ESG投資の深掘り!!

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 『寺島文庫リレー塾2021前期(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』の第2回、総合政策学部 総合政策学部白井さゆり教授(http://www.sayurishirai.jp/)のご講演、これまでのESG投資に関する内容で最も分かり易く、ホットなお話でした。

 国際金融の大きな変化とESG投資の基本的概念、コーポレートガバナンスの原則とその変遷等、カーボンニュートラルに向けた企業経営の新しい方向性を示されていました。

 環境系からのESG投資のアプローチは何回か聞いていますが、企業・経営者サイドからの言及は新鮮で、腑に落ちるお話でした。

* これまでのESG投資の記載ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=ESG%E6%8A%95%E8%B3%87

第11期 寺島リレー塾 最終講

Posted by 秋山孝二
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 第11期寺島文庫リレー塾は、最終講を終えました、今回もタイムリーな寺島実郎さんの話題満載で大変興味深い内容でした。

* これまでのリレー塾記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

 まずは、毎年年初に寺島実郎さんが紹介されているイギリスの経済誌の話題。2017年に奇妙なことが起こりました。画面左が原本の表紙、右の寺島さんが手に持っているのが翻訳されてきた日本版の表紙(日経BP社発行)、原本右上の黄色いロゴ「Planet Trump」の文字が消えています、実は表紙だけでなく本文の中の「アベノミクス」への痛烈な批判記事数十ページが日本版には全て削除されていたのですね。恐らく原本とは異なっているゆえの小細工かと推察されます。この年以降、日本語に翻訳されたものは出版されていません。こういった情報操作が安倍政権下では日常的に行われていたのです、テレビ番組のコメンテイターに対しても特定人物をウオッチ(監視)し続けて、番組途中でもメールで発言への批判を送信していたというのです。

 そんな話はさておき、今の世界を覆う資本主義の行き詰まり、それを資本主義の本来の「産業資本主義」に戻す必要性を語っていました。もちろん、ただ戻るというのではなく、イノベーションの次に新しい産業を興すという意味ですが。格差の時代、中間層の喪失は、主体だと思っていた人々が実は「デジタル・プロレタリアート」(主役と錯覚した奴隷)に成り下がっている現実を指摘されていました。

 日本の貧困化、昨今の女性蔑視発言にも見られるような多様性容認の遅れ、まさに目を覆いたくなる日本の現実を直視するところからしか新しい時代は見えてこないのでしょうね。

謹賀新年 2021 !

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 新年明けましておめでとうございます!札幌は−12℃の元日の朝、テレビでは富士山からの初日の出を中継していました。

今年もテレビ朝日の羽鳥さんモーニングショーから

今年もテレビ朝日の羽鳥さんモーニングショーから

 年末ぎりぎりに一般配信に以下がアップされ、「本編映像」の35分過ぎから私も少し登場!!!

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SAPPORO TOUR with English !
* 札幌演劇シーズンのYouTubeチャンネル
からご覧になれます。
また、以下のURLをクリックすると、直接ご覧いただけます。
* ツアー本編映像(75分) https://youtu.be/aKZPEqa3o5M
* 北大編パフォーマンス部分映像 https://youtu.be/pdqwkWucqTI
* 道庁赤れんが庁舎でのパフォーマンス部分映像 https://youtu.be/5TaMAlJyzMM
* 豊平館でのパフォーマンス部分映像 https://youtu.be/QD2Buz9Gsgc
 次は12月の寺島文庫リレー塾、講師は法政大学の田中優子総長で江戸時代研究の第一人者ですが、そこから考察する現代の認識は鋭く切り込むお話でした。

法政大学田中学長の講演より

法政大学田中学長の講演より

 更にNHKテレビの『逆転人生』、ラグビー全日本チームのメンタルコーチ・荒木香織さんのお話、素晴らしかったですね。

~~~~~~~~~~~~番組HPより

 日本代表が、劇的な逆転トライで南アフリカに勝利した2015年のラグビーW杯。当時の選手や監督が「功労者」と感謝するのが、スポーツ心理学者の荒木香織さん。荒木さんはメンタルコーチとして代表チームを支え、選手たちの心を鍛えあげた。実は荒木さんには、かつて大一番で失敗し、緊張との向き合い方に悩まされた過去があった。スポーツ史に残る逆転劇に秘められた、人生の逆転劇を紹介。大舞台に強くなりたい方、必見です!

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『逆転人生』メンタルコーチの言葉より

『逆転人生』メンタルコーチの言葉より

 そしてもう一つ、年末に、1961年製作『ナヴァロンの要塞(https://movie.walkerplus.com/mv6619/』を観ました、昔は最後の巨大な大砲が爆破されるシーンしか覚えていなかったのですが、先日はそこに至るたくさんの会話の中に、実に味わい深い意味合いを見出して、当時はそんなやり取りの深さも受け止めることなく観ていたことが分かり、歳を経て昔の映画を再度楽しめる幸せを感じた次第です。

 元旦の朝日新聞のこの記事、米津玄師は只者ではないですね、実に深いお話に合点がいきました。

 今年一年、また気持を新たに前を向いて進みたいものです、皆さま、よろしくお願い致します!!!!

寺島文庫リレー塾 第4回 2020

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 東京の九段下にある「寺島文庫ビル(https://www.terashima-bunko.com/」には、一階にカフェがあります。Wi-Fi環境も整い、今回は近くのホテルで早朝講演会があり、終了後に午後からの寺島実郎戦略経営塾の間、昼食を取り、3時間程、ここで配信動画再生と仕事をさせて貰いました。

 『寺島文庫リレー塾(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』の今期(第11期)も始まっていて、ここ文庫で第4回録画をゆっくり観ました。今回は、藤原帰一先生、相変わらずの冷静な分析と現状認識、日本国内でのメディア報道とは少し違った角度と認識が新鮮でした。特にトランプが大統領選挙に敗れても、共和党内、アメリカ国民の中でのトランプ的勢力は残り、アメリカの分断は容易には解決しないだろうとの看立ても。

 バイデン政権は上院の共和党過半数の状況で、かなりの妥協をせざるを得ない展開を予想されていました。

 新政権の対中国戦略は注目ですが、その中での日本の立ち位置も、これまでのアメリカ一辺倒では難しい展開になるのは容易に想像できます。今現在、日本の貿易相手国は、いわゆる「グレーターチャイナ」で50%を超えているのですから。

 日々のマスメディアからは得られない貴重な知見収集の場として、このリレー塾は貴重です。

* これまでの寺島文庫リレー塾の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

第10期寺島文庫リレー塾 最終講

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 第10期目の『寺島文庫リレー塾(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』が、先日、寺島実郎さんの最終講で終了しました。年頭のお話として大変参考になりました、激動の時期の羅針盤ですね。今期、全10回の皆勤者は28名、10年間皆勤者は1名いらっしゃいました、講師がいずれも素晴らしいのですが、聴く側もすごく熱心な方々が多いですね。

< 最終講から >

* 激動の今、日本の針路において大切なことは『全体知』! SNS等で分断され断片的『知』の時代に

* ロンドンの『エコノミスト誌』は、イギリス(欧州)からの目線として重要、2020年は『カギ握る米大統領選~グローバル、スローダウン』、なぜか今年から日経BPが日本版を出さなくなった!

* 20年後は、アジアのGDPは日本の10倍から15倍へ:今の日本にその危機感がない

* 日本では株価に一喜一憂、実体経済と金融経済のギャップに鈍感

* 日本ではメディアも「株価」と「為替」だけ、極めて危険な状態–>進行する「中間層」の没落、一握りの高額所得者層のみの所得増

* 『ナショナリズム』、戦前はアジアをにらんでいたが、今は、「ニッポン、チャチャチャ」の世界

* 国外では: 「米中」二極の視点で『新冷戦』、以前は「日米中」だったはず。日本の立ち位置の衰退(主体性、発信メッセージ)、従来の日本は『非核=平和主義』でこれは令和の日本の基本スタンスのはず!

* 「米ソ」時代は「資本主義 vs 社会主義」で体制選択の理念性あり。「米中」時代は、自国だけの利害対立で、ともに外交では失敗している現状

* 米国の失敗:中東政策で存在感の喪失、イラン、イスラエルへの深入り、大国の横暴

* 中国の失敗:香港問題、華人・華僑の失望(習近平への個人崇拝)、大国の横暴

* < 令和の日本 >

**21世紀のメガトレンドは:

1.アジアダイナミズム:対アジア、対米関係の再設計 日本の歴史は、「国際主義」 vs「 アジア主義」、人流の8割、物流の7割はアジアとの関係性

2.デジタルトランスフォーメーション:データを握る「プラットホーマーズ」、データリズム時代に乗り遅れ、AI時代に人間は「課題設定力=考える力=全体知」の必要性、光と影(ディファクト化とブラックボックス化)

3.ジェロントロジー(高齢化社会工学):高齢者、女性の参画プラットフォーム

**課題は:

1.脱「工業生産力モデル」:「エネルギー」と「食」の基盤整備、自給率の向上、技術力による「食」「農」の再建は防災力強化にもつながる

2. 脱「国家神道」: 対アジアに対して極めて危険、「神社神道」は地域社会のコアメンバーとして理解するとしても

2019 新春の集い@寺島文庫

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 寺島実郎さんからお誘いを受けて、今年も「新春の集い」に出て参りました、メディア関係の方々中心のアットホームな集いは、テレビ・書籍で目にする方々が至近距離で懇談、九段下の寺島文庫で楽しく盛り上がりました。

* 寺島実郎さん関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

 私も8年間学んでいる「戦略経営塾」のお仲間も数名。マスメディア、出版業界の重鎮の皆さまほか、寺島実郎さんと同じ年生まれのせんだみつおさんも大きな濃いピンクの蝶ネクタイ姿でご来場、連続寄稿している岩波書店の岡本厚社長、番組関係での生島ヒロシさん、リレー塾ほかでの佐高信さんもいらっしゃってショートスピーチも面白かったです。

生島ヒロシさん

 懐かしいですね、せんだみつおさん、こんな間近に拝見したのは初めてでした、寺島実郎さんとも仲良しだったことも。生島さん評によると、寺島さんは「知の巨人」、せんみつさんは「痴の巨人」だそうです!

あのせんだみつおさんも駆けつけて

せんだみつおさんも

 岩波書店(https://www.iwanami.co.jp/company/cc1207.html)の岡本厚社長、雑誌「世界」の寺島さんの「脳力のレッスン」シリーズは、今年1月で201回を迎えました、超長期連載です。

岩波書店の岡本社長

岩波書店の岡本厚社長

 佐高信さんは、寺島リレー塾、BSのテレビ番組でもお話は聞いていますが、同じ空間で出会うとずっと柔和な雰囲気ですね、テレビではどこか強面(こわもて)な感じですが。

佐高信さん

佐高信さん

 その他にも、今年の国政選挙等、ホットな話題提供が報道各社の方々からお話がありました、さすが東京、短時間に集まる人の厚みが貴重ですね。

樫山純三賞 表彰式 2018

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 第13回樫山純三賞(http://www.kashiyama-sf.com/menu05_0.php)の表彰式が東京で開催され、私は初めて出席しました。亀岡エリ子理事長は、今年9月の秋山財団贈呈式(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34107)に台風の中、初めてご参加頂きました。翌日未明の北海道胆振東部地震で宿泊ホテルで被災し、翌日同じく東京からご参加の方々とご一緒に、夜の苫小牧発フェリーで八戸に着き、新幹線で東京に無事お戻りになりました。

亀岡理事長

亀岡エリ子理事長

 樫山奨学財団についてHPより~~~~~~~~

 樫山奨学財団は、日本の体表的ファッション総合メーカー株式会社オンワード樫山ををはじめとしたオンワードグループの創業者樫山純三(当時樫山株式会社代表取締役)が、私財を寄付して設立しました。昭和52年より昭和56年まで計4回所有の同社株式を寄付、そして昭和61年に所有財産(土地1,652,89㎡、同社株式1,491,658株)を遺贈しました。本財団は、学業優秀、品行方正、身体強健でありながら経済的理由により修学が困難な大学生ならびに大学院生(外国人留学生のみ)に対し、奨学援助を行っております。また、社会有用の人材を育成するとともに、外国人留学生との密接な交流を通じて、我が国と諸外国との国際理解と親善に寄与することを主な目的としております。加えて、昭和61年奨学会館を建設、また平成11年に新館を増設し奨学生間の親睦、研修、交流施設及び外国人留学生の宿舎として提供しています。

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 この財団の特徴は、受賞者に高級スーツが副賞として贈られることです。オンワードホールディングスの廣内武会長からもご挨拶がありました。

樫山ホールディングス社長のご挨拶

オンワードホールディングス廣内武会長のご挨拶

 今年の受賞者のお二人。

* 学術書賞 受賞者 家永真幸(いえながまさき)さん http://www.geocities.jp/ienagama/

さん

家永真幸さん

* 一般書賞 柯隆(かりゅう)さん http://www.spc.jst.go.jp/experiences/karyu/karyu_profile.html

かりゅうさん

柯隆さん

 柯隆さんは、寺島実郎リレー塾にもご登壇されていますが、懇親会でもゆっくりお話しすることが出来ましたが、素晴らしい気配りとお人柄を至近距離で感じました。

 懇親会冒頭では、歴代受賞者の方々が送られたスーツを身にまといご登壇です。ただ、スーツ贈呈の企画は、どうやら当初は無かったようで、ご登壇された方で数名、「私は頂いていない」とおっしゃって、会場内の笑いを誘っていました。

スーツの贈呈は開始数回後からだったようで

贈呈されたスーツを身にまとって

 主催者側のリラックスした姿勢が醸し出すのか、大変和やかな贈呈式・祝賀会の雰囲気で、私も学ぶところが多かったですね。また一つ、秋山財団のモデルとする民間財団を見た思いです、ありがとうございます。

第16回遠友みらい塾 開催!

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 新渡戸稲造記念遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/、今回は第16回となり、寺島実郎塾長に1時間20分、今年を振り返るお話、さらに出席会員からこの間の活動報告がありました。

* これまでのみらい塾――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84%E5%A1%BE

熱のこもったお話

熱のこもったお話

 寺島実郎さんが東京から早く到着したので、開始を10分繰り上げて今回はスタート。私から開会挨拶、寺島塾長の講演は、時間を20分程延長の熱弁でした。

 いつものように「最新資料集」を基本に、今回は、今秋、頼まれた講演の話題から始まりました。加藤周一、田中角栄にまつわる話は、活字とは違った臨場感。生きた人間同士だからこそ、交わすことのできる心情の温かさ、清々しさ、そしてエネルギーを高める化学反応のような別次元へのステップを彷彿とさせてくれるものでした。

 講演終了後、活動報告ではまず私から「札幌遠友夜学校記念館 建設募金のお願い」、「記念館建設支援“連続講座”」の報告とご案内など。続いて、大沼さんから『「北海道版100才人生:ジェロントロジー宣言」31章』、20年前の寺島さんがインタビューを受けている新聞記事(朝日新聞・98年10月19日付)コピー『アメリカニズムとは何か』、三井物産総合情報室長時代です。続いて、小嶋英生さん(雪氷環境プロジェクト他)の活動、さらに安川誠二さん(日本農業新聞記者他)のお話で終了しました。

寺島実郎さんのお話から~~~~~~~~~~~~~

* 加藤周一の言、「物事の’繋がり’が分かるようになってきた」「不条理への’わななくような’怒りが大切」

* 記憶力のような「流動性知能」から課題解決型の「結晶性知能」へ

* 加藤周一と田中角栄は「戦争のリアリティ」と「中国に対するリスペクト」で共通点あり

* 土木学会での講演演題「22世紀の日本」、100年前を総括できなければ100年後を語ることはできない

* 昨今の日本: 経済の話が株価等のマネーゲームの話へ、本来は、現場力等の技術力、経営の話であるはず、「モノつくり」と言える状況にはない

* 「ジェロントロジー」は、「老年学」ではなく、「高齢化社会工学」(高齢者を活かしきる社会システムの制度設計)と受け止めるべき

* 都会の高齢者に欠けているもの: 「食」、「農」、魂の基軸としての「宗教ー死生観」

* 現代を表現すると、1)スマホ人生、2)モール人生、3)クーポン人生、いずれも「小さな幸せ」に満足!

* ささやく言葉、「皆さん、そうやっていますよ!」

* 現代は「データリズム」の時代、データのクラウド化、世界のデータを中国が握る?

* 世界の動きと日本とのギャップ:日本は「常温社会(ぬるま湯)ー内向き」:不満はないが不安はある、私生活主義

* 成熟した民主主義の国として、戦後の「工業生産モデル」を越える高齢者の「参画プラットフォーム」をどう創るか

* マネーゲームを越えた技術力の国創り、議論をプロジェクト化していく構想力

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 2018年も残すところあと2か月、今年を振り返りながら、いつもにも増して熱の入ったお話は刺激的で、たくさんのヒントを得ることができました。翌日の少人数の朝食ミーティング、2日後の東京でのリレー塾最終講義も含めて、今年も座標軸のような一連のメッセージが心に響きました。

寺島文庫、二題 2016

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 寺島実郎さんが主宰する6期目の「戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」、監修する7期目の「リレー塾(http://terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html」も、それぞれ終了間近となっています。それらを補完する意味でも、BS11 の「未来先見塾(http://terashima-bunko.com/bs11.html」、BS・TBSの「月刊寺島文庫(https://www.facebook.com/gekkan.terashimabunko/」は、毎回実に濃い内容です。

* 寺島実郎戦略経営塾 時代が「変わっていく」様相を座して展望するよりも、時代を「変えていく」という当事者としての気概を持つ経営者、次世代経営者を主な対象に、戦略経営を実践する上で必要な時代認識力、世界潮流を読み解く力、構想力といった考える力を育成する場を創造することを狙いとする。

* 寺島実郎監修 リレー塾 自分が生きている時代を的確に把握することは容易ではない。だからこそ、時代に対し真剣に発信している人々の話を体系的に聞く機会を提供する必要性を強く感じ、今回第7期となる連続講座の監修を試みた。いま日本に欠けているものは本質を見抜く知の力である。それこそがあらゆる意味での行動と変革の基盤である。

 少し前ですが、BS11では、ヤマトホールディングス株式会社の山内雅喜代表取締役社長と寺島実郎さんとの対談、クロネコヤマトの戦略は実に幅広く雄大でした。

 一方、毎回興味深いテーマでのダイナミックな展開を試みる「月刊寺島文庫」、数か月前は、『イスラム・ジハード主義と日本の立ち位置』でした。

 バングラデシュでのイスラム過激派による日本人7人の惨殺。これは「日本人が巻き込まれた」のではなく、「日本人だから狙われた」ものでした。日本は今や、イスラム過激派にとって敵対国と認識されているのです。日本人はこの状況をどれほど理解出来ているでしょうか? また、ISを始めイスラム過激派に日本はどう対処するべきなのでしょうか。そして、そもそも我々日本人は、イスラム教をどこまで理解しているのでしょう。ここでは、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の成り立ち、そして衝突の歴史から読み解き、今、世界中で起きているテロの根っこには何があるのかを、丁寧に解説していました。

 日頃の日本のマスメディアの言葉遣いに違和感を感じながら、「そもそも」の歴史をしっかり見極める必要性を感じます。

BS-TBS番組から

BS-TBS番組から

中東の近代の歴史

中東問題の原点を読み解く

近代の火種がここから

近代の火種がここから

イスラム内部の課題

イスラム内部の課題

 この番組、毎回のテーマがユニークで新鮮、今を生きる日本人として国際社会の中で思考する際の羅針盤ですね、これからも注目し続けます。

サンプロ 9月例会 2014

Posted by 秋山孝二
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 異業種交流会「サンプロ」の9月例会が愛生舘サロン(http://aiseikan.net/salonで開かれました。これまでにも何回か書いています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18511

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=753

 毎回、各参加者から示唆に富む話題提供があり、大変貴重なひと時です。今回は私からは、この数年ずっと参加している「寺島実郎経営戦略塾」、「リレー塾」から、今の各界の日本人リーダーに欠ける「歴史認識」、特に近代史について報告しました。

* 「ON THE WAY ジャーナル WEEKEND 月刊寺島実郎の世界」(http://www.jfn.jp/RadioShows/owj_tera

私のレジュメより~~~~~~~~~

~寺島文庫第5期リレー塾・第一回 講師 寺島実郎 より~

<日本>

アベノミクス 1)株高幻想 2)プチ・ナショナリズム症候群

――積み重ねてきた国際社会の中での日本の努力を一気にダメにする

政界、メディア、経済界、リーダーの見識の無さ:一番の原因は、「歴史認識の欠如」

――戦後教育における「近代史の欠落

――「日本史」、「世界史」に代わる「グローバルヒストリー」の概念

遡る歴史:戦後日本>20世紀>近代――>「17世紀オランダ

「近代史」 17世紀オランダの日本への影響 <別資料参照>

「近代」を理解するために「江戸期」の国家観を固める――本居宣長ほか

「近代」 1)デモクラシー(フランス革命、米独立戦争etc)個の自立、2)科学技術、3)資本主義 東インド会社(オランダ)

<ヨーロッパ・アメリカ>

2014年のヨーロッパは、「第一次世界大戦から100

――1914年 サラエボ事件

――4つの敗戦した帝國:ドイツ、オ・ハ二重帝国、オスマン、ロシア

――>中東の戦勝国(イギリス、フランスetc)による分割――ウイーンはロンドンへ1,254 km、イスタンブールへ1,255 km

ヨーロッパの中心だった:オーストリア・ハンガリー二重帝国(フランツ・ヨーゼフ、ハプスブルク家)

――現在のヨーロッパにイスラム教徒 1,500万人を超す(トルコから)

*二重構造 金持ちアラブと不法移民etc 抑圧されたアラブ

シュミット(ドイツ)、「21世紀はイスラムとの対話の時代」

現在の中東

1)アメリカの存在感の薄れ――イラク政策の失敗

アメリカ*エネルギー(原油、シェールガス)で世界一

*実体経済の回復 失業率6.1%、輸出No1「エネルギー」、

次世代ICT(ビッグデータ、クラウド)等戦略的産業の構築

2)地域パワーの台頭 イラン(シーア派)とトルコ(中央アジアを含む)

* プーチンのしたたかさ 中東の混乱―>オイル価格のアップ ――> ロシアへの追い風

日本   ロシアへのエネルギー依存――G7にも良い顔をしたい <矛盾を抱えている現実>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ レジュメコピー おわり

 「17世紀オランダ」は、私にとっては蘭学研究の第一人者・片桐一男先生、さらには長崎での「第二次海軍伝習(=医学伝習)」、「愛生舘」へと繋がり、本当に不思議な歴史の縁を感じます。

* 片桐一男先生 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%89%87%E6%A1%

* 医学伝習 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%BB%E5%AD%

「寺島文庫リレー塾2011」、終了

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 寺島文庫(http://www.terashima-bunko.jp/about.html)主催の第2回リレー塾(http://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html)計6回が、先日、終了しました、毎回200名を越える参加者で大盛況でした。

10数人いらっしゃいました

1期・2期の皆勤賞は、10数人いらっしゃいました

 数年前に、札幌医科大学でもリレー塾が開催されました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7141)が、今回の東京でのシリーズは、「日本創生への視座」と題して、現在の日本・世界の課題に対して思索を続ける論客ばかり、日頃テレビ等のメディアでは聞かれない突っ込んだ言及で興味深かったですね。私にとっては、寺島実郎さんは勿論ですが、西部邁(http://www.hatugenshajuku.net/)さんの「危機における『実存的保守』の構え」が印象的でした。もう20年近く前になりますか、「発言者塾」を札幌で開催して、私も続けて参加していました。昨年11月は一層分かりやすいお話でした、その一部から~~~~~~~

* 3・11で被災した85歳のおばあさん3人の言葉:「こんなこと、あの戦争に比べれば何のことはありません」、「娘・孫、みな死んだ、こんなことならいっそ死んだ方がよかった」、「生き残った一本の梅の若木、残り5・6年、これを育てることが私の人生の役割です」

* 生きるための「よすが」、「基準」みたいなもの、それが「実存の姿」

* 死へ向かって人間はどう生きるか、廃墟の中から浮かび上がる「基準」は実にシンプル

* 1930年代、ヨーロッパは危機の中で徹底的に考え抜いて、「実存哲学」は生まれた

* 「tradition」は、「伝統」と訳されてきているが、本来は「trade:トゥレディーノ」で「運ぶ」という意味、意訳して「運ばれ来たれしもの」となる――習慣の中にある平衡感覚を保とうとする概念:「保守」~綱を渡る時の「バランシングバー(棒)」

* 昨今の議論では、左翼はこの「伝統」を「拘束衣」と思いこみ、右翼は「岩盤」と誤解している、山の尾根を歩く、或いは綱を渡るがごとき緊張感に満ちた歴史から生まれた概念である

* 近代主義:「自由」・「平等」の二分割

* 18世紀・近代保守思想の祖:エドモンド・バーク

* 「維新」の本来の意味:孔子の「天命――変わらぬもの」、「維」は、「房」の意で、糸が縦横にしっかりしている状態

* 「revolution:革命」の「革」は、皮を剥ぐから派生して「変える」の意、「命」は「天命」で変わらぬものの意、すなわち、「革命の本来的意味は、「不変なものを守るために今のものを変える」である~~現在は、この「変わらぬもの」の議論が無いではないか!

* 「危機管理」という言葉は、言語矛盾!

* IT革命は「将来を確率的に予測する」(?):条件が変わらないことを大前提として、言い換えれば、昨日・今日の変化を将来としてしまう「近視眼的」な発想。欲望・技術・制度等、そんなことはあり得ない

* 「モノづくり」には、必ず長期的イメージがあるはず

* 「テクネー」は「生きる知恵」の意、そこから派生したテクノロジー(技術)の言葉、戦後日本は「テクノマニアック:技術狂」、昨今の原子力議論は、技術に話を落とし込んでおいて最後は井戸端会議かよ!

* 人間が「生きる」ことは、「時代」を生きること、時間軸の中でイメージを組み立てることが大切である。定かでないものを、「変化」、「変化」と礼賛すべきでない、これが「実存のエッセンス

* 日本の伝統に立脚した「歴史的有機体――組織」が乗り越えられようとしている、すなわち、歴史の破壊である

* 日本的集団経営方法を如何に活かすかを考えるべき時

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~講演概略 おわり

 

 最終回に寺島実郎さんがおっしゃっていましたが、この20年間、社会科学的アプローチから指摘していた二つの視点、1)マネーゲーム批判、2)イラク戦争は間違った戦争については、今も変わっていないと。そして、昨今の日本の論評について、今必要なのは、政策科学的な「あるべき姿」を語り続ける「現状の変革者」ではないのかと、淡々と締めくくられました。

 私自身、今、テレビ・書籍で巷にあふれる表層感覚の教養主義、「時代の解説をして見せる人」ではなく、時代の課題に真摯に向き合い、提言を続ける人に、たまらない魅力を感じます。同時に、自分の頭で考え続けることを続けたいです、同じ時間・空間でお話を聴く価値、あらためて意義深いですね。

ペリー&マッカーサー

Posted by 秋山孝二
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 寺島文庫(http://www.terashima-bunko.jp/about.html)の今年最後の会が、「みねるばの森:http://terashima-bunko.com/」で開催されました。

 寺島実郎さんから、「2人のアメリカ人」の残した記念すべき品物の紹介があり、寺島文庫の一角に、「ミニ博物館コーナー」としてそれらが展示されていました。

 一つは、1853年に浦賀にやってきたマシュー・ペリーが、後年執筆した「日本遠征記:http://www.nansei-m.co.jp/web/32perry/sample/kaisetsu.html」特別版の実サイン入り原本です。当日、寺島さんは、学長をつとめる多摩大学(http://www.tama.ac.jp/guide/index.html)の本拠地の「多摩学:http://www.tama.ac.jp/guide/tamagaku.html」の由来から説明されました。 ペリーが当時のフィルモア大統領の親書を携えてというのは事実ではなく、「国書」とは実質的には「紹介状」とか「添え書き」程度のものだったようです。

ペリーの自筆サイン(左中央部)入り旅行記

ペリーの自筆サイン(左中央部)入り遠征記

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 一方、マッカーサー元帥の記念は、オレンジ色のパーカー万年筆限定レプリカ(サイン入り)です。1945年9月2日、ミズーリ号艦上で降伏文書に調印した時に使った万年筆で、この時、ペリーが浦賀来航時に旗艦「サスケハナ号」に掲げていた星条旗も持参してきたそうです。なぜ万年筆がオレンジ色か、それは彼の母親のものでした。バージニア州ノーフォークにある「マッカーサー記念館:http://www.macarthurmemorial.org/」、彼の生誕地はアーカンソー州リトルロックですが、米国海軍の本拠地であると同時に、母親の生まれ故郷ということが大きな理由のようです。

 寺島さんは、三井物産のワシントン駐在時代に、ニューヨークのアストリアホテル(http://www.waldorfnewyork.com/index.cfm)の一室に居を構えていたマッカーサー夫人にお会いしていたそうです、歴史のつながりというか接点というか、面白いですね。

ミズーリ号で署名するマッカーサー

ミズーリ号で署名するマッカーサー

使用したサイン入りパーカー万年筆のレプリカ

使用したサイン入りパーカー万年筆のレプリカ

 

 この二人のアメリカ人、そしてアメリカという国の共通項は、1)「抑圧的寛容」、すなわち、圧倒的有利な状況では「優しく」「思いやりに満ちあふれ」、不利な状況では「猜疑心、嫉妬心」が異常に強くなること、2)「分断統治」を志向すること、のようです。2011年、沖縄基地問題でも、3・11東日本大震災の支援でも、それを裏付けるような姿勢が思い浮かびます。

 寺島実郎さんは、秋山財団の今年25周年記念講演会(http://www.akiyama-foundation.org/zoutei/)でお話をして頂きました。年明け早々に、「ブックレット」として発刊する予定です。また、リレー塾(http://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html)、FM放送(http://www2.jfn.co.jp/owj/tera/index.php)他、多くの政策の審議会等でもご活躍です。今年は特にお世話になりました、心から感謝申し上げます。

地球規模でみる日本の少子高齢化

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
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 寺島文庫リレー塾(http://www.terashima-bunko.jp/)第6回は、公益財団法人さわやか福祉財団(http://www.sawayakazaidan.or.jp/)理事長・堀田力(http://hotta.sawayakazaidan-blog.org/http://www.t-hotta.net/)さんでした。

 当日は冒頭に堀田さんの紹介を含めて、寺島実郎さんがご挨拶。大先輩に対して失礼とは思いますがと前置きして、「こんな清々しい方」、「まっとうな日本人」、「元検察庁幹部がどうしてこんなに優しいのか」と表現し、この講演が「真面目に考えなくては」と思うきっかけとしてあることに期待感を滲ませました。

 講演は最初からしばらくは、一連の特捜部の事件についてでした、「実家が火事になっている感じ」と今の心境を率直に。検事が本来の真実を探求する強い情熱・志を失っていく、組織の劣化、怠惰への傾斜が、原因ではないかと分析していました。本題のテーマについては、日本の「少子高齢化」は国内問題としては毎日のように目にしますが、地球規模でこれを問いなおした貴重なお話でした。以下、キーワードを幾つか。

* 19世紀は1800対の戦争があったが、「民主国」対「民主国」の戦争は一つも無かった。すなわち、国民は戦争が嫌い

* 産業革命――>長寿 ――>死なない ――>産児制限 ――>少子化 :他の国の領土を取る必要がなくなる

* 「少子化」、「孤族」は先進国の方向性としては、「当たり前

* 発展途上国は早く「少子化」へ――環境問題・エネルギー問題・食糧問題の解決に向かう

* 戦争をしない民主主義国の取り組むべき課題:連合体を構成して経済のクッションとなるべき――>世界連邦へ

* 「モノ」「知恵」は経済の基本であり、金融だけで経済は動くものではない

* 先進国の労働力の海外流出は「当たり前」、付加価値企業が雇用増にならないのも「当たり前

* これまでも正しい方向で発展してきたし、これからも間違いはないだろう――>人間の「本能的に生きる知恵」を信じている、地球は他生物との共存からみても20億人くらいが適正規模ではないか?

* 経済が右肩上がりの時代は、「稼ぎ」に応じた評価で「つながり」は希薄:モノが無い時代は「モノの豊かさ」が価値。満たされた社会でも「ブランドの違い」が価値のうちは、未だに「競争時代:一億総中流」。それが更に進むと成熟期、すなわち「心の時代:つながり、快適さ、協働の喜び」の価値増大

* 介護・教育はすべて「ヒト」相手の仕事で、「心の満足」が重要な分野。今後はサービス業として成長戦略を目指すべきで、新しい仕組みを創り出す努力をしなければならない

 

 日本で課題視されている「少子化」を、グローバルな視点から論旨を展開する姿が新鮮で、「当たり前」と現実を捉えて対処していこうとする冷静さを感じました。ヨーロッパ先進諸国も同じ傾向であり、ただそのスピードが日本の場合最も速い、それ故に先行モデルがないことが日本の難しさとも指摘されていました。日本の21世紀的「成長戦略」のヒントを見つけました。