経済同友会 全国セミナー 2021

Posted by 秋山孝二
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 第33回 『経済経済同友会 全国セミナー』が、今年は初めてリアル&リモートのハイブリッドで開催されました。この様子は登録参加者は期間限定で配信でも観ることができます。

 これまでの『全国セミナー』の記事ーー>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35676

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35678

<  基調講演 >
「奈良時代における医療体制から学ぶ~感染症対策に対する取り組み~」
狹川 普文 華厳宗管長・第223世東大寺別当
(聞き手:廣瀬 茂夫 関西経済同友会 常任幹事・事務局長)

狭川別当

狭川普文別当

「奈良時代における医療体制から学ぶ ~感染症対策に対する取り組み~」

 1300年前にもパンデミックはあった。藤原4兄弟の命を奪ったばかりか、国の人口を急減させた ほどのパンデミック。時の為政者は手の付けられない病にどう立ち向かったのか。大仏を造った真 意は何だったのか。その思いは現代にどう受け継がれているのか。お水取りはなぜ1300年近くも 続いているのか。 パンデミックに際しリーダーが持つべき視座について、東大寺の狹川別当から、お水取り見物歴 10年の廣瀬氏が聞きました。

セッションⅠ 「新時代を生き抜く 真のDXを実現するために」

モデレーター : 尾堂 真一 中部経済同友会 代表幹事/日本特殊陶業㈱ 代表取締役会長

パネリスト :

奥田 直彦 総務省 行政管理局 行政情報システム企画課長 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室参事官

関 行秀 日本電気㈱ スマートインダストリー本部事業主幹

(一社)Industrial Value Chain Initiative フェロー 小宮 昌人

㈱野村総合研究所 グローバル製造業コンサルティング部 主任コンサルタント

セッションⅡ 「分散型社会~東京一極集中の是正~」

モデレーター : 秋池 玲子 (公社)経済同友会 副代表幹事 ボストン コンサルティング グループ 日本共同代表

パネリスト

: 貫 正義 福岡経済同友会 代表幹事/九州電力㈱ 相談役

大山 健太郎 仙台経済同友会 代表幹事/アイリスオーヤマ㈱ 代表取締役会長

 「新しい日本の再設計」、もう何度も語られてきたフレーズですが、どうも明らかな形とはなっていない現況ですね、恐らく新しい時代は新しい担い手達によって創られていくのでしょう、私も含めて邪魔な存在になっていないか、あらためての検証が必要です。

故 秋山一男 7回忌!

Posted by 秋山孝二
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 時の経つのは早いものですね、私の三つ歳上の兄・一男が亡くなって今年で丸6年、コロナ禍で親族が集まることはできませんが、私は札幌の位牌にお参りをしました。また、再来週には神奈川県横浜市のお墓にも足を運ぶ予定です。

* 逝去当時ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21621

* 三回忌法要ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28126

「医光院寛恕一心居士」

 当時のサイトから引用して再度掲載させて下さい、今もこの気持に変わりはありません。

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「医光院寛恕一心居士」

 現役の「独立行政法人 国立病院機構 相模原病院院長(http://www.hosp.go.jp/~sagami/byoin/aisatsu.html)」としてアレルギー分野で日本の医療に尽力してきました。

 1年ほど前に検査ですい臓・肝臓の異常が見つかり、以来、入退院を繰り返しながらも院長業務を変わらず続け、最後まで現役「臨床医」の信念を行動で示しました。悲しみ、喪失感というより、何か「医道のサムライ、アッパレ!」と言いたい首尾一貫した人生でした。

 思い返せば今年明けから、私の東京出張の合間に病院を訪問し、約10か月間。これまでの薄いコミュニケーションを一気に取り戻すような、私なりには濃密なやり取りは貴重でした。3歳年上で、幼い頃から勉強、運動ほか、私の目標とする兄でした。小学校の時だったでしょうか、相撲をやっていて私の投げ技で目の前でひっくり返った兄を見て以来、私は兄と相撲を取るのをやめました。その瞬間が昨日のことのように思い出すから不思議です。

 限りある命の宣告を受けた直後は、「死」について向き合う少々動揺する心を率直に語ってくれました。何回目かの訪問時、「『死』というよりも『永眠』と考えると気持ちが落ち着いてくる」と、笑顔を交えて話していました。「覚悟を決めたのに少し状態がよくなってきて気持が緩むと、それをまた引き締め直すのが大変だ」とも。毎回こちらから問いかける訳でもないのに、数値を示しながら今の自分の状況を淡々と説明する様子は、まるで目の前の患者さんの病状を職員に語っているような錯覚をするほどでした。この間に届いたメールを読み返して見ても、素人の私に対して専門用語と数字の変遷を書き綴って、終始、今の体調を説明する内容です。

 病室では、アレルギー分野の医療の課題の他、病院人事とか院長職としての病院経営総体に対するやり取りが印象的でした。特に、自分が患者として感じたことを、院長を務める自病院の医師・看護師・コメディカルの方々に、あたかも研修の講師のように細かく分かりやすく説明する姿も目に焼き付いています。

 9月下旬には、「腹水が少しずつ溜まってきている、確実にダウンヒルだね」と。毎回病室を出る時は握手して別れていましたが、10月29日の午前中の訪問時は、「意識と体が別々の感じがする」と言いながら力強く握手したのが、わたしにとっては兄の最後の姿となりました。この間、病院の皆様方の一丸となった誠意溢れる対応に、見舞いにきた母が感動し、私も心から心から感謝する次第です。長男の健一くんの話によると、最後の晩は、「もうこれは要らない」と自ら酸素マスクを外し、その後に昏睡状態となり、数時間後に静かに心臓が停止したとのことでした。

 生前からいつも語っていたように、息を引き取る最期まで、「臨床医」、「病院長」として職責を全うした人生、あらためて私の誇りです。安らかに「眠って」下さい。

<参考> 秋山一男 http://dr-guide.net/www/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E4%B8%80%E7%94%B7/

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5Gの世界、DX時代到来で!

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会の例会、今回は『5G時代の新たな価値創造に向けて』と題して、NtTドコモの櫻井俊明札幌支社長のご講演でした。日本はこの分野でも諸外国に比べて遅れが目立ち、今、キャッチアップに懸命のようです。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%90%8C%E5%8F%8B%E4%BC%9A

 会場は引き続きのソーシャル・ディスタンシング、普段であれば400人くらいは入る会場に150名程度の座席でした。

引き続きソーシャルディスタンシング!

引き続きソーシャルディスタンシング!

 5Gとは第5世代移動通信システムのこと、現在の4Gの1000倍の「高速・大容量」、レイテンシー1mm秒以下の「超低遅延」、従来の10倍以上のデバイスとの「同時・多接続」を実現し、社会のスマート化を牽引していくインフラ技術になると期待されています。5Gの恩恵を受ける産業は、医療・自動車・製造・メディアとか。同時に、セキュリティのリスクはさらに増大しそうで、当日もフロアーからそれに関しての質問もありました。

* 『5G時代の到来』 https://www.nttdocomo.co.jp/special_contents/5g/index.html

手元資料

手元資料

渡辺代表幹事ご挨拶

渡辺代表幹事ご挨拶

 今回の講演者はNTTドコモ北海道支社長。

< 関連記事 >

* https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64209

* https://www.nec-nexs.com/sl/security/it/27.html

白老 『高橋房次物語』@NHK TV

Posted by 秋山孝二
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 今年、北海道の白老町に、国立『民族共生象徴空間ウポポイ(https://ainu-upopoy.jp/facility/)』が完成・オープンしています。その背景・目的は以下の通りです。

~~~~~~~~~~~~HPより

 アイヌ文化の振興や普及啓発は、伝承者の減少、アイヌ語や伝統工芸など存立の危機にある分野の存在、また、未だなおアイヌの歴史や文化等について十分な理解が得られていないといった課題に直面しています。このような背景を踏まえ、平成21年7月、「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長:内閣官房長官)において、民族共生象徴空間はアイヌの人々が先住民族であるとの認識に基づきアイヌ政策の「扇の要」として提言されました。 ウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌ文化を復興するための空間や施設であるだけではなく、我が国の貴重な文化でありながら存立の危機にあるアイヌ文化を復興・発展させる拠点として、また、将来に向けて先住民族の尊厳を尊重し、差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴として位置づけられています。

~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 2008年の「G8洞爺湖サミット」で、私は市民フォーラムの共同代表の一人で、当時、先住民族としてのアイヌに関して、議長の福田総理大臣に提言書を提出していました。12年を経て、展示内容にはいろいろ課題は残っていますが、この施設の完成を見て、隔世の感あり、ですね。

< 洞爺湖サミット関連記事 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=54

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B4%9E%E7%88%BA%E6%B9%96%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

 この記念すべき年に、先日は、NHKテレビの北海道ローカル番組『高橋房次物語(https://www.tvguide.or.jp/news/news-336750/』が放映され、リアルなインタビューと再現舞台で大変興味深い内容でした、高橋房次先生のご功績紹介で、音尾琢真くんはもちろん、番組中の再現舞台にも北海道を代表する俳優たちが出演していましたから。

 途中に、再現舞台が挿入されていて北海道の演劇界の俳優たちも出演し、番組を大いに盛り上げていました。

 左から納谷さん、斎藤さん、小島さん、亀井さん!

 献身的に医療で地域住民に貢献した高橋房次先生のご功績を、関係者のご親族の方々とのインタビューと再現舞台で充実した内容に仕上げていました。

村上陽一郎先生は語る!

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 『人間と感染症』と題して、村上陽一郎先生のリモート講演に参加しました。秋山財団の7回目の特別講演でお越しになって以来の先生のお話、20年ぶりでしょうか、現在のコロナ禍において、歴史に基づいたそもそも論として、大変示唆に富む内容でした。

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秋山財団第7回特別講演

医学と医療のはざま 村上陽一郎 [著]

(秋山財団ブックレット, no. 7) https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA44631443

秋山記念生命科学振興財団, 1999.1

* 秋山財団ブックレット一覧ーー> https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN10297670

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村上陽一郎先生

村上陽一郎先生

 今回はのテーマは『人間と感染症』。

 印象的な幾つかの言葉をメモしました。~~~~~~~~~~

* 歴史的には、感染症は人口増に対する調整弁

* 戦後の日本社会ーー「生きる」ことを最大価値としてきたー>生きさえすればいいー>「死」を遠ざけ過ぎ

* 超高齢社会はいき過ぎ

* 核家族ーー>「死」を遠くし過ぎた=生きていることの意義からも遠ざかる

* 明日死ぬかもしれない、身近な「死」ーー>「生」も充実するはず

* 「常識」から「良識」へ:自分の中に育てる努力が必要、新しいものを取り入れること

* 「サイエンス・コミュニケーター」の重要性

* ワクチン接種の課題ーー>健康な人を病気にすることで、100%安全ではない

* 「個人防衛」 VS 「社会防衛」 のジレンマ

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 村上陽一郎先生編『コロナ後の世界を生きる』が、24名の著名人の提言として、7月に出版されています。

NHKBS1「封鎖都市・武漢」

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 NHKの(実質はテムジンの制作)BS1スペシャル「封鎖都市・武漢~76日間 市民の記録~」は、実に見応えのある番組でした。

 新型コロナウィルスが発生し、76日間、封鎖された中国・武漢。ロックダウンされた町で何が起きていたのか。ソーシャルワーカーの郭晶さん(29)は封鎖初日から「武漢封城日記」を発信し、同じマンションの住人、清掃員の夫婦…庶民の生の声を伝えてきました。

* 『武漢封城日記』--> https://www.ato-shoten.co.jp/index.php/product-119363.html

 そもそもはこんな発表でした。

 一方この間、北京のネットラジオ番組「故事FM(https://podcasts.podinstall.com/fm/」は、武漢の医師、患者の悲痛な声を配信し、官製メディアが伝えない医療崩壊など切迫した実態が浮かび上がってきました。

 当初から警告をしていた医師。

 しかし、当局からは処罰される事態に。

 更には別の書物『武漢日記』も中国本土では発禁になりました。

* https://www.afpbb.com/articles/-/3280534

 ドキュメンタリー番組の真骨頂、制作チームの気迫を感じる時間となりました。

秋山財団賞 2020 !

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 今年度の(公財)秋山記念生命科学振興財団の秋山財団賞が決まりました、北海道大学大学院医学研究院 連携研究センター 陽子線治療研究分野 陽子線治療医学教室 教授の白土博樹先生です(本来の漢字は「土」に「,」が付きますが)。

* https://www.akiyama-foundation.org/news/4063.html

 先日は、授賞のご報告をしに北大病院陽子線治療センター(https://www.huhp.hokudai.ac.jp/proton/を訪問してきました。新しい世界最初の治療施設、素晴らしい環境でした。

 HPより 引用~~~~~~~~~~~~~~

 北海道大学病院の陽子線治療センターは、世界のトップを目指した先端的研究推進のための「最先端研究開発支援プログラム」のご支援を受け、2014年3月に開設しました。次世代型のスポットスキャン法を用いた陽子線治療の先進医療を開始し、その後、体内の臓器の動きや位置や大きさによって従来は正確な治療が困難であったがんに対しても、世界で初めての動体追跡スポットスキャン陽子線照射技術を用いて治療を開始しました。

 さらに、2015年からは、強度変調陽子線治療(IMPT)を開始しており、従来のX線治療の最先端である強度変調放射線治療(IMRT, IMXT)を凌ぐ、正常組織の防護を可能とした放射線治療を達成しています。 また、動体追跡用のX線管を利用したコーンビームCTを用いた位置決めを可能とし(この組み合わせはX線治療を含めて世界で初めてです)、最先端のリアルタイム画像同期陽子線治療装置として世界中から注目を集めております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

窓には京都の和紙!

窓には京都の和紙!

 見学者・研修者が多く、世界をリードする陽子線治療装置として5年間(2019年5月現在)で、国内から2000人超、海外から800人超、合わせて約2940人の見学者・研修者を迎えてきたといいます。

 北海道大学病院型の小型陽子線治療装置は、現在、メイヨークリニック(ロチェスター、アリゾナ)、セントジュード小児研究病院に導入され、すでに稼働中。動体追跡付き装置は、京都府立医科大学附属病院で稼働が始まり、近年中に、ジョンズホプキンス大学、シンガポール国立がんセンター、香港養和病院、ナヴァラ大学マドリード病院、湘南鎌倉総合病院に導入予定とのことで、さらにネットワークが広がりつつあります。

 先日お会いした時、白土先生からコピーを頂きました、先生が2001年に秋山財団研究助成を受けられた時に、年報に掲載された文章です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 秋山記念生命科学振興財団の講演会と贈呈式の前夜、午後10時のテレビニュースの伝える内容に突然異変が起きた。アメリカの経済繁栄の象徴的な世界貿易センタービルの頂上部から噴煙が上がっている光景の後に、ビルに飛び込む飛行機、崩れ落ちるビル群、ペンタゴンからの黒煙。テロリストによる連続的自爆的攻撃が、整然とした正常な社会を破壊する様はグロテスクであった。

 翌日の木谷健一先生のご講演は、長寿社会についてであり、繰り返されるアメリカからのテレビ映像とは極めて対照的であった。テロリストの毒矢は、札幌プリンスホテルの一室にも確実に届いていたと思う。長寿化の話題は、毎日の日々がいかに平和であるかを示す、奇妙な実感を喚起した。

 ご講演後に、自分が日頃治療して言える癌患者さん達のことを思った。毎日の平和な日々に突然顕在化する癌、突然の告知、それによる恐怖は、その患者さんにとってはテロリストに襲われたような気持なのではないか。ましてや転移の告知などは連続テロに匹敵する将来への不安を抱かせるであろう。

 ふと、私の研究している放射線による癌の治療は、いわば、患者さんに対しての癌というテロリストによる自爆的企みを、最新兵器を用いて最小限の犠牲で、防ぐようなものであると思った。情報を駆使して、まわりの正常な組織の障害を最小限に抑えるために標的への高い追従技術を用い迎撃する放射線治療の技術は、期せずして高精度な軍事技術に非常に似てきている。

 放射線治療医には、平和と健康を願う心と、最新鋭部隊の兵士の使命感が同居している。テロリストに対する戦略を間違えると、健康な部分がかえって病んでいく。この文章は、贈呈式の夜に書いているのだが、この文章が公表される頃に、世界中が落ち着きを取り戻し、また健全な生命科学の研究を続けられていることを願ってやまない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 「放射線治療医には、平和と健康を願う心と、最新鋭部隊の兵士の使命感が同居している。」、当時、そんなお気持ちをお持ちだったことをあらためて受け止めました。研究助成を受けられた方が、その後の成果により財団賞を受賞するというのは、本当に私たち財団関係者としても嬉しいですね、心からお祝い申し上げると同時に、これからも世界を牽引する臨床活動を期待しています、白土博樹先生おめでとうございます!

木朝会 第365回 ライブ演奏!

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 木朝会(もくちょうかい)の第365回例会は、杉田知子さんによるライブ演奏&トーク『音が伝えること』でした。

* これまでの「木朝会」記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%A8%E6%9C%9D%E4%BC%9A

 新型コロナウイルス感染の拡大によって、設立30数年を経て初めて2か月間休会となりましたが、コロナと共生の時代の幕開けを象徴するように、会場の設営も下の写真のような雰囲気に変わって開催に漕ぎ着けました。

開始前の会場の様子

開始前の会場の様子

 この会の代表の大橋先生は、北海道大学医学部時代にジャズ研究会に所属して楽器も演奏されていたそうですが、音楽は才能だと悟って、以来人前で演奏することは一切しなくなったとお話されていました。いつもの様に、会の冒頭に杉田知子さんのご紹介でスタートしました。

代表の大橋先生の講師ご紹介

代表の大橋先生の講師ご紹介

 これまで私は、杉田さんの演奏は何回も様々な場面でお聴きしていますが、今回のトーク、それもマスク姿は初めてでしたね、バイオリンの音色に劣らず、トークも素晴らしく、特攻隊員だったお父様、首都圏でご活躍中のチェリストの息子さんのお話、これまでステージでの演奏はもちろんのこと、病院、児童・高齢者介護施設、等での演奏と豊富な経験を踏まえた含蓄のあるお話でした。

杉田知子さんのトーク

杉田知子さんのトーク

 この日のヴァイオリンは1853年に制作された楽器だそうで、音が伝えることとして、スペイン風邪、コロナウイルスを身をもって体験しているとのご紹介も。演目は幅広く、365回に因んで「365歩のマーチ」、「時代」、「舟唄」、「G線上のアリア」他、演歌からクラシックまでを弾きこなしていました。

素晴らしい音色!

素晴らしい音色!

 直近にリリースした「Feel at Home~美しき唄~(https://www.satoh-21.com/satohblog/2020/01/post-37.shtml」は、まさにふるさと美唄をイメージしたアルバム、私も買わせて頂きました、心に染み入る曲の数々でしたね。

* 杉田知子『美しき唄』 https://www.youtube.com/watch?v=re2az1SYItE&feature=youtu.be&fbclid=IwAR2CYx1s8yGtbg2GnMMgpvdzqj1PCfmfE6C55ApT0pRMZFPlNm

 杉田知子さんの弱者に寄り添う眼差しの優しさ、それをヴァイオリンとともに織りなす深い音色、この時期に医療従事者への感謝を込めて弾いた「G線上のアリア」には、参加者の皆さん目を閉じて静かに聞き入っておられました、私も感動して涙が流れました、本当にありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症(17)

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 理論物理学の九州大学・小田垣孝名誉教授(https://researchmap.jp/read0043350)、ご専門の立場から大変明快な提言をされていました。

* こちらが考察ーー> http://www001.upp.so-net.ne.jp/rise/images/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E

3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E4%B8%80%E8%80%83%E5%AF%9F.pdf

 詳細は朝日新聞記事にーー> https://www.asahi.com/articles/ASN557T4WN54ULBJ01C.html

 医療分野ばかりでなく、日本全国の様々な分野からの考察、さらには臨床データを開示することにより、世界の幅広い知見を集めての今後の対応策が望まれます、政治が絡むとどうしても解決策が彷徨ってしまう、そう感じるのはわたしだけではないと思います。ここは、データに基づいた国内分野連携・国際連携の出番だと思います!

新型コロナウイルス感染症(11)

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 この間のニュース、ドキュメンタリー番組を観ていると、今回の新型コロナウイルス感染に対処している「財団」の活躍を目にしています。

 まずはこちら、莫大な資金を投資してワクチン開発に取り組む「ビル&メリンダ・ゲイツ財団(https://www.gatesfoundation.org/」です。

* Covid19対応ーー> https://www.gatesfoundation.org/TheOptimist/coronavirus

 ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、マイクロソフト元会長のビル・ゲイツと妻メリンダによって2000年創設された世界最大の慈善基金団体で、2006年にはウォーレン・バフェットの300億ドルにのぼる寄附により規模が倍増しました。毎年の事業予算は多くの国の国家予算を上回る規模となっています。
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寄付: 468億アメリカ合衆国ドル 急上昇
資産: 367.9億アメリカ合衆国ドル (2010年)
営業利益: 530億アメリカ合衆国ドル (2010年)
本部: アメリカ合衆国 ワシントン州 シアトル
活動手段: 寄付、助成
目的: 医療、 教育
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さすがですね、ビル・ゲイツ!

さすがですね、ビル・ゲイツ!

 金額の大きさはもちろんですが、そのバックボーンの理念が素晴らしいですね。規模は比較になりませんが、少しでもその高い理想を学びたいと思っています。

 もう一つは、韓国でPCR検査の最前線で活躍する「シージェン医療財団」は、「シージェン社(Seegene)http://www.seegene.com/」の企業財団です。シージェン社は国内最大検査機関であるシージェン医療財団と共同して検査機器と関連専門人材などインフラが不足している国を支援しています。シージェン医療財団は、海外からのサンプルを受領した場合、24時間以内に結果の確認が可能であり、一日最大1万5000件のコロナ19の検査を行うことができると広報しています。

財団

シージェン医療財団

日本との大きな差

日本との大きな差

 世界各国で、全世界への貢献として各種財団が尽力している姿、私たちの秋山財団も「生命科学」を標榜して30数年の実績に基づいて、地域で地道にこの状況下でも活動を続けたいと思っています。

国境なき「針と糸」

Posted by 秋山孝二
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 NHK総合テレビ「こころの時代~宗教・人生~ 選『国境なき“針と糸”』(2013年9月29日放送)」の再放送、心を打たれる内容でした。

 アフガニスタン出身の医師レシャード・カレッドさんは、静岡県島田市で無医村診療や老人介護に尽力する一方、戦争で荒廃し、死と隣り合わせに暮らす故国の人々を救援するために、現地に無料診察所や学校を建設する活動を続けています。レシャードさんの「医療人」としての信念は、「医療は科学ではなく人間の心がつながること」。仲間を自爆テロで失いながらも人間を信じ続けるレシャードさんの人生を、道傳愛子さんがインタビューしています。

道傳愛子さんのインタビュー

道傳愛子さんのインタビュー

 日本語の「おかげさま」という言葉の素晴らしさを語っていました。

子どもたちの目の輝き!
子どもたちの目の輝き!

素晴らしい番組!

素晴らしい番組!

 「ハサミ」ではなく「針と糸」の大切さ、今、新型コロナウイルス感染で重苦しい日々が続く時、敵対ではなく共存の思想が一層大切な気がして心に沁みました。

新型コロナウイルス感染症(9)

Posted by 秋山孝二
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 今回の新型コロナウイルス関連の報道ではこのところ、テレビ報道も観る番組が決まってきています、その一つ、朝であればテレビ朝日(札幌ではHTB)の『羽鳥慎一のモーニングショウ(https://www.tv-asahi.co.jp/m-show/』、コメンテーターが大変興味深いです。ドキュメンタリー番組では、NHKが総合・教育とも大変内容が濃いと感じています。

 先日のNHKスペシャル『緊急事態宣言(https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/8NWZ27VQQR/』、今、最前線の現場で提案し、実践し、方向性を決めている方々の意見交換、示唆に富むものでした。

< 出席者 >

尾身茂(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議・副座長 )

西浦博(北海道大学教授)

今村顕史(都立駒込病院感染症科・部長)

森光玲雄(諏訪赤十字病院・臨床心理課長)

最前線で活躍されている皆さん

最前線で活躍されている皆さん

 特に森光玲雄(諏訪赤十字病院・臨床心理課長)さんのコメントは、患者側に立った心理をトータルに捉えた内容でした。各家庭で自粛した生活を送っている方々は、災害時の「避難所」にいらっしゃる方々と同じ状態だと喝破していました。日ごろの家庭内の矛盾ほか、不安からくる『コロナ・ストレス』は大きな問題だと。新型コロナウイルスとの闘いは、対ウイルスだけでなく、人間の心理との闘いでもある、言い方を変えると、医学等の自然科学だけでなく、人文・社会科学の知恵を総動員しなければ解決しない、まさに「生命科学」の出番なんだろうと私は勝手に理解していました。

医療的側面からだけでない『コロナ・ストレス』

医療的側面からだけでない『コロナ・ストレス』

 秋山財団のアウトリーチ活動のテーマとしている「寒冷期の避難所プロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38277」は、まさに、今回の新型コロナウイルス感染への対処でも適応できるプログラムなのかもしれないと思います。

新型コロナウイルス感染症(4)

Posted by 秋山孝二
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 前回はドイツのメルケル首相の国民向けの演説(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38111)を長く引用しましたが、日本のリーダーの考えることは支援策として「一世帯にマスク二枚」とのこと、さすがにSNSには多くの面白い画像もアップされています。

 これが先進国日本の政府の考える施策??恥を知れ!ですね。

 メルケル首相の演説の中の以下のフレーズ、日本の安倍晋三との品格は雲泥の差ですね、政治・政治家の劣化、極まれりです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ドイツには優れた医療制度があり、世界でもトップクラスです。しかし、短期間に多くの重症患者が運び込まれた場合、病院には大きな負担がかかります。それは統計上の単なる抽象的な数字ではなく、父または祖父、母または祖母、パートナーであり、彼らは人間です。そして、私たちはすべての人の命に価値があることを知るコミュニティで生活しているのです。

 まずこの場を借りて、医師、そして看護施設、病院などで働くすべての方にお礼を申し上げます。あなた方は最前線で戦っています。この感染の深刻な経過を最初に見ています。毎日、新しい感染者に奉仕し、人々のためにそこにいてくれるのです。あなた方の仕事は素晴らしいことであり、心から感謝します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 山中伸弥先生のご提案が明快です。

https://www.covid19-yamanaka.com/cont6/main.html?fbclid=IwAR0QtLYeWUjOmN0Z_BK1WQ21U_EN0ko2a_PPMmiTxgTHX5UtzpBqMw0hgJc

 また、テレビの古舘伊知郎(https://www.furutachi-project.co.jp/)さんのコメントもよく勉強していました。

新型コロナウイルス感染症(3)

Posted by 秋山孝二
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 ヨーロッパでは大変な広がりになり、WHOは「パンデミック」宣言を発しましたが、その後、各国のリーダーはそれぞれ国民に向けてのメッセージを発信しています。

 その中で、特に印象的なのはドイツのメルケル首相の格調高い内容ですね、こういった時に一人の人間としての品格と見識が滲み出てくるものです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用(これまでで最長の引用)

親愛なる国民の皆さん。
現在、コロナウィルスは私たちの生活を著しく変えています。日常生活、公的生活、社会的な人との関わりの真価が問われるという、これまでにない事態に発展しています。

何百万人もの人が職場に行けず、子供たちは学校や保育施設に行けない状況です。劇場、映画館、店などは閉鎖されていますが、最も辛いことは、これまで当たり前に会っていた人に会えなくなってしまったことでしょう。このような状況に置かれれば、誰もがこの先どうなるのか、多くの疑問と不安を抱えてしまうのは当然のことです。このような状況の中、今日、首相である私と連邦政府のすべての同僚たちが導き出したことをお話ししたいと思います。

オープンな民主主義国家でありますから、私たちの下した政治的決定は透明性を持ち、詳しく説明されなければなりません。決定の理由を明瞭に解説し、話し合うことで実践可能となります。すべての国民の皆さんが、この課題を自分の任務として理解されたならば、この課題は達成される、私はそう確信しています。

ですから、申し上げます。事態は深刻です。どうかこの状況を理解してください。東西ドイツ統一以来、いいえ、第二次世界大戦以来、我が国においてこれほどまでに一致団結を要する挑戦はなかったのです。

連邦政府と州が伝染病の中ですべての人を守り、経済的、社会的、文化的な損失を出来る限り抑えるために何をするべきか、そのためになぜあなた方を必要としているのか、そしてひとりひとりに何が出来るのかを説明したいと思います。

伝染病について私がこれから申し上げることは、ロベルト・コッホ研究所のエキスパート、その他の学者、ウィルス学者からなる連邦政府協議会からの情報です。世界中が全力で研究していますが、まだコロナウィルスの治療薬もワクチンも発見されていません。

発見されるまでの間に出来ることがひとつだけあります。それは私たちの行動に関わってきます。つまり、ウィルス感染の拡大の速度を落とし、その何カ月もの間に研究者が薬品とワクチンを発見できるよう、時間稼ぎをするのです。もちろん、その間に感染し発病した患者は出来る限り手厚く看護されなければなりません。

ドイツには優れた医療制度があり、世界でもトップクラスです。しかし、短期間に多くの重症患者が運び込まれた場合、病院には大きな負担がかかります。それは統計上の単なる抽象的な数字ではなく、父または祖父、母または祖母、パートナーであり、彼らは人間です。そして、私たちはすべての人の命に価値があることを知るコミュニティで生活しているのです。

まずこの場を借りて、医師、そして看護施設、病院などで働くすべての方にお礼を申し上げます。あなた方は最前線で戦っています。この感染の深刻な経過を最初に見ています。毎日、新しい感染者に奉仕し、人々のためにそこにいてくれるのです。あなた方の仕事は素晴らしいことであり、心から感謝します。

さて、ドイツでのウィルス感染拡大を遅らせるために何をするべきか。そのために極めて重要なのは、私たちは公的な生活を中止することなのです。もちろん、理性と将来を見据えた判断を持って国家が機能し続けるよう、供給は引き続き確保され、可能な限り多くの経済活動が維持できるようにします。

しかし、人々を危険にさらしかねない全てのこと、個人的のみならず、社会全体を害するであろうことを今、制限する必要があります。私たちは出来る限り、感染のリスクを回避しなければなりません。

すでに現在、大変な制限を強いられていることは承知しています。イベントは無くなり、見本市、コンサートは中止、学校も大学も保育施設も閉鎖、公園で遊ぶことさえ出来ません。州と国の合意によるこれらの閉鎖は厳しいものであり、私たちの生活と民主的な自己理解を阻むことも承知しています。こういった制限は、この国にはこれまであり得ないことでした。

旅行や移動の自由を苦労して勝ち取った私のような人間にとって(注※メルケル首相は東独出身)、そのような制限は絶対に必要な場合にのみ正当化されます。民主主義国家においては、そういった制限は簡単に行われるべきではなく、一時的なものでなくてはなりません。今現在、人命を救うため、これは避けられないことなのです。

そのため、今週初めから国境管理を一層強化し、最も重要な近隣諸国の一部に対する入国制限を施行しています。

経済面、特に大企業、中小企業、商店、レストラン、フリーランサーにとっては現在すでに大変厳しい状況です。今後数週間は、さらに厳しい状況になるでしょう。しかし、経済的影響を緩和させるため、そして何よりも皆さんの職場が確保されるよう、連邦政府は出来る限りのことをしていきます。企業と従業員がこの困難な試練を乗り越えるために必要なものを支援していきます。

そして安心していただきたいのは、食糧の供給については心配無用であり、スーパーの棚が一日で空になったとしてもすぐに補充される、ということです。スーパーに向かっている方々に言いたいのです。家にストックがあること、物が足りていることは確かに安心です。しかし、節度を守ってください。買い溜めは不要で無意味であり、全く不健全です。

また、普段、感謝の言葉を述べることのなかった人々に対しても、この場を借りてお礼を申し上げます。スーパーのレジを打つ方々、スーパーの棚に商品を補充される方々は、この時期、大変なお仕事を担われています。私たち国民のためにお店を開けていてくださって、ありがとうございます。

さて、現在急を要すること、それはウィルスの急速な拡散を防ぐために私たちが効果的な手段を使わない限り、政府の措置は意味を持たなくなるということです。私たち自身、誰もがこのウィルスに感染する可能性があるのですから、すべての人が協力しなければなりません。まず、今日、何が起こっているかを真剣に受け止めましょう。パニックになる必要はありませんが、軽んじてもいけません。すべての人の努力が必要なのです。

この伝染病が私たちに教えてくれていることがあります。それは私たちがどれほど脆弱であるか、どれほど他者の思いやりある行動に依存しているかということ、それと同時に、私たちが協力し合うことでいかにお互いを守り、強めることができるか、ということです。

ウィルスの拡散を受け入れてはなりません。それを封じる手段があります。お互いの距離を保ちましょう。ウィルス学者は明確にアドバイスしています。握手をしてはいけません。丁寧に頻繁に手を洗い、人と少なくとも1,5メートルの距離を置き、出来るだけお年寄りとのコンタクトを避けましょう。お年寄りは特にリスクが高いからです。

この要求が難しいことであることは承知しています。こういった困難な時期にこそ、人にそばにいてもらいたいものですし、物理的な近接、触れ合いこそが癒しとなるものです。残念ながら、現時点ではそれは逆効果を生みます。誰もが距離を置くことが大変重要であることを自覚しなくてはなりません。

善意のある訪問、不必要な旅行、これらはすべて感染を意味し、行ってはならないのです。専門家が「お年寄りは孫に会ってはいけない」と言うのには、こういった明白な理由があるからです。

人と会うことを避ける方は、毎日たくさんの病人の看護をしている病院の負担を軽減させているのです。これが私たちが人命を救う方法なのです。確かに難しい状況の人もいます。世話をしている人、慰めの言葉や未来への希望が必要な人をひとりにはさせたくはありません。私たちは家族として、あるいは社会の一員として、お互いに支えあう他の方法を見つけましょう。

ウィルスが及ぼす社会的影響に逆らうクリエイティブな方法はたくさんあります。祖父母が寂しくないように、ポッドキャストに録音する孫もいます。愛情と友情を示す方法を見つける必要があります。Skype、電話、メール、そして手紙を書くという方法もあります。郵便は配達されていますから。自分で買い物に行けない近所のお年寄りを助けているという素晴らしい助け合いの話も耳にします。この社会は人を孤独にさせない様々な手段がたくさんある、私はそう確信しています。

申し上げたいのは、今後適用されるべき規則を遵守していただきたい、ということです。政府は常に現状を調査し、必要であれば修正をしていきます。現在は動的な情勢でありますから、いかなる時も臨機応変に他の機関と対応できるよう、高い意識を保つ必要があります。そして説明もしていきます。

ですから、私からのお願いです。どうか私たちからの公式発表以外の噂を信じないでください。発表は多くの言語にも訳されます。

私たちは民主国家にいます。強制されることなく、知識を共有し、協力しあって生活しています。これは歴史的な課題であり、協力なしでは達成できません。

私たちがこの危機を克服できることは間違いありません。しかし、いったいどれほどの犠牲者となるのでしょう?どれだけの愛する人々を失うことになるのでしょう?それは大部分が今後の私たちにかかってきています。今、断固として対応しなければなりません。現在の制限を受け入れ、お互いに助け合いましょう。

状況は深刻で未解決ですが、お互いが規律を遵守し、実行することで状況は変わっていくでしょう。

このような状況は初めてですが、私たちは心から理性を持って行動することで人命が助けられることを示さなければなりません。例外なしに、一人一人が私たちすべてに関わってくるのです。

ご自愛ください。そしてあなたの愛する人を守ってください。ありがとうございます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 確固たる歴史認識に基づいて、ご自身の東ドイツでの生活から獲得してきた民主主義の体験的事実、国民への団結を促す文脈は、鍛えられて真摯に人生を生きてきたメルケル首相の底力とでも言えるものなのでしょうね。我が国の安倍首相をはじめとする政治家は到底及ばない人間としての品格の違いを痛感しました。

新型コロナウイルス感染症(2)

Posted by 秋山孝二
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 2月に日本でも連日トップニュースで報じられている新型コロナウイルス感染関連は、今現在も日本国内だけでなくさらに世界的にも大きな広がりを見せていて、目が離せないですね。

 私の母の体調診察のために、少し前ですが近所の病院外来に付き添って行きましたが、そこの外来待合ロビーの壁の様子、院内感染と医療崩壊が最大のリスクなのでしょうね。

近くの病院ロビーの掲示

近くの病院ロビーの掲示

 枝廣淳子さんのブログには示唆に富むご意見も・

* https://www.es-inc.jp/insight/2020/ist_id010258?fbclid=IwAR1b-cRo5mOxlOohJSQ6I4sKkXnbL_IoGVjVlIwgwaQQ0pGgVaAdku1sr-0

 状況が刻々と変化するので、コメントも難しいですが、事実だけは忘れないように記載していきたいと思います。

世界的には拡大傾向

世界的には拡大傾向

 「正しく恐れる」、これに尽きるのでしょうね。そして、今現在は完全防止というよりも、長期戦でこの新型コロナウイルス感染とどう付き合うか、日常生活を続けながら予防策と共に暮らす、そんなスタンスかなと、私自身は考えています。何か巷の様子、メディアの報道等は、3・11後の状況に酷似している気がします。

新型コロナウイルス感染症(1)

Posted by 秋山孝二
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 「新型コロナウイルス感染症」のニュースで、このところ私自身、医療関係者、感染者ではないのですが、様々な分野での対応に追われてすっかりブログが遅れてしまいました。これから何回になるか分かりませんが、これ関連の記事を連載で追いかけてみます。

 今回はその第一回目、そもそもの私なりのこのニュースとの関りスタートを振り返りながら書き留めます。

 2019新型コロナウイルスは、一本鎖プラス鎖RNAウイルスで、コロナウイルスの一種。SARS関連コロナウイルスに分類されて、 人に対して病原性があり、急性呼吸器疾患を引き起こすようです。2020年2月現在、中国武漢市での肺炎の流行をはじめ、世界各地で感染が拡大しています。

 私にとっては最初は、中国武漢市の都市封鎖とクルーズ船「ダイアモンド・プリンセス号(https://www.princesscruises.jp/ships/diamond-princess/)」の船内での感染ニュースだったと記憶していますが、それ以降、日々刻々新たな感染が報道され、日本でも、北海道でも、どんどん拡がっている状況で現在に至っています。

 ダイヤモンド・プリンセス号は、イギリスP&O社が所有し、アメリカに本拠地を置くカーニバル・コーポレーションの傘下、プリンセス・クルーズに所属している外航クルーズ客船、三菱重工業長崎造船所で建造されたものです。主に夏季はアジア、冬季はオーストラリアでクルージングを続けていたようです。三菱重工業長崎造船所と言えば、あの戦艦武蔵が建造された場所ですね。

https://www.princesscruises.jp/ships/diamond-princess/360tour/

 先日、「サステナブルデザイン2020」が横浜で開催された時に、羽田空港から横浜駅行きの高速バス車窓から、横浜港大黒ふ頭に停泊・隔離していたこの船を観ました、まさに大きなビルが横付けされている風景でした。

サステナブルデザイン2020 横浜

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38028

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38056

 私にとってクルーズ船の旅と言えばこちらです。「小樽から日本海へ」、「特集 HAWAII」です、ともに実に思いで深い旅行でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E6%B8%AF%E3%81%8B%E3%82%89%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E3%81%B8

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%89%B9%E9%9B%86+HAWAII+2017+

 何だかすっかりコロナウイルス症の話題から離れてしまいましたが、まずはスタートとしてお許しください。

西澤寛俊先生 叙勲祝賀会

Posted by 秋山孝二
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 「木朝会」はじめ、永年大変お世話になっている西澤寛俊先生が、「旭日中綬賞」を受賞され、その受賞を祝う会が催され150名を越える方々で大変盛り上がりました。設立時から私が事務局長だった「木朝会」では、二代目の代表を務められ、「全日本病院協会(https://www.ajha.or.jp/)」会長ほか全国的なご活躍をされ、民間人では大変高い賞の受賞となりました。

* 社会医療法人 恵和会ーー> http://www.keiwakai.jp/index.php

* 一昨年の「木朝会30周年記念」の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30912

西澤先生のご挨拶

西澤先生のご挨拶

 冒頭にはご来賓のご挨拶として、長瀬清北海道医師会会長、三好昇江別市長がご登壇、その他に、塚本泰司札幌医科大学学長、木朝会の初代代表の竹内實先生、徳田禎久先生が、西澤先生の人となりを大変明快に多角的にお話になりました。

木朝会の生みの親・竹内實先生

木朝会の生みの親・竹内實先生

 最後は、木朝会の今のメンバーでもある中島茂夫先生の御礼のご挨拶で会は締めくくられました。

西岡病院の中島茂夫院長:締めのご挨拶

西岡病院の中島茂夫院長:締めのご挨拶

 私自身、30年以上にわたり、「木朝会」の学びの場を通じて、医療経営に向き合ってきた言わば「同志」みたいな先生方、これからのそれぞれのご活躍も大いに期待したいものです。大変感慨深く、ともに喜べる会でした。

愛生舘の「こころ」 (21)

Posted by 秋山孝二
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 秋山財団の一室に開設した『愛生舘文庫(http://www.akiyama-foundation.org/news/3854.html』は、秋山財団25周年にその開設準備活動を始めましたが、7年を経て、この10月にスタートすることができました。これまでの経過については、以下の「愛生舘の『こころ』」シリーズに掲載してきました。

* 愛生舘の『こころ』シリーズーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%84%9B%E7%94%9F%E8%88%98%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D%E3%80%8D

 北海道の皆さんには「秋山愛生舘」で馴染み深い会社ですが、実はその前には明治初頭から中期に始まった全国的健康増進の「愛生館」事業の存在があったのです。今回の「愛生館文庫」は、地場企業化以前のこの「愛生館」の創設の背景、関わったキーマン達に焦点を当てて、日本の近代における医学・薬学・公衆衛生等の黎明期を再確認する意味合いが主たる目的です。

11月27日北海道新聞朝刊に掲載!

11月27日北海道新聞朝刊に掲載!

 これまでの私のブログの記事の中に以下のような記載があります~~~~~~~~~~~~~ 引用

私の永年の友人からのメール―――明治維新は、厳密な意味ではフランスやロシヤみたいに迫害された民衆が自ら闘って自由を勝ち得た”革命”ではありませんでした。あくまでも政治の面で捉えれば、単に江戸幕府衰退と共に雄藩が政権を握ったに過ぎません。

 開拓期、そうした薩長土肥の藩閥政府が横行する初期、民衆に医療・公衆衛生を持ち込んだ松本良順や高松保郎の思想の源流、その彼らを中心とする「愛生舘事業」の実践は、ある意味では、すなわち必ずしも新時代の変革は「政治」の舞台だけではないという意味で、後年、藩閥に反発して立ち上がる自由民権運動よりも更に先んじた自由平等主義の実践者たちであったろうと思われるのです。老若男女が心身共に病むこの21世紀の日本が失った、取り戻さなけれなばならないエスプリが、愛生舘のルーツに秘められている気がしてなりません。それは蘭学が内包する”博愛”とか”弱者救済”精神に基づいた学問・技術・文化などが、質実的な面で明治時代の民衆を支えたと言えます。政治の暗闇に光を当てたのではないでしょうか。近代への道は決して政治力だけではなかったはずです。

 黒船来航に伴い幕府が設立した長崎伝習所、勝海舟や松本良順はじめ、幕末のインテリが学んだ”蘭学”に内包する哲学は、タオ財団のワグナー氏の言葉「それぞれ民族の違いの主張ではなく、いかなる共通点を探し求めるか」とする、作品「哲学の庭」に通ずるテーマと言えるでしょう。貴兄の言葉通り「いのち」とは平和そのもの、世界共通語であります故、「人類愛」を意味するキーワードでもあります。

(注)タオ財団http://wagnernandor.com/indexj.htm ――――メールおわり

衛生書「通俗民間療法」(左)、大鏡(右:高さ1.5m)

 全国的な愛生舘事業の中で、特に北海道支部のミッションは、北海道開拓を担う屯田兵の後方支援、及び全国から入植してきた開拓移民の健康維持・向上でした。1891(明治24)年、東京神田の館主・高松保郎亡き後は、北海道支部長だった初代秋山康之進が自らの名前を掲げて自立し、「秋山愛生舘」となりました。愛生舘事業の理念は、自社販売していた「通俗民間治療法」の中に明確に示されています。「山間僻地までの医薬品供給、医師の診療を受けられない病人の救済、貧者・弱者への施薬、すなわち、利益追求ではなく、あくまでも民間の衛生・治療の便益を図る事を最優先にする」、それが事業の目的であると書かれています。この理念を継承し地場企業として、秋山愛生舘は北海道の地を基盤に、第二次世界大戦後1948(昭和23)年には株式会社として法人化し、私は1991(平成3年)6月に第五代目社長に就任し、1992(平成4)年には札幌証券取引所上場、1997(平成9)年に東京証券取引所市場第二部上場となりました。その後、(株)スズケンhttp://www.suzuken.co.jp/ と資本・業務提携を経て合併し、北海道は「愛生舘営業部」として、今も活動しています。

 私は2002(平成14)年11月に(株)スズケン代表取締役副社長を退任しました。その後、故郷札幌に戻り、これまでの(株)秋山愛生舘の108年の活動を振り返り、持続する企業として3本の論文にまとめました。

「地域企業の持続的経営の分析」http://ci.nii.ac.jp/naid/110004813846以下、「地域企業の進化の分析」http://ci.nii.ac.jp/naid/110004813848/、「持続的経営論」http://ci.nii.ac.jp/naid/110006392571/と続きます。

 一方、(株)秋山愛生舘の100周年事業の一環として、それに先立つ1987(昭和62)年1月に「(財)秋山記念生命科学振興財団」を設立しました。http://www.akiyama-foundation.org/ 「地域社会への貢献」という理念の実現は、医薬品販売の事業から更に発展して、愛生舘事業の理念を根幹に、財団の助成・育成事業として継承・進化しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 そして、今月、オープン後の初めての企画として、「連続講座~愛生館文庫の集い~」をスタートして、記念すべき第一回として新祐一さんをお招きしてのミニフォーラムでした。(株)秋山愛生舘の社内報『愛輪』の創刊号から最終号まで、全てを保管してこの愛生館文庫に寄託して頂き、さらにご自身の書き下ろしの会社人生の著書も。

スズケンの幹部たち

スズケンの幹部たち

 秋山財団1階の『愛生舘文庫』でご講演の後は、2階でさらにその続きのフォローアップ懇談会、参加の皆さんは懐かしい思い出話と当時の一生懸命だった自分自身を振り返り、何とも感動のひと時でした。これから、数か月毎に連続して講師を招いての開催を決めて、取り急ぎ次回は2月開催となりました。

 これからが楽しみです!

演劇公演 三題

Posted by 秋山孝二
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 このところ、演劇公演を続けて観に行っています、それぞれ全く違ったテーマのパフォーマンスアート。

 まずは、ヨーロッパ企画(http://www.europe-kikaku.com/)の『第39回公演「ギョエー!旧校舎の77不思議」』。札幌でも活躍中のイレブンナインの納谷真大さんも全国ツアーで熱演です。 作・演出=上田誠 音楽=青木慶則 出演=石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 永野宗典 本多力/祷キララ 金丸慎太郎 亀島一徳 日下七海 納谷真大

チラシより

チラシより

 札幌でも10月に一ステージですが公演が決まっています、楽しみですね。

北海道新聞記事から

北海道新聞記事から

 続いてはシアターZOOでのmicelleとMonochrome CircusのSAPPORO DANCE BOAT PEOJECT 2019(http://www.h-paf.ne.jp/zoo/program-index/?program_id=1816)』。 micelle が主催する、接触と即興のコンテンポラリーダンスコンタクトインプロビゼーション」のプロジェクトです。 2019年度は、京都を拠点に活動するダンスカンパニー Monochrome Circusの坂本公成さん・森裕子さんを招いて、若手舞踏家の育成を目的とした共同制作を行います。札幌のコンタクト・ユニットmicelleが演出する1作「μ∴」と坂本公成が演出する2作品「Endless」「lemming」の3作品を上演しました。

 アフタートークで演出家の話では、「コンタクトインプロビゼーション」とは、1970年代にアメリカで生まれた、身体を接触させて相手の重さや力の流れを感じながら即興的に動く対話型のダンスとのこと。触れる、感じるといった身体と身体のやりとりを通じて、個人やパートナーとのコミュニケーションを体感し、お互いのムーブメントから生まれるエネルギーの流れを楽しむ言葉を使わないコミュニケーションツールとして、ダンス以外の舞台芸術、教育、福祉、医療、様々な分野の人々が集まるのも特徴とのこと、新鮮なお話でした。

アフタートークも面白く

 三つ目は、若手劇団のきっとろんどん(https://kittolondon.jimdo.com/)の『コントラスト(http://bloch-web.net/tdp03/』。

開場前からの長い列

「BLOCH」開場前からの長い列

【題】 川尻恵太(SUGARBOY) 【脚本・演出】 井上悠介(きっとろんどん) 【出演】 井上悠介 久保章太 山科連太郎 リンノスケ (以上 きっとろんどん) 泉香奈子(パインソー) ※ 廣瀬詩映莉 ※ 五十嵐穂 小島達子(ELEVEN NINES) 浜名一聖(山田ジャパン) 戸澤亮(NEXTAGE) ※札 赤谷翔次郎(パインソー) ※東 ツルオカ ※札 氏次啓 ※東 ※泉、廣瀬は二都市で役をチェンジします。 ※戸澤、ツルオカは札幌公演のみ出演。赤谷、氏次は東京公演のみ出演。 終演後のアフタートークも大盛り上がり!

キットロンドンほか

きっとろんどんと客演の皆さん

 それぞれの劇場・公演にはそれぞれのお客様で盛り上がり、ベテランと若手のコラボも観ているものには魅力です。皆さん、これからも頑張って!!

祝、北海道対がん協会 90周年!

Posted by 秋山孝二
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 「公益財団法人 北海道対がん協会(https://hokkaido-taigan.jp/」は、癌の早期診断、治療の研究、癌の知識の普及を目的に、日本で一番最初の「財団法人北海道対癌協会」として、昭和4年9月13日に設立されました。私は今まで12年間、この公益財団法人の監事を務めていますが、先日、90周年の記念フォーラムが札幌で開催されました。

当日プログラム表紙

当日プログラム表紙

当日プログラム

当日プログラム

日本で最初に創設

日本で最初に創設

創設の功労者

創設の功労者

 記念講演は、国立研究開発機構 国立がん研究センター(https://www.ncc.go.jp/jp/index.html)の中釜斉理事長のお話「がん医療 最前線」でした。

 「がん研究10か年戦略(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000042871.html」では、1)がんにならない(予防、早期発見)、2)がんに負けない(根治、医療)、3)がんと生きる(共生)と明記し、一次予防として「たばこ対策」「感染症対策」、二次予防として「がん検診」、三次予防の治療として「新しいマーカーの発見」「AI活用」「重粒子等の放射線」が提唱されています。特に三次予防の治療は、個別医療を目指し、ゲノム情報に基づくパラダイムシフト、メディカルAIを活用しての遺伝子パネル検査、すい臓がん対策等の具体的お話も説明されました。

 その後は、パネルディスカッション。

パネルディスカッション

パネルディスカッション

 最後は、対がん協会の職員の方が、「フォーラム宣言」を述べて締めくくりました。様々の立ち位置からのご提言の数々、日本におけるがん治療は日々進歩している様子を目の当たりにしたと同時に、課題も一層明確になってきました。この歴史的な時期にこの公益財団法人の監事を務める重責も再確認した次第です。