看護研究学会での再発見

Posted by 秋山孝二
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 第32回の(一社)日本看護研究学会の北海道地方学術集会が恵庭市の文教大学で開催されました。

 これまで「看護」と言うと医療機関内での職域に限定されている感がありましたが、今回は「地元創成における看護職の役割」、地域における高齢者、まちづくり等での看護専門職の役割を議論していて、私自身新鮮で勉強になりました。

 昨年度の秋山財団の『秋山喜代賞』、第一回受賞者の竹内美紀さんが基調講演、自らの豊富な経験を語りました。

* 昨年度秋山喜代賞関連の記事ーー>

ーーーー 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

ーーーー 2023年度 贈呈式の動画 - 秋山記念生命科学振興財団 (akiyama-foundation.org)

 基調講演に引き続いてのシンポジウム、小磯修二先生の冒頭講演に続いて、二つの会場での分科会。私は『高齢がん患者の周術期における睡眠変化量の検証』、続いて『在宅緩和ケアにおけるがん患者家族のwell-being関連要因の研究』を聴講しました。

 小磯修二先生がおっしゃる「地域政策のテーマ」は『高齢化』と指摘して、従来の福祉政策の限界と社会との関わりを求めての姿勢がポイントとお話されていました。

 終了後は、竹内美紀さん応援の関係者と玄関前で記念撮影、横浜時代の看護学校の恩師もお越しになりました。

 また、今回の学術集会の高岡哲子会長(北海道文教大学)とも記念撮影です。

 終了後は、恵庭市内での関係者の懇親会、介護を巡っての現場の貴重なお話の数々、竹内さんの活動の素晴らしさ等を引き続いて語り、楽しいひと時でした。これからの看護職の発展性に期待すると同時に、竹内さんのご活躍も楽しみですね。

竹内美妃さん、お祝いの会!

Posted by 秋山孝二
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 今年度スタートした秋山財団の顕彰事業『秋山喜代賞』の受賞者、竹内美妃さんの関係者によるお祝いの会が、贈呈式後にアットホームな雰囲気で行われました。

* 竹内美妃さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47326

* https://www.hokkaido-np.co.jp/article/910578/

 私も贈呈式・交流会・開催関係者直会の後に遅れて駆けつけ、皆さんと共に喜びを分かち合いました。これまで幅広いご活躍の竹内さんだけあって、お祝いの方々も多彩な分野の方々、お話は尽きずこれまでのこと、今後のこと等、心温まるひと時を過ごしました、感謝ですね。

 医療、福祉、教育分野の方々、それぞれに竹内さんとのこれまで共にしたお仕事等、皆さん一様にモチベーションの高さに驚いていました。

 財団活動の新しい事業は、いきなり「公募」といってもなかなかその趣旨を社会に理解して頂くことは難しく、特に『顕彰事業』は、受賞者の方々の積み重ねを地道に行うことによってその賞の意図が世に理解されていくとこれまでの経験から確信しています。

 今回の『秋山喜代賞』も、第一回の竹内美妃さんの受賞によりこの賞の意味合いがまずは明確にスタートできたと大いに喜んでいます。竹内美妃さん、受賞おめでとうございます!!!

秋山財団贈呈式 2023

Posted by 秋山孝二
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 今年度の秋山財団贈呈式を4年ぶりにフル・リアルで開催することができました。贈呈式に先立つ講演会では、『受領者からのメッセージ』が三人の方、特別講演では(株)セコマの丸谷智保会長。久しぶりのリアル開催には、北海道大学の寳金清博総長、(公財)公益法人協会の雨宮孝子理事長、(公財)助成財団センターの出口正之理事長もご参加されて贈呈式後の交流会は大いに盛り上がりました、嬉しかったですね。

* https://www.akiyama-foundation.org/wp-content/uploads/2023/08/5e3fcb34e3e7813d8feeae6cc9441ac7.pdf

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〇 「受領者からのメッセージ」

・『天然全長型アニオンチャネルロドプシンの見過ごされてきた分子機能』

塚本 卓 様(北海道大学大学院先端生命科学研究院 助教)

・『数十年に一度の神秘!ササ一斉開花の謎』

北村 系子 様(森林総合研究所北海道支所 主任研究員)

・『北海道の女性アスリートを「健やか」かつ「強く」する!』

後藤 佳子 様(新札幌整形外科病院 医師)

〇 特別講演会 ・講 師:丸谷 智保 様(株式会社セコマ 代表取締役会長)

・演 題:『地域に貢献する経営~地域産業エコシステム』

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 今年度の受賞者・受領者はこちらーー> https://www.akiyama-foundation.org/news/5286.html

 私を含めた主催者側は当日バタバタしていて一枚の写真も撮影できていないので、当日お客さまで参加された過年度受領者の浜中さんの写真をお借りしました。

贈呈式参加者の浜中さん撮影の写真

贈呈式参加者の浜中さん撮影の写真

 当日の模様は動画撮影もしているので近いうちにHPにアップされると思いますので、そちらをご覧頂けると嬉しいです。

 贈呈式での私の冒頭ご挨拶は以下の通りです。

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<はじめに>  

本日はコロナ禍を越えて、4年ぶりに大勢の皆さまにはこのようにリアルに今年度贈呈式にお運び頂き、心から御礼申し上げます。

先ずは受賞者・受領者の皆さま、この度は誠におめでとうございます。そして、ご来賓の皆さま、お手伝いに馳せ参じて頂いた(株)スズケンの皆さま、ありがとうございます。

冒頭にこの6月から新しく就任した大原雅(まさし)常務理事をご紹介致します。  

振り返ればコロナ禍では、理事会・評議員会、研究助成・ネットワーク形成事業の活動報告会等、日々の財団運営でも、ハイブリッド形式を導入したり、今後の会合の在り方を模索する貴重な時間となりました。

贈呈式の場が、ただの「セレモニー」ではなく秋山財団の最重要事業であり、設立以来、年一度の「交流の場」と位置付け、コロナ禍でも何とか工夫をし、設立の初心に戻って継続して参りました、今日ご臨席の皆さまにも是非その辺の財団関係者の意のあるところをお汲み取り頂ければ幸いです。

<事業実績>

コロナ禍、ウクライナ戦争等の影響で激動の国際金融でしたが、お陰様で基本財産の運用は順調で、予定通りの事業予算を確保できました。2023年度、合計463,820万円(採択率:一般23.3%、奨励42.5%37年間の累計事業実績は、合計1,623件、総額118,073万円となりました。これは選考委員会はじめ、偏に今日まで財団を支えて頂いた多くの皆さまの賜物と深く感謝申し上げます。今日ここにお集まりの受賞者・受領者の皆さま、私どもの助成金は皆さまを応援する多くの民間企業・個人の方々が産み出したものです、どうかそんな思いを受け止めて、これからの研究・活動に邁進されることを託したいと思います。

<新たな取り組み>

この場を借りて、地域・民間財団として自主・自立にこだわる当財団のこれまでの事業に加えて、今、私たちが取り組む三つのテーマについてご報告致します。

一つ目は、「顕彰事業」として『秋山喜代賞』の創設です。

私どもはこの間、「ダイバーシティ」、とりわけ日本社会全般で立ち遅れる「ジェンダー差別解消」の動きに注目しています。この数年間、微力ながら何とかこの課題に対しての事業は企画できないかと検討して参りました。

【目的】 当財団の創設者である故秋山喜代は女性経営者であり、実績を基盤に一層の飛躍と進化を求め続けていました。私たちはその理念を受け継ぎ、「女性が輝く社会の実現」や「女性の経済的自立」を目指し、北海道に縁(ゆかり)があり各分野で功績のある女性を顕彰し、身近なロールモデルを北海道に示すことで社会イノベーションの実現の機運を高めることに貢献したいと思っていました。

【対象者】 地域活動等を積極的に行い、社会的影響力をもち次代を担う女性(企業経営者、市民活動家など)であり、常に前進しリーダーを目指しながら新しい事業展開にチャレンジすることで輝いている女性です。今回その最初として竹内美紀さまが受賞されました。

二つ目は、『愛生館文庫:デジタルコンテンツ』の作成及び公開です。当財団が何故「生命科学」を名乗って設立されたのか、それを深堀し資料を収集し続けて2019年に『愛生館文庫』を創設しました。昨年からは資料室に加えて、そこに所蔵している資料を基に、『愛生館事業』の歴史的意義、近代日本の医療・健康増進事業への貢献をコンパクトにまとめた動画を三本公開しました。多くの市民の方々にご覧頂けると嬉しいです。

三番目は、財団自体のアウトリーチ活動です、1)研究者のインタビュー動画、成果論文・記事の掲載です。受領された方々のその後の研究を広く市民の方々にご紹介できる機会と期待しています。2)公法協ESG投資研究会委員での議論です。秋山財団設立の理念、自主・自立的運営の基盤としての「投資」について、今後に向けた貴重な場となりました。

最後に、秋山財団は「生命科学」と「地域」をキーワードに、先ほど民間・自主・自立に拘ると申し上げました、国の科学研究費のミニチュア版では決してなく、一線を画して、長期的視点でチャレンジしている研究を今後も応援していくことをお約束致します。

重ねて、本日の受賞・受領、誠におめでとうございます、今後のご参会の皆さまのご活躍を心から期待しています。

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浜中町、竹内美妃さんと面談!

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 先日は道東の浜中町、竹内美妃さんの竹内牧場を訪問しました。折から台風が北海道の日本海側を北上する中、釧路まではJRで、そこからは久しぶりにレンタカーで往復、途中は霧の箇所もあり、太平洋は台風の影響で荒波が押し寄せていました。

* これまでの浜中町関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B5%9C%E4%B8%AD%E7%94%BA

 竹内美妃さんは、秋山財団で今年度から始めた顕彰事業『秋山喜代賞』の初代の受賞者です。来月の秋山財団授賞式でまたお会いでき、皆さんにご紹介できるのが楽しみです。

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秋山喜代賞

【目的】 当財団の創設者である故秋山喜代は女性経営者であり、実績を基盤に一層の飛躍と進化を求め続けていた。私たちはその理念を受け継ぎ、「女性が輝く社会の実現」や「女性の経済的自立」を目指し、北海道に縁(ゆかり)があり各分野で功績のある女性を顕彰し、身近なロールモデルを北海道に示すことで社会イノベーションの実現の機運を高めることに貢献したい。

【対象者】 地域活動等を積極的に行い、社会的影響力をもち次代を担う女性(企業経営者、市民活動家など)であり、常に前進しリーダーを目指しながら新しい事業展開にチャレンジすることで輝いている女性。

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* https://www.akiyama-foundation.org/news/5286.html

* 北海道新聞でも記事にーー> https://www.hokkaido-np.co.jp/article/874551/

 竹内牧場は浜中町の海岸近くの高台、広大な敷地にゆったりとホルスタインが草を食んでいました。

 本州から移住されて25年以上、強風と厳寒のこの土地でしっかりと乳牛を育て、同時に竹内正嗣さんは人工授精の技術者として会社経営をされています。

 人工授精の冷凍保管庫ほか、竹内さんから初めて聞くお話の数々は大変貴重でした。

 釧路への帰り道、厚岸の道の駅で荒れる海を見ながら生ガキ・蒸しカキ・唐揚げをシンプルに頂きました、豊かな厚岸のカキは最高でしたね。

校庭と藻岩山、ほか

Posted by 秋山孝二
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 6月は自分が関係している団体の理事会、評議員会等が続いています。先日は、私が理事長を務める「札幌南高学校林財団」の理事会が学校に隣接する同窓会館で開催、少し早く着いたので窓からは懐かしい角度からの藻岩山が、夕日に映えて綺麗でした、やはり札幌生まれの私の原風景ですね。校庭では放課後の部活の生徒たちも。

* 札南高学校林財団ーー> http://www.rikka-forest.jp/

* これまでの藻岩山関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%97%BB%E5%B2%A9%E5%B1%B1

 一方、秋山財団の今年度の顕彰事業、助成事業が、先日の理事会、評議員会で決定承認されました。

* https://www.akiyama-foundation.org/news/5286.html

 今年から従来の顕彰事業として新たに『秋山喜代賞』を設けて、地域活動などに取り組む女性へのエールを贈りたいと思っています。3年間はある意味試行期間、それ以後は更に広く展開していく予定です。設立者の秋山喜代に因んだ今の日本に必要な女性活躍に向けた実装となれば幸いです。