今日から9日まで、アフリカ・マラウィ共和国http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malawi/index.htmlへ行きます。私にとって初めてのアフリカですが、日本から香港・南アフリカのヨハネスバーグ経由でマラウィへ、空港から目的地には車で数時間の移動になるようです。マラウィは今、雨期で、今週の天気予報も全て雨マークです。
帯広畜産大学のチームで、JICAプログラムhttp://www.jica.go.jp/malawi/の一環での農業技術支援に一部同行です。移動に4日間かかりますが、一応パソコンも持参するので、インターネット環境が良好であれば現地からの報告もできるかもしれません。或いは、しばしお休みの可能性もあります。
今回のテーマは「感じる十勝農業――畑作4品の意義再考:若手農業者からのイノベーション」です。
(株)K’s FARM(梶農場): http://ksfarm.jp/ 代表取締役 梶宗徳さんとその仲間たち多数が案内人となり、フィールド・トロリー・ツアー、“倉庫カフェ”での創作料理会食、畑作4品の意義再考で、本当にエネルギッシュな数時間でした。とにかく20代の若い担い手達の溌剌とした表情・身のこなしに、プロの誇りを感じました。
北海道デザインマネジメントフォーラムの方々もご参加で、「経営×デザイン=地域産業の未来を創る」視点から、農業とデザインとのコラボレイトを提案されていました。
今回の企画は、「十勝おやじの背中を超える会:事務局が(株)ノースプロダクションhttp://www.north-production.co.jp/」と「CROPS」の二つのメンバーが協力して開催されました。若い世代の「群れ」に、21世紀を感じましたね。
強い緑の色彩で、カメラも圧倒されてしまいました(変な画像で申し訳ありません)。
課題は多いと彼らは問題点を把握しています。交流会でも意見交換がありましたが、麦の流通の問題他、生産現場を直視しすることにより、まだまだ改革できる部分が沢山あるような気がしています。生産者・消費者といった枠組み自体が、すでに時代遅れなのだと思いますね。北海道の基幹産業は第一次産業であることを再認識して、21世紀的産業構造の再構築を展望するヒントを得ました。これからも彼らとの接点を持ち続け、ともに進化し続けたいと強く思いました。
皆さん、お疲れ様でした、そして、感謝です!
秋山財団では、昨年度から「ネットワーク形成事業:http://www.akiyama-foundation.org/network/」への助成を始めました。5つのテーマでスタートして、今年度はそれぞれ2年目を迎えています。今年度は更に一つテーマを増やし、「世界先住民族ネットワークAINU:http://www.win-ainu.com/index.html」の活動を応援します。これまでフォーラム・ワークショップ・現地調査等活動も大変多彩です。この事業の共通する目的は、今まで異なったフィールド・視点で活動されている方々がテーブルを囲み議論・交流し、ネットワークを形成して新しい価値の創造と担い手の育成です。
先日、このうちの二つのフォーラムとワークショップが釧路・帯広で相次いで開催され、私も参加しました。一つは釧路で「社会起業研究会」、もう一つは帯広で「十勝イノベーションフォーラム:http://t-afi.net/」です。
「社会起業フォーラム in 釧路」では、釧路公立大学小磯修二学長が基調講演をされて、
名古屋からNPO法人アスクネット代表理事:http://www.ask-net.org/毛受(めんじょう)芳高さん、
札幌から(有)ジェイイック代表取締役:http://jicc-ltd.com/top.html島田昌幸さん、
浦幌町から(株)ノースプロダクション代表取締役:http://www.north-production.co.jp/近江正隆さん、
がパネラーで参加されました。参加者は若い方々も多く、雰囲気はかなりパワフルで、私も気合いを入れてお話を聴いていましたが、終わった後はかなりの疲労感でした。それだけパネラーの方々の発する力が強かったのかと同時に、あらためて自分の体力の衰えを感じました。地元で起業を目指す相原真樹君(http://blog.livedoor.jp/rasin/ もこの企画の準備から当日のコメントまで、釧路の若者にとって「挑戦できる地域にしたい」と大奮闘していました。これからが楽しみです。
心に残る言葉の数々でした。
*地域に生態系を創る、「よそ者」の視点、大人と若者と、資本力のある人と組む、学生が関われる仕組みづくり、・・etc
*やりたいことを見つける、出会いの場の提供、キャリアを描く場、挑戦の場づくり
*活動の幅を拡げて継続していくにはどうすればよいのか
*ソーシャルビジネスに必要な人的資源: 地域の中に 1)リーダー、2)プレーヤー、3)プロデューサー(裏方)
*イベント・フォーラムの取り組みは多いが、必要なのは「政策=仕組み」
*地域社会の中で仕組みは何か:地についた営みにするには、プロデューサー活動が重要
その中で、近江正隆さんhttp://www.omimasataka.com/ は今、話題の人になっています。東京都目黒のご出身ですが、浦幌町で漁師を目指して北海道にやって来ました。翌週の帯広でもまたお会いし、その志と地元への熱い眼差しに感動致しました。
釧路から「狼煙:のろし」があがることを期待しています!