環境都市 札幌、新たな挑戦!

Posted By 秋山孝二
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 「SEG(サッポロエネルギーゲートウェイ)」 札幌型省エネの相談窓口(http://www.city.sapporo.jp/keizai/shouene/shouene-business.html)開設オープニングセレモニーがワークショップとして開催されました。札幌の「エネロスパスターズ(https://www.enelossbusters.com/」が中心となって運営しています。このプロジェクト、もとはと言えば秋山財団のネットワーク形成事業「エネチェン支援塾(http://enechan.exblog.jp/」に端を発しています。

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エネチェン支援塾(http://enechan.exblog.jp/

 現在の日本のエネルギーシステムの実態と、目指すべきエネルギー社会の両面を理解し、そのギャップを超えて北海道ならではのエネルギー転換の実現にむけて行動する人を生み出す「塾」

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 数日後に岩井さんからメールが届き、このプロジェクトの出口として、このビジネスを自走させるためには、ドイツを参考として行政側の施策をセットで整備していく必要があることを札幌市には提言していること、これをまとめて今年3月に、「札幌型省エネビジネス創出事業実施業報告書(http://www.city.sapporo.jp/keizai/shouene/documents/hokokusho.pdf」を提言したとのご報告がありました。市役所内のこの事業の所管部門は経済観光局ですが、エネルギー政策は経済局マターであり、今後は縦割り組織の市役所内での施策の検討が課題なのでしょう。30年以上昔、マチづくりで板垣武四市長にアメリカオレゴン州ポートランド視察後の提案書提出時を思い出しました。その意味でも、今回のSEGの立ち上げは環境局との関係性も大切にして頂きたいですね。

 メールにはさらに、ドイツとの繋がりは、この事業にとって不可欠なものとなりつつあり、それは秋山財団の支援のおかげとも書かれていました。SEGのアドバイザーとして、ドイツ視察メンバーの平本先生、グリーンファンド小林さん、恒栄工業上原さんの3名が参画し、お三方ともキックオフの夜にはご出席でした。

 以下は当日の岩井尚人さんのご挨拶、この間の経過を簡潔明瞭に説明されていました。秋山財団もその一助となれたようで嬉しいです。

< Sapporo Energy Gateway オープニングセレモニー挨拶>    SEG代表 岩井尚人

 皆様こんばんは。サッポロエネルギーゲートウェイは、今日ようやくスタートラインに立ちました。ここま で来るのに、本当に多くの方々のご協力をいただき、支援していただいております。この方がいなかったら、 SEGはスタートラインに立てなかった、という皆様に、今日はおいでいただきました。

 この後ご来賓としてご挨拶いただきますが、上田前札幌市長は、2012年の12月22日にご自宅で、省エネの 話を聞いてくださいました。エネルギーロス改善による省エネは、一般に知られている以上のポテンシャル があること、それにより地元の中小企業の新しい仕事が生まれること、実は市役所内には優秀な省エネ技術 者がいて、既に実績をあげていることをお話ししました。私は「市長、これを札幌市をあげて官民でやりま せんか?」と申し上げました。上田さんは、最後まで私の話を聞いてくださり、最後に「わかった、やろ う!」とおっしゃいました。札幌型省エネ誕生に向かって、大きな山が動いた瞬間に、鳥肌が立ったことを 今でも鮮明に覚えています。上田さん、ありがとうございます。

 元札幌市教育委員長の丹羽さんにも本日おいで頂いております。丹羽さんは、札幌市環境保全委員会の第3 次委員会の会長で、私は丹羽会長の元、一委員として、当時の桂市長に環境政策の提言書を書くということ をさせていただきました。それ以来丹羽さんには、公私にわたってお付き合いいただいてます。丹羽さんと いえば、~美しい心で美しい地球を~「浜辺と海をきれいにする会」の会長として、39年間毎年、石狩浜 の清掃活動を1000人以上の規模で続けておられる方です。それも、音楽あり、沖合や上空には海上保安庁 の巡視船や飛行機が飛ぶという、一見地道な清掃活動を、夢のある活動に仕立ててやっておられます。始め るのは簡単、続けることは本当に難しいことであるにもかかわらず、活動は来年40周年を迎えられます。私 が本当に尊敬する方です。政界・経済界に幅広い人脈をお持ちで、省エネビジネスのためにこれまでも色々 な方をご紹介いただきましたが、体制が整っていなかったためなかなかご期待にお応えできずにおりました。 ようやくヨチヨチ歩きですがSEGという体制が立ち上がりましので、これからはご期待に応えられるよう に、精進していきたいと思います。丹羽さん、ありがとうございます。

 ドイツという国は、環境先進国として名を馳せていますが、私たちはドイツのエネルギー政策と、エネルギー ビジネスを参考にするために、2013年から2015年の3年間、毎年ドイツに勉強のために訪問をしました。 毎回6名~7名くらいの人数で、エネルギー関係の官公庁や企業を訪問し、勉強を重ねてきました。今日おい での北海道大学経済学研究科の平本先生は、その3年間、毎回ドイツに同行いただき、それ以降もこの事業 に対して専門家の観点からアドバイスをくださっています。ドイツでは2008年のリーマンショック以降、 地元の中小企業が主役となった省エネビジネスが立ち上がり、地域が潤いながらエネルギー消費量を減る仕 組みを作っています。省エネは、お金を追うだけのビジネスではなく、省エネが進む社会的な仕組みづくり が重要であることを学びました。

 そのドイツでの学ができたのは、秋山記念生命科学振興財団さまのご支援 があったおかげです。今日は財団理事長の秋山さんが駆けつけてくださっています。その時に得た知見は、 その時に得た知見はSEG設立に大いに貢献しましたし、ドイツとのネットワークはSEGが自走を目指すこれ から、役立っていくものです。秋山さん、ありがとうございます。

 SEGは今年から3年間、札幌市の経済的支援をいただいて4年目からの自走を目指して動いております。 まだまだお礼を申し上げたいのですが、今日おいでいただいた皆様のおかげさまをもちまして、SEGが発足 できましたこと、深くお礼申し上げます。本当にありがとうございます。

 いよいよこれからが正念場です。始めるのは簡単、続けることは難しいです。SEGの目標は、地域の中小企 業が潤いながら、エネルギーの消費量を、地球が持続可能なレベルに戻していくことです。それに向かって、 皆様と一緒に仕事をさせていただけることに感謝しながら、共に歩んできたいと思いますので、これからの SEGをどうぞよろしくお願いいたします。 本日はお疲れのところ恐縮でありますが、最後までどうぞよろしくお願いいたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ごあいさつ おわり

  大勢の関係者・支援者でキックオフは大いに盛り上がりました。

参加者全員で!

参加者全員で!

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