資料閲覧 @ 国立公文書館(上)

Posted By 秋山孝二
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 つい先日、東京・北の丸公園にある独立行政法人 国立公文書館(http://www.archives.go.jp/の加藤丈夫館長を訪問し、貴重な資料の数々を閲覧することができました。お父様は「少年倶楽部」j編集長で有名な加藤謙一さまです。(https://kotobank.jp/word/%E5%8A%A0%E8%97%A4+%E8%AC%99%E4%B8%80-1642234

館長写真HPより

 その折に、訳あっていつも宿泊するホテルではないところから、東京の日の出を仰ぎました。思えば、今から21年前の1997年2月9日、当時、私が代表取締役社長だった(株)秋山愛生舘の東京証券取引所市場第二部への上場の日、品川に宿泊していた私は、部屋の窓から輝く日の出を見て、何か新しい時代の到来に感動したことを思い出しました。そして、当日は東証での認証式、記者会見他を終えて、翌日10日、始発便で東京から戻った新千歳空港で、代表取締役会長・秋山喜代の逝去の報を受け取ったのでした。今、振り返っても激動の日々でした。

東京の日の出

東京の日の出、3月

 今回の加藤館長訪問は、2月に全く偶然のパーティの場でお隣の席になり、国立公文書館館長のお立場と分かり、私の父の「ビハール号事件」関連のBC級戦犯資料の閲覧を申し出たことに由来します。

* これまでのビハール号関連記事 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%93%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

国立公文書館

国立公文書館

 以前、BC級戦犯裁判資料を法務省に問い合わせたところ、戦犯資料はすべて国立公文書館に集約しているとのお答えで、それ以降、フォーラムでお会いした内海愛子先生にお願いして、一部資料を送って頂きましたが、その後の検証活動が私自身続かず、先月まで時が過ぎていました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27125

 今回、ご担当の新井さん、桜井さんにお手数をお掛けして、事前に大変たくさん資料を揃えて頂き、資料のよって来る所以ほか、裁判の全容等についても、新たな気づきを得ることができ、深く感謝申し上げます。

 お聞きすると、戦犯裁判資料の原本は、アメリカ、イギリス等の当事国に持ち帰り保存されているとのことで、戦後日本の法務省のご担当の方々のご尽力により、関わった弁護士たちからの聞き取り等で限りなく裁判の様子を記録に留めて今に至っていると伺いました。昨今の政府・官僚の記録改ざんの体たらくを見ると、隔世の感があります。

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