大地震、津波、そして原発事故

Posted By 秋山孝二
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 掲載した後、14日午前11時にこのサイトを追加しました(がんばれ日本:http://ideapad.jp/d9385fb4/show/)。
16日午後1時にこのサイトを追加しました(http://www.earthday-tokyo.org/2011/news/2011/03/3141400ustream.html)。
 
 11日午後2時50分頃に、私は札幌の秋山財団事務室で仕事をしていると、滑るような横揺れがあり少し続いたので、直感的にどこかで大きな地震だなと思いながら、事務局二人の所に行きました。すぐにテレビをつけて見ると、「東北沖を震源とする地震が発生」とすでに報道していました。

左は11日夕方の号外、他は12日朝刊1面

左は11日夕方の号外、他は12日朝刊1面

 私の身内は首都圏に複数暮らしていて、携帯メールでそれぞれの安否確認を行いましたが、会社から2時間以上歩いて家にたどり着いた者等、深夜までには居場所も確認できて、少しホッとは致しました。ただ余震の心配、東北・八戸の親戚の安否、その他余談を許さない情況の中、気になりながらも一晩過ぎました。

 1日経つと、今度は地震そのものは勿論ですが、それによって発生した津波による大被害に言葉を飲み込みました。そして、時間を経るごとにどんどんその犠牲者・被害も膨れ上がってきていました。1995年1月の阪神淡路大震災の180倍のエネルギーとは言え、津波も報道されている数字以上のエネルギーだと感じました。数字には出てこない複合的な現象による被害があるのでしょう。

 さらに、昨日午後になり福島原発の爆発、放射能被爆等も報道されてきています。東京電力・原子力保安院の記者会見が全く廻りくどくて良く理解できません。それに比べて、原子力資料情報室(http://www.cnic.jp/)が12日20時に行った記者会見(http://www.ustream.tv/recorded/13269582)は、われわれの今懸念するポイントに応える内容になっています。日頃の視座の違いでしょうか、それにしても当事者・東京電力の情報開示能力の欠如は、あきれるばかりですね。

 こと原発に関する情報は、どうしてこうも分かりにくいのでしょうか。事実確認の説明自体が、とうてい普通の市民にはすぐには理解できません。意識的に「隠している」としか思いようがありません。

 それともう一つ、今回は大地震・津波・原発事故の複合災害であり、個々の「専門家?」がテレビ等で数値の説明をしても意味が有りません。過去情報に基づいて長々説明するよりも、今の状況にどう対処すべきなのか、「役に立つメッセージの発信」であってほしいものです。行政も機能しないし、結局は地元住民は現場の判断で行動するしかない、そんな感じですね。

 まだまだ被害は広がりそうで心配ですが、これまでに犠牲になられた皆さまに、心からお見舞い申し上げますとともに、この惨事から得られる教訓を今後に必ず活かしていきたいと思います。

2 Responses to “大地震、津波、そして原発事故”

  1. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 震災から1年を経て Says:

    [...]  私自身、昨年3・11以降最初のブログ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7807)、そして、昨年3月のブログ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?m=201103)です。長淵剛の「愛おしき死者たちよ:http://www.youtube.com/watch?v=a5XSf8Sv_QA」とともに、これからもなお続く私の「2011.3.11」です。 [...]

  2. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 今、あらためて検証しよう! Says:

    [...] * http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7807 [...]