「ハーバード大学日米関係研究所(http://programs.wcfia.harvard.edu/us-japan)」の幾つかのプログラムの中で、日本からの1年間研修の修了式と「Akiyama Award」贈呈式が、例年通り、スーザン・ファー教授ご夫妻のご自宅で開催されました。私はこれまでに2回程出席したことがありましたが、今年は「Akiyama Award」の20周年でしたので、特別に感慨が深かったです。
「Akiyama Award」の歴代受賞者はこちら――> http://programs.wcfia.harvard.edu/us-japan/akiyama-award
ハーバード大キャンパス隣接の住宅街
ファー先生ご夫妻の自宅で
お庭でのセレモニー、冒頭のスーザン・ファー教授のご挨拶で、「Akiyama Award」について、以下のような詳細なご紹介があり、身に余る光栄でした。今年20周年の節目を迎え、今後も引き続き継続することを前提に、また新たな今後の展開については個別に意見交換も出来ました。
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< 2015.5.8 Akiyma Award : Fact Sheet >
Since 1996, the Program on U.S.-Japan Relations has annually awarded a summer research grant to a Harvard doctoral student who conducts social science research on contemporary Japan. Made possible by a generous grant from Akiyama Aiseikan, a pharmaceutical firm based in Hokkaido, the Akiyama Award commemorates the life of Akiyama Aiseikan’s past president, Mrs.Kiyo Akiyama.
* 2015 marks the Award’s 20th anniversary. First award in 1995-96.
* Multidisciplinary: Government(10), History(5),Anthropology(3),Sociology(1),Education(1)
* Recipients hold junior and senior faculty positions at: Princeton, Yale, Stanford, University of Washigton(Seattle), Purdue, Georgia State, Amherst College, Bowdoin College, Seoul National University, Chinese University of Hong Kong
* Includes full Professors: Christina Davis(Princeton), Robert Pekkanen(University of Washington),and Daniel Aldrich(Purdue)
* Supported the research for publications of many books,including 10 single- or co-authored books.
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思い起こせば北海道とマサチューセッツ州が姉妹州になって今年で25年、2月に記念プログラムが札幌で開催されています。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22403
* 数年前の北海道・マサチューセッツ協会総会の様子も――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8402
「Akiyama Award」歴代受賞者4名と記念写真
「Akiyama Award」の歴代受賞者はこちら――> http://programs.wcfia.harvard.edu/us-japan/akiyama-award
今年の受賞者はスリランカ出身のSubodhana Wijeyeratne(左から2番目の男性)さんです。「Fact Sheet」にもあるように、研究テーマは本当に幅広く、日本の「近代」を外国の研究者が新鮮な視点から掘り下げています。それらの人材が今、アメリカの有力な大学のポストに就き、ヨーロッパ、アジアでも同様に活躍始めているのでこれからも楽しみですね。
パーティーは夜遅くまで続き、歴代受賞者の方々とも研究の内容、日本への留学時の様々な思い出等、面白い話ばかりでしばし時を忘れる程でした。これからの成長・進化を託しながら見守っていきたいプログラムとなっています。「継続は力なり」、変わらぬ含蓄のある言葉です!