「4 + α」、環境活動の新しいカタチ

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 北海道の環境活動分野で、新しい「協働」のカタチ、「環境中間支援会議・北海道:http://enavi-hokkaido.net/about/about02.html」が2008年からの議論を経て2年前に誕生し、この度、新しいパンフレットができました(http://enavi-hokkaido.net/topics/index.php?page=article&storyid=14)。

新しいパンフレットの表紙

新しいパンフレットの表紙

北海道での4中間支援団体

北海道での4中間支援団体

 「環境中間支援会議・北海道」とは、道内で活動している

* 環境省北海道環境パートナーシップオフィス:http://www.epohok.jp/

* 公益財団法人 北海道環境財団:http://www.heco-spc.or.jp/

* 札幌市環境プラザ(指定管理者:財団法人札幌市青少年女性活動協会):http://www.kankyo.sl-plaza.jp/

* 認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(きたねっと):http://www.kitanet.org/

 の4組織が連携して、北海道内におけるさまざまなセクターの環境活動を支援するために、より効率的に役立つ機能を目指し設立された組織です。

 札幌にはさまざまな機能が集中していますが、環境分野の中間支援組織においても例外ではなく、環境省も北海道も札幌に設置しているため、役割が集中する形になっています。これらの組織が、重複している役割などをなくし、できるだけ効率的にし、互いの強みを活かし、 1+1+1+1が4はもちろんのこと、5にも6にもなるように連携をとって、よりユーザーにとって役立つ支援内容を追求して活動しています。

 

 この中で、私は「きたネット」の理事長として書きました:~~~~~

 これまで、現場では、活動・情報の障害として、「たて割り組織」とよく言われてきました。本来は生態系の壮大な空間で、ダイナミックで多彩な「いのち」のはずなのに、市民活動においても、情報共有の不足を痛感していました。全道各地で活動する私たちの会員に役立つ基本的事業を創り出したい、フィールドで検証された科学であって欲しい、それは現場の切なる願いでもあります。「仲良く」を越えた先にある「コラボレーション」ですね。言い換えると、持続可能な「新しい価値の創造」です。~~~~~~~~

 昨年12月には、北海道大学との連携(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11135)もスタートし、まず手始めに、民間で発行する「北海道環境白書プロジェクト:http://enavi-hokkaido.net/wp/index.html」が動きました。昨年の秋山財団・ネットワーク形成事業の一つとして採択された「Rio+20 北海道ネットワークプロジェクト:http://enavi-hokkaido.net/topics/index.php?page=article&storyid=15」の一連の活動で、今後の成果を期待したいです。

 

 秋山財団のHPより~~~~~~~~~~~~~~~~

 財団設立の志は、「北海道」という地域と、「生命科学:いのち」に対する特段の思い入れと言えます。「固有の土壌や地形、水系や気候、動植物をはじめ、多くの自然の特徴を備えた独自性を持つ生命の場」としてのこの北海道。こうした「生命の場」の中に共に住む共同体の一構成員として、切り離されては生き得ない人材の育成を最高の価値としています。 ~~~~~~~~

2012、札幌の5月は過ぎていく

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 日本の春は、やはりサクラと共に訪れて、サクラと共に去っていく?札幌の5月も下旬を迎え、ライラックほか、一斉に咲き始めています。思い返せば、札幌市内のサクラがどうこうというのも、自分にとっては10年くらい前までは考えられなかったです、とにかく仕事で動き回っていて目に入りませんでした。

札幌市中央区の住宅地で(5月10日)

札幌市中央区の住宅地で(5月10日)

大通公園西12丁目(5月19日):終りかけのサクラとライラック(右)

大通公園西12丁目(5月19日):終り頃のサクラとライラック(右)

 大通西13丁目の「札幌市資料館:http://www.s-shiryokan.jp/」は、私の幼い頃は裁判所でしたが、札幌軟石を使った建物としては全国的にも貴重なもので、裁判所の移転に伴い、1973(昭和48)年11月3日に札幌市資料館として開館しました。さらに、以前、この欄でもご紹介した新渡戸稲造が創設した「遠友夜学校」の「記念室:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5980」も、2011(平成23)年10月4日から、この建物に移転して加わりました。

 一方、その隣の「札幌市教育文化会館:http://www.kyobun.org/」では、先日、「NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(きたネット):http://www.kitanet.org/index.html」の「2012通常総会」が開催されました。18日付で、「認定NPO」の法人資格を取得することができて、今年設立10周年、寄付しやすい環境が整いました。

 大通公園では、今日から「第54回さっぽろライラック祭:http://www.sweb.co.jp/kanko/lilac/」が始まります!

札幌市教育文化会館(5月19日)

札幌市教育文化会館(5月19日)

 円山公園では、親子連れがのんびりと春の日差しの下、ピクニックです、まさにこの像のメッセージを絵に描いたような光景に感動します。

円山公園北一条側:「ふるさと母子像」周辺

円山公園北一条側:「母子像・ふるさと」周辺

北海道エネルギーチェンジP、中間報告

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 「きたネットカフェ」で、 「エネルギーチェンジプロジェクト(http://www.enechan100.com/blog/)・ロードマップ中間報告」会が、先日開催されました。 当日の様子はこちら「http://www.kitanet.org/index.html」で録画として見ることができます。

中間報告

中間報告プログラム

 <司会・進行> 新保るみ子さん:ひまわりの種の会(http://himawari.her.jp/)代表理事

<中間報告:パネラー>

* 岩井 尚人 さん :一般社団法人 プロジェクトデザインセンター(http://prodec.jp/)専務理事

* ビアンカ・フェルスト さん :環境カウンセラー(http://www.env.go.jp/policy/counsel/list/detail.php?id=2002201004&p=110&od=&)

* 藤井 賢彦 さん :北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授(http://www.ees.hokudai.ac.jp/carbon/mfujii/

左:司会の新保さん、右:岩井さん

左:司会の新保さん、右:岩井さん

左:藤井先生、右:ビアンカさん

左:藤井先生、右:ビアンカさん

 

<報告>  RSR2011 Energy voices of youth

 * 草野 竹史 さん:環境NGO ezorock(http://www.ezorock.org/) 代表

草野さん
草野さん

 RSR2011 Energy voices of youth2011年のライジングサン・ロックフェスティバルでは、環境NGO ezorockが会場に、「エネチェンブース」を設置して10代~20代の方を中心としたみなさんと、「私とエネルギー」について語り合い、参加者はそれぞれのエネチェン宣言を書いた紙を手にして写真を撮りました。この若者たちの笑顔と決意の表情をスライドショ―で見たのです。

 

 

 今回の中間報告会、私はこのプロジェクトの呼びかけ人なので辛口になりますが、全体を通して、私としては少々物足りない、甘ったるい内容に不満でした。中間報告にしても、もっともっと深掘りした議論であって欲しかったです。

 

 岩井さんの報告で、まずは、「エネルギー・チェンジ」にも関わらず、「電力」に最初から絞り込み過ぎている気がします。現在「電力」というエネルギーで賄っている状況を他のエネルギーに代替できないのか、その次に初めて「電力」の議論だと思うのですが・・・・。最終報告に期待しましょう。

 

 もう一つ、「原子力発電」に関しての立場が不明確です。環境系を基盤としてこの間活動してきた方々は、少なくとも「原子力発電」という技術の未熟さ、生態系における違和感等から、3・11以降の方向性はもっともっと毅然とした態度を明確にすべきだと思います。勿論、「原発推進 vs 原発反対」ありきの議論は硬直しますが、対立を避けることを気にし過ぎだと感じました。そもそも、原子力発電の可否を、この構図に仕上げていったのも、原子力推進プロパガンダの一環なのですから。このような姿勢では、今後の「提言」、「提案」も困難ではありませんか、ひと言で表現するならば、「覚悟」が足りません。

 

 私は会の冒頭で、かなりのメッセージを込めて挨拶をしたつもりです。「3・11でお亡くなりになった多くの『いのち』、そして、今もなお日々の生活で苦しまれている方々の思いをしっかりと受け止めて、今回、このプロジェクトでは議論を進めて参りました」、と。最終報告に向けて、更なる議論と英知を積み重ねて、世の中に提起していきたいと思います。

 

環境4団体、北大と連携協定

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 先日、北海道大学大学院「環境科学院:http://www.ees.hokudai.ac.jp/」、道が出資する「北海道環境財団:http://www.heco-spc.or.jp/」、民間のNPO法人「北海道市民環境ネットワーク(きたネット):http://www.kitanet.org/」、札幌市の「市環境プラザ:http://www.kankyo.sl-plaza.jp/」、国の「環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道):http://www.epohok.jp/」との間で、「連携・協力に関する基本合意書調印式」が行われました。
 4年前から、環境4団体で、「環境中間支援会議・北海道(環境☆ナビ北海道):http://enavi-hokkaido.net/」というプラットホームを構築してきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3137)。この設立は、実は簡単なように見えて全国的には極めて稀な試みであり、大変高く評価されています。
 環境をテーマに活動する方々にとって、行政の縦割り組織の窓口は使い勝手が悪く、それぞれの強みが十分生かされないままこれまで来ていましたが、各団体の皆さんの努力により、また、民間の中間支援NPOが介在することにより、「環境中間支援」機能として活動を始めました。そこに、今回のアカデミックセクター・北海道大学との連携・協力が付加されました。勿論、今後他の大学との連携にも期待したいですし、そうなれば北海道での環境活動に一層弾みがつくと思いますね。
 ところで、先日の調印式ですが、各団体の長が勢ぞろいで少々緊張感の漂う会場の雰囲気でした。5人のサインも滞りなく終了して、いよいよ写真撮影へと展開しようとしたその時、後ろの横断幕が何と「落下」したのです。一瞬会場の皆さんが驚いたのですが、北大のお二人の先生は落ち着いた様子でテープで貼り直し、私も真ん中に居たので靴を脱いで椅子の上でお手伝い、無事修復を終えると、「提携調印後、最初の協働作業でした!」と、どなたかの宣言です!、よく結婚式での「ウエディングケーキ入刀」で言うではないですか、まさにそのノリでしたから場内爆笑でした。
 北大・環境科学院の皆さまの心にくい「演出」でしたね(?!)
 それにしても、あの絶妙のタイミングで横断幕を敢えて落とす(?)サプライズを盛り込んだ手の込んだシナリオ、来年の「さっぽろ劇場祭:TGR」に是非参加して頂きたいですよね、恐れ入りました!

「きたネット」、今年のふり返り(後)

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 今年の「札幌KITA-NET北海道環境活動交流フォーラム2011:http://www.kitanet.org/event/index.html#works2011」は、国際森林年に因んで、「北海道スタイルの森づくり、市民力で森と人をつなぐ」と題して、盛だくさんな内容で開催されました。全道各地から170名を越える大勢の参加者が、最初から最後まで大変熱心に聴き、分科会・ワークショップでは活発な意見交換がなされました、一つの場に集う価値を、あらためて確認した一日でした。基調講演二題は「きたネットWeb:http://www.kitanet.org/index.html」の録画でも見ることができます。

フォーラムのプログラム

フォーラムのプログラム

基調講演1 「協働の力でつくる北海道の森林の未来」では、北海道大学農学部教授・柿澤宏昭(http://gcoe.ees.hokudai.ac.jp/mfrs/?p=854)先生が、「持続的な森林の管理と循環型社会の構築を進めるために、森林資源の利用まで含めたより多面的で深い市民と森林との関係のもち方について」、お話をされました。  

北海道大学農学部・柿澤宏昭教授

北海道大学農学部教授・柿澤宏昭さん

基調講演2 「もっと森を、モア・トゥリーズの活動」では、一般社団法人「モア・トゥリーズ:http://www.more-trees.org/」事務局長の水谷伸吉先生が、「より多くの人に森と関わりを持ってもらえるよう、普遍性をもった都市と森をつなぐプラットホームで ありつづけたいと願う、モア・トゥリーズの活動」を語りました。 

坂本龍一代表の「モア・トゥリーズ」

坂本龍一代表の「モア・トゥリーズ」

事務局長・水谷伸吉さん

事務局長・水谷伸吉さん

 代表の坂本龍一さんをシンボルに、フィールドをショウアップする多彩な活動は素晴らしいですねカーボンオフセットの取り組みとして、「ANA・B787カーボンオフセットキャンペーン:https://www.ana.co.jp/amc/cpn/offset/は、ちょうど今、実施期間中です。

 

 午後からは3つの分科会に分かれての意見交換、更に続く全員によるワークショップでした。

●分科会A 市民団体は森づくりをどう変える?~森づくりのモデルを考える」 

 北海道の2地域で、まったく違うアプローチから民有林保全に切り込んでいる2つのNPOが、共通する課題を考え、将来を展望しました。NPO法人ウヨロ環境トラスト(白老町:http://www.shiraoi.org/trust/)、もりねっと北海道(NPO法人森林再生ネットワーク北海道 /旭川市:http://morinet-h.org/

【コメンテーター】
荻原 裕 氏(北海道森林管理局 保全調整課 課長

●分科会B 「事業体と市民をつなぐ森づくり」

 企業・事業体と市民活動団体の連携、森林資源活用事業に取り組むNPOの事例から、森づくりの新しい道筋を考えました。 

【コーディネーター】柿澤 宏昭 氏(北海道大学農学部 教授)  

事例1 コープ未来の森づくり基金(http://www.coop-sapporo.or.jp/contents/view/id/82 & きたネット(http://www.kitanet.org/index.html
事例2 一般財団法人セブン-イレブン記念財団(http://www.7midori.org/) & NPO法人支笏湖復興森づくりの会(http://www.shikotsuko-moridukuri.org/index.html
事例3 NPO法人森の生活(下川町:http://www.forest-life.org/)が事業者としてめざすもの

【コメンテーター】  
     水谷 伸吉 氏(一般社団法人more trees)  
     西川 瀞二 氏(北海道林業技士会)  
    遠藤 俊次 氏(ホーマック株式会社)

●分科会C 「森からはじめるエネルギーシフト」 *この分科会は公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団「ネットワーク形成事業」助成により開催

  林業の持続可能性と木質バイオマスの有効利用の可能性について各地の事例から学び、「北海道における木質エネルギーへの転換をどう進めるか」をディスカッションしました。

 【コーディネーター】大友 詔雄 氏(NPO法人北海道新エネルギー普及促進協会:http://www.hkd-enekyo.npo-jp.net/ 理事長)

事例1 木質バイオマス利活用の可能性と地域内経済効果―森からみたエネルギーの地産地消 大友 詔雄 氏

事例2 薪プロジェクト(どさんこ薪ネットコンソーシアム)について 岡田 基 氏(一般社団法人ProDeC:http://prodec.jp/

事例3 木質資源作物の可能性と下川町における公共施設のエネルギー転換 高橋 祐二 氏(下川町地域振興課 主幹:http://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/Cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AM04000

 <11月28日追記>分科会Cの様子:http://enavi-hokkaido.net/forest/?p=315

~~~印象に残った言葉の数々~~~

* 「植林」から「森」づくりへ、「循環」の中で私たちは関わるべきである

* 地域と森林の関わりは「多様」で、「全体的」である

* 地域特性、特有資源を生かしての取り組みを、「まちづくり」として

* 都市と森とのつながり・橋渡し、3・11以降の取り組みとしての「LIFE 311:http://life311.more-trees.org/

* カーボン・オフセット(相殺)の取り組み:ANA、NTTドコモ等の取り組み

* オーストリア・ギュッシング市の取り組み(http://www.nerc-hokkaido.co.jp/wp/chiki)、http://www.eonet.ne.jp/~forest-energy/GREEN%20ENERGY%20FILE/Guessingstory.pdf

 下川町の数々の実践は、感動する程素晴らしいものでした。行政に優れた人材を得ると、市民とともに先駆的試みが可能ですし、持続可能な新しいシステムもダイナミックに動いていくことを立証していますね。素晴らしいモデルが北海道にはあり、心強く感じました。とにかく、この一日は大変内容が濃く、とても全ては書ききれません。ただの知識・知恵ではなく、これからの私の実践に大きく役立てたいものと決意をしています。皆さま、本当にありがとうございました!

「きたネット」、今年のふり返り(前)

Posted by 秋山孝二
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 環境系中間支援団体、「NPO法人 北海道市民環境ネットワーク:愛称きたネット(http://www.kitanet.org/index.html)」の今年の活動テーマは、「森づくり」です(http://www.kitanet.org/event/index.htm#2011s)。

 今年の5月、通常総会当日に今年度最初のイベントとして、「国際森林年 特別企画<北海道の森をどうする?座談会>」でした。

多彩なリーダーをお迎えして

多彩なリーダーをお迎えして

 次は7月の交流行事で、前田一歩園財団の訪問(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9393http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9405)。

 そして9月には、「森づくりと人づくり」と題しての講演と説明会が開催されました。

きたネットカフェSPECIAL 2011

きたネットカフェ SPECIAL 2011

「国際森林年」って?

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 今年は、国連の定める「国際森林年」(International Year of Forests)です。国連総会決議により、「国際森林年」では、現在・未来の世代のために、全てのタイプの森林の持続可能な森林経営、保全、持続可能な開発を強化することについて、あらゆるレベルで認識を高めるよう努力すべきとされています。

 また、国連は加盟国が、「国際森林年」に関連した活動を促進することを奨励しており、日本でも各地で様々な取組が行われる事が期待されています。ちなみに、北海道において、「北海道市民環境ネットワーク(きたネット:http://www.kitanet.org/index.html)」は、この間、森づくり活動を主軸にする会員も多く、今年はフラッグ事業「ラブアース」をはじめ、さらに充実した活動を企画しています。

 ところで、国連が決める「 国際年(International Year)」というのは、国連総会において採択・決議されるもので、特定の事項に対して特に重点的問題解決について、国連をはじめ全世界の団体・個人に呼びかけるための期間のことです。最近の例としては、 2009年の「世界天文年」、「国際天然繊維年」、「国際和解年」、2010年の「国際生物多様性年」、「文化の和解のための国際年」、「国際ユース年」で、今年は、「国際森林年」、「国際化学年」となっています。

 企業のCSRでもそうなのですが、国連の議論・決定事項に関して、日本のメディアはもっとしっかり報道すべきだと思いますね。昨年2月、東京で開催されたフォーラムでは、グローバル企業も国際社会の中で生き残る存在として、CSRを真剣に展開している様子も発表されていました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3348)。

 いつも楽しく読んでいるメルマガの中で、田中優さんから送られたきた年末大晦日のトークは絶品でした。3時間と長丁場ですが、特に中ほど(1時間35分過ぎから)で彼が説明する「森の話」は、実に素晴らしいです。

~~~~~~~~「絶望から未来を見つけるトークライブ2010 」http://www.ustream.tv/recorded/11737604

【出演】
田中 優(未来バンク事業組合理事長:http://tanakayu.blogspot.com/)

山田玲司(漫画家/『ココナッツピリオド』『絶望に効くクスリ』他)

枝廣淳子(環境ジャーナリスト/「環境メールニュース」他:http://www.japanfs.org/ja/

江守正多(気象学者/国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室室長)

【ミュージシャン】
高森ゆうき 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「海老蔵」が一段落すると、今度は「伊達直人」、「斎藤佑樹」の追っかけかよと、相変わらずの内向き・平和ボケの日本のマスメディアですが、国際社会の中で、今日本に期待されている事がらの多さを認識すればする程、焦点を当てるべき重大なテーマは他にあると思うのですが・・・・・。今年も変わらないマスメディアの愚に、ボヤキからのスタートで恐縮です。

 

ヒグマから北海道を見直しました!

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 北海道市民環境ネットワーク(通称・きたネット: http://www.kitanet.org/index.html)と、一般財団法人セブンイレブン記念財団(http://www.7midori.org/)との共催「北海道環境活動交流フォーラム」が、昨年に引き続き(http://www.kitanet.org/event/index.htm#work2009)、札幌円山動物園(http://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html)で開催されました(http://www.kitanet.org/event/index.htm#work2010)。

幅広いパネリストで大盛況

午後のプログラム:幅広いパネリストで大盛況

  今年は、国際生物多様性年スペシャル『北海道の生物多様性を考える』、「ヒグマのいまを知る、豊かな自然の道しるべとして」と題して、多面的な視座からの意見交換でした。このところ本州で、ツキノワグマが人を襲う被害(?)が大々的の報道されていますが、生物多様性の視点からは、かなり違った現実と受け止めるべきではないでしょうか。クマと人との距離感を間違った人間の暮らしとでも言えるのかもしれません、メディアにそんな見識を求めたいですね。

 クマとの付き合いかたは、アラスカでの活動を基に作成された手引き翻訳版としての 「クマとの調和したくらし:http://www.oshima.pref.hokkaido.jp/os-ksktu/kuma/LivingInHarmonyWithBears_J1%201p-16p.pdf」が、大変参考になります。

 分科会の一つでは、昨年に引き続きエゾシカ問題も新しい切り口で議論されたようです。私は後半部分しか参加できませんでしたが、ただ「対策」に追われるのではなく、エゾシカがなぜこんなに増えてしまったのか、の検証もして欲しかったですね。生態系の頂点「オオカミ」の絶滅が直接的な理由であるとか、どこかでエゾシカ・ヒグマ・オオカミ等、「生態系」をめぐる多様な議論も今後期待したいです。

ガールズ・パワーで、エゾシカ問題をかみくだく!

分科会:ガールズ・パワーで、エゾシカ問題をかみくだく!

 ヒグマは、ツキノワグマより世界的にははるかに広い生息分布で、しかも北海道はその南限として、大変コンパクトなエリアに多数のヒグマが存在する、言い換えればヒグマが広く動き回らなくても生息できる「豊かな多様性・生産性のある生態系」を育む貴重な大地であることを知りました。

 もう15年以上前になりますが、私はアラスカ・キーナイ半島(http://www.silverfinguides.com/japanese/)に「キングサーモンほかの釣り」に行きました。ある一日は小型水上飛行機で離れた湖に着水し、そこに流れ入る小川の河口付近で7時間程の紅シャケ釣りでした。機内でパイロットが、「一つだけお願い、もし釣ったシャケをクマと争ったら、クマに譲ってやって下さい!」と言ったので、私も含めて大笑いをして「面白いジョークをいうパイロットだね」と、湖面から離陸して7時間後に迎えに来る飛行機の姿を見送ったのです。

 ところがですよ、釣りを始めて30分もしない内に、何と何と山からいろんな種類のクマが続々(!)と私たちの方に降りて来るではありませんか。一堂、足は震え胃は痛み、ある人はツルっと滑って全身ずぶ濡れ、記念にカメラを回していた人のビデオを後日見ると、画面が震えで揺れているのが分かります。「大変なことになったな」と、私は動揺しました、もう釣りどころではありませんでした。ガイドの腰にはライフルの弾が6発用意されていましたが、到底そんな数では足りません。実は後でアメリカ人に聞くと、それは釣り人を守るというよりも、事故が起きて紛争になった時のアリバイ(体制は整えていた?)だとおっしゃる方もいたりして・・・・。総数〆て20頭以上はやって来たでしょうか、「お邪魔しました」の世界でしたね。

 結局は、勿論何の事故も無く、予定通り釣りを続けて戻りましたが、多くのクマたちが本当に至近距離を、まるで私たちの存在を無視するように自然体で通り過ぎていくその姿に驚きを感じました。先日フォーラムの講演を聴いていて、アラスカでそのような「人との共生の環境」を創り出す永年の活動を知り、あらためてこれまでの努力の賜物なのだと理解しました。

 札幌・北海道は、ヒグマと「共存する知恵」を身につける、世界に類を見ない貴重な場だと強く思いました。ただ「射殺」を繰り返すだけでは、あまりに知恵が足りません。北海道におけるヒグマとヒトとの関係は、イコール「人間と野生との関係」が試されている、そんな気がしてきます。

「生物多様性の日」、盛りだくさんなイベント

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  5月22日は「生物多様性の日」、2010年は「国際生物多様性年」とのこと。今年10月には名古屋で、「生物多様性条約第10回締結国会議(COP10):http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/」が開催されます。

 昨日は朝から「まちなか散歩・植物園(http://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/)コース」に参加しました。

「まちなか散歩・植物園コース」に参加

「まちなか散歩・植物園コース」に参加

  本当に久しぶりの植物園を、元園長で現在北海道環境財団(http://www.heco-spc.or.jp/)理事長・辻井達一先生直々のガイドで、晴天の中1時間半の散策でした。遠い昔に父に連れられて遊びに来た記憶、博物館内のクマに傷ついた馬の写真が怖かったのを覚えています。昨日辻井先生にお尋ねしたら、まだその写真は掲示されているとのお話でした。350m×350mの13.5haの広さ、どこに行ってもこれを一マスの広さと頭に入れておくと便利です、と説明が始まり、ライラックの木々、スキー材で懐かしいヒッコリーの木、そしてトリカブトの群生他、素晴らしい奥行きのあるご説明に、参加者30数名は皆大満足でした。

 午後からは環境省主催の「生物多様性フォーラム(http://www.epohok.jp/modules/bulletin1/)」で、150名が参加し「多様性」について貴重なお話の数々でした。名古屋大学エコトピア科学研究所(http://www.esi.nagoya-u.ac.jp/)の林希一郎教授からは、今年10月の「COP10」に向けた議論の一端も紹介がありました。

記念フォーラム「生物多様性地域対話in北海道」

記念フォーラム「生物多様性地域対話in北海道」

  そして、「北海道市民環境ネットワーク(きたネット):http://www.kitanet.org/index.html」の総会でした。昨年5月から私は理事長をつとめていますが、全道57の環境系市民団体が会員、その他個人会員も多くいます。セブン・イレブン記念財団(http://www.7midori.org/)が多大なご支援をして頂き、環境系NPO法人の中間支援団体として活動しています。昨日も熱心な活動状況が報告されて、これからの展開にも期待が出来て楽しみです。

 余談ですが、昼のデザートのつもりでセブン・イレブン記念財団の方と、これも久しぶりの駅前通り「雪印パーラー:http://www.snowbrand-p.co.jp/index.html」に入りました。私たちはソフトクリームをオーダーしたのですが、そこに居合わせた修学旅行で茨城から来ていた中学生のテーブルには、50センチはあったでしょうか、「パラゴン」というジャンボメニューの一つが置いてありましたよ。私たちが店を離れる時には6人でほぼ食べ終わらんとしていました。驚くほどの大きさと生徒たちのすごい食欲です。次から次へと修学旅行生が店に入ってきて、メニューは事前にインターネットで調べてきている様子でした。修学旅行も時代とともに変わったきているのでしょう。

 何とも変化に富んだ充実した一日ではありました。

企業の助成事業も活発です!

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  昨年5月に、私は「北海道市民環境ネットワーク(きたネット):http://www.kitanet.org/」の理事長に就任しました。この環境系中間支援NPOは、「セブンイレブン緑の基金:http://www.7midori.org/」がメインの支援者で、他に地元企業からも力強く応援して頂いています。今回、「きたネット」が幹事団体となって推進する「『環境分野の中間支援拠点・組織連絡会議』連携型組織づくり事業の確立」が、PANASONIC・NPOサポートファンドの新設されたコンソーシアム助成の第一回目に採択されました。先日、東京・有明の「パナソニックセンター」で贈呈式・交流会・研修会が開催され、出席しました。

東京・有明:PANASONIC

東京・有明:PANASONIC

 パナソニックの企業市民活動http://panasonic.co.jp/cca/の中で、NPOへの助成テーマは「組織基盤強化」です。「子ども分野」と「環境分野」への助成は、松下幸之助氏の「環境革新企業」としての理念の一環でしょう。私たちの今回の取り組みは、1)環境省・北海道環境パートナーシップオフィス:http://www.epohok.jp/(EPO北海道)、2)財団法人北海道環境財団:http://www.heco-spc.or.jp/、3)札幌市環境プラザ:http://www.kankyo.sl-plaza.jp/、と4団体のコンソーシアムで、情報の共有によりユーザーサービスの向上につながる「見える化」の実践が一番の目的です。これから1年間、成果にこだわりながら、少しでも環境分野に携わる北海道民に対して、何か貢献できるものを創り上げたいと思いますね。

 会場を去り、「ゆりかもめ」に乗って都心に戻る途中で懐かしい船を見ました。そうです、青函連絡船航路で活躍した「羊蹄丸」と、数多くの越冬隊員を運んだ南極観測船「宗谷」です。「船の科学館http://www.funenokagakukan.or.jp/」の一部として、静かに東京湾に係留されていました。

摩周丸(奥)と宗谷

羊蹄丸(奥)と宗谷

 企業の社会貢献への取り組みは本格的になっていて、それぞれユニークな目的を持って「新しい公共」の一翼を間違いなく担っていくと思われます。これからも企業セクターと本来の意味の「第三セクター(非営利セクター)」とのコラボレイトに期待がかかります。

ノスタルジックな山並み

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12・13日札幌円山動物園で、きたネットフォーラムが開催されました。http://www.kitanet.org/event/index.htm#work2009

 その時に、久しぶりに家の近くの札幌円山競技場と円山球場の間の道を通りました。折から野球場では高校野球の秋の予選、競技場では同じく高校の競技大会・新人戦でしょうか。しばし競技を見ながら、遠くの三角山から藻岩山方向に連なる山並みをボーッと眺めていました。

円山競技場から西を仰ぐ

円山競技場から西を仰ぐ

西南へ

西南へ

  この競技場も思い出が多いですね。昭和30年代だったでしょうか、冬は雪を踏み固めてのスケートリンクになっていて、大通7丁目、中島公園の池とともに、冬のスケートリンクで賑わっていました。

 また、昭和42年頃の高校1年時代は、2・3学年がそれぞれ1000人のマンモス校でしたので、体育大会が校庭ではなくてここで開催されました。開会式で全校生徒2500人(私達の学年からは500人の定員に戻った)がフィールドに集合して、初めて生徒数の多さを実感しました。記憶が正確ではありませんね、もしかしたら自分が2年の時だったかもしれません。普段の学校生活では一堂に会する場もなく、ただ授業の間の10分間の休憩時に、トイレに行って戻るのに次の授業に何回も遅れたのを覚えています。少子化の今では、別世界のような当時の学校生活でしたね。自由闊達な校風ではありましたが、私達の前向きな提案に対して、「生徒数が多すぎて・・・」で始まる先生方の言い訳じみたやらない理由もありました。今は、「生徒数が少な過ぎて・・・」と言う理由で一歩前に進まない学校行事も多いのではないでしょうか。私達の世代から見ると、本来は今こそゆとりのある理想的な教育空間が出来ているのに、ですね。

 今この競技のトラックはアンツーカー、フィールドは芝生に整備されて、遠くの山並みと相俟って素晴らしい景観となっています。

 ”Sapporo is the best of the world !” を実感したひと時でした。

きたネット・フォーラム、面白かった!

Posted by 秋山孝二
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  「北海道環境活動交流フォーラム:FORUM2009」はhttp://www.kitanet.org/event/index.htm#work2009は、札幌円山動物園http://web.city.sapporo.jp/maruyamazoo/index.html で二日間開催され、新しい試みも随所で見られて大盛況でした。

 一日目、今年から公開になった「円山動物園の森」の散策では、ガイドの方の解説で約1時間のツアーでした。円山の昔の姿を想像させる植生他、大都市札幌にある自然の奥行きをあらてめて知りました。

動物園の森

動物園の森

 

樹齢140年

樹齢140年

内容の濃いパネルディスカッション

内容の濃いパネルディスカッション

続く基調講演では、酪農学園大学環境システム学部の金子先生から、「今、100年後の北海道の自然を守るために」をテーマに、GIS(地図情報システム)データ解析をもとにしたお話、円山動物園飼育展示課長(獣医師)の上野さんから「生物多様性の確保と円山動物園」をテーマに、動物園ならではの興味深いお話をお聞きすることが出来ました。

その後のパネルディスカッションでは、「エゾシカ被害」の現場からの発言と、由って来る所以を歴史的な人間の活動との関係性での意見の数々により、これまでメディア等での断片的な指摘とは一味も二味も違った内容の濃いディスカッションとなりました。夜のシカ肉ハンバーガーの試食、夜の動物園ツアー「Moonlightエクスカーション」、交流会と盛沢山のプログラムは、参加者にとって満足度が高いものでした。特に動物園でシカ肉を食べるというユニークな企画に拍手喝采ですし、そして札幌円山動物園の新しい取り組みとそれに向けた職員の方々の情熱もこのプログラムを通じて感じ取りました。

二日目の「環境情報交換コーナー」では、「森を守る人:林業技師会西川さん」、「いのちを育む人:道環境科学研究センター玉田さん」、「暮らしを変える人:ezorock草野さん」がホストとなり、分野別で環境についてのお話や情報交換をするコーナーを設置しました。ご相談された方々にとって、今後の環境活動に携わる方々の情報共有とネットワーク形成に役に立てば幸いです。

準備にあたった皆さん、ご参加して下さった皆さんに心から感謝致します。なお、ご好評の基調講演・パネルディスカッションはDVDで近いうちに記録として完成予定です。ご興味のある方は「きたネットhttp://www.kitanet.org/」までお問い合わせ下さい。

きたネット・カフェ、「戦争と環境」

Posted by 秋山孝二
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 今年5月に私は「NPO北海道市民環境ネットワーク(きたネット)http://www.kitanet.org/」の理事長に就任しました。環境系の市民活動には素人の私ですが、北海道各地で活躍する皆さんの中間支援組織の一翼として、少しでもお役に立てればとの思いでお引受け致しました。

先日、定期的に開催している「きたネットカフェ」で、私は6月に訪問したチェコ・ポーランドの旅から、「戦争と環境」というテーマで発表の機会を与えられました。訪問を振り返れば返るほど重たく、発表でも環境との繋がりはむしろ参加された方々からの意見交換で深まったような気がして、私にとっても貴重な場となりました。結論は「戦争は最大の環境破壊」である、そのことに疑いはありません。

ちらしより

ちらしより

当日参加された方から早速ご感想も頂きました。二つだけご紹介します。

Oさんから: 昨日の旅行記、ありがとうございました。重いテーマは、ヘスを含め戦争当事者たちと私たちが地続きにいることへの不安であり、それがもたらす緊張ではなかったかと思っております。「システム」としての戦争と、経済を推進するシステムは表裏一体のようなところもあります。だからこそ、常にブレーキをかける心つもりとそのエネルギーを保持し、維持していなければ後々、悔やむことになるのだと思います。

年寄が戦争を始め、若者が死んで行く理不尽さは「生命(いのち)」を根本のところからとらえていなければ、社会の空気に流されてしまうことも確かかと思います。

 

Sさんから: 昨日のテーマは何とも重たく、私にとっては軽卒に発言できないと 思いました。あの後、スポーツクラブに寄ってから帰ると深夜になっていましたが、NHK BSで、旧日本兵への取材番組が放映されていました。いずれも90歳前後の方々で、戦場で上官に命じられて敵兵を殺したことを告白したり、あるいは、極限の行軍で病気で苦しむ戦友を楽にするため自ら引き金をひいたことなどを涙ながらに語っていました。その方々は、90歳になってはじめて話したとのことでした。奥さんも子供さんも聞いた事のない話を死ぬ間際に語っ たとのことです。(いずれの方もその後数ヶ月のうちに亡くなった との事です。)彼らは戦争を肯定することはしないが、戦場で死んだ仲間を考えると、過去の戦争が”無意味だった”とは絶対言えないということです。それを言ってしまっては彼らはムダ死にをしたことになるから。そして、生き残って戻って来てしまったことに複雑な想いを感じているようです。品川さんの話にも通じています。

経済的利益が主導する人類の暮らしの価値観を転換させないと戦争というのは無くならないものなのでしょうか?

 

沢山の方々にお集り頂き、真剣な意見交換のひと時に心から感謝申し上げます。戦争体験者ゆえに戦争を語れない、その事を云々言う前に、戦争体験の無い者ゆえに伝えることが出来る、或いは伝える責任がある、そう考えることも出来るとは思いませんか。