4年ぶりの名古屋で @ 2026

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 4年ぶりの名古屋は、インバウンドの観光客はじめ大いに賑わっていました。

* これまでの名古屋関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 夕食は名古屋で頑張っている方との会食『京料理』です。北海道の人間からみると盛り付けはじめすべてがオシャレと言うか上品と言うか、コンパクトな料理の数々で楽しいひと時でした。あっという間に日本酒四合瓶が空になり、その後は焼酎と続きました。

 翌日は名古屋駅でしばしのカフェで、今、こんな生シュークリームがあるのですね、『金の鯱ほこ?!』、『シャチボン』は2000年に発売後、一度中止となり、昨年からリニューアルで再デビューとなったようです。

 2000年の初代『シャチボン』から進化しての復活デビューとか!

* 名古屋スイーツ「シャチボン」が復活! デビュー時からの進化を検証(大竹敏之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

 初代はこちら、確かに先日のは進化していますね!!

別所芳樹さま お別れの会

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 私もお世話になった(株)スズケンの元代表取締役会長・別所芳樹さまは、昨年12月8日に腹部大動脈りゅう破裂で急逝されました、満82歳。先日、名古屋で「お別れの会」が開催されて出席、会場には祭壇とは別室にこれまでの業績を偲ばせる写真ほかの展示もあり、しばし足を止めてその足跡を私なりに辿り、御礼を申し上げてお別れをして参りました。(株)秋山愛生舘との資本業務提携、後の合併で私と意見交換を続けた経営の先輩として、今も多くの思い出が心に残っています。

スズケン[9987]:訃報 当社最高顧問 別所芳樹 逝去のお知らせ 2025年12月10日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞

* スズケン・別所芳樹元会長のお別れの会 約2000人が参列 「健康創造」との新事業領域打ち出す | ニュース | ミクスOnline

 今年早々から中部経済新聞に連続で掲載された『マイウェイ』が本に編纂されていました、「大いに失敗してください」。この記事は46回連載でしたが、昨年末にその校正を完了しての急逝、この第33回目に合併時の私と別所さんの写真も掲載されていました、「口火を切る業界再編」とのタイトルで、濃密で忘れられない合併交渉の意見交換でした。

中部経済新聞記事編纂

中部経済新聞記事編纂

秋山愛生舘の秋山孝二社長(左)と筆者

<これまでの関連記事>

秋山孝二の部屋 » Blog Archive » スズケン愛生舘営業部 新社屋で!

 当日は、娘さん、浅野社長ほかともお話をすることができました、生前は本当にお世話になりました、心からご冥福をお祈りいたします。

サリン事件の裏方で!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 あれから今年で30年、フジテレビが地下鉄サリン事件の裏方をドキュメンタリー風にドラマ化した番組が放映されました。そこに、緊急に機転を利かした医薬品卸(株)スズケンの活躍も大きく紹介されていて嬉しかったですね。

* 医薬品卸の物流機能関連記事(2019年)ーー>秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 医薬品卸も物流機能競争の時代へ

* これまでのスズケン関連記事ーー秋山孝二の部屋

 いち早く臨床経験の瞳孔の反応等からサリンによる症状と診断し、農薬殺虫剤スミチオンの解毒剤としてのパム注の在庫確認に着手した墨東病院・堤晴彦医師の判断にも敬服します。

当時の臨床現場での的確な判断

当時の臨床現場での的確な判断

 緊急搬送された患者の諸症状からサリンと特定し、パム注の緊急確保を試みました。

 それに迅速に応えたのが医薬品卸のスズケンでした。

担当エリアの城東支店

担当エリアの城東支店

名古屋本社

名古屋本社

 即座に全社挙げてのパム注の在庫確認を行い、東京への供給が可能な支店に指示して、何と東海道新幹線で数カ所でピックアップして東京の医療機関に届けたというのです。実に泥臭い方法ですが、一刻を争う事態での的確な判断だったのでしょうね。

 阪本正夫さんは、私が代表取締役副社長時代もよく知っている方でしたので、懐かしく、そして誇り高かったですね。

 番組最後には小さく「SUZUKEN」のクレジットも見つけました。

 医薬品卸の基本機能は、「安全供給」と「安定供給」です。北海道の(株)秋山愛生舘時代も、社内で常々この理念は教育していました。実際、100年を越える企業活動の歴史では、炭鉱落盤事故、地震等の災害、そして函館空港でのハイジャック事件時でも、関係当局からの緊急連絡でいち早く医薬品等を揃えて運んだ事例がたくさんエピソードとして語り継いでいました。まさに企業の原点、今でいう社会貢献活動の神髄ですね。

 ケンユー会愛生舘支部総会 2024

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 (株)スズケンの出身者の会『ケンユー会』総会・懇親会が、今年も開催されました。コロナ禍を経て今年でフル開催の2回目、皆さんそれぞれの健康問題は抱えながらもお元気な様子で何よりでした。

* これまでの会の記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 今年も名古屋から大場会長と田中本部長。大場さんは昨年の写真が不本意だったようで、今年は少し下がってセンターポジションを確保してほっそり目に写っています!!!

 昨年の写真はこちら、お二人の巨漢に挟まれた私のスマートなこと!!

 今年4月から愛生舘営業部部長に就任した藤井さん、堂々たるご挨拶でした。

 会場のホテルに向かう途中、久しぶりに道庁中庭の池周辺を通りました。街なかに大木も数々、札幌の扇状地の伏流水の出口としての池は、この150年変わらず水を蓄えています。

 道庁中庭の大木の如く、秋山愛生舘・スズケン出身者の皆さんもいつまでもお元気でいて欲しいですね、夏の納涼会、そして来年の総会もまたお会いしたいものです。

ファミリービジネス継承を語る!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 私も永らくお付き合いしている外資系金融機関の『ファミリービジネス』継承のパネルディスカッション、今回私はパネリストとして「現世代」の立ち位置からの登壇となりました。

~~~~~~~~~~~~~~

新しい時代を切り開く『現世代と次世代のパネル・ディスカッション』

モデレーター:小倉 康嗣 ヤマト運輸・元代表取締役社長、Drucker School日本担当ディレクター

秋山 孝二・秋山記念生命科学振興財団・理事長 https://www.akiyama-foundation.org/

並木 理也子・Orbray株式会社・代表取締役社長 https://orbray.com/

福原 和人・株式会社ASM・取締役副社長 https://asumu.jp/

片山 有紗・片山ホールディングス株式会社・取締役 https://www.katayamaholdings.com/

~~~~~~~~~~~~~~

 このイベントの私の自己紹介は以下の通りです。

~~~~~~~~~~~

 1974年、東京都江戸川区鹿本中学校の理科教諭、男子・女子バレーボール部顧問も兼務。その後、1979年にファミリー・ビジネスである北海道内の老舗医薬品卸業、株式会社秋山愛生舘に入社。常務、専務などを歴任し、1992年、第五代目代表取締役社長に就任しました。この間、札証・東証二部に上場し、1998年に医薬品卸売業界大手の(株)スズケン(本社・名古屋)と合併、同時に代表取締役副社長に就任。2002年にスズケン副社長を退任し現在の職務に就任しました。(公財)秋山記念生命科学振興財団:伯母・秋山喜代の出捐金を基に、設立業務を担い、二代目理事長に就任して25年、現在36年を迎えて研究助成・市民活動ネットワーク形成事業助成等を続けています。これまでの助成実績は1,622件、総額11億8,200万円です。

~~~~~~~~~~~

 私にとって現在引き継いでいる「ファミリービジネス」は、設立にも関わった伯母・秋山喜代の「(公財)秋山記念生命科学振興財団」、叔母・和久奈ちよとワグナー・ナンドールの「(公財)ワグナー・ナンドール記念財団」、それに設立70年「秋山不動産(有)」になりますでしょうか。その成り立ちから自分が引き受けるまでの経緯を語りつつ、次世代への期待を伝えたつもりです。

* 公財)秋山記念生命科学振興財団」 https://www.akiyama-foundation.org/

* (公財)ワグナー・ナンドール記念財団 http://wagnernandor.jp/

* 秋山不動産(有) https://aiseikan.net/

 ご登壇された次世代の皆さんの眩しいほどの姿、素晴らしかったですね。小倉さんのコーディネーターも私自身楽しく聞かせて頂きました。時代は刻々と変化し、それに対応する企業活動もやはり時代にあった感性を持った方々が担うのが最も適切なのだろうと思うのです。それとファミリービジネスを担う方には「自己肯定感」が必要かとも。幼い時に親族の経営の苦労を心身で感じている子供たちは自ずと自らの使命感みたいなものも持ち合わせるのかなと、若い世代のお話を伺っていてそう感じました。と同時に、次の機会には是非、他のアジアの次世代の方々とのディスカッションの場もあればと思った次第です、とにかくアグレッシブでしょうから、日本の若者にも大いなる刺激になると思います。

 いずれにせよ、50名のご参加の皆さんともども、私自身刺激を受ける貴重な場となりました。その後の交流会でも2時間を越える多くの方々との濃密な会話、充実感いっぱいでした、皆さまに感謝です!!!!

ケンユー会総会・懇親会 2023

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 『ケンユー会』は、(株)スズケンの出身者の集まり、北海道は合併前の『愛進会』が母体となり、現在は『愛生舘支部』として活動しています。今年は4年ぶりとなるリアルに集まっての開催、私の母、姉を含めてこの間にお亡くなりになった方もいらっしゃいましたが、相変わらず懐かしいお顔も多く、やっぱりリアルの集まりはいいですね。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%A6%E3%83%BC%E4%BC%9A

 全国の「ケンユー会」の大場会長と本社から横山さんもご参加に、お二人とも私が名古屋で副社長時代、想い出多いですね。特に横山さんは、当時、東京営業部世田谷支店長、同行してお得意先にも訪問したり、その後は本社で活躍し、今年4月からは管理本部長となっています。

 私は決して細く小さくはないつもりですが、このお二人に囲まれると!!!です。私と一緒に仕事をしていた20数年前以降、益々成長して??!!いたようです。

 左が大場ケンユー会会長、右が横山管理本部長

 左が浜岸ケンユー会愛生舘支部長、相変わらずお元気です!

 こちらは現役、OB混在ですが、皆さんそれぞれの趣味を活かしての楽しそうな日々で、私自身も嬉しいですね。

 その中の一人、中野渡さんが何とも懐かしい写真を持ってきてくれました。私が社長に就任してすぐに開催した幹部候補研修での集合写真、彼らはその後それぞれの職場、会社で活躍してくれているかと思うと、当時の私自身の情熱に密かに胸が熱くなりました。

 こちらの写真は苫小牧営業所を訪問した時のもの、良き時代のホンワカした会社の雰囲気を思い出します。

 先日、秋山財団の愛生館文庫を訪れてくれた社員のご家族もそうですが、昔の写真を大切に保管していて見せて頂けるのは本当に有難いことです。それぞれの人生を歩まれて数十年後に楽しく振り返られる、そんな関係が心地よいです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=46776

 ケンユー会の皆さんとは今年の夏の納涼会、来年の総会・懇親会でもまた元気な姿でお会いしたいものです。

『SDGs AWARD』、機内で!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 先日出張で名古屋に行く時、ANAの機内プログラムを検索していたら、『SDGs CREATIVE AWARD(https://www.sdgs.world/』の作品が紹介されていました。

 秋山財団も3年間応援し続けています。

 今年もZOOM で多くの方々のご参加でした、ありがとうございます!!

久しぶりの名古屋 2022

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 (株)スズケンの株主総会ご案内が届いたので20年ぶりにリアルで出席しました。コロナ禍で本社会場には25人限定での座席、事前申し込みで抽選も行われて今回私の参加が実現しました。開始前、開催中、久しぶりの緊張感、懐かしかったですね!

 当日少し早めに懐かしい東片端(ひがしかたは)界隈を地下鉄桜通線高岳駅で下車してゆっくり散策、当時の様々な思い出が頭を巡り、私の人生のひと時を噛み締めながら時の流れも感じていました、嫌な思い出は一つもありません、一生懸命だった自分が愛おしくもありです。

 総会は参加者こそ限定的でしたが、正面玄関ロビーほか受付等は以前と変わりなく、コロナ禍で手指消毒、体温測定が加わった体制でした。総会は詳細説明の後、滞りなく進行し、予定の議案は全て可決承認されました。20年ぶりにリアルな上場企業の株主総会に足を運び、スズケン自体のイノベーションの進化は感動しましたが、企業を取り巻く環境は様変わり、『ガバナンス』の異常なまでの要請、私が企業経営に関わっていた時代とは比較できないほど「窮屈な!!」経営者環境でした。私がいい加減だったというのではなく、外部役員比率、監査体制にしても、要求している要件が本当に『ガバナンス』を担保するのか甚だ疑問に感ずるからです。恐らく志を持ったイノベイティブな人材は、どんどん創造的な中小企業に進み、或いは自ら起業して自由闊達な企業活動で躍進しそうな気がします。

 総会終了後に、お誘いがあって懐かしい役員応接室で別所社長、宮田会長、浅野社長としばし懇談、楽しかったですね。今の『金融資本主義』、株価が下がったところで買いを入れて値上がりしたらすぐに売却する投資家の傾向は、本来企業を支える「株主」と言えるのかという話題には全く同感でした。まさに『産業資本主義』に立ち戻るべきなのだと私も確認した次第です。

 帰る時に浅野社長ほか執行役員の方々もお見送りしてくれました。

懐かし顔ぶれとの再会も

懐かしの顔ぶれとの再会も

 せっかくの久しぶりの名古屋、20数年前に単身赴任していた場所を訪問、うなぎ『いば昇(http://www.ibashou.jp/)』とうどんチェーン『若鯱屋』の「ころ」です。かば焼きは変わらぬ味で懐かしさがこみ上げてきました。

綺麗にリニューアル

綺麗にリニューアル

 こちらはチェーン店の『若鯱屋(https://www.wakashachiya.co.jp/coprofile/index.html)』、いつもカレーうどんではなく、冷たい素うどんの「ころ」でしたが、今回少々残念、以前のような太目のうどんとは違って月並みのうどんになっていました。

 また、以前住んでいた池下界隈にも足を延ばし、周辺を散策しました。地下鉄の駅を上がって地上にでると周囲の景色が大きく変わっていました、高層マンションが林立し、コンビニエンスストアがあちこちにできて、最初は私が住んでいたマンションが分からないくらいの変貌ぶり、ただ、時々行った居酒屋とかの小さなお店は今も健在で嬉しかったですね。この20年のニーズの変化を目の当たりにした次第です。

 何はともあれ、今も秋山財団、秋山不動産、私個人とも株主で居続ける(株)スズケン、トップの世代交代も順調で大いに今後を期待したいですね、株価より配当をね、頑張って下さい!!

* 2012年名古屋訪問ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13963

* これまでのスズケン関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%B1%E3%83%B3

青山くん、海士町で奮闘中!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 私の高校の遥か後輩に、今、島根県海士町で大活躍している男がいます、名を青山敦士(http://island-ri.jp/archives/supporter/%E9%9D%92%E5%B1%B1-%E6%95%A6%E5%A3%ABといいます。

 先日はテレビでも大きく紹介されていました。

* 島ホテルーー> https://www.bss.jp/tv/shimahotel/

* https://ento-oki.jp/

大勢のスタッフと

大勢のスタッフと

更にこんなゲストとも親しく!

更にこんなゲストとも親しく!

 彼は野球部で、高校二年生の時に札幌南高61年ぶりの甲子園出場をレギュラーキャッチャーとして果たし、翌年の主将に選出されています。 当時、私は名古屋に単身赴任でしたが、地元北海道は熱狂し、北海道のチームとしては異例の3800人の応援団が甲子園に詰めかけたようです、初戦の相手は優勝候補筆頭のPL学園、体格的にもごく普通の札南高の生徒たち、0-7で完敗でしたがそのプレー姿は大変清々しかったですね。私は日本IBMの研修で伊豆のセミナーハウスにいて、後半部分はそこのテレビで観ていました。エースピッチャーの皆方君は後半はかなりよい内容、その球を受けていたのがキャッチャーの青山くんでした。

 その彼が今は全国的にも町おこしで有名になり、私自身大変誇りに思っています。青山くん、頑張って!!!

日本国憲法のこと

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 【スズケン・オンライン】5/2 いま知っておきたい 憲法の考え方『NHKカルチャー講座 木村草太』は、憲法記念日前日に大変示唆に富むお話でした。

* https://www.facebook.com/permalink.php?id=102433347837451&story_fbid=482528396494609

~~~~~~~~~

木村草太 憲法学者:中日新聞Web

 今年の3月、札幌地裁で同性婚が認められないのは憲法が保障する平等権の侵害、つまり「違憲」という初の司法判断がでました。同様の訴訟はいま東京、名古屋、大阪、福岡でも争われています。
 この判決を巡る動きは、実は、アメリカにおける人種差別解消の動きをなぞっているように見えます。私たちは、差別とどのように向き合えばよいのか。札幌地裁判決の意味はどこにあるのか。法学的な解析とともに、アメリカの歴史を参照しながら、これから考えなければならないことを検討してみたいと思います。

 若い彼のような学者が、日本国憲法をしっかり伝えてくれるのは大変心強いです!!

シンポ『日本の戦後75年』

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 シンポ『日本の戦後75年』は、いずれも素晴らしいプレゼン、感動しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

発題1 松浦悟郎(名古屋教区司教、ピース9の会呼びかけ人)   日本のカトリック教会の戦後と憲法問題

発題2 中野晃一(上智大学、政治学者)   日本の戦後75年、これからの日本のゆくえ

発題3 安田菜津紀(フォトジャーナリスト)   戦後75年目の国際社会をジャーナリストの眼から見る

~~~~~~~~~~~~~~~~~

当日プログラム

当日プログラム

全国からの視聴者!

全国からの視聴者!

松浦悟郎さん

松浦悟郎さん

中野晃一さん

中野晃一さん

~~~~~~~~~レジュメより

 戦後 75 年、誓いを新たに グローバルな寡頭支配の拡散(トランプ、安倍、プーチン、習近平など) コロナ禍の中、むきだしになった貧困・経済格差、排外主義、差別や暴力 対抗運動としての「名乗りの連帯」(I am Kenji、#MeToo、Black Lives Matter) 「分断と支配のグローバリゼーション」vs.「連帯と共生のグローバリズム」 ヘイトと分断を乗り越える他者性・隣人性に基づく「連帯の政治」は可能か

~~~~~~~~~

安田菜津紀さん

安田菜津紀さん

* https://www.youtube.com/watch?v=4c1fubgfQn8

イランにHeroshima通り!

イラク北部のハラブジャにHeroshima通り!

演劇シーズン冬 2020 終了!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 『札幌演劇シーズン冬 2020(http://s-e-season.com/program/』が、終了しました。後半は、新型コロナウイルス肺炎の影響で、開催継続も危ぶまれる中、最後まで公演を続けることができてまずは安堵でした。

 今回は4演目、まずは「きっとろんどん(https://kittolondon.jimdofree.com/」の『発行体(http://s-e-season.com/program/hakkoutai/index.html』です。若手ユニットで観劇前は少々不安でしたが、昨年公演の「コントラスト」が面白く期待も大きかったので、楽しみでした。展開が分かりやすく、対象観客は私よりはるかに若い世代なのでしょうが、私にも付いていける展開で面白かったですね。

* 昨年の観劇ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36774

 続いては、名古屋からの「空宙空地(http://www.coochuhcoochi.com/」、演目は『轟音、つぶやくよう うたう、うたう彼女は(http://s-e-season.com/program/gouon/index.html』。先日のキックオフイベントにも名古屋からわざわざ駆けつけてくれたユニット。速い舞台展開であっという間の時間でした。

* キックオフイベントーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37711

 三番手は、「クラアク芸術堂https://www.clark-artcompany.com/」の『汚姉妹−呪われた少女−(http://s-e-season.com/program/oshimai/index.html』。率直に言って、どうも独りよがりの芝居で、疲労感がいっぱい、この「演劇シーズン」企画は、北海道の演劇ファンのすそ野の拡大が大きな目的であり、もう少し、その辺の趣旨を選考委員会も劇団の方々も理解して頂きたいと思いましたね。このままでは、ごく限定されたマニアックなファンの集まりに終始するような危惧を抱くのは、私だけではないと思います。幅広い演劇ファンの声に耳を傾けて今後の活かして頂きたいものです。

 そして、つい昨日千秋楽の「劇団イナダ組(http://www.inada-gumi.com/」の『カメヤ演芸場物語(http://s-e-season.com/program/kameya/index.html』。この前段公演の『亀谷ミュージック劇場(http://www.concarino.or.jp/2016/05/22/inadagumi_kameya/)』も観劇していて、昭和の雰囲気が滲み出る作品でした、特に山村素絵さんの存在感が素晴らしい!

 今晩、今回のシーズン企画の反省会が実行委員会、参加劇団関係者が集まり開催されます。どんな感想をそれぞれの方々が持たれたのか、大変興味深いですね。

徳田達介さん、逝く

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 私には、これまでの人生で心の底からお世話になったと言える何人かの方々がいます。学生時代から教員時代、そして結婚して以降も、長い間たくさんのお心遣いを頂いた徳田達介さんは、その中でも決して忘れられない一番の方です。

 10月にお亡くなりになったことを年末の奥様の喪中のはがきで知り、先日、杉並区のご自宅に行き、納骨の前にお礼を述べて参りました。

ご自宅で

ご自宅で

 ご本人の強いご希望で戒名は求めず、「徳田達介」の位牌が印象的でした。奥様と長女の恭子ちゃんとしばし昔話と昨年の最後となった小笠原島へのクルージングのお話等、時間を忘れて振り返りのひと時を過ごすことができました。

ご本人の強い遺志で

ご本人の強い遺志で

 思い起こすと、私の学生時代のアパート探しから始まり、節目節目で言葉では言い尽くせない程お世話になりました。

 特に思い出深いのは、私が1971年に大学二年を終了して休学し、その秋に横浜大桟橋からアメリカに行く船の旅を強く進言したのは徳田さんでした。海外への飛行機の旅はこれからいくらでもできるけど、船旅は時間のある今しかできないからと。そしてこの一人旅は、私の人生の大きな転機となりました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2626

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4431

 2000年でしたか、世界一周の船旅をご夫婦で体験された時、当時名古屋で単身赴任だった私は、東京の有明桟橋にお見送りもお迎えにも行ったことは忘れられません。その後もクルージングの旅は回を重ねて行かれていたと先日も奥様からお話を聞きました、本当に船がお好きだったのですね。

 また、私が3年次に復学してからの大学時代、恭子ちゃん、幸子ちゃんの二人の娘さんの家庭教師として、千葉大学西千葉キャンパスから西荻窪に行き、帰りは千葉県市川の私のアパートに戻る暮らし。勉強を教えたというよりも夕食を頂きに行っていたという方が的確なくらいお世話になりました、先日、恭子ちゃんと本当に久しぶりにお会いしましたが、昨日のことのように当時のことを思い出しました。

 これまでのたくさんのご厚情への御礼をお伝えし、ご家族と昔話と秋山家の近況をご報告して玄関の外に出ると、快晴の空の向こうに雪を冠した富士山が美しく見えました。

マンションから見事な富士山!

マンションから見事な富士山!

 人の命には限りはあるけれど、私がお受けしたお心遣いは決して忘れることはなく、私自身、誰かのために心からの応援と支援をしていきたいものと帰り道に心に刻んだ次第です。

 徳田達介さま、本当に永い間お世話になりました、どうか安らかにお眠りください。

名古屋城 春 2019

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 久しぶりの名古屋、そして名古屋城(https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/)でした。天守閣内部はリニューアル改装で閉館中で見学できませんでしたが、本丸御殿は復元が完成して、きらびやかな雰囲気がよみがえっていました。

久しぶりの名古屋城

久しぶりの名古屋城

金のしゃちほこもリニューアル

「金のしゃちほこ」もリニューアル

本丸も復元!

本丸御殿も復元!

 1615(慶長20)年、徳川家康によって建てられ、御三家筆頭・尾張徳川家の居城として栄えた名古屋城、十数年前と比べると外国人観光客の数が格段に増えていますね。快晴の下、しばし栄華の雰囲気に酔いました。

日本国憲法と私

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 日本国憲法は1946(昭和21)年11月3日に公布され、その半年後の1947(昭和22)年5月3日に施行されました。5月3日は憲法記念日、1948(昭和23)年に「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日」と法律で定めらた国民の祝日の1つです。

 その憲法の内容は、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の3つの柱を持っており、特に憲法9条の「戦争放棄」は平和憲法として世界でも有名です。この日を迎えて、私なりの日本国憲法についての率直な視点を書きたいと思います。なかなかまとめて考える時間はないのですが、昨今の改憲論議を見ていると、強い危機感を抱くものですから。

 これまでの私の日本国憲法に関する記載: http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95

 一番直近では、3月に国立公文書館の加藤館長を訪問した時、オリジナルは書庫に大切に保管されていて、ロビーに展示してあるレプリカではありますが、「日本国憲法」を至近距離で観ることができました。加藤館長がおっしゃるには、大日本帝国憲法に比べて時代背景もあったのか、紙の質がいかにも粗末だというのが印象的とか。

 私が日本国憲法を学んだのは、北海道学芸大学(現 北海道教育大学)附属札幌小学校・中学校の義務教育年限でした。そもそも「憲法とは何か」、「歴史が証明するように、時として権力は暴走し、個人を弾圧し、人権を抑圧することもある。だからこそ国家権力を縛り、権力を抑制的に、真に国民のために行使させるべく憲法というものがある。憲法とは、いわば長い歴史を持つ人類の英知の結晶である」、これが今も忘れることがなく学んだ基本的認識です。第二次世界大戦で多大な犠牲を負った日本の、新しい時代に向けた憲法であることも。

 そして、日本国憲法は3つの柱を持っている、と。

* 国を治める主権は国民にあるという「国民主権(主権在民)
* 人間が生まれながらにして持っている、人間らしく生きる権利を永久に保障する「基本的人権の尊重
* 世界の平和を永久に守るため、外国との争いが起きても戦争をしないで平和的に解決するという「平和主義

 当時、教えてくれた先生たちは大変熱心に語っていた姿を、私は今もはっきり覚えています。特に中学校時代、時代背景として自衛隊の存在が裁判等でも問われていたからなのか、「自衛隊は軍隊か」、「自衛隊は違憲か」、といったテーマでディベイトをしたことも覚えています。因みに私は、少数派だった「自衛隊は軍隊ではない」側に手を挙げて授業でやり取りしました。私たちの側は劣勢だったような気がしますが、先日の番組では丁度、二つの裁判との時期が重なり、社会科の先生は私たちに極めて政治的なテーマを題材として提起したのだと思います。

====================

 先日、案内があってこの憲法記念日に二つの番組を観ましたが、歴史の流れを濃密に捉えた素晴らしい内容でした。

* NHK・ETV再放送「平和に生きる権利を求めて~恵庭・長沼事件と憲法~」

http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2018-04-28/31/920/2259619/

 昨年度のメディア・アンビシャス(http://media-am.org/)のアンビシャス賞に輝いたBS1スペシャル「父を捜して~日系オランダ人 終わらない戦争~」の番組プロデューサーだったNHKの塩田純さんの制作

~~~~~~~~

 自衛隊の合憲・違憲が争われた恵庭事件。裁判の録音がテレビで初めて公開された。裁判で提起された平和的生存権が、その後長沼ナイキ基地訴訟でどう問われてきたのか迫る。

 自衛隊をめぐり注目された裁判の録音が公開された。北海道の恵庭事件。演習の騒音に抗議し自衛隊の通信線を切断した酪農家が起訴された。自衛隊が合憲か違憲か争われたが札幌地裁は憲法判断をせず無罪判決を下した。ここで提起された平和的生存権は長沼ナイキ基地訴訟の地裁判決で示され、その後イラク派遣差し止め訴訟の名古屋高裁判決で確定した。今、沖縄の基地問題でよりどころとなる平和的生存権をめぐるスクープ・ドキュメント

~~~~~~~~

* NHK総合:NHKスペシャル「憲法と日本人 ~1949-64 知られざる攻防~」

https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180503

~~~~~~~~

 戦後一度だけ憲法改正をめぐる国民的議論が交わされた1949年~64年の15年間に着目して、当時の改憲派と護憲派の攻防を検証し、憲法をめぐる日本人の模索を見つめる番組です。憲法施行から71年。護憲か改憲か、国論を二分する攻防が繰り広げられた時代が、かつてあった。GHQの報告書によって憲法制定の過程が明らかになった1949年から、政府に設置された憲法調査会が最終報告書を提出した1964年までの15年間である。新たに発掘したこの間の700点の史料と関係者の証言から、憲法をめぐる日本人の知られざる模索を見つめる。

~~~~~~~~
====================
 私は、小・中学校でしっかりとこの日本国憲法を学んだという自負があり、当時の先生方の時代と向き合う真摯な姿勢も忘れることはできません。右翼とか左翼とか、「日本を取り戻す」等、今、浅薄に語られる時代と違って、60年安保闘争を経た当時の日本社会の生真面目さも感じ取れるのです。と同時に、昨今、このような教育を受けた者の使命として、私は後の世代のためにも、この日本国憲法を体を張って護っていかなければならないと覚悟を決めました。日本の「近代」に対する認識もいい加減のままで、今の政治家の見識の無さと人品の卑しさに任せることはできません。言い換えるならば、私自身の歴史に対する誠意であり責任といってもいいかもしれません。

全国経済同友会セミナー 2017(上)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 毎年春に開催される「全国経済同友会セミナー」、今年2017年は仙台で第30回が開催されました、テーマは、「新たな創造のシナリオ~復興・地方創生へ向けて~」です。私は北海道経済同友会の幹事を20年近く務めていますが、この10年間は毎年、このセミナーに足を運んで学んでいます。

*今年のプログラム https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html

1200名を越える登録!

1200名を越える登録!

 これまでのこの会の報告は以下の通り

* 2016 岡山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26260

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26325

* 2015 金沢 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23132

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23136

* 2014 静岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81

* 2013 盛岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* 2012 富山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12630

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12606

* 2011 福岡  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221

* 2010 高知 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3911

* 2009 札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1272

 今年の基調講演は、日本IBM(株)執行役員・最高技術責任者(CTO)の久世和資さん、「次世代情報記述と産業変革~日本企業がAI(拡張知能)で攻める時~」です。「ブロックチェーン」、「AI」、「IoT」、「クラウド」、さらに「ニューロチップ」、「量子コンピューター」等について、最先端のお話は刺激的でした。

久世和資さん

久世和資さん

 久世和資さんとは昨年の旭川で開催された「IBM北海道会議(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27905」でもご一緒でした。

 今年もその後、5つの分科会、「大震災の教訓」「技術革新」「労働市場のパラダイムシフト」「持続可能な社会の構築」「総合観光戦略」に参加者は分かれ、私は第4分科会「エネルギー・環境イノベーション創出による持続可能な社会の構築」に参加しました。地球温暖化対策の世界的枠組み(COP21パリ協定)ほかの基本的認識から、日本を代表する技術開発当事者の皆さんの意見交換は、経営者としての日本企業の底力を感じ、勇気を得ました。毎回思うのですが、この会議は経営者の集まり、特徴は課題の優先順位、問題の大小が経営を預かる現場の方々なので実に明確で分かりやすいことだと思いますね。アカデミック・官僚の方々の弱点は、理屈の一貫性と論理性に重点が置かれていて、リアリティに欠けるお話が多いことでしょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<第4分科会>

「エネルギー・環境イノベーション創出による持続可能な社会の構築」

議長:
須藤 誠一 中部経済同友会 代表幹事/ジェイテクト 会長 http://www.jtekt.co.jp/

パネリスト:
中鉢 良治 国立研究開発法人産業技術総合研究所 理事長 http://www.aist.go.jp/aist_j/information/index.html
髙村 ゆかり 名古屋大学大学院 環境学研究科 教授 http://www.sis.nagoya-u.ac.jp/staff/takamura.html
大島 卓 中部経済同友会 会員所属企業/日本ガイシ 社長 http://www.ngk.co.jp/info/message/index.html
小島 康一 中部経済同友会 会員所属企業/トヨタ自動車 FC技術・開発部主査 http://www.rieti.go.jp/jp/events/14072201/pdf/kojima.pdf

産・学の視座から

産・学の視座から高品質の議論!

 高村ゆかり先生の世界の動きの概略は、日本の今の経営者、とりわけ地方の中小企業経営者が特に認識しておかなければならない視点だと思います。京都議定書とパリ協定の違いは、先進国・新興国を含めてほぼすべての国が議論に参加し合意したこと、そのうち80%の国プラスEUが締結していること、世界の中でゲームチェンジが起こったこと、ビジネスが動く取り組みが始まったこと、と指摘され、投資家の眼が、「気候変動リスクの開示」を企業に要求することに大きく変わってきていると説明されました。これは、実は企業にとっては大いなる「チャンス」でもあるのですよね。北海道経済同友会の場では、残念ながらこの種の話題が殆ど議論されません。

 「COP21パリ協定」については、この取りまとめの中心人物、クリスティーナ・フィゲレスさんのお話を昨年9月に香港で間近で聴きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28015)。

 「持続する社会」は、イコールで「持続する志」ではないか、という言葉で分科会は締めくくられました。

2016 メディア・アンビシャス大賞

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 メディア・アンビシャス(http://media-am.org/(呼びかけ人代表・山口二郎法政大学教授)2009年に発足し、新聞、テレビの報道を市民の立場から見守っています。その一環として「メディア・アンビシャス大賞」を設け、年に1回、新聞などの「活字部門」、テレビなどの「映像部門」の2部門で、会員同士でニュース・記事、レポート、ドキュメントなどを推薦し、優れた記事・作品に賞を送って称えてきました。私もこの間、世話人の一人として活動しています。

 今回の表彰は昨年1年間(201611日―1231)を対象にし、8回目となります。審査及び投票は昨年末の第1次審査会を経て、1月中旬には映像部門の集中上映会を行い、さらに28日に追加候補を加えた最終審査会を開きました。「市民が勝手に表彰」とは言っても、その選考は大変厳密・慎重で、透明性・公正さは年を経るごとに信頼を集めています。

* http://media-am.org/?page_id=894

【活字部門概況】24本の記事のエントリーがあり、1225日に第1次審査をおこない、広告的なものなど、過去のケースを参考に当初から審査対象を外れるものを除いて選考しました。その結果、大賞には、北海道新聞が1127日から12月初めにかけて掲載した「原発会計を問う」た一連の報道と連載記事が選ばれました。電気料金に組み込まれる原発会計の問題点を鋭く抉り出し、専門家の意見を加えて易しく解説しており、読者として啓発されることが多かったと評価されました。

【映像部門概況】推薦数は42本に上りました。国外テレビ局の作品など過去の選考事例などから9本を除いて選考対象としました。上映は計17本と、例会時の鑑賞分を加えて20本近くに上りました。視聴していることを条件にした投票及び審査の結果、大賞はNHKスペシャル「村人は満州へ送られた 国策”71年目の真実~」(8月14日放送)と決まりました。長野県の寒村から満州へ送り出された村民の悲惨、戦後自殺した村長の苦悩などを淡々と描いたドキュメントです。作品はいったん決まった「国策」という流れを押しとどめることの難しさを浮き彫りにし、現在的な課題として通底していました。

 授賞式が今年も「愛生舘サロン(http://aiseikan.net/salon)」で開催され、表彰状授与の後、受賞者によるパネル討論「メディアの今」で、私はコーディネーターを務めました。短い時間でしたが、濃密なやり取りは充実していたと思います。

授賞式、沖縄・東京からもご参加

授賞式、沖縄・東京からもご参加

NHKの報道番組

NHKの報道番組

活字部門の大賞

活字部門の大賞

続いての受賞者の意見交換

続いての受賞者のパネル討論 愛生舘サロンで

 そして懇親会にも大勢の参加者でした。

さらに突っ込んだ意見交換も

さらに突っ込んだ意見交換も

 2016年メディア・アンビシャス大賞の受賞者(敬称略)は以下の通りです。~~~~~~~~~~~~~~

【活字部門】

〇大賞  ・「原発会計を問う」北海道新聞 1127日―122日の記事と連載

北海道新聞社報道センター 記者 関口裕士

〇メディア賞  ・「憲法を考える 自民改憲草案」朝日新聞 3月―6月にかけて連載

朝日新聞「憲法取材班」(代表 政治部次長 高橋純子)

〇アンビシャス賞  ・「南スーダン派遣と自衛隊員の生命 国防ニッポンのリアル」

サンデー毎日124日号、同11日号 毎日新聞東京本社社会部編集委員 滝野隆浩

〇アンビシャス賞  ・「オスプレイ墜落」の現場写真とルポ 沖縄タイムス1214,15

沖縄タイムス北部支社北部報道部記者 伊集(いじゅ)竜太郎

〇入選(1作品) ・憲法70年第3部「壊憲のゆくえ」北海道新聞95日―11日 連載

北海道新聞社報道センター編集委員 斎藤正明、楢木野寛

【映像部門】

〇大賞   NHKスペシャル「村人は満州へ送られた〜〝国策〟71年目の真実〜」

814NHK名古屋放送局 報道番組チーフ・プロデューサー 加藤謙介、プロデューサー 森田 超

〇メディア賞   ・NHKスペシャル「私は家族を殺した〜介護殺人〟当事者たちの告白〜」

49「NHKスペシャル“介護殺人”取材班」(NHK報道局社会番組部 チーフ・プロデューサー 横井 秀信)

〇アンビシャス賞   ・Eテレ・バリバラ「検証!『障害者×感動』の方程式」

828NHK大阪放送局制作部 チーフ・プロデューサー 真野 修一、ディレクター鈴木 伸治

〇入選(4作品)

・NHKスペシャル 「決断なき原爆投下 ~米大統領71年目の真実~」

86NHK広島放送局 報道番組チーフ・プロデューサー 高倉  基也、ディレクター葛城 豪

報道ステーション「独ワイマール憲法の〝教訓〟 なぜ独裁が生まれたのか」テレビ朝日(HTB)

318テレビ朝日「報道ステーション」 松原文枝、池田悠樹

NNNドキュメント「知られざる被爆米兵 ヒロシマの墓標は語る〜」広島テレビ(STV)

81日 広島テレビ放送報道部 加藤 紗千子

・「戦争とは〜記者たちの眼差し 戦後71年の開戦の日に〜」TBS(HBC)

1226日 TBSテレビ報道局編集部記者兼キャスター 佐古 忠彦

【北海道賞】今回から新設しましたが、該当作なしでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これまでの掲載記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83

三重県訪問 (下)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今回の三重県視察ツアーは、中部国際空港で正午過ぎに全員集合のスケジュールでした。私は一日早く名古屋に入り、当日午前中は、以前勤務していた(株)スズケン(http://www.suzuken.co.jp/)本社を訪問することになってました。札幌・新千歳空港を発つ時、あいにく中部国際空港周辺が雪で、便がキャンセル、大幅遅れだったので、急遽東京・羽田便に変更し、品川から新幹線で名古屋に向かいました。東京・静岡は快晴の空、そして富士山も見事な姿を現し、しばし、車両内で「日本の1月」を噛みしめていました。

東海道新幹線で新富士近く

東海道新幹線で新富士近く

 夜に名古屋に着き、久しぶりにカレーうどんと味噌カツセットでの夕食。私の名古屋での4年8か月の思い出に浸りました。

名古屋では久しぶりにカレーうどんと味噌カツ

名古屋では久しぶりにカレーうどんと味噌カツ

 二日間の視察の旅、締めはバスでのお弁当、黒毛和牛の「モー太郎寿司~牛肉しぐれ煮巻」でした。

お昼のお弁当

お昼のお弁当

 今回の視察旅行に先立って、昨年「北海道 150 年事業 基本方針(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ssa/281107-hkd150-1sokai-1.pdf)」が発表されていて、そこには以下のように書かれています。「北加伊道」の「伊」は「紀伊」から取ったと三重県の鈴木知事をおっしゃっていましたね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「北海道 150 年」について

 2018 年(平成 30 年)に、本道が「北海道」と命名されてから 150 年目の節目を迎えます。 本道はかつて「蝦夷地」と呼ばれていましたが、1869 年(明治 2 年)の 7 月 17 日に、松浦武 四郎が「北加伊 ホッカイ 道 ドウ 」を含む6つの名前を候補とする意見書を明治政府に提案し、その後 8 月 15 日 に、太政官布告によって「北海道」と命名されました。

キーパーソン「松浦武四郎」

・ 蝦夷地の名称について明治政府に対して「北加伊 ホ ッ カ イ 道 ドウ 」という名前を提案 した、いわば北海道の名付け親です。

・ 明治政府に登用されて、開拓使の長官、次官に次ぐ判官に任じられ、そ の功績によって従五位に叙せられますが、北海道の開拓政策をめぐって反発し、わずか半年で政府の職を辞するとともに従五位も返上しました。

・ 武四郎が残した「天塩日誌」では、アイヌの古老から「”カイ”という言 葉には、”この地で生まれたもの”という意味がある」と教えられたとの記 述があり、「北加伊 ホ ッ カ イ 道 ドウ 」の「加伊 カ イ 」には、この意味が込められているといわ れています。

・ 蝦夷地調査の際には、アイヌの人々に道案内をお願いし、寝食を共にするなどアイヌの文化に深 く触れるとともに、その生活や文化を紹介するために、多くの記録を残しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 そして、「基本理念」の中にもアイヌ文化についても書かれています:

~~~~~~~~~~~~~~

 縄文文化やアイヌ文化をはじめとする本道独自の歴史や文化、国内外に誇る豊か な自然環境は、かけがえのない道民の精神的豊かさの源です。 本道が『北海道』と命名されてから 150 年目となる 2018 年(平成 30 年)を節目 と捉え、積み重ねてきた歴史や先人の偉業を振り返り、感謝し、道民・企業・団体 など様々な主体が一体となってマイルストーン(=通過点の節目)として祝うとと もに、未来を展望しながら、互いを認め合う共生の社会を目指して、次の 50 年に 向けた北海道づくりに継承します。 また、道民一人ひとりが、新しい北海道を自分達の力で創っていく気概を持ち、 北海道の新しい価値、誇るべき価値を共有し、国内外に発信することにより、文化 や経済など様々な交流を広げます。

~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 2008年のG8洞爺湖サミット時、私は、「市民フォーラム北海道(http://kitay-hokkaido.net/)」の共同代表の一人として、世界のNGO3,000人と共に札幌で「市民サミット」を開催しましたが、10年の時を経て、アイヌ民族等の世界の先住民族への認識も、大きく変わってきていることを感じました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=54

 当時、「北海道知事への政策提言(http://kitay-hokkaido.net/uploads/fckeditor/uid000001_20080609102508947b9c6c.pdf)」を提出しましたが特段の回答は得られませんでした。今回、松浦武四郎を取り上げて、アイヌ民族から多くの協力と知恵を頂いたという彼の記録を高橋知事を含めて参加者全員が目の当たりにして共有し、私は何か深い感慨に耽っていました。二日間の道中、高橋はるみ知事とは至近距離に居ながら、それらのお話をする機会がなく残念でしたが、4期目の知事としては、2008年の洞爺湖サミットが北海道で開催された意義を、今を生きるリーダーとして心の底から再確認して頂きたいものと、札幌へ帰る道すがら、祈るような気持でした。

* 北海道知事への政策提言(http://kitay-hokkaido.net/uploads/fckeditor/uid000001_20080609102508947b9c6c.pdf

第6回 九条の会 全国集会

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 むのたけじさんの「魂を継承する会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27735)」の翌日は、九条の会の全国集会でした、今年で第6回目となります。

 これまでの「九条の会」関連のメッセージ――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B9%9D%E6%9D%A1%E3%81%AE%E4%BC%9A

今年で第6回目

今年で第6回目

会場の明治大学駿河台キャンパスは超満員

会場の明治大学駿河台キャンパスは超満員

 冒頭の小森陽一事務局長から、あらたな世話人の発表がありました。世代交代も進み、更に活動に弾みがつきそうです。

事務局長の小森陽一さん、冒頭報告

事務局長の小森陽一さん、冒頭報告

新しい世話人の発表、世帯交代も進んで

新しい世話人の発表、世帯交代も進んで

 当日は、その中から6名の方が登壇し、ご挨拶をされました。名古屋大学名誉教授の池内了さんのご挨拶は、宇宙物理学者のお立場から、昨今の防衛省予算の委託研究費の危険性を分かり易く語られました。

6名の新しい世話人の皆さま

6名の新しい世話人の皆さま

 澤地久枝さんもお元気な姿で、変わらぬ信念を語られました。

今年もご挨拶

今年もご挨拶

 当日は配布された全国各地の「九条の会」のイベントちらしがいっぱいです。

集会、イベントのチラシが満載

集会、イベントのチラシが満載

 安保法制制定から1年経ち、いよいよこの活動も正念場を迎えていて、会場にも緊張感と共に、明るさとしぶとさが感じられ、午後からは分科会に分かれての討論が繰り広げられました。

エネチェン研究会@下川

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 シリーズで全道各地で開催している「エネルギーチェンジ研究会」、第8回として先月、木質バイオマスで先駆的にエネルギー自給を行っている下川町でした。

* エネルギーチェンジ研究会 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E

 札幌からJR、路線バスを乗り継いで下川町に到着、まずは町役場にご挨拶。「環境未来都市下川町(http://future-city.jp/torikumi/shimokawa/」のポスターも。

~~~~~~~~~~~~~~~ 町の理念!

人が輝く森林未来都市しもかわ

 森林を切り口とした提案。「森林未来都市」モデルとして、豊富な森林資源から最大限に収益を得続ける自立型の森林総合産業を創出し、森林バイオマスを中心 とした再生可能エネルギーによる完全自給と域外燃料供給を実現するとともに、森林から学び、楽しみ、心身の健康を得ながら子供から高齢者まで誰もが互助と 協働により快適な暮らしを創造し続ける地域社会の確立を目指す。また、「森林未来都市」モデルの政策・事業パッケージをアジア各国の小規模山村自治体に移 出展開も目指す。

~~~~~~~~~~~~~~~

下川町役場を訪問しご挨拶

下川町役場を訪問しご挨拶

 当日の研究会のプログラムです:

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

目的 実践の成果や課題を共有する、知恵を出しあう、新しい技術・研究を学ぶ、 ひとりひとりが暮らしや仕事の場でできることを見つけていく、次の一歩のための作戦会議です。

<プログラム1 現場視察>

【案内】 「下川町の木質バイオマスエネルギー導入・推進の取組み」  下川町 森林総合産業推進課 高橋祐二 さん

【視察】 ――ゼロエミッションの木材加工[下川町森林組合北町工場](http://www.shimokawa.jp/shinrin/

――木質バイオマス原料製造現場 [木質原料製造施設](https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/sangyou/ringyo/2012-0130-1041-43.html

――木質バイオマス熱供給を活かした集住化施設[一の橋バイオビレッジ](https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/kurashi/kankyo/kankyou/20140221itinohashi.html

<プログラム2 下川町の挑戦に学ぶ研究会>

【講演】 「森林バイオマス地域熱電併給によるエネルギーの自給に向けて」  下川町長 谷 一之 さん

質疑応答

【市民からのメッセージ】

――「市民参加でエネルギー自立を~先進地から学び、普及を図るために」   遠井 朗子 さん

遠井朗子(とおい・あきこ)さん   酪農学園大学環境共生学類環境法研究室教授。 法学博士(公法学)。専門分野は国際環境法。 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク委員

――「住民が動く! 下川から、地域の木を活かす生態系を育む」   麻生 翼 さん

麻生翼 (あそう・つばさ)さん  NPO法人森の生活代表理事。名古屋市生まれ。 北海道大学農学部森林科学科卒。 種苗会社での営業職を経て、北海道に移住。 きたネット理事。

【主催】 認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク「きたネット」(http://www.kitanet.org / 環境保全に取組む市民活動のネットワーク。2002年発足、2007年NPO法人化、 2012年より認定NPO法人。道内の環境団体の基盤を強化し、活動の活性化を図 るため、HPやFacebookでの情報提供や団体間の情報交換、つながりの場づくり、 各種セミナーや講演会の開催等の支援事業を行っている。2016年3月現在、市民 環境団体59,賛助企業・団体16、81個人が所属。

【主催】 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.com 2011年6月、地産地消エネルギーの最大限の活用、自然エネルギーアイランドへ のシフトをめざしプロジェクトがスタート。「北海道省エネルギー・新エネルギー促 進条例」の周知・推進、「北海道の電気.再生可能エネルギー100%へのロードマッ プ」による提言、市民主体のセミナーなどを行う。 2014年3月北海道新聞エコ大 賞奨励賞獲得。2014年5月に団体「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」 設立、自然エネルギー100%の北海道をめざし、見える・行動するネットワーク。 2016年3月現在、30団体・企業、66個人が所属

【共催】 NPO法人森の生活(http://morinoseikatsu.org/ 地域の森や木材を「活かす人」「使う人」を育むために、下川町を拠点に森や木材に 触れる機会を提供するNPO。町・教育機関との協働による幼・小・中・高15年一貫 の森林環境教育や、長期滞在可能なコテージ型施設森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/の運営、 「美桑が丘」での市民主体の森の場づくりに取り組む。2015年からは活用されて いなかった広葉樹を木工用材として供給する事業もスタートした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 施設見学は、全国からの視察依頼が大変多く、最近は観光協会が有料で行っているとのこと。見学する側のモラルも問われる状況を痛感します、先月のアメリカオレゴン州ポートランドでPDCの山崎さんがおっしゃっていたことと全く同じ話に、何か今の日本の浮ついた状況を象徴しているようです。

冒頭は下川町役場・高橋課長のお話

冒頭は下川町役場・高橋祐二さんのお話

 高橋さんは、「『木質バイオマス』と言っても、木材を切ってきていきなりチップにして燃やすというものではありません。ゼロエミッションの徹底で、あらゆる工程で商品価値を生み出し、最終的に燃やすという発想が重要である」、と指摘していました、全くその通りですね。これを森林組合が行っているのがさらに驚きです。

ゼロエミッションの徹底

ゼロエミッションの徹底

 地域インフラとして「熱供給システム」の実践は素晴らしかったです。

一の橋地区の熱供給

一の橋地区の地域熱供給

 下川町「一の橋」という地区は現在人口約140人、高齢化率が50%を超える小規模集落です。この地域は、かつては林業を基幹産業として栄え、昭和35年には人口2,058人を有しましたが、現在は商店も病院もなく、買い物や除雪等の支援要望の増加や住宅の老朽化など地域コミュニティの維持に関する課題が顕在化していました。

 こうした状況の中、町は一の橋地区における自立的かつ安定的な暮らしを実現するため、平成22年度から地域おこし協力隊を導入して様々な生活支援サービスを実施するとともに、地区住民との議論を重ね、「一の橋バイオビレッジ」の将来像を描きました。

 この中で生まれた集住化のアイデアにより、平成25年5月末、一の橋地区に「超高齢化」に対応するエネルギー自給型の集住化エリアが誕生しました。これらの住宅の給湯・暖房はすべて木質バイオマスボイラーから供給され、電力の一部は太陽光発電によって賄われています。日本の集落の先取り地区とも言えますね。巷で言われる「限界集落」を吹き飛ばすような未来志向です。

 施設見学の後は、再び会議室に戻り、谷一之町長によるまちづくりの理念と歴史について、貴重なマネジメントサイドのお話でした。特に、北海道の場合は、地域の熱供給に再生可能エネルギー、下川町の場合は、地場産業としての「木質バイオマス」資源をどう活用するか、そこに長年のマチの知恵と技術があります、「産業」という言葉を繰り返し谷町長からお聞きしたのが印象的でした。

下川町・谷町長もご出席

下川町・谷一之町長もご出席

 谷町長のお話は、まさに経営者のそれでした。8年前に「環境モデル都市」、5年前に「環境未来都市」となり、「レジェンド・カサイ」、「アイスキャンドル」、「チェーンソー・アート」等、キャッチコピーで全国・全世界へアピール。「環境型森林経営」、「木材のカスケード利用=ゼロエミッション」の先駆者として、マチの立ち位置は「制度設計」と看破していました。石油産業の落ち込みを担保すべく木質バイオマスから得られる利益の還元、町民へは削減で得た収益を子育て、学校への予算として還元する、まさに今の大企業経営者に欠ける適正配分を見事に実現しています。

 さらに、森林資源を活用した企業・地域連携は、「教育」を通して学べる場として広域連携に繋がり、テーマを絞れば絞るほど規模に関係なくアライアンスが可能になるとも語られていました。地元による「エネルギー供給」は、通年「雇用」であり、農業・林業のように冬期の休業はない、と。最後は、町役場は、「Doタンク機能」としてこれからは地域に貢献していく必要性を指摘していました。まさに、目からウロコ、本当に素晴らしい「コミュニティ経営者」で、心から感動致しました。

 夜は午後7時過ぎから交流会、真っ暗な道を歩いて宿泊は「森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/)」で。指定管理者は、今回の研究会の共催団体でもある「NPO法人森の生活(http://morinoseikatsu.org/」です。

森の生活が指定管理者の

「森の生活」が指定管理者の「森のなかヨックル」

 下川町では、森林業の歴史によるものか、「産業」の視点が常にプロジェクトにしっかり根付いているような気がします。木材加工現場の一隅には、「株式会社フプの森(http://fupunomori.net/)」が製造する「NALUQ(http://fupunomori.net/online-shop)」ブランドの商品ラインナップも。これは、2000年、それまで使われていなかった森林資源も活用するために生まれたトドマツ精油事業で、はじまりは「下川町森林組合」が事業化し、2008年に「NPO法人森の生活」がそれを引き継ぎ、2012年に「株式会社フプの森」として独立して現在に至っています。

 今回の下川町での研究会、ご説明して頂いた皆さんに共通していたのは、「木材からの産業創造=働く場」、そしてその効果は、1)経営コストの削減、2)CO2の削減、3)地域でお金がまわる、ことです。これまで8回のこの研究会、見事にまとめをして頂いた気がします。

 谷町長、高橋さん、麻生さん、ほかご参加頂いた下川町の皆さま、この度は本当にお世話になりました、心から感謝し、御礼申し上げます。