「憲法を考える講演会」が先月開催されました。
1) 特別報告 「坂本龍馬のデモクラシー」 朝日新聞社函館支局長 上村隆さん
2) 講演 「憲法と吉里吉里国」 東京大学教授(日本近代文学)、「九条の会」事務局長 小森陽一 さん
* 吉里吉里国 (きりきりこく)は、1981年8月、井上ひさしがコメと憲法に危機感をもって書いた小説『吉里吉里人(きりきりじん):http://www.amazon.co.jp/%E5%90%89%E9%87%8C%E5%90%89%E9%87%8C%E4%BA%BA-%E4%B8%8A%E5%B7%BB-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BA%95%E4%B8%8A-%E3%81%B2%E3%81%95%E3%81%97/dp/4101168164』(新潮社、文庫にも収録)に登場する架空の国。ある日、東北地方の一寒村(物語上では宮城県と岩手県の県境付近にある吉里吉里村、人口は約4200人)が、突如独立宣言して誕生する国家。
* 「九条の会(http://www.9-jo.jp/)」についてはこれまで何か掲載してきました。
―― http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8888
―― http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9308
―― http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13758
―― http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14584
小森さんのご講演は:
* 今、なぜ『吉里吉里人』か――>1981年8月に刊行されて以来、新自由主義路線への英・日・米の転換を順を追って検証
* 日本国憲法を戦後の中でのとらえ直し
* 草の根運動で改憲の動きを押し返す活動
ほか、歴史の転換点としての「今」の重要性を、分りやすく、説得力のあるお話でした。