出張の道すがら 2022!

Posted by 秋山孝二
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 コロナ禍の中、出張をしていると幾つか新鮮な驚きとかに出くわすことがあります。

 先日は、東京の赤坂で面談・会食の予定だったので、高層ビルの最上階にあるレストランへの直行エレベーターに乗りフロアーボタンを押そうとしたら「開閉ボタン」以外にどこを探してもボタンがないので、あれっと思って少し躊躇していると、後から乗ってきた男性がすぐに「閉める」のボタンを押したのです。するとエレベーターは何の問題もなく物凄いスピードで上がっていきました!!行こうとする階のボタンがついていないエレベーター、私は初めてでした。

あるビルのエレベーター!

あるビルのエレベーター!

 次は、中野区の新渡戸文化学園(https://nitobebunka.ac.jp/)です。以前、新渡戸関連の集まりでこの学校の理事長、学長とお話をしましたが、先日は、全く別の用事でこの界隈を歩いていると、偶然行き当たったのが夜の校門でした。そう言えば、東京・田町にある普連土学園にも訪問したことがありました。

* 新渡戸文化学園関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E6%96%87%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%9C%92

* 普連土学園関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20392

夜の新渡戸文化学園

夜の新渡戸文化学園

 更に、出張中のホテルで朝のテレビを観ていると、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の主題AIさんの『アルデバラン(https://www.youtube.com/watch?v=8IOSztadymc』が流れてきました、曲はもちろんですが、歌詞が素晴らしい!

朝から素晴らしい歌声!

朝から素晴らしい歌声!

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NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』主題歌

AI「アルデバラン」 作詞・作曲:森山直太朗 編曲:斎藤ネコ

Listen Here:https://lnk.to/AI_ald

Official Video:https://www.youtube.com/watch?v=8IOSz…

Special Site:https://sp.universal-music.co.jp/ai/a…

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 因みに、「アルデバラン」というのは、冬の夜空の中でも、見つけるのが最も簡単な恒星の1つ、オリオン座γ星から「プレアデス星団(すばる)の中間に位置するおうし座の星。オリオン座の真ん中に並んでいる3つの星を、東から西に結んで延長していくと、最初に突き当たる明るい星がアルデバランです。私が昔、東京都江戸川区の公立中学校の理科教師だった時、冬は星座の話をよく子供たちにしましたが、その時にも冬の夜空を見上げてオリオン座のプレアデス星団、おうし座のアルデバランについても語ったことを思い出します、懐かしいですね。

 何気なく移動を重ねていると、時々昔のことを振り返るような場、出来事に出会えて、独り物思いにふけるひと時が心地よいですね。

新渡戸の足跡 @ カナダ(4)

Posted by 秋山孝二
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 キャンパス内をかなり歩き回ると、今回の目的の2番目、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の「NITOBE MEMORIAL GARDEN(http://botanicalgarden.ubc.ca/visit/nitobe-memorial-garden/」の訪問と庭園管理責任者・学芸主任のRyo Sugiyama(杉山龍:すぎやまりょう)さんとの約束の時刻が近づきました。

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RYO SUGIYAMA
Nitobe Memorial Garden Curator
UBC Botanical Garden and Centre for Plant Research
THE UNIVERSITY OF BRITISH COLUMBIA

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<新渡戸紀念公園の生い立ち>  :「紀念」は「記念」よりもより一層顕彰の意を込めたこだわり

 新渡戸稲造は、国際的に活躍した教育学者、外交官であり、1933(昭和8)年2月、日本が国際連盟脱退を通告したその年の秋、カナダのバンフで開かれた太平洋問題調査会の第5回会議に日本代表団団長として、カナダを訪問しました。会議終了後、当時、国際港のあった西海岸ヴィクトリアで倒れ、市内のロイヤル・ジュビリー病院に入院し、10月15日、治療の甲斐なく息を引き取りました。後に、友人たちにより石灯籠を中心としたささやかな庭園が造られました。

* 太平洋問題調査会 https://mainichi.jp/articles/20160331/dde/014/010/003000c

* 第5回バンフ会議(1933年 8月14日から26日まで開催され、米・日・中・英・豪・ニュージーランド・加・比に加え仏・蘭・蘭領東インド(現インドネシア)が新たに正式参加し11地域となりました。テーマは「太平洋地域に於ける経済上の軋轢とその統制」

 その後、この庭園は第二次世界大戦中に荒廃しましたが、1958年に新渡戸博士を紀念し、博士の「われ太平洋の橋とならん」の志に因んだ庭園の整備が、ブリティッシュコロンビア大学庭園委員会によって決定されました。設計施工にあたったのは、日本国外で多くの日本庭園を手掛けていた当時千葉大学園芸学部造園学科の教授だった森歓之助でした。森は設計だけでなく、1年間以上にわたり現地に滞在して施工にも従事しました。そして、この庭園は、1960年に急逝した森が設計した最後の作品となりました。

 その際に施工に携わった現地日系ガーデナーたちは、完成後も10年以上にわたりこの庭園の維持管理に尽力し、1992年に枡野俊明により改修されて今日に至っています。庭園の面積は約1ha、直角三角形状の敷地で、池を中心とした池泉回遊式庭園ですが、中央の池を太平洋に見立て、入り口側から見て右側に日本、左側に北米大陸の樹木を植栽し、一本の橋を架けて新渡戸稲造の「太平洋の橋」を表現しています。

  • メインの道路からの入口
メインの道路からの入口

門の上にある木製看板

門の上にある木製看板「紀」の文字には特段の思いが!

「CHIBA UNIVERCITY」の文字が焼き付く!

CHIBA UNIVERSITY」の文字が目に飛び込む!

  因みに、UBCの庭園設計者は千葉大園芸学部ご出身の森歓之助先生、先日お会いした杉山龍さんも千葉大学園芸学部ご卒業で、奥様も。大学と今の仕事に就いているのは関係はないとおっしゃっていましたが、実は私も千葉大学で学部は教育学部、妻も同じです、大学にはあまり興味はなかったのですが、何かご縁を感じるとともに、ほんの少し誇らしく思いました。

庭園管理・学芸主任のRyo Sugiyamaさん

庭園管理・学芸主任のRyo Sugiyamaさん

 こちらでの新渡戸稲造の紹介です――> http://botanicalgarden.ubc.ca/visit/nitobe-memorial-garden/inazo-nitobe/

 この公園のテーマは、何といっても「日本と北米大陸との融合」でしょうか、樹種でもそれを表現しています。日本から運んだモミジ、サクラ、ショウブ等、60年以上を経てしっかり根付いていました。

日本(池畔)と北米大陸(その奥)のハーモニー・融合

日本(池畔)と北米大陸(その奥)のハーモニー・融合

 「願はくは、われ、太平洋の橋とならん」

「大平洋に掛ける橋」をモチーフに

「大平洋に掛ける橋」をモチーフに

橋の右側がモミジほかで日本をイメージ

橋の右側がモミジほかで日本をイメージ

橋の左側は地元の樹種で北米大陸をイメージ

橋の左側は地元の樹種で北米大陸をイメージ

少し違った角度から

少し違った角度から

 ブリティッシュコロンビア州とコケの相性は良いと、庭の管理責任者・杉山龍さんのお話。

素晴らしい緑色!

素晴らしい緑色!

 杉山さんの説明によると、新渡戸は最期の時、看護婦さんに最後の望みはと促されて、「軽井沢のせせらぎの音を聞きたい」とおっしゃったといいます。そこで、ジュビリー病院の担当看護婦さんが、ホースで水の音を聞かせてあげたとか。その逸話を基に、公園に滝による水の音とせせらぎを創り出したとのことです。それと、近くのショウブ(菖蒲)は、UBCのこの庭園に明治神宮から持ってきたもので、日本の心をイメージしているとか。一つ庭園と言っても、なかなかその因ってきたる所以の深さに感動します。

滝から落ちるこだわりの水の音

滝から落ちるこだわりの水の音

明治神宮からの菖蒲、庭園メインテナンスも大変です

明治神宮からの菖蒲、庭園メインテナンスも大変です、東京農大からのインターン生

息をのむ美しさ

息をのむ美しさ

 日本からのサクラ、樹齢80年を越えるタキニオイ(http://www7b.biglobe.ne.jp/~cerasus/cera-tn/c-takinioi.html)です。

森先生が持ってきたサクラ「タキニオイ」樹齢80年

森先生が持ってきたサクラ「タキニオイ」樹齢80年

 「Nitobe」は「ナィトーブ」と発音するようですね、こちらでは。新渡戸稲造の遺志と生涯を丁寧に表現した素晴らしい日本庭園です。これを、UBCが整備を決めたこと、メインテナンスを継続していることに、さらに感動します。新渡戸が生きた時代は、彼の意志とは必ずしも違った方向に進みましたが、今を生きる日本人たちは、まさに「スーツを着たサムライ」としてしっかり永く語り続け、理念を継承していかなければならない、そんな「使命」を感じました。

 一通り熱い説明が終わった後、近くのキャンパス内の「Koerner’s PUB(http://koerners.ca/)」で、ビールを飲みながら昼食をご一緒し、さらにお話をお聞きしました。今、この公園のさらなる整備計画も進行中とのことです。新渡戸稲造の足跡をより深く、広く紹介できるような多くの縁ある方々とのコラボレーションが必要だと痛感しましたね。そんな意味もあり、今年11月25日に札幌で開催予定している第一回 INAZOサミット」にもお誘いしました、可能性はかなりあるようですので楽しみです!

このビールのコップ、何かの瓶です!

このビールのコップ、何かの瓶です!

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INAZOサミット 開催趣意書

 新渡戸稲造は、明治から昭和初期にかけて青年や学生に深い人格的感化を与えた教育者・国際人でしたが、今、混とんとする21世紀を生きる私たちにも、その業績から学ぶ事柄が数多くあると思います。日本国内ばかりでなく、広く海外でも多くの地域で幅広い活動を行い、今もその功績は髙く評価されて語り継がれています。

 「INAZOサミット」 開催の目的は、新渡戸稲造とメリー夫人、及び新渡戸家の業績を再確認して顕彰し、縁の地のネットワーク形成を促し、個々の活動の相乗効果を発信する試みです。この数年、日本各地で関わりのある方々との意見交換に基づき、今回、それらを地域の繋がりで「見える化」し、さらに新たな気づきを得る場を「INAZOサミット」として、縁のある土地の持ち回りで開催することと致しました。

 動植物に生命の継承があり、地域社会に歴史の継承があり、人の成育プロセスに精神の継承があります。体験を積み上げ、視座を拡大しながら時代にかかわることは容易ではありませんが、道は険しくとも志を同じくする友人とあるべき方向を見つめて活動していきたいと決意しています。

 「INAZOサミット」の企画が、自由な環境の中で、参加される方々が互いに開かれて創発しあう場になることを期待し、そうしたことを大切にしながら未来の地域・世界を切り拓く活動として、多くの方々と共に歩むきっかけとなることを希望しています。

世話人 (2017.4.2現在)

一般財団法人 新渡戸基金 専務理事 藤井茂

一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 代表理事 秋山孝二

参加が見込まれる方々

~新渡戸稲造縁の地、団体~

【都市】盛岡、花巻、十和田、札幌、東京、カナダ・バンクーバー、ビクトリア、スイス・ジュネーブ、台湾

【団体】(一財)新渡戸基金、盛岡市先人記念館、花巻新渡戸記念館、十和田市の新渡戸記念館、札幌遠友夜学校関係(遠友夜間中学、平成遠友夜学校、等)

【学校】北海道大学、東京女子大学、拓殖大学、ボン大学、ハレ大学、新渡戸文化学園、普連土学園、北星学園、恵泉女学園、津田塾大学、東京大学、京都大学、同志社大学、麗澤大学(廣池学園)、創価大学、ブリティッシュ・コロンビア大学、ビクトリア大学、スワスモア大学、ハバフォード大学、ジョンズ・ホプキンス大学、国連大学

【その他】新渡戸稲造記念中野総合病院

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遠友みらい塾 設立1周年!

Posted by 秋山孝二
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 「遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/」は設立一周年、先日、第7回例会を寺島実郎塾長を迎えて開催しました。

これまでの記載――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84%E5%A1%BE

 塾長の寺島実郎さんからは、人工知能(AI)、宗教、「インテリジェンス」と「インフォメーション」の違い、17世紀オランダをはじめとする世界認識等の幅広いお話があり、先進各国が内向きになっている状況等、塾生との活発な質疑が行われました。引き続き塾生からは多くのプロジェクトの発表があり、私からは来年11月開催予定の「INAZOサミット」の概略、実行委員会立ち上げ等を説明しました。前回にもお話をした、ハードウエアとしての「記念館建設」プラン、ソフトウエアとしての「遠友みらい塾」、そしてネットワーキングとしての「INAZOサミット」と骨格を再度確認しました。スタートからほぼ1年を経過した「遠友みらい塾」ですが、2年目以降の活発な活動を予感させるものになりました、次回は2017年1月28日13時30分、同じ会場で開催予定です。

会場いっぱいの参加者

会場いっぱいの参加者 写真撮影:鹿野内 太一

一周年記念で寺島実郎塾長のお話

一周年記念で寺島実郎塾長のお話

 これまでの各種取り組みの報告と今後の活動への提案、ゆるいつながりで一年間やってきましたが、それぞれのフィールドがそれぞれの課題解決に向けて着実に動き始めています。最初は「SAPONISMO(http://sa-po.net/」。

「SAPPORONIZMO」プロジェクトの亀田さん

SAPONISMOプロジェクトの亀田敏美さん 写真撮影:鹿野内 太一

 続いて以前にもご紹介した「リサイクルプロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27841)」。

「デロリアンプロジェクト」の宮澤洋子さん

「デロリアンプロジェクト」の宮澤洋子さん 写真撮影:鹿野内 太一

 続いては「『農業本論』ほか読書会(http://enyumirai.main.jp/category/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E4%BC%9A/」。

「農業本論」ほかの読書会、三上節子さん 写真撮影:鹿野内 太一

「農業本論」ほかの読書会・三上節子さん 写真撮影:鹿野内 太一

 最後は、「日本自治ACADEMY(http://www.japan-a-academy.jp/aisatsu/index.html」の取り組み報告、前回も谷理事長に参加して頂きました、地域がアジア・世界と直接交流時代です。

自治体まちづくりプロジェクト   写真撮影:鹿野内 太一

日本自治ACADEMY・千葉正和さん 写真撮影:鹿野内 太一

 当日配布した「INAZOサミット」の概略は以下のようです。~~~~~~~~~~~~~~~~~

< INAZOサミット 企画概略>

目的 : 新渡戸稲造とメリー夫人、及び新渡戸家の業績を顕彰し、再確認してネットワーク形成を促し、個々の活動の相乗効果を発信する

開催: 毎年一回、ゆかりの地で持ち回り開催、第一回を201711月札幌で開催予定

企画 : 基本的には各地で特色を活かした参加型の企画、毎年「実行委員会」を設立してユニークな内容で実施。第一回の札幌での開催は、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、「遠友みらい塾」が軸となって実行委員会を立ち上げてスタート。来年に向けてFBですでに「実行委員会(https://www.facebook.com/groups/994582350667325/)」ページ作成済み。

* ビデオメッセージを含めて参加が見込まれる方々 ~新渡戸稲造ゆかりの地、団体~

【都市】 盛岡、花巻、十和田、札幌、東京、カナダ・バンクーバー、スイス・ジュネーブ、台湾

【団体】 (一財)新渡戸基金、盛岡先人記念館、花巻新渡戸記念館、十和田市立新渡戸記念館、札幌遠友夜学校関係(遠友夜間中学、平成遠友夜学校、等)

【学校】 北海道大学、東京女子大学、拓殖大学、ボン大学、ハレ大学、新渡戸文化学園,普連土学園、北星学園、恵泉女学園、津田塾大学、東京大学、京都大学、同志社大学、麗澤大学(廣池学園)、創価大学、ブリティッシュ・コロンビア大学、スワスモア大学とハーバフォード大(この2つに新渡戸史料が多くある)、ジョンズ・ホプキンス大学、
国連大学

【その他】 新渡戸稲造記念中野総合病院

<参考>

北海道での足跡

―岩手県出身、北海道で学び、後にメリー夫人とともに二度目の札幌生活
―農政者として北海道の開拓事業と農業の発展に大きく貢献
―教育者として、特に女性、貧しい子供の人材育成に大きく貢献

―「遠友夜学校」設立により50年のボランティア教育活動の礎

新聞記事2015 ~按針サミット、バッジで応援 市民の会が製作 伊東~

伊東市で開かれる按針サミットを盛り上げようと発足した「按針サミットを応援する市民の会」(杉本総一郎会長)が20日までに記念のオリジナル缶バッジを製作し、同市のJAあいら伊豆8支店などで取り扱いを始めた。1口500円の事業協賛者に渡す。同市在住の彫刻家重岡建治さんのデザイン。

『すべての日本人へ』、出版記念!

Posted by 秋山孝二
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 (一財)新渡戸基金(http://www.nitobe.com/)の常務理事・藤井茂さんと、元新渡戸文化学園中学高校校長の長本裕子(http://www.tokyobunka.ed.jp/school_guide/youkoso/koutyou.html)さんの共著、『すべての日本人へ~新渡戸稲造の至言』の出版祝賀会が、東京と盛岡で和やかに開催されました。昨年一年間にわたり盛岡タイムスに連載した《新渡戸稲造の至言》が、単行本として発行されたのです。東京の祝賀会で司会をされた柴崎由紀さんのブログでも紹介されています。

* http://inazo-nitobe.blogspot.jp/2016/05/blog-post_63.html

著書の表紙:新渡戸直筆のイラストも

著書の表紙:新渡戸直筆のイラストも

 開会直後は、賀川豊彦の詩「永遠の青年(http://kagawabooks.blog.shinobi.jp/%E8%A9%A9%E9%9B%86/)」の朗読。

冒頭の詩の朗読と司会者・柴崎由紀さん(左)

東京では冒頭に詩の朗読と司会者・柴崎由紀さん(左)

著者のお一人・藤井茂さん(右)と東京女子大学・小野祥子学長

著者のお一人・藤井茂さん(右)と東京女子大学・小野祥子学長

もう一人の著者・長本裕子先生

もう一人の著者・長本裕子先生

参加者で集合写真

参加者で集合写真

 さらに新渡戸基金の本拠地、盛岡でも祝賀会が開催されました。開会にあたり、「新渡戸稲造を讃える歌」を太田代政男さまの素晴らしい歌声で披露されました!

会の冒頭で素晴らしい歌声

スタートは素晴らしい歌声

 地元盛岡では、産学官の幅広いリーダーがお集まりになり、花巻、東京からも足を運ばれていらっしゃった方も多かったです。光栄にも、私は乾杯の音頭を言われて、新渡戸稲造ご夫妻によって設立された「札幌遠友夜学校」記念公園、記念館建設に向けた取り組みの現状を少しご紹介する機会にもなりました。

<札幌遠友夜学校記念館建設の取り組み>

* http://nitobe-enyu.org/

* http://enyumirai.main.jp/

 祝宴では、皆さん席を立ってあちこちで人の輪ができて、多くの方々と交流して楽しかったですね。それと会の後、お二人の著者を囲んでの少数の懇親会がまたまた大変盛り上がりました。私も普段はあまり撮ったことがなかったカメラのビデオモードだったり、自分の声がリラックスしていることに驚きました。やはり、私の体には、半分東北の血が流れているのでしょうね、八戸出身の父を思い出しながら、ふとそんな思いにも耽りました。

会終了後は、少人数での懇親会

会終了後は、少人数での懇親会

「新渡戸稲造辞典」、出版記念会

Posted by 秋山孝二
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 「新渡戸稲造辞典」の出版記念会が東京銀座・教文館ホールで開催されました。私も4人の発起人の一人として名前を連ねていて、新渡戸関連の蒼々たる研究者の皆さまの前で、冒頭の開会挨拶を致しました。教文館3階では、10月10日から「没後80年記念展示」も開催中です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18105)。

771ページの大著

771ページの大著

お二人に花束!!

藤井茂さん(左)と佐藤全弘さん(右)のお二人に花束贈呈!!

(学法)新渡戸文化学園 森本晴生 学園長

(学法)新渡戸文化学園 森本晴生 学園長

 著者の佐藤全弘さん(大阪市立大学名誉教授)と藤井茂さん(一般財団法人新渡戸基金常務理事)ほか、新渡戸稲造に縁のある研究者の方々ほかが含蓄のあるお話を次々にされて、大変有意義なひと時でした。私も、今、進めている「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」のプロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103)について、概略説明をし、支援をお願いしました。

 佐藤全弘さんは、「新渡戸・南原賞」受賞者(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02)ですし、藤井茂さんは今年5月に盛岡でお世話になりました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806)。そのほかに幾つかの新しい出会いもあって、これからの活動に弾みがつきます。一つの場での新たなネットワーク、まさに「つながり」ですね。

「新渡戸」、東京銀座・教文館で

Posted by 秋山孝二
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 東京銀座の教文館ビル(http://www.kyobunkwan.co.jp/)3階で、「没後80年記念展:新渡戸稲造を知っていますか―世界が尊敬した真の国際人(http://www.kyobunkwan.co.jp/blog/archives/4430」が始まりました、今月31日まで開催中です。昨日は、開会第一号の訪問者としてじっくり見学しました、私なりのこだわりだったもので・・・・。

没後80年記念展示、「新渡戸稲造を知っていますか?」

没後80年記念展、「新渡戸稲造を知っていますか?」

入口で新渡戸先生もお出迎え!

入口で新渡戸先生もお出迎え!

コンパクトにまとまった新渡戸稲造先生のご業績展&ビデオ放映

コンパクトにまとまった新渡戸稲造先生のご業績展&ビデオ放映

 今年3月、私たち有志は、札幌で「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」を立ち上げて、札幌市中央区南4条東4丁目の「遠友夜学校」跡地に予定される公園の一隅に、「記念館」建設等を実現しようとする動きを進めています。6月には記念フォーラムも開催しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103

この様子はU-streamでもご覧頂けます(http://bit.ly/1cy4MZ5)。

 今回のこの記念展示会ですが、主催及び協力を見て、あらためて新渡戸稲造の果たした人材育成、地域開発における業績の幅広さと重さを感じました、「北海道大学」も名前を連ねたいところでしたね、北海道を代表して。

<主催> 教文館

<協力> 学校法人恵泉女学園、学校法人新渡戸文化学園、学校法人普連土学園、学校法人拓殖大学、学校法人東京女子大学、盛岡市先人記念館、花巻新渡戸記念館、十和田市立新渡戸記念館、NPO法人今井館教友会、日本基督教団銀座教会、実業之日本社、岩手めんこいテレビ、財団法人新渡戸基金 (順不同)

 日本の軍国主義化が顕著になり、新渡戸稲造が事務次長として大活躍した国際連盟をも脱退して戦争への道に突き進む時代、「BUSHIDO」を著して日本を世界に真摯に紹介し、日本の国際社会での存在感を示した信念と勇気、今こそ、私たちは立ち止まって彼の業績から深く学びたいものです。

 今月22日、【新渡戸稲造没後80年『新渡戸稲造事典』刊行記念講演会】が開催されます。

「ユーモアの人、悲しみの人、新渡戸稲造」   講師:佐藤全弘氏(大阪市立大学名誉教授)

日時:2013年10月22日(火) 15:00~16:30 会場:教文館 9F ウェンライトホール

 そして同日午後6時からは出版記念祝賀会があり、私も発起人の一人に名前を連ねています。今一度、新渡戸稲造の業績を振り返り、札幌の地が「遠友夜学校」の50年の実践の場であったことを再度確認するひと時としたいと思っています。