完遂、札幌演劇シーズン夏 2022!!

Posted by 秋山孝二
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 『札幌演劇シーズン夏 2022(https://s-e-season.com/』、今年は10周年の節目の年、コロナ禍で感染者数が最高値を更新する中、稽古から始まり関係者の並々ならぬご努力ですべての公演を完遂しました、足を運んで頂いた多数の皆さまに心から御礼申し上げます。

* 今回の三作品ーー> https://s-e-season.com/sche/index.html

* これまでの参加者からのエールーー> https://s-e-season.com/10th/index.html

それぞれ芝居に真摯に向き合う姿勢が伝わってきて素晴らしかったですね、それぞれの劇評は以下の通りです。

* 『ゲキカン』https://s-e-season.com/gekikan/index.html

 私自身は三作品はもちろん全て足を運びました、特に『12人の怒れる男』は5回も観てしまいました。以前からさらに進化しての毎回の熱演、初日のアフタートークで、役者の久保隆徳さんが「久しぶりの大勢のお客さまの前での公演、演劇がお客さまとともに創っていくものだとあらためて感じました」との言葉が印象に残りました。公演完遂はもちろんですが、それまでの長い稽古中でのコロナ感染防止策の徹底他、厳しい環境でもなおかつ作品を提供していこうとする関係者の方々の努力が伝わった日々でした。

 公演後は、アフタートークも多彩で、それぞれの作品に臨む姿勢みたいなものも知り、更に作品の奥行きを感じることになりました。

 長く続くコロナ禍でも、決して演劇が「不要不急」なものではないとの信念で公演を続けたきた関係者の熱意に心から感謝しますし、頭の下がる思いです、「文化の力」こそ今の社会のインフラだと確信しています。これからも札幌の宝として関係者の一員として一緒に育てていきたい『札幌演劇シーズン』です。全ての関わった皆さま、おめでとうございます、そして、お疲れさま!!!!!!

頑張ってね、颯平くん!

Posted by 秋山孝二
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 札幌の劇団『イレブンナイン(http://eleven9.jp/』で活躍する菊地颯平(そうへい)くんが今朝の地元新聞で大きく取り上げられていました。彼は昨年のTGRで大賞受賞した『ひかりごけ』にも出演し、見事「俳優賞」の栄に浴しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42960

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=43037

8月11日北海道新聞朝刊

8月11日北海道新聞朝刊

 この記事の中、「札幌市内の駐車場でアルバイト」とありますが、これは私が代表取締役会長をつとめている不動産会社のテナントビルの立体駐車場です。彼とか同じ劇団の梅原たくとくんのような若い世代が地元劇団で活躍し続けられる環境をこれからも応援していきたいですね。

劇団『イレブンナイン』HPより~~~~~~~~~

 札幌を拠点に活動する演技至上主義集団。 富良野塾の卒塾生を中心に2004年に「演劇ユニット イレブン☆ナイン」を結成。演劇でしか表現できないもの、ライブならではのエンターテインメント性を追求しつつ、質の高い作品を生み出している。2008年、札幌に拠点を移してからは活動の場をCM、ドラマ、映画、ラジオなどへも広げ、道内のTV局が製作する番組に企画から携わるなどの活動も行う。2013年より、企画・制作団体「ELEVEN NINES(イレブンナイン)」へと名称を変える。納谷真大オリジナル作品の他、海外戯曲や近代日本戯曲にも積極的に取り組み、「12人の怒れる男(レジナルド・ローズ)」「あっちこっち佐藤さん(レイ・クーニ−原作)」などは高い評価を受けている。札幌演劇シーズンにも多数参加。2018年には5,000人近くの集客を記録し、札幌演劇界を牽引する劇団のひとつと言われる。 2019年6月、代表の納谷真大が北海道演劇財団の理事に就任。以降、近年は北海道演劇財団や札幌座との共同制作公演も行なっている。

~~~~~~~~~~~~~

 主宰の納谷真大さんには秋山財団の『愛生舘文庫』デジタルコンテンツ作成でもお世話になっています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42556

札幌演劇シーズン 2022-夏

Posted by 秋山孝二
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 『札幌演劇シーズン 2022-夏』がもうすぐ始まります、今年は10周年の節目の年、楽しみです。恒例の札幌チカホの広告スペース、カタログを手に取る通行人も多くいましたね。

* https://www.youtube.com/watch?v=SiTldALAbgc

 先日は、3年ぶりに『キックオフイベント』も!

 札幌演劇シーズン実行委員会の樋泉委員長の冒頭ご挨拶。

樋泉実行委員長のご挨拶

樋泉実行委員長のご挨拶

 続いては今年の演目の紹介をそれぞれのスタイルで! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「札幌演劇シーズン2022-夏」

劇団 風蝕異人街「THE BEE」

https://fushokuijingai.wixsite.com/fushoku/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E6%AC%A1%E5%9B%9E%E5%85%AC%E6%BC%94-%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%AD%90%E3%81%95%E3%81%BE

2022年8月6日(土)~13日(土) 北海道 シアターZOO 共同脚本:野田秀樹&Colin Teevan 演出:こしばきこう 出演:三木美智代、川口巧海、関戸哲也、太田有香、伊達昌俊、ノザワリンカ、渡部萌

座・れら「アンネの日記」

https://doshin-playguide.jp/products/detail.php?product_id=2598

2022年7月30日(土)~8月7日(日) 北海道 札幌市こどもの劇場 やまびこ座 作:ハケット夫妻 翻訳:菅原卓 演出:小沼なつき、鈴木喜三夫 出演:鈴山あおい、齊藤雅彰、西村知津子、町田誠也、原子千穂子、谷川夢乃、佐藤みきと、信山E紘希、つくね、小沼なつき

ELEVEN NINES「12人の怒れる男」

http://eleven9.jp/12angrymen2022/

2022年8月13日(土)~20日(土) 北海道 かでるホール 作:レジナルド・ローズ 訳:額田やえ子 演出:納谷真大 出演:泉陽二、梅原たくと、河野真也、菊地颯平、菊池拓帆、久保隆徳、瀧原光(13~16日のみ)、戸澤亮、納谷真大、箕輪直人、明逸人、山田マサル、山野久治、横尾寛

 最後は勢ぞろいで記念撮影も。今年も楽しみですね。

楽しみな『北八劇場』@ 札幌

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 札幌駅北口の高層マンションプロジェクトの一角に、2024年春に新しく客席数226席の劇場が完成します、『北八劇場』です。

* https://tmtf.jp/20220511-2/

 この計画を進めてきたのが一地権者である「JBEホールディングス株式会社(旧田中合資会社)」で劇場を所有し、完成後の維持管理とその効果的な運用を目指して設立されたのが、「一般財団法人 田中記念劇場財団(https://tmtf.jp/」です。

 そして、劇場運営のソフト面を担う『芸術監督』には、納谷真大(イレブンナイン代表)、支配人には笠島麻衣が担うことが発表されました。納谷さんは秋山財団の『愛生舘文庫』DVD作成でお世話になっています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42556

* 納谷真大さんの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B4%8D%E8%B0%B7%E7%9C%9F%E5%A4%A7

 札幌の演劇界に新たな劇場が出現し、新幹線も札幌に乗り入れて、札幌駅北口もこれから先、大いに楽しみなゾーンとなってきます。

野外での公演、雨&風!

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 演劇はもともと「芝居」と言って、芝生の上に座って観るのがそもそものルーツとか。先日は、「スリーピルバーグス旗揚げ野外ツアー『旅と渓谷https://spice.eplus.jp/articles/297522」が、東京公演の後にさっぽろ東急百貨店屋上、中富良野町で行われました。

 札幌では3日間、夜に二公演、公演前から前説でいろいろ、早く来たお客さんも楽しんでいました。

札幌東急百貨店屋上 日没前

札幌東急百貨店屋上 日没前

 遅番の夜公演では外は真っ暗、遠くのビルの灯りが際立ちます。

夜 遅い公演では!

夜 遅い公演では!

 そして札幌の千秋楽は雨風の中の公演だったとか。開始直前まで室内通路で完全防備で待機、札幌では他のアウトドアイベントで雨天対策も皆さん慣れたもの、主催者側でも雨具・カイロ等を準備してお待ちしていましたが、それぞれお客さんがご自分で用意されていたそうです。観劇した方の後日談は、途中雨が激しく降ったけどそれほど気にならなかったと、芝居のエネルギーとでもいうのでしょうね。

開始直前まで室内通路で完全防備で待機

開場前に室内ロビーで

 札幌公演の後は中富良野の野外、「Cafe てくり・眺めのいい裏庭(https://note.com/3pielbergs/n/na004ecb66b10」に場所を移して。

 この公演、私は旅行を通じての人間模様と受け止めていたのですが、その後、実はこれは命の誕生を表現しているとの劇評を聞いて、驚きとともに、それぞれのセリフとか場面表現に作者の深い意味が込められているとあらためて知った次第です。なぜ野外でやろうとしていたのかも、自ずからその意図が理解できたような気もします、演劇ってなかなか奥深いですね、役者の皆さま、お客さん、お疲れさまでした!!

木村篤子さんライブ 2022!!

Posted by 秋山孝二
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 木村篤子さんのライブが今年も札幌パークホテルで開催、いつもにも増して素晴らしい歌声と仲間の皆さんでした。スペシャルゲストはサックスの武井努(http://tsutomutakei.jp/)さん、つい最近の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』にも登場していました。以前にもご紹介しましたが、彼女は一時、秋山財団の市民活動助成事業の選考委員を担って頂き、ご主人の木村克則さんもかつて秋山財団で仕事をされていました。冒頭オープニングに歌った「ただいま」もお二人の仲の良さを象徴するような雰囲気!!

 今回も、塚本周一(Pf)、柳真也(Bs)、舘山健二(Ds)のペシャルトリオとのセッション、サックスは大人の雰囲気、ひと時久しぶりに音に浸る時間でした。

* 三年前のライブの様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36266

 アクリル板で隔離はされていましたが、それぞれの音色はそんな壁を感じさせない届く音、心に響きました。

 武井努さんの登場場面(http://tsutomutakei.jp/2021/11/10/nhk-comecome/)、古い映画風の回想シーンなので、こういう映像効果のようです。

 まさに、音楽、演劇のような芸術・文化は社会のインフラ、コロナ禍の2年を越える中でそれを一層確認しています。

『バタフライエフェクト』(5)

Posted by 秋山孝二
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 NHKの映像の世紀『バタフライエフェクト』シリーズは毎回大変面白い、NHKアーカイブスの厚みに裏付けされた番組制作の見識を感じるのは、私の世代だけではないと思います。

 今回は、チェコの『ビロード革命』に焦点を当てて、更にはアラブの革命、中国へと言及しています。ミュージシャン、演劇の演出家、アスリート等、幅広いジャンルの勇気ある人々の繋がり、活きた歴史の面白さを今に投影しています。

 ソ連に軍事侵攻をされながらも20年間戦い続けたチェコスロバキア。人々は長く暗い冬の時代を耐え、1989年「ビロード革命・ヴェルヴェット・レボルーション」を成し遂げました。その陰には、革命と同じ名を持つアメリカのロックバンドの存在があった。「ヴェルヴェットアンダーグラウンド(https://tower.jp/artist/200233/The-Velvet-Underground)」。すべての始まりは、当時の劇作家で後の革命のリーダーがそのバンドのレコードを手に入れたことでした。音楽がジャンルを越えてアスリート他、更に世界を変えた歴史に残る物語です。

 2009年にヨーロッパ旅行でプラハを訪れた時、ヴァーツラフ広場の聖ヴァーツラフ騎士像前に立った時は感動しましたね。

ヴァーツラフ広場 - Wikipedia

 1968年、チェコの自由化路線を弾圧するために侵攻してきた当時のソ連軍を中心とするワルシャワ条約機構軍ヴァーツラフ広場に戦車を乗り入れ、「プラハの春」は挫折しました。それに抗議し、1969年1月に学生ヤン・パラフが聖ヴァーツラフの騎馬像の前で焼身自殺をはかりました。また、その事件から20年後の1989年、100万人に上るプラハ市民がこの広場に集まり、無血の民主化を果たしました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1407

ヴァーツラフ・ハヴェル

マルタ・クビショヴァーの「ヘイ・ジュード(HEY JUDE)」

* https://blog.goo.ne.jp/ryuzou42/e/d4a9ce618371d1d908587900069f289e

ベラ・チャスラフスカ

* https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/olympic_athlete/13.html

力なき者たちの力   /人文書院/ヴァーツラフ・ハヴェル

 私はこの二人のこの写真が強く心に残ります、男同士の変わらぬ友情、極めて珍しい長く続いた関係ですね。

公演『暴雪圏』、完了!!

Posted by 秋山孝二
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 北海道演劇財団ほかが主催する公演『暴雪圏(http://www.sapporoza.com/program-index/?program_id=2639』、3月17日(木) の初日から千秋楽まで13回、すべての公演を無事に終了しました。

* http://sapporoza.blog.fc2.com/blog-entry-207.html?fbclid=IwAR0gLAa3JDaZvJJlw87145B_7zckkicBYc2-WrZZ4m5EB5zLhGlZcJoJSQI

 「無事に終了」と敢えて言うのは、2年前にここのこけら落としで公演した『虹と雪、慟哭のカッコウ』が、コロナ感染の蔓延初期により、三公演を残しての終了、その経緯をずっと観ていた私としても、今回のこの公演完了にはこれまで以上の感激をともにしました。

<『虹と雪、慟哭のカッコウ』の記事>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38097

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38140

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38142

原作者・佐々木譲さんと斎藤歩さんのトークも!

原作者・佐々木譲さんと斎藤歩さんのトークも!

 斎藤歩の作品はとにかく雪へのこだわりが強く、「リア王」の時も雨の場面を雪に代えたり、多くの作品で舞台に大量の雪が舞います。今回もこれまでで最高の雪が降り続けました。今回私は、前半の公演は本州への出張と日程が重なり観ることができなかったので、ゲネプロと後半二公演の観劇となりました。逆にゲネプロの時と公演を重ねるにつれて進化する舞台を実感して、更に演劇の奥深さを痛感すると同時に、千秋楽終演後に斎藤歩も挨拶で言っていました、「演劇が不要不急とは言われたくない、社会のインフラとの自負がある」と、コロナ禍の大変な中でも足を運んでくれたお客様に感謝の気持ちも忘れることができません。

 この2年以上のコロナ禍でもガイドラインをいち早く策定してできる環境で公演を続けている関係者に心から感謝したいものです。

富良野の初春 2022

Posted by 秋山孝二
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 やっと実現しました、富良野の『支那虎(https://retty.me/area/PRE01/ARE271/SUB27102/100000742768/』のラーメン「こげ塩!」、次は「支那そば」に挑戦です!

 今回の富良野は富良野塾OBユニットの公演『水のかけら(https://www.furano.ne.jp/engeki/info.html』を観に行きました、コロナ禍の中でも大勢のお客さんがいらっしゃっていて、さすがですね!

* これまでの富良野関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%8C%E8%89%AF%E9%87%8E%E5%A1%BE

 この作品は、富良野演劇工場の太田竜介工場長が、10年前に市民劇団へそ家族の為に書き下ろした作品です。その後、富良野塾OBユニットの公演として上演し大人気の作品となり、太田工場長は平成30年度北海道文化財団の「アート選奨賞」を受賞しました。

年始風景、あれこれ!

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 2022年の年明け、札幌のチカホでは『札幌演劇シーズン2022冬(https://s-e-season.com/』の大きな告知が掲載されています。今回は三作品(https://s-e-season.com/program/index.html)、楽しみです!!

 そして、今年最初の東京出張、札幌から東京行きの夜のANA便では、またまた灯りのレインボーのパフォーマンス、先日の昼よりも一層丸ごと空間レインボーでした!

* 前回のパフォーマンスーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=43040

 今年もたくさんのハラハラドキドキ、楽しみですね!!!

6、7年前の私!

Posted by 秋山孝二
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 少し前の自分の写真を見ると、この間の変りぶりに我ながらびっくりです、まず髪の毛が一番の変化でしょうか。

 これは韓国からの公演、TGRで対象を受賞した「アイランドー監獄島」の三人、素晴らしい舞台でした!!

* 2014TGR http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21853

* 2015年再演時 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25100

 こちらは2015年の札幌演劇シーズン開幕前の時、わずか6年前なのに、ずいぶん若く見えるのですが???

ブラボー、『ひかりごけ』!

Posted by 秋山孝二
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 劇団「イレブンナイン(http://eleven9.jp/」の話題作『ひかりごけ』が10日間12ステージ、大盛況で終演しました。「人食いの実話」との前評判で怖くて観に行けなかったとおっしゃる方もいました、事前に昔の映画をDVDで観ていましたが、今回の芝居は遥かにファンタジックで、ホラーではなく透明感もありました。ギターの音楽がリズムを刻み、軽やかな印象を与えていたのと、脚本の展開が追い詰められた観客の心理をふと現在に呼び戻して悪夢から覚めたかのような気持ちにさせる、脚本、演出、舞台装置、照明、そして山木将平くんの音楽、役者たち、素晴らしかったです!!!

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STAFF スタッフ

原作:武田泰淳

作・演出:納谷真大

ドラマトゥルグ:斎藤歩

音楽:山木将平

舞台美術:高村由紀子/舞台監督:高橋詳幸(アクトコール(株))/照明:熊倉英記/音響:奥山奈々(pylon Inc.)/宣伝美術:若林瑞沙(studio COPAIN)/演出助手:梅原たくと、内崎帆乃香/ゼネラルマネージャー:カジタシノブ(tab)/広報協力:越智香奈江/制作:小島達子、澤田未来、上總真奈、坂口紅羽、沢井星香/著作権管理:日本文藝家協会/協力:北海道演劇財団、F.C.S.、さっぽろアートステージ2021実行委員会、札幌劇場連絡会/制作協力:ダブルス/企画制作:ELEVEN NINES、tatt Inc.

斎藤歩

斎藤歩

左から納谷真大、菊地颯平、泉陽二

「あなただったら食べますか?」

「食べるかもしれません。生きるために。」

 「我慢してるんです!」、「せつねぇー」が耳に残る印象深い、久しぶりの大人の作品でした。

『プラセボ / アレルギー』、終了!

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 『札幌演劇シーズン2021夏(https://s-e-season.com/』もいよいよ終盤、先日は劇団「イレブンナイン」の『プラセボ / アレルギー(https://s-e-season.com/program/pa/index.html』を複数回観劇してきました、10年前の作品の再演なのでセリフに時代のズレを感じる場面もありましたが、回を重ねる毎に言葉・フレーズの深さと展開の面白さもブラッシュアップしていく感じがとても心地よかったです。

* イレブンナインーー> http://eleven9.jp/

* これまでの「イレブンナイン」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3

 今回はギターの山木将平くんも出演、10年前には居なかった存在を脚本に組み入れての舞台で好演していました。私は5回も足を運びましたが、初日は舞台上も観客も硬くて、やはりコロナ禍での公演だからなのか多少こなれていなかった感じも。回を重ねるたびに力も抜けてテンポよく、お客さんによるとセリフ・展開ともに速過ぎてついていけないとの感想も聞いたりしました。

 この1年半、コロナ禍で苦戦する全国の演劇人たち、稽古に数か月、その前2週間から一日朝晩二回の検温を続けて、公演を終えても更に二週間の検温と注意深く記録を残しての公演実現、ただそれでも今回のように各公演満席の劇場というのもその状況に感動する私です。これからも頑張って欲しいですね。

演劇の力 二題!

Posted by 秋山孝二
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 『夜は短し歩けよ乙女(https://www.yoruhamijikashi.jp/』、札幌の劇団『イレブンナイン(http://eleven9.jp/』の代表の納谷真大さんも客演で出演しているので、東京・大阪の両方の公演を観劇しました。ストーリーの詳細はHPに掲載されていますが、テンポのいいセリフとエンターテインメント性を存分に発揮して、観客を魅了していました!

東京・新国立劇場

東京・新国立劇場

 一方こちらは野田マップの気迫の公演『フェイクスピア(https://www.nodamap.com/fakespeare/』、同様に詳細はストーリーはHPに譲りますが、当初はシェイクスピアのパロディかと思いきや、とにかく多様なテーマを盛り込んで終盤でグッと凝縮していく野田秀樹さんの手法、どこで気が付くかの違いは有っていも、感動の作品、4回のカーテンコールとスタンディングオベーション、大変な盛り上がりでした!

 池袋のこの劇場ビル内のカフェ、オーダーはスマホからとは言いつつ、オーダー以外の幾つかの質問とかへの対応はまだまだの感で少々フラストレーション!!

グレートリカバリー『アート論』

Posted by 秋山孝二
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 NHKのEテレ『ズームバック×オチアイ~グレートリカバリー(https://www.nhk.jp/p/ts/EX2P2LNY73/』は大変興味深いですね。

【ズームバック×オチアイ】

 生活が一変したコロナ禍の混迷。未来が見えない今、過去の考察を手がかりに、混迷の先の「半歩先の未来」を提示する。 番組の顔は、教育者や研究者など様々な顔を持つ、落合陽一。 過去をヒントに見えてくる未来とは?

  • 出演落合陽一(筑波大学准教授)

 その第8回「アート論」でした。

 数百年前に遡って歴史を振り返ると。

 一方、現代の北海道に目を移してみると、手島圭三郎さんの版画が注目です。先日、NHK北海道の番組でご紹介されていました。因みにここでナレーションを担っているのが(公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長、作品内の声で出演しているのは札幌座の西田薫さん、歩さんの奥様です。

* https://www.nhk.jp/p/hokkaido-special/ts/QMWX4Q1GYQ/episode/te/ZN9Q4V96ZL/

 ともにコロナ禍での芸術の価値、アフターコロナでルネッサンスの再来を期待できるのでしょうか、今がこの世界に生きる方々の正念場のような気がします!!

コロナ禍での財団理事会!

Posted by 秋山孝二
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 6月は各財団の理事会、評議員会の季節、早々に書面評決に切り替えたところもありますが、コロナ禍でそれぞれ果敢に感染予防対策を十分に立てて開催し、議論を充実させている団体もあります。

 (公財)北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/では、普段の稽古場での会合から、より広く換気のいい劇場に場所を移しての理事会開催、客席にも役員が座り、副理事長の私はまるで芝居に出演している雰囲気でのひと時でした。

劇場内で理事会!

劇場内で理事会!

 また、(公財)秋山記念生命科学振興財団(https://www.akiyama-foundation.org/では、アクリル板設置に加えて窓を開放して通気をよく行い、さらにZOOM環境も整えてHIBRIDでの開催でした。今年1月の理事会、評議員会に続いて2回目でしたが、今回はマイクの音声は少し改善されはしましたが、まだまだアクリル板に遮蔽されて若干聞きづらい点もあったようで、次回の開催に向けてさらなる改善を行います。

 それぞれの団体は工夫を凝らして意見交換を重要視してのリアル開催、一方、早々と書面評決で賛否の書類だけを郵送したり、アフターコロナ時代、何か大きく分かれる財団経営・運用になっていく気がします。ただ、そもそも書面評決で理事会・評議員会が済むのなら、これまでわざわざ日程を割いて足を運んでいたのは一体何だったのでしょうかと、少し皮肉も言いたくなったりですね。

札幌演劇シーズン 2021冬(5 終)

Posted by 秋山孝二
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 道内外で活躍するプロフェショナルな俳優たちが創り上げる「All Sapporo Professional Actors Selection Vol.2 『北緯43°のリア』(2月26日~3月5日/札幌市民交流プラザ クリエイティブスタジオ)」、今年の「シーズン」関連の最後の公演です。この上演にあたり、演出と「リア王」を演じる斎藤歩、衣装デザインの貝澤珠美さん、音楽を担当するOKI&MAREWREWからマユンキキさんによるトークと、シェイクスピア翻訳の第一人者である松岡和子さんを迎えてのトークが企画されています。

https://s-e-season.com/SBLAC/program/hokui43/

 公演に先立って先日は、脚本・演出と「リア王」を演じる斎藤歩、衣装デザインの貝澤珠美、音楽を担当するOKI&MAREWREWからマユンキキによるトークが開催されました。今回の公演に至る経緯、衣装、音楽にまつわる深いお話は大変面白かったですね。シェークスピア劇というと膨大なセリフが続くイメージ、普通に演じると3時間半を越える演目となりますが、今回はかなりアレンジして「北緯43度」風なテイストの音楽、セリフとなっているようです。先日稽古場で拝見しても、えっと思うような北海道的味付け、楽しみです!

https://www.youtube.com/watch?v=o1ttBGzESIc

* 貝澤珠美

http://www.tamamikaizawa.com/

* OKI&MAREWREW

http://www.tonkori.com/profile/

https://www.youtube.com/watch?v=5TaMAlJyzMM&list=RDMM&index=2

 そして、昨日初日が開けました!!

http://www.h-paf.ne.jp/program/210226lear_n43/

~~~~~~~~~~~~~~~ HPより

演出家からのメッセージ

 17世紀のヨーロッパでペストが大流行していたさ中、パンデミックの影響で劇場が閉鎖・開場を繰り返していたイギリス、そんな禍(わざわい)のさ中にシェイクスピアはこの「リア王」書き上げています。
 「大きな病に取りつかれると小さな病など苦にもならない。熊に出会えば逃げるだろう。だが、行く手に逆巻く海が立ちはだかっていれば、身をひるがえし熊の牙に立ち向かうはずだ。」絶望の中で荒野をさまようリアの台詞です。     「惨めな者たち、お前らもどこかでこの無慈悲な横殴りの禍(わざわい)にじっと耐えているのだな。頭を隠す家もなく、飢えた腹を抱え、穴だらけのぼろを纏い、どうやってこんな禍から身を守るのだ?」一人一人の個人に焦点を当てて描かれている「リア王」のテキストからは、今私たちが直面している数々の苦悩も、人それぞれの「命の意味」を問うきっかけになっているのかもしれないと気付かされます。「北緯43°のリア」の上演を決めた頃、まさかこんなコロナ禍の世の中になるとは想像もしていませんでしたが、無差別な疫病に見舞われている今、リア王のテキストに向かうことになっている偶然に、私は身震いしています。
斎藤歩
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札幌の地下歩行空間にも

札幌の地下歩行空間にも

 まぁ、何ていうのか気迫というか、物凄い熱量でした!舞台の右から左から後ろから前から、次々と出たり入ったり、クライマックスは「北緯43度」を象徴するかのような「猛吹雪!!!!」、斎藤歩の札幌座公演「西線11条のアリア」、「暴雪圏」からの猛吹雪演出へのこだわりなのでしょうね、思わずお手伝いしたい気になりました!!

 今日の二公演はともに満席のよう、明日は翻訳家の松岡和子さんと斎藤歩とのトークが公演後に企画されていて、チケットはすでに完売売り止めとのことです、楽しみですね!

 今年の「札幌演劇シーズン」のトリに相応しい気迫の大人の舞台が3月5日の千秋楽まで楽しみです。

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 松岡和子さんと斎藤歩とのアフタートーク、大変面白かった!!

札幌演劇シーズン 2021冬(4)

Posted by 秋山孝二
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 演劇シーズンの前後に、音楽ライブと劇団「文化座」の札幌公演もありました。

 まずは今月初旬の音楽ライブがススキノのスナックで開催されました、久しぶりのススキノで私は浦島太郎状態、テナントビルは閉めているお店も多く寂しさも漂っていました。ただ、スナック内のライブはノリノリで、しばし熱気がムンムンの空間となっていました、こちらも久しぶりの雰囲気!

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バイオリン 香月さやかさん http://www.sayaka-violin.com/

ギター&ボーカル カルロス サスペデスさん (ブエナビスタソシアルクラブ メンバー)

パーカッション  ゲンキさん http://genki-salsa.com/

 Sayaka さんは桐朋学園からキューバに渡り学んだ素晴らしい音色を聴かせてくれました、ほぼラテンサウンドですが 時にSayaka さんがクラシックの世界にも導いてくれます!

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 演劇公演は文化座『しゃぼん玉』、こちらも昭和の雰囲気を醸し出すほんのり温かいお芝居でした。主宰の佐々木愛さんとも終演後にお話ができて相変わらずお元気な様子、嬉しかったです。

< 佐々木愛さん関連記事 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2094

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7521

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38241

* 文化座(http://www.bunkaza.com/

 えんかん主催の会場座席、おしゃれですね!布のかかっている席は座らない席、ソーシャルディスタンシングです!

 演劇シーズン関連プログラムの最後は、『北緯43度のリア(http://www.h-paf.ne.jp/program/210226lear_n43/』、楽しみですね!!

札幌演劇シーズン 2021冬(3)

Posted by 秋山孝二
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 今回の演劇シーズン作品、当初は5演目でしたが、コロナ禍での稽古・公演という状況で二劇団が事態という残念な結果となりました。このような中でこそ演劇の力でお客さまに勇気を与えて頂きたかったと心から思った次第です。以下、3劇団の公演は予定通り開催されてよかったです。

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< 劇団コヨーテ「優しい乱暴」 >

https://s-e-season.com/program/yasashii/

会場:コンカリーニョ

 主宰者の亀井健くんはユニークな札幌の演劇人、今回は物語の発祥となった楽曲、『八十五歳の女の子』を歌う高知を拠点の矢野絢子が公演後(公演内?!)、ミニライブでした、これがまた素晴らしかったですね。

* 矢野絢子(https://yanojunko.net/

 観劇を終えた後、久しぶりに亀井くんの友人でもある遠藤大輔くんと劇評と印象についてしばし懇談、矢野絢子さんの音楽、亀井くんの脚本に魅了された二人でした、このひと時も楽しいです。

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< RED KING CRAB「ありあけ」:TGR札幌劇場祭2019最優秀作品 >

https://s-e-season.com/program/ariake/

会場:シアターZOO

 RED KING CRAB「ありあけ」は、2019年度のTGRで大賞を受賞したことで優先的に選考されました、昭和の雰囲気がいっぱい。「豊かさと引き換えに失ったもの、変わらないものって何だろうと、そんな思いの中で創った作品」と作・演出の竹原圭一くんは語っているけど、同時代を生きてきた私には少々甘ったるかった印象でした。

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< 座・れら「空の村号」 >

https://s-e-season.com/program/sora/

会場:やまびこ座

 2011年の東日本大震災から10年という節目での上演、演劇シーズンには2014-冬『不知火の燃ゆ』以来の登場で注目でした。私は『座・れら』の戸塚直人さんの演出作品は興味深く感じていましたが、今回の作品は脚本に比べて演劇的な見せ方がやや単調かなと少し残念に思いました。

 やまびこ座の外では、同時開催イベントも大盛況、子供たちもたくさん参加、久しぶりの光景でしたね。

札幌演劇シーズン 2021冬(2)

Posted by 秋山孝二
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 今回は、関連プログラムも幾つか開催されましたが、そのうち私は二つに足を運びました。

 一つはチカホ(札幌市地下歩行空間)での読み聞かせ劇、歩行者の通路横の簡易舞台で山木将平くんのギター、特別に開始前にブルース演奏も。イレブンナインの公演は大人も楽しめる内容、山木くんとのコラボも大盛り上がりでした。

* 『未来のためのプロジェクト』 札幌市地下歩行空間
ELEVEN NINES 読み聞かせしばい「ものがたりとあそぼう」

https://s-e-season.com/SBLAC/program/elevennines/

公演開始前の山木くんの演奏

 チカホでのミニ公演の次はサテライトプログラム公演、若手の5人の脚本、軽いタッチのコメディで大いに笑いました。

* サテライトプログラム
paingsoe null #00 「何もないけど、蒼ざめる」 BLOCH

https://s-e-season.com/SBLAC/program/paingsoe/

脚本 山田マサル
井上悠介(きっとろんどん)
渋木のぼる
川尻恵太(SUGARBOY)
伊藤栄之進(Spacenoid Company)

演出

山田マサル

出演

泉香奈子、ツルオカ、小島達子(ELEVEN NINES)、山田マサル

 パインソーの山田マサルさんは先日の新聞にも大きく掲載されていました。

 このコロナ禍で関連プログラムに参加された皆さんの頑張り、素晴らしかったですね!!!