ジェンダー問題に取り組む高校生!

Posted by 秋山孝二
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 SDGs Quest みらい甲子園(https://sdgs.ac/北海道大会のファイナルセレモニーが3月に行われました、秋山財団はスタートからこのイベントを応援して、今年で4回目、初めてリアルの授賞式となりました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=46320

 そこで授賞式後の先月、<秋山記念生命科学振興財団賞> 北海道札幌北高等学校FHK 【北海道札幌北高等学校】

https://www.youtube.com/watch?v=fmzvRLzc_no&feature=youtu.be

の皆さまを秋山財団にお招きして、更に活動についてお話を伺う機会を持ちました。3年生と2年生、それに顧問の松本奈巳先生もお越し頂き、財団事務局とともにその活動の幅広さ、深さをあらためて理解して心から感動しました。冒頭のご挨拶でもお話をしたのですが、札幌北高と言えばそのルーツは北海道庁立高女、秋山財団の設立者で初代の理事長だった秋山喜代も卒業生、何かの縁かなと一層プレゼン内容に弾みがついた感じでした。

 翌日、札幌北高校の松本奈巳先生からフォローアップのメールも届きました。テーマを深堀して、「アンコンシャス・バイアス(アンコン)」の存在に辿り着き、自分達の課題として取り組んでいく様子が素晴らしいですね。

~~~~~~メールからの抜粋

 最初は、まちづくりの観点で子育て支援の方向から始まった彼女たちの研究ですが、調べていく内に家庭内の家事労働時間の不均衡や育児休暇の現状が、現時点での自分達のフラットな感覚とずれていることを知り、「何か自分達でできることをして、ジェンダーフリー(自分らしく生きることができる)な社会を創りたい」という内容に変わっていきました。

 根深く解決困難な内容だからこそ、研究題材として取り上げにくい分野だったこともあり、生徒達も方向性や活動内容に頭を悩ませながら進めていった内容でした。ただ、彼女たちの中には「社会を変えるには、まず自分から動くこと」「人を動かすには、”気づき”と”自分事化”が必要であること」という2つの軸があり、そこから多くの方々の協力の元、進めることができました。きっと、これからもこの取組がまた別の形で、彼女たちの人生を支えてくれるものになると思っております。
 2年生も、消費というテーマをとおして「格差からフリーな社会」を創り出すための研究に着手しています。ぜひ、これからも内容を共有し、協働させていただければと考えております。生徒共々、どうぞよろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~メール終わり

 プレゼン終了後は、財団事務所の1階にある『愛生舘文庫(https://www.akiyama-foundation.org/news/3854.html』も食い入るようにご覧になっていました、その熱量がまた素晴らしかったですね。

 そして帰る前に記念撮影も、今回このプロジェクトを応援できて大変嬉しかったです。この生徒たちが今後各方面に進んで活躍するのが楽しみです、皆さんの笑顔が素晴らしい!!