて責務の重大なるを痛感する。
 今こそ同志相引いて互いに鞭ち脳漿をしぼって我が国経済の再建に総力を傾注すべき秋ではあるまいか。
本会は日本経済の堅実なる再建を標榜する中堅経済人有志の機関であるが、その立場はあくまで経済職能人もしくは経営技術者としての立場を採る。従って政治的立場は無色である。
 われわれは何れの政党からも自由であるが、しかし職能人として政策には関与する。而して各政党の経済政策が洵に貧困を極めている現状において、日々の生産に足場を持つ職能人の経験と知識が国の施策に充分生かされなければ日本経済の秩序ある再建は覚束ないといえる。なお、この点について本会は中央経済団体と緊密な連繋を執り充分に協力して行きたい。
 本会は他面、会員が相互に啓発し合い切磋琢磨する教室でもあり、また気楽に親交を温める倶楽部でもある。

昭和21年4月30日

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 北海道経済同友会HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・終戦直後の昭和21年に、日本経済の堅実な再建のために中堅企業人有志83名が結集して社団法人経済同友会(東京)が設立されました。それ以来全国各地に45の経済同友会が設立され、より良い経済社会の実現と国民生活の安定のため諸課題に取り組んでいます。
基本的に、本部・支部という性格はなく、各地それぞれの同友会が連帯しながら独自に活動しています。

・経済同友会では、一企業や特定業種の利害を超えて、全く自由な経済人が個人として参加し、自主独立の精神をもって自由闊達な提言・主張などを表明しています。

・経済同友会の提言・要望・調査研究の成果などは、経済人の広い視野と時代を見通した先見性の表明として世に問われ、政策当局をはじめ広く社会に対して大きな影響を与えています。

・経済同友会は、全国または各地の経済同友会相互の交流連携はもとより、国内外の経済団体などとも交流・連携し、国際化の時代に即した日本経済の発展に貢献します。

・経済同友会は、会員相互の交流・講演会や研究会の開催、会報の発行などを通じて、会員の意識啓発を図ります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用おわり

再エネ振興機構 総会 2019

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 「北海道再生可能エネルギー推進機構(https://www.reoh.org/」の総会が開催されました。市町村の会員が多く、今後の再生可能エネルギーの普及では重要なプレーヤーです。

総会で鈴木理事長

総会で鈴木理事長

 今年の特別講演は、環境省大臣官房環境計画課の川又孝太郎課長「地域循環共生圏」の理念と構想、推進に向けた環境省事業についてのお話でした。

 昨年30年4月17日に閣議決定された第五次環境基本計画では、地域の活力を最大限に発揮する「地域循環共生圏」の考え方が新たに提唱され、各地域が自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合う取組を推進していくとしています。また、北海道では昨年9月にブラックアウトを経験し、災害対策の観点からも自立・分散型エネルギーシステムの重要性が指摘されています。

地域循環共生圏

地域循環共生圏

環境省

環境省

 当日のご講演資料はこちらーー> https://www.reoh.org/news/190528_jiritsubunsan

 私が所属する「北海道経済同友会」でも、近々、再エネに関して提言をする予定になっていて、いよいよ北海道における再生可能エネルギーの推進が大きく進展しそうです、楽しみですね。

枝廣淳子さん主宰 第54回勉強会

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 枝廣淳子さん主宰の「イーズ未来共創フォーラム 異業種勉強会(https://www.es-inc.jp/network/」の第54回が開催されました。秋山財団もメンバーの一員として当初から加入していますが、私はこの数年、毎回出席しています。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%BA

 今回は、「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略策定に向けた懇談会(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/parikyoutei/)」の事務局を担った3省、外務省の孫崎馨さん、環境省の木野修宏さん、経産省の飯田健太さんをお迎えし、「長期戦略懇談会の提言と企業・地域にとっての意味合い」について、それぞれのお立場からお話を伺いました。さらに委員として関わってきた視点で、枝廣淳子さんからも議論の経過、裏話等があり、また提言や戦略案に対し、参加者からさまざまな角度から、質問や感想・コメントが出て盛況でした。

 開始早々、いきなりゲストへの質問と枝廣さんから問われたので、私は「今回の提言、どこまで本気でしょうか?本当に実現に向けて各省庁足並みをそろえる覚悟なのでしょうね」と、不躾な発言でスタートしました。それに対して、大変真摯なお答をそれぞれお三方から頂き、本気度を受け止めた次第です。特に、成長戦略として「地域」に焦点を当てた「循環」に言及した箇所のご説明が印象的でした。

 フォーラムでは回答時間も限られていましたが、ゲストスピーカーの皆さんが、懇親会も最後まで残ってくださったこともあり、さらに突っ込んだ質問を至近距離で、ざっくばらんに意見交換する貴重な場になりました。

懇親会で

懇親会で

 今回の会場は、味の素(株)の「クライアント・イノベーション・センター(https://www.ajinomoto.com/jp/rd/shared_file/pdf/ajinomoto_CIC_pamphlet.pdf)」、ビジネスパートナーとの技術の融合による新価値・新事業の共創を目指す画期的な新施設で、フォーラム終了後に見学説明もありました。オープン・イノベーションの拠点であり発信の場との位置づけでした。因みにこの施設の正面玄関前に京急の「鈴木町」がありますが、この「鈴木」は味の素の創業者のお名前だそうです、凄いですね。

京急「鈴木町」駅の真正面

京急「鈴木町」駅の真正面

 味の素(株)と言えば、今年3月、東京のお台場で開催された「サスティナブルデザイン」フォーラムで西井孝明社長がプレゼンを行いました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35454

 日本の企業もここにきてやっと動き始めたようですね。私が地元で長年幹事をつとめる「北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/」では、来月10日の設立70周年記念式典での発表を目指して、今、「再生可能エネルギーの推進」に関する提言の最終とりまとめを行っているので、来月開催のG20で発表される政府の今回の提言とコラボしたものにしていこうと思っています。

北海道経済同友会 総会 2019

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の今年度の総会と最初の例会が開催されました。今年度から、これまでの石井純二代表理事は筆頭代表理事となり、加えて渡辺卓さん(北海道放送(株)代表取締役会長)が代表理事に就任され、これまで数年一人だった代表理事が以前と同様に二人となりました。今年6月10日(月)に『北海道経済同友会 創立70周年記念式典』を札幌パークホテルで開催する予定もあり、私も参画している「未来検討プロジェクト」、「環境問題委員会」の提言も、この機会に発表の運びとなっています。環境問題委員会では、「北海道の自然エネルギー資源を活かした地域づくりについて」がテーマで提言書のまとめに入っています、乞うご期待!ですね。

新たに就任された  代表理事

新たに就任された渡辺卓代表理事

 総会に続いての特別講演は、元NHKの手嶋龍一さん、自らの貴重な取材経験に基づく貴重なお話でした。

* 手嶋龍一オフィシャルサイト http://www.ryuichiteshima.com/

ジャーナリストとして突っ込んだお話

ジャーナリストとして突っ込んだお話

 NHKワシントン総局長を8年間務めた情報の厚みは大変貴重なもののようですね。日本の今のマスメディアの情報収集の浅さを痛感したひと時でもありました。

経済同友会 新年例会

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の今年最初の例会が開かれました。2019年は、北海道経済同友会70周年記念の年、6月10日には札幌で記念式典が予定されています。私は幹事を20年近く務めています。

* http://hokkaido-doyukai.jp/officer/

石井純二代表幹事

石井純二代表幹事

 講演会では、元厚生労働事務次官の二川一男氏、テーマは『社会保障の現状と課題』。冒頭は、不適切な統計集計業務のお詫びで始まりました。

前厚生労働省事務次官

二川一男元厚生労働省事務次官

二川 氏

二川一男 氏

北を語る会 30年記念例会

Posted by 秋山孝二
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 異業種交流の「北を語る会」、30周年記念例会が200名を越える参加者で大盛会でした。

* これまでの「北を語る会」記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E4%BC%9A

当日パンフ

当日パンフ

石田武史さん撮影

石田武史さん撮影

会長の渡会俊介さん

冒頭ご挨拶 会長の渡会純介さん

 オープニング演奏は、明楽みゆきさんのチェンバロ演奏。アリア、この道、糸、リベラタンゴほか、メドレーで飾りました。

オープニングは明楽さんのチェンバロ演奏

オープニングは明楽みゆきさんのチェンバロ演奏

 記念講演は、元北海道知事、前衆議院議長の横路孝弘さん、「未来への希望に向けて~北を語る」でした。久しぶりのお話、北海道知事時代の私なりのたくさんの思い出が頭に浮かびました、懐かしさとともに、今のリーダーの情けなさも浮き彫りに。北海道の先駆性、将来性を、信念をもって語る姿は健在でした。

横路孝弘さんのご講演

会員の横路孝弘さんのご講演

 設立時の小川東州会長もお元気でご挨拶をされました。もうずいぶん昔になりましたが数年間、毎月、小川先生を囲んで大先輩たちとご一緒に習字を習って語らった日々を思い出しました。

設立当初の会長・小川東州さん

設立当初の会長・小川東州さん

 サプライズでは最年少会員、平成元年生まれで、私の4番目の子供と高校同期の山木将平くんも一曲だけライブ演奏でした。終了後に最新のCDを買いました、個性豊かに頑張っているし将来も楽しみです。

* 山木将平ーー> https://shoheiyamaki.com/

会員の山木将平くんのギター演奏

会員の山木将平くんのギター演奏

 恒例のダンディーフォーの素晴らしいハーモニー、平均年齢78歳。テノールの石丸先生がご逝去の後、以前、北海道経済同友会事務局でお世話になった小路口さんが加入して、一層レベルが上がった感じのライブでした。

ダンディーフォー

ダンディーフォー

 そして最後は、皆さんで「知床旅情(https://www.youtube.com/watch?v=tfjKZD03Ox8)」の大合唱でした。

フィナーレは知床旅情

フィナーレは知床旅情

きたネットフォーラム 2018

Posted by 秋山孝二
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 「きたネットフォーラム2018(http://www.kitanet.org/event/2018/2018kitanetforum.pdf」、今年は200名を越える参加者で大盛り上がりでした。テーマは、「都市のクマとヒト」〜住民と野生動物は豊かさを分かち合えるのか?環境共生とヒグマ管理の調和的実現への挑戦〜、でした。私も午後の分科会でパネリストとして登場しました、他のパネリストのお話が大変興味深く、有意義なひと時でした。

 後日、記録の動画も――>

たくさんの専門家もご登壇

たくさんの専門家もご登壇

 まずは当日は早朝から打ち合わせ・準備でした。

エルプラザホール前で直前打ち合わせ

エルプラザホール前で直前打ち合わせ

 プログラム趣旨より~~~~~~~~~~~~~~~

 北海道の市街地にヒグマが頻繁に出没しています。生態系の頂点であるヒグマが生存することは、自然の近さ・豊かさの象徴である一方、住民や管理者が被害を受ける危険を伴います。生物多様性保全やSDGsの理念から、ヒグマは共にこの地に暮らす仲間であり、人が平和な暮らしを願うのと同様に、野生生物の将来も保証されるべき。
大都市にヒグマが生息するという、世界に類のない状況がもたらすリスクをどう管理して安全を担保していくのか、命のせめぎ合いの最前線から共生のグランドデザインを考えます。

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■■プログラム■■

基調講演1:佐藤喜和氏(酪農学園大学 農食環境学群環境共生学類教授 野生動物生態学研究室)
「札幌生まれのヒグマたち―その暮らし、日々の営み、そして人や街との距離間」
 札幌市街地近郊の森林で行ってきた野外調査の成果をもとに、札幌に生きるヒグマの生態や繁殖実態について紹介し、本フォーラムの話題提起でした。「柔軟なクマ」に対して「頑な人」、現在のクマの方がはるかに変化してきた環境に適応した姿であることを説得力のある論点から指摘されました。そして、札幌は、「ヒグマと共生する200万人都市!」として世界に誇るべきなのでは、と。

■基調講演2:前田菜穗子氏(ヒグマ学習センター)
「人とヒグマとの付き合い方・ヒグマ観の歴史的変化」
 ヒグマという生き物の生態や魅力、アイヌに学ぶヒグマとの付き合い方、現代の人とヒグマの関係と対比させながら,臨場感あふれる素晴らしいお話でした。

(12:10〜13:10 休憩)

午後
■パネルディスカッション
「生活の場,環境保全活動・環境教育の場にもヒグマが!活動への影響と共生の展望は?」
 様々な立場で北海道の自然環境と関わる方々に、昨今のヒグマ出没の影響と対応、課題などを紹介していただきました。また、どのような気構えでヒグマの存在をとらえ,活動・生活を続けていくか、行政・専門家・NPOに期待することは?などをディスカッションしました。
進行:佐藤喜和氏
パネリスト
前田菜穗子氏
早稲田宏一氏(NPO法人EnVison環境保全事務所)
山本牧氏(NPO法人もりねっと北海道 理事長)
片山綾氏(公益財団法人知床財団 公園事業係)

===情報交換会(3分科会) 北海道の環境課題===
「生物多様性」、「森林保全活用」、「環境教育」、の各分野テーマで、3つの分科会を開催します。

分科会A 生物多様性
…札幌市民はヒグマとどう付き合っていくのか?
 人口200万の大都市にヒグマなど大型の野生動物が出没する例は、世界のどこにもありません。この未知の状況、リスクに、どう対処し、新しい共生のグランドデザインをつくっていくのか。行政、施設管理者、研究者、NPOなど、最前線で問題に向き合う事例を知り、具体的な問題への対応策を探ります。

座長/長谷川理氏
運営協力/酪農学園大学環境共生学類の学生のみなさん
事例(1)札幌市のヒグマ問題、現状と対策
坂田一人氏(札幌市環境局 環境都市推進部熊対策調整担当)
事例(2)施設管理者のヒグマ対策/
今井健太氏(滝野すずらん丘陵公園滝野管理センター)
花田沙智子氏(札幌市定山渓自然の村主任指導員)
事例(3) 札幌市民は、ヒグマや野生生物との共生をどう考えているか
愛甲哲也氏(北海道大学農学研究院 准教授)
・提案とディスカッション
札幌市の現状と対策、共生グランドデザインを考える /佐藤喜和氏
コメンテータ 前田菜穂子さん・山本牧さん・早稲田宏一さん 他

■分科会B 森林保全
「市民による森づくりの成果と課題、森林関連団体の今、これから」
 きたネット会員の森林保全に関わる団体を中心に、北海道の森林保全・森づくりに関わる方にお集まりいただき、活動の現状と課題についてお話いただき、これからの活動のありかた、ネットワークの役割をディスカッションします。

座長/枝澤則行氏(ふるさと美幌の自然と語る会、きたネット副理事長)
ほか

■分科会C 環境教育
「市民活動・環境教育をSDGs的思考で、さらに広いネットワークに」
 市民活動・環境教育はもともとSDGs考え方で成り立っています。つながり思考、誰も取り残さない、一人一人の幸せを優先するといった考え方です。企業や行政などとの共通言語たり得るSDGs的な視点で、市民団体の活動を捉え直すことで、共感と新しい連携を促すネットワークをつくりだせるのでは?

座長/麻生翼氏(NPO法人森の生活理事長、きたネット理事)
登壇者/
秋山孝二氏(北海道経済同友会幹事・公益財団法人秋山記念生命科学振興財団理事長・一般財団法人札幌南高等学校林理事長)
廣瀬岳史氏(No Maps実行委員会 事務局長)
ビアンカ・フュルスト氏(NPO法人八剣山エコケータリング 代表)
佐竹輝洋氏(札幌市環境局環境都市推進部 環境計画課調査担当係長)

 それぞれの方のプレゼンは本当に興味深かったですね。私からはグローバルマネーの昨今の状況について、ESG投資等についてキーワードを紹介しました。

■伝え、拡げるために 全体情報交換会
 フォーラム参加者の交流と情報交換の場となりました。定森さんのこのプロジェクトは、秋山財団のネットワーク形成事業にも採択になっています。

* http://www.akiyama-foundation.org/history/history_09

プロジェクト名 中間支援センター等の連携を通じたNPOによる被災者支援へ
代表者 佐藤 隆(サトウ タカシ) NPO法人北海道NPOサポートセンター 事務局長
概要 道内のNPO支援センターによる、相互的な、被災者支援活動の支援ネットワークを構築することで、道内で災害が起きた際にNPOによる被災者支援活動を支援できる体制を構築する
助成期間 2018年度~2020年度

【話題提供】得意分野を活かす〜市民は自然災害の際にどんな役割を果たせるのか
定森光氏(北海道NPOサポートセンター)
【進行】内山 到(公益財団法人北海道環境財団、きたネット理事)
宮本 尚 (きたネット理事)

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 フォーラムの後は場所を移して交流会も大人数で開催できました。午前・午後・夜と一日濃密な交流は、大変有意義なひと時となりました、北海道に住む方々の見識の高さにあらためて感動しました。

経済同友会旭川支部との懇談

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)で、旭川支部との交流会を7年ぶりに開催しました。私は幹事を20年近く引き受けているので、今回も参加して意見交換をしました。地域の課題ほか、特有の話題も多かったですが、会合の後の懇談会では来年の選挙も含めて、いろいろ興味深いお話で盛り上がりました。

意見交換会後の懇談の場で

意見交換会後の懇談の場で

 人口減少による地域の疲弊、インフラとしてのエネルギー、食、鉄道ほかの交通網等、なかなかすぐに解決する問題とは思えませんが、展望を拓きたいですね。旭川支部の報告では、中国、ベトナムほかのアジア諸国への農産物の輸出、観光客インバウンド等、地域独自の海外展開が大変盛んな印象を受けました。ただ、まだまだその手法は従来型の展開のようで、SNSを活用したさらなる情報提供で伸びしろは大きい印象もあります、いずれにせよ、フィールドで頑張る皆さんのお話、今の日本を支えている力強さも感じて爽やかでした。

経済同友会 東北ブロック会議 2018

Posted by 秋山孝二
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 昨年の山形での会議(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30732)に続き、今年は新潟県長岡市で「経済同友会東北ブロック会議」が開催され、オブザーバーの一員で北海道経済同友会幹事として参加しました。長岡市には9年前(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3177)以来、2回目の訪問です。

 今年の会で、北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)も正式メンバーとして参加が承認され、会議の名称も「東北・北海道ブロック会議」と変更されました。

来年の全国会議は新潟市で開催予定

来年の全国会議は新潟市で開催予定

 基調講演は前長岡市長の森民夫さんでした。

米百俵と市民協働

米百俵と市民協働

森民夫前長岡市長

森民夫 前長岡市長・前全国市長会長

 講演レジュメから~~~~~~~~~~~~~~

第一章 米百俵の精神

第二章 長岡市における市民協働の成功事例

* 中越地震からの復興  民間活力の象徴――牛のヘリコプターによる搬送

* 「アオーレ長岡(http://www.ao-re.jp/)」で躍動する市民力――隈研吾さん設計

* 世界に羽ばたく長岡花火

――復興祈願「みんなであげよう!フェニックス」https://www.youtube.com/watch?v=MB7r8iCDwbo

――大林宜彦監督 映画「この空の花」https://www.youtube.com/watch?v=CivwjE-pHJY

――真珠湾に咲いた平和の花火と青少年交流 http://www.news24.jp/articles/2015/08/16/07307063.html

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 長岡の人材育成は、一人のエリート教育ではなく人材の厚みをつくること、これが小林虎三郎の精神であると。官に頼らない民間経済人の活躍の歴史でもあること。直近では中越地震被害からの復興過程にも、その底力が発揮されてきたことも紹介されました。

 森さんのご講演に続いては、マチづくりのツワモノがパネリストとして登壇、「市民協働を支えた人材の成功の秘訣」と題して、それぞれ迫力満点のメッセージでした。

* 高野克宏 (公財)長岡国際交流協会 専務理事(http://www.niea.or.jp/

* 渡辺美子 NPO 市民協働ネットワーク長岡 副代表理事(http://skn-ngok.net/

* 樋口勝博 (一財)長岡花火財団 専務理事(https://nagaokamatsuri.com/zaidang.html

* 渡辺千雅 「長岡映画」制作委員会 委員長(http://locanavi.jp/blog-info/nagaokaeiga_site/

* 星 貴  長岡戦災資料館 アドバイザー(http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/cate12/sensai/siryoukan.html

行政とのコラボも見事な協働の実践例の数々

行政とのコラボも見事な協働の実践例の数々

 私は一日目の途中で退席しましたが、灼熱の本州の夏、上越新幹線長岡駅では郷土の誇り高き人々を顕彰していました。

歴史を踏まえて

歴史を踏まえて

良寛さん

良寛さん

山本五十六連合艦隊司令長官

山本五十六連合艦隊司令長官

 故郷の歴史としっかり向き合い、骨太の地域創生を強く感じました、担い手たちの底力なのでしょうね。猛暑の中、心洗われる清涼感、何よりも元気をもらいました、ありがとうございます!

北海道経済同友会 総会 2018

Posted by 秋山孝二
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 今年度の北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の総会と第一回の例会が開催されました。私は幹事を拝命してから20年以上経つでしょうか。今年度から、これまでの横内龍三代表幹事が顧問に、新しく石井純二幹事が代表幹事にご就任になりました。私より年下の初めての代表幹事、時代の流れを感じます。

横内龍三代表幹事は顧問に

横内龍三代表幹事は顧問に

新しくご就任の石井純二代表幹事

新しくご就任の石井純二代表幹事

 横内体制で、委員会活動も大変活発になり、私は環境問題委員会でいろいろ学びの場を与えて頂きました。引き続き、今年度以降もこの委員会に一員として研鑽を積むと同時に、新しく立ち上がった小磯修二先生が会長の「未来検討員会」にも参画することになりました。提言を含めての活発な議論が楽しみです。

* 環境問題委員会ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%95%8F%E9%A1%8C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

 総会に引き続き開催された第一回例会の演者は、日本航空(株)(https://www.jal.com/ja/)取締役で前会長の大西賢(おおにしまさる)さん、演題は『JAL破たんからの歩み~そして新たな企業文化の創造』でした。

経営再建にプロセスを

経営再建のプロセスを語る

淡々と、力強く

淡々と、力強く

 これまで上場廃止になった138社のうち、再上場できたのは9社のみの困難な道筋を、稲盛和夫さんのリーダーシップと相まって、大西さんほかのJAL経営者の賢明な努力で、最短で再上場を果たしたとのこと。それも数千億の債権放棄のご協力を得てであり、感謝以外の何物もないとおっしゃっていました。

 再生JALの社長にご就任された最初の言葉が「過去との決別」、社長就任の言葉としては覚悟を感じます。「事業構造の改革+内面的な構造改革=The New JAL」を実践した日々を丁寧にご説明されました。新しい実践は殆ど何もない、ただ、その目的を明確にして地道に全社員が努力し続けた結果と謙虚にお話をされていました。経営再建の神髄は、恐らくこのような地道な努力の積み重ねなのでしょうね。

* 【参考】大西賢の名言 https://systemincome.com/tag/%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E8%B3%A2

 技術畑ご出身で関連会社社長の経営を経て、火中の栗を拾った勇気と覚悟に敬服します。短期間で社長から会長、そして取締役と、ミッションを心得た生き様も共感を持ちます。

 年度初め、身の引き締まるお話に感謝です、ありがとうございました。

枝廣淳子異業種フォーラム 2018初回

Posted by 秋山孝二
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 環境ジャーナリストとして世界で活躍する枝廣淳子さんが主宰する「イーズ・異業種フォーラム」、第48回目「2018年・年初に考える~これからの時代をどう生き抜くのか」、今年最初は昨年に引き続き刺激的でした。

* https://www.es-inc.jp/network/forum/2018/nwk_id009325.html

 これまでの勉強会の記事ほか――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9E%9D%E5%BB%A3%E6%B7%B3%E5%AD%90

八千代エンジニアリング本社で

八千代エンジニアリング本社で

 気が付いてみると参加者の中では最高齢に近い私、時の経つのは速いものですね。

懇親会も盛り上がり

懇親会も盛り上がり

 「パリ協定」の合意から2年、脱炭素の世界的な動きから取り残され気味の日本ですが、その日本でも、少しずつ前向きの動きが出てきています、遅ればせながら、ですが。

 100%再生エネルギーを使うことを目指すグローバル企業の集まりである「RE100(https://sustainablejapan.jp/2017/02/01/re100/25334」に日本企業も参加するようになってきましたし、また、世界最大の年金基金である、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本株のESG指数を昨年7月に採用、約1兆円を投資したことでESG投資が一気に加速しています。同時に、ESG投資時の企業の総合評価の一つになっているSDGsにも注目が集まり、ビジネスチャンスに活かそうとする企業や地域でのうごきも活発化しています。

 私も自分のフィールドである北海道で北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の中で発言を続けるつもりです、あまりに関心が無さすぎますので。