NHK『テレビはどう伝えたか?』

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 NHK『テレビはどう伝えたか?!激動の世界』、マスメディアの振り返り番組は興味深い内容でした。

* https://ortus-japan.co.jp/2023/03/27/%E3%80%903%E6%9C%8830%E6%97%A5nhk-%E7%B7%8F%E5%90%88%E3%80%91%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E6%94%BE%E9%80%8170%E5%B9%B4-%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%81%9F/

 1989年6月の天安門事件、1989年11月のベルリンの壁の崩壊、1991年湾岸戦争、2001年同時多発テロ、2003年イラク戦争など、テレビがこれまで伝えてきた世界の激動の出来事は、どのようにして取材されたのか? 最前線に立っていたNHK記者を交えながらの振り返り番組、コメンテーターの方々のツッコミも大変面白かったですね。


 司会はNHKの小野文恵さん、出演のコメンテーターは神田伯山さん、,横沢夏子さん、パトリック・ハーランさん、当時最前線で取材をしていたNHK記者の小林和男さん,二村伸さん,加藤青延さんの振り返りコメントも大変含蓄がありました、皆さん、ご自身の当時の報告に大いなる反省を込めていましたので。最前線ゆえに後から冷静に検証すると間違っていた認識もあることなど、報道の難しさも知ることができました。

 その一例、湾岸戦争での場合、各国の取材班を連れていった米軍が見せた石油まみれの海鳥の映像は、世界の人々に強く印象付けましたが、実はこれは敵の攻撃によるものではないと後日明らかになりました、大変な誤報を結果的に世界にまき散らしたことになります、プロパガンダのトリックです。

 ことほど左様に、戦争、反政府デモ等の報道では、しばしばプロパガンダと思われるメッセージが流れます。私たちは、今のSNS時代に、特に瞬時に拡散する手法を手に入れて、その中から真実は何かを常に問い続けるメディアリテラシーを磨く必要があるのでしょうね。最近のロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナ禍の報道でも、フェイクとリアルの検証は益々難しくなってくる時代を生きるスキルを身に着けなればと、あらためて痛感した番組でした。

祝 卒業 2023

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 札幌の公立高校は毎年3月1日が卒業式、コロナ禍でなかなか以前のような多数の参加者とはまだいきませんが、生徒一人に保護者一人とは言えかなりの盛り上がりの今年でした。

* これまでの「卒業式」関連メッセージーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8D%92%E6%A5%AD%E5%BC%8F

 私は学校評議員、(一財)札南高学校林財団理事長として来賓席での参加、今年も一つの舞台として『卒業式』を楽しみました。マスクを外して、全日制では恒例のパフォーマンスも賑やか、宮澤校長も巻き込みながら保護者席、来賓席、職員席も大盛り上がりでした。

 以下の写真は高橋PTA会長撮影です。

 一方定時制の卒業式は今年も感動の送辞・答辞、蛍の光の歌等、素晴らしいひと時でした、84歳の卒業生、芳賀さんも。

 正面玄関ロビーには書道部の力強い垂れ幕『君に幸せあれ!』。

母、満99歳の大往生!

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 1月20日22時35分、私の母・秋山寿美が息を引き取りました、満99歳、仏教の行年(享年)101歳でした。12月頃から食欲が落ちてきて、年明けには水分補給もあまりせず、これといった病気もない状況でしたが、最期は本当に穏やかに呼吸が静かになり安らかに眠りについた、そんな感じでした。コロナ禍でもきっちりお別れをしたいという方々の声もあり、コロナ前のお通夜・告別式を今日夜、明日と執り行うことにしています。

* これまでの母の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BF%E7%BE%8E

 取り敢えずの仮の祭壇で。

 若い頃は会社経営の裏方として家事、社員食堂等で尽力し、車の免許取得も昭和30年前半で行い、子育てを卒業してからは社交ダンス、ゴルフ、コーラスとつい数年前まで楽しんでいました。葬儀の祭壇にはこの写真を飾ろうと思っています、兎澤先生、平先生には承諾を得ています。

 私たち家族にとっては、昨年12月30日の孫・智帆に続いての永眠で悲しみは続きますが、それぞれの精一杯生きた命が発するメッセージをしっかり心に受け止めたいと思っています。これまでの皆さまのご厚情に心から感謝申し上げます。

Lionel氏、3年ぶりで!

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 ここ3年間、コロナ禍の海外からの入国が難しく会っていなかったLionel氏、久しぶりの日本滞在中に東京で昼食をご一緒にしながら、この間の溜まっていたお話の機会があり、大変面白かったですね。同じコロナ禍・ロシアのウクライナ侵攻を体験しながら、違った立ち位置からのコメントは私にとって貴重です。

Facebookのプロフィール写真

 その中から幾つかを。

* スイスから日本への飛行機便、途中乗客の一人の体調が悪くなり、急遽北京空港に緊急着陸。その途端に一斉に全員が機内でマスクを付けることに、ゼロコロナ政策の徹底は機内にも及んでいた。

* 日本国の負債の累積が心配、少子化でしかもこれまでの累積財政赤字は全て後代負担、所得も伸びない低成長時代に若者が支払う原資をどこから見出すのか。国内の富裕層はそんな国から移住していくのではないか、事実、香港、大陸中国からヨーロッパ諸国にすでに移住は始まったいる。

* ヨーロッパ各国の政治状況、昔は左翼といえば工場労働者とかだったが、今では複数の国で公務員等が中心で環境・人権等の理想主義的理念の基づいて形成し、それに対していわゆるエッセンシャルワーカー、工場労働者は、日々の生活に困窮して右翼的発想になる傾向、基本的に国民の格差、移民・難民の広がりがその原因。各国は自国最優先の政策に回帰し、グローバリズムとの矛盾に行き詰っている感。

* ロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナはこれまでにロシアとの様々な歴史的確執があり、建国後はまだ30年の国。西側メディアはプーチン叩きで溢れているが、ヨーロッパ諸国、アメリカはそれぞれの国の思惑で関わっているのが現実ではないか。アメリカは距離を置きながらひたすら武器輸出で武器見本市の意味合いも。

* 日本だけがコロナ禍の今もマスク着用をほぼ全国民が守っているが、ヨーロッパではもう誰もマスクなどしていない。以前からマスク着用の習慣が社会に定着している社会だからなのだろう。

 以上、思い出せるだけを書き留めましたが、私は10月のハンガリー訪問でも感じましたが、特にウクライナ問題の捉え方、難民・避難民への受け止め方は、地政学的に近いゆえの認識の違いを強く感じました。昨今、台湾問題に関するフォーラムでも理解しましたが、ウクライナ問題を台湾有事に置き換えると、アメリカのスタンスが容易に想像できて、日本が巻き込まれるどころか対中国との当事者になりかねない、そして今、武器購入ほか防衛費の増額方針もアメリカの影を感じ大きな方向性の誤りだと思わざるを得ませんね。

 日本国内の論評、マスメディア報道だけでは、大きな歴史の転換点を見誤る気がします、これからも幅広くこれまでのネットワークを活かして正しい現状認識につとめたいものです。

3年ぶり、ハンガリーへ 2022(3)

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 ハンガリー3日目は、セーケシュフェヘールバール市とドゥナウイバーロッシュ市訪問です。

 セーケシュフェヘールバール市は、これまでも何回か記事を書いています、今年も午前10時から、ワグナー・ナンドール作の『ハンガリアンコープス』が設置されている公園での戦没者慰霊祭、市長ほか議会関係者は例年通り出席しましたが、ただ、コロナ禍で軍隊・学校の生徒たちは不参加、音楽隊も無しでかなりコンパクトな式典となりました。私は昨年10月に亡くなった叔母の和久奈ちよの遺影とともに参列して花輪を捧げました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%98%E3%83%

ホテルの前庭

早朝のセーケシュフェヘールバールのメインストリート!

早朝のセーケシュフェヘールバールのメインストリート!

ミルク売りのおばさん!

ミルク売りのおばさん!

 ホテルでの朝食時、キッシュ・シャンドールさんと。

式典開始前、生徒代表も

式典開始前、生徒代表も

ちよさんもご一緒に!

ちよさんもご一緒に!

祝!『白寿』の母

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 私の母は、今年9月23日の誕生日で99歳、『白寿』の大台を迎えました!!

姉(左)と母(右)

姉(左)と母(右)

 そして、毎年、母からは子・孫・お世話になっている皆さんに感謝の贈り物が渡されています。

 コロナ禍の中、親族が一堂に集まるのは避けて、五月雨的に都合のつく時間にお祝いに駆けつけました。昨年10月には東京に居た母の妹のちよさんが亡くなり、4姉妹で今元気なのは母一人になりましたが、食欲もあり頭もしっかりしていて私も元気をもらっている昨今です。3年前まではゴルフを楽しみ、スマホを自由に操り、ソーシャルダンスを発表会で披露もしていました、まさに「選ばれし者」ですね!

* 母の関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%A7%81%E3%81%AE%E6%AF%8D

秋山財団贈呈式 2022

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 今年も秋山財団贈呈式を開催しました、単なる儀式ではなく、コミュニケーションの場としてこれまで設立以来続けています。

* https://www.akiyama-foundation.org/news/4871.html

 参加者は受領者は全員ですが、コロナ禍でまだ以前のように大勢のお客様をお迎えすることには慎重でした。

< これまでの贈呈式の記事 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E8%B4%88%E5%91%88%E5%BC%8F

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42354

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42384

 昨年は中止しましたが、今年は永年続けていた『特別講演』を時間短縮でしたが復活しました。

根本昌宏先生

根本昌宏先生

 全員への授与を終えて、今年の財団賞受賞の札幌医科大学医学部病理学第一講座・鳥越俊彦教授の記念講演『ヒトがん免疫応答のメカニズム解明とがん免疫療法への応用研究』でした。

鳥越俊彦先生

鳥越俊彦先生

 そして、コロナ禍も2年半を経て、ただ昨年同様に限定版の贈呈式では進展が見られないというので、今年は懇談時にコーヒーと事務局手製のお菓子パックをそれぞれの受賞者にお配りしました、大変好評でしたね。

 後日、秋山財団ホームページに、当日の模様が動画でアップされますので、乞うご期待!です。

完遂、札幌演劇シーズン夏 2022!!

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 『札幌演劇シーズン夏 2022(https://s-e-season.com/』、今年は10周年の節目の年、コロナ禍で感染者数が最高値を更新する中、稽古から始まり関係者の並々ならぬご努力ですべての公演を完遂しました、足を運んで頂いた多数の皆さまに心から御礼申し上げます。

* 今回の三作品ーー> https://s-e-season.com/sche/index.html

* これまでの参加者からのエールーー> https://s-e-season.com/10th/index.html

それぞれ芝居に真摯に向き合う姿勢が伝わってきて素晴らしかったですね、それぞれの劇評は以下の通りです。

* 『ゲキカン』https://s-e-season.com/gekikan/index.html

 私自身は三作品はもちろん全て足を運びました、特に『12人の怒れる男』は5回も観てしまいました。以前からさらに進化しての毎回の熱演、初日のアフタートークで、役者の久保隆徳さんが「久しぶりの大勢のお客さまの前での公演、演劇がお客さまとともに創っていくものだとあらためて感じました」との言葉が印象に残りました。公演完遂はもちろんですが、それまでの長い稽古中でのコロナ感染防止策の徹底他、厳しい環境でもなおかつ作品を提供していこうとする関係者の方々の努力が伝わった日々でした。

 公演後は、アフタートークも多彩で、それぞれの作品に臨む姿勢みたいなものも知り、更に作品の奥行きを感じることになりました。

 長く続くコロナ禍でも、決して演劇が「不要不急」なものではないとの信念で公演を続けたきた関係者の熱意に心から感謝しますし、頭の下がる思いです、「文化の力」こそ今の社会のインフラだと確信しています。これからも札幌の宝として関係者の一員として一緒に育てていきたい『札幌演劇シーズン』です。全ての関わった皆さま、おめでとうございます、そして、お疲れさま!!!!!!

公法協コラム8月 2022

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 ここ数年、財団経営、企業経営を取り巻く環境の中にいて、当事者として受け止める印象を書きました。今の世相とし
てはなかなか勇気がいるのですが、敢えて問題を提起したいとの意味合いもあります。(公財)公益法人協会コラム
https://kohokyo.or.jp/column/)、今年も8月に依頼があったので寄稿しました。
* 2021年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42200
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           公益法人協会メール通信 No.272(2022.08.15)        

 今月のコラム「ガバナンス偏重への疑問」

 ▼INFORMATION
  ○特定費用準備資金の目的外取崩しについて(内閣府)
  ○収支相償、特定費用準備資金について等(内閣府)
 ▼公法協NEWS
  ○『公益法人・一般法人の会計実務〔第2版〕』のご案内

◆◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆◆

  ◎ガバナンス偏重への疑問

                  (公財)秋山記念生命科学振興財団 理事長
                                 秋山 孝二 

◆◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆◆

 今年6月、以前経営に名を連ねた東証プライム市場上場会社の株主総会に
約20年ぶりで出席しました。
コロナ禍で会場の設営は様変わりでしたが、それ以上に事業報告を聞いていて、
私の時代に比べて監査委員会設置等をはじめガバナンスに関しての詳細説明に、
今を取り巻く企業へのこの種の強い社会的要請に驚きました。
と同時に、率直に言ってこのような仕組みの構築で本当に本来の企業のダイナミックな
活動が持続可能なのか大いに疑問でした。

 「コンプライアンス(法令遵守)強化のために、コーポレートガバナンス
(外部から企業を統治する仕組み)が必要」とは言うものの、時々刻々、
激しい環境変化と厳しい競争の中で企業は生き残りを掛けている時代、
専任の企業トップたちは24時間緊張状態の日々、非常勤の外部の監視・統治等は、
現実的に本当に可能で機能するのだろうか、
ただただ総務部門の報告資料作成業務の負担を増やすだけではないのか。

 総会後、今を預かる経営陣で私の尊敬する方がしみじみつぶやいていました、
「『金融資本主義』の蔓延で、株価の安い時に買い入れ、短期的に高くなると
すぐに売却して当面の利益を得る多数の株主の存在は、本来の資本主義の
あるべき姿なのだろうか。
企業経営陣と産業を長期的視点で育てる株主と共に歩もうとする『産業資本主義』は、
ただの理想になってしまったのか」と。
見てきた経営者としての喜びの姿とは程遠い表情に、現状の負担感が伝わって胸が痛みました。

 一方、医療で「インフォームド・コンセント」というフレーズが流行った時に、
私自身は闇雲に予め患者に伝えれば良いというものではないだろうと思っていました。
前提としての医師・患者の信頼関係が最も重要なので、高度のコミュニケーション能力が
問われるはずであり、形ばかりの「予めの説明と同意」では本来の目的はとても達せられないだろうと。

 先日、高校生の保護者から聞いた話、昨今、高校の進路指導では、「進学」、
「就職」に加えて、「起業」というカテゴリーが設けられているそうです。
前述したように大企業を取り巻く環境は大変窮屈な状況、それならば、若者は
自分のやりたいことを思い通りに貫徹する器としての「小企業」を一から立ち上げて、
そのオーナー経営者として地域社会・世界に貢献する道筋があってもよいのではないかと思うと、
この試みに私は拍手喝さいです。

 昨年のある財団法人向けのフォーラム、来賓としてご挨拶された政府の関連部署の方は、
何と「マネーロンダリングに関する注意喚起」でした。
多くの善良な財団関係者は場違いも甚だしい強い違和感を抱いたのではないでしょうか。
敢えてまとめは致しません、今の日本、ビジョンの欠如の前に、現状認識の誤り、
それに続く課題設定の誤りを私はこの間痛感しており、
基幹産業の埋没の中で新しい産業創生と地域創生の担い手として、
イノベーター的存在「公益法人」の果たす役割は大きいと確信している昨今です。

◆◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆◆

バトンをつなげ!@宇都宮

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 宇都宮市立南図書館(http://www.minami-tosyokan.jp/news/)で開催された『熱いバトンをつなげ!』フォーラム、今年の栃木県で開催される『いちご一会国体(https://www.tochigikokutai2022.jp/』のプレイベントとして、また南図書館創立11周年のお祝い、ワグナーナンドール生誕100周年も含めてワグナーナンドール記念財団も共催となりました。コロナ禍の中、久しぶりに100名を越える地元の皆さんにお集り頂き素晴らしい時間でした。ここ南図書館でのイベントではいつもスタッフの方々の私たちへの熱い思いを感じ、毎回心から感謝しています、ありがとうございます。

 図書館ロビーにはワグナー・ナンドール・アートギャラリーの展示も大々的に開催されていました、嬉しいことです。

 そしてホールでは、まずは42年前栃木県開催の『栃の葉国体』のビデオ、昭和の匂いが感じられました。

 続いてはワグナー・ナンドールとちよ夫妻のここまでの業績を15分間のプレゼンを私が行いました。スライドの原案は財団事務局で作成して私が補足したものです、自分で言うのも憚られますが、かなり好評でした!! 42年前に参加者ほかに配られたメダルはワグナー・ナンドール作で、そこに込められた「三世代」へのメッセージ、今年はその缶バッジを財団で作成して県内の様々なイベント参加者にお配りしています。当日も会場にお越し頂いた方々にもご説明をしてお渡し致しました。

 昨年のちよ亡き後のワグナー・ナンドール・アートギャラリーは、『邸宅美術館』として、これからも財団活動として多くの皆さまに足を運んで頂けるように努力することをお伝えしました。

 続いて第二部として『国体応援コンサート』、これがまた素晴らしいバイオリンとピアノとソプラノのコラボレーション、ホールの空間を突き抜けるようなソプラノの声は感動でした。

 最後は記念撮影、『美女と枯れた野獣』って感じがいかにもアンバランスでしょうか?!!

 今年は栃木県は駅をはじめ国体の告知があちこちに、コロナを吹き飛ばす大会になって欲しいですね。

活動報告会 2022@秋山財団

Posted by 秋山孝二
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 今年度の秋山財団の「ネットワーク形成事業助成・活動報告会」、先日財団事務所でハイブリッドで開催しました。皆さんコロナ禍にもかかわらず、それぞれ工夫をしながら活動を続けられて大変楽しみな展開となっていました。当日は選考委員の4名の方もご参加されて、活動報告を聞きながら一緒に今後に向けたアドバイスもされたり、大変有意義なひと時でした。

* https://www.akiyama-foundation.org/news/4871.html

【今年度採択になったプロジェクト】

プロジェクト名

高校生・大学生向け創業支援ネットワーク形成プロジェクト

代表者

浜中 裕之(ハマナカ ヒロユキ) NPO法人北海道エンブリッジ 代表理事

概要

起業・創業に関心をもつ高校生・大学生に対して想いと企画の実現に向けて伴走する「創業コーディネーター」を北海道の複数地域に育成し、創業支援ネットワークを形成する。

2020年度に採択となったプロジェクト(2022年度終了)

プ ロ ジ ェ ク ト 名

代 表 者

2022年度
贈呈額

離島社会存続に向けた水源林の
生態系サービス活性化
《 A“地域をつなぐ”プロジェクト 》
岡村 俊邦(オカムラ トシクニ)
NPO法人近自然森づくり協会 理事長
兼 北海道事務所長

100万円

発進!北海道まるごとキッズ元気プロジェクト!
《 A“地域をつなぐ”プロジェクト 》
作田 文子(サクタ フミコ)
一般社団法人 子ども体づくり協会 代表理事

100万円

「産後ケア推進プロジェクト」
十勝から発信!!次も産みたくなる北海道
《 A“地域をつなぐ”プロジェクト 》
前川 泉(マエカワ イズミ)
開業助産所 いずみさんち
「母子保健推進の家」 所長

100万円

支え合える“居場所”となる
地域×農業×福祉のコミュニティづくり
《 A“地域をつなぐ”プロジェクト 》
青木 明子(アオキ アキコ)
NPO法人 とあさ村 代表

100万円


【2021年度に採択となったプロジェクト(2023年度終了)】

プ ロ ジ ェ ク ト 名

代 表 者

2022年度
贈呈額

市民主体の対話によるまちづくりのための
プラットホーム構築
~北海道で市民ファシリテーターを増やそう~
《 A“地域をつなぐ”プロジェクト 》
宮本 奏(ミヤモト カナデ)
NPOファシリテーションきたのわ 代表

98万円

さっぽろ里山会議
《 A“地域をつなぐ”プロジェクト 》
永田 勝之(ナガタ マサユキ)
さっぽろ里山会議、NPOあおいとり
小別沢町内会長、半農半建築家

100万円

 順番に活動報告を行い、その後に意見交換をそれぞれ行い、今後につなげていきました。それぞれの写真、いずれもアクリル板越しなので不鮮明ですがお許しください。
ハイブリッドでの報告会
ハイブリッドでの報告会

 まずは今年度採択になった浜中さんから。

浜中 裕之(ハマナカ ヒロユキ)さん、 NPO法人北海道エンブリッジ 代表理事

岡村 俊邦(オカムラ トシクニ)さん、NPO法人近自然森づくり協会 理事長 兼 北海道事務所長

作田 文子(サクタ フミコ)さん、一般社団法人 子ども体づくり協会 代表理事

前川 泉(マエカワ イズミ)さん、開業助産所 いずみさんち「母子保健推進の家」 所長、と三浦さん

青木 明子(アオキ アキコ)さん、NPO法人 とあさ村 代表

宮本 奏(ミヤモト カナデ)さん、NPOファシリテーションきたのわ 代表

野中穂(ノナカ ミノリ)さん、さっぽろ里山会議メンバー

* これまでの『ネットワーク形成事業助成』の受賞者

ーーー> https://www.akiyama-foundation.org/history/history_09

 秋山財団ではもうかれこれ10年以上「活動助成」を続けていますが、結局のところ、「担い手育成」に尽きるのかなと、それぞれの活動のポイントからそんな印象を強く受けました、人への「継続的な投資」がこれからの課題ですね。

久しぶりの名古屋 2022

Posted by 秋山孝二
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 (株)スズケンの株主総会ご案内が届いたので20年ぶりにリアルで出席しました。コロナ禍で本社会場には25人限定での座席、事前申し込みで抽選も行われて今回私の参加が実現しました。開始前、開催中、久しぶりの緊張感、懐かしかったですね!

 当日少し早めに懐かしい東片端(ひがしかたは)界隈を地下鉄桜通線高岳駅で下車してゆっくり散策、当時の様々な思い出が頭を巡り、私の人生のひと時を噛み締めながら時の流れも感じていました、嫌な思い出は一つもありません、一生懸命だった自分が愛おしくもありです。

 総会は参加者こそ限定的でしたが、正面玄関ロビーほか受付等は以前と変わりなく、コロナ禍で手指消毒、体温測定が加わった体制でした。総会は詳細説明の後、滞りなく進行し、予定の議案は全て可決承認されました。20年ぶりにリアルな上場企業の株主総会に足を運び、スズケン自体のイノベーションの進化は感動しましたが、企業を取り巻く環境は様変わり、『ガバナンス』の異常なまでの要請、私が企業経営に関わっていた時代とは比較できないほど「窮屈な!!」経営者環境でした。私がいい加減だったというのではなく、外部役員比率、監査体制にしても、要求している要件が本当に『ガバナンス』を担保するのか甚だ疑問に感ずるからです。恐らく志を持ったイノベイティブな人材は、どんどん創造的な中小企業に進み、或いは自ら起業して自由闊達な企業活動で躍進しそうな気がします。

 総会終了後に、お誘いがあって懐かしい役員応接室で別所社長、宮田会長、浅野社長としばし懇談、楽しかったですね。今の『金融資本主義』、株価が下がったところで買いを入れて値上がりしたらすぐに売却する投資家の傾向は、本来企業を支える「株主」と言えるのかという話題には全く同感でした。まさに『産業資本主義』に立ち戻るべきなのだと私も確認した次第です。

 帰る時に浅野社長ほか執行役員の方々もお見送りしてくれました。

懐かし顔ぶれとの再会も

懐かしの顔ぶれとの再会も

 せっかくの久しぶりの名古屋、20数年前に単身赴任していた場所を訪問、うなぎ『いば昇(http://www.ibashou.jp/)』とうどんチェーン『若鯱屋』の「ころ」です。かば焼きは変わらぬ味で懐かしさがこみ上げてきました。

綺麗にリニューアル

綺麗にリニューアル

 こちらはチェーン店の『若鯱屋(https://www.wakashachiya.co.jp/coprofile/index.html)』、いつもカレーうどんではなく、冷たい素うどんの「ころ」でしたが、今回少々残念、以前のような太目のうどんとは違って月並みのうどんになっていました。

 また、以前住んでいた池下界隈にも足を延ばし、周辺を散策しました。地下鉄の駅を上がって地上にでると周囲の景色が大きく変わっていました、高層マンションが林立し、コンビニエンスストアがあちこちにできて、最初は私が住んでいたマンションが分からないくらいの変貌ぶり、ただ、時々行った居酒屋とかの小さなお店は今も健在で嬉しかったですね。この20年のニーズの変化を目の当たりにした次第です。

 何はともあれ、今も秋山財団、秋山不動産、私個人とも株主で居続ける(株)スズケン、トップの世代交代も順調で大いに今後を期待したいですね、株価より配当をね、頑張って下さい!!

* 2012年名古屋訪問ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13963

* これまでのスズケン関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%B1%E3%83%B3

海軍記念日 2022

Posted by 秋山孝二
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 5月27日は「海軍記念日」、毎年この日に札幌護国神社で『全海軍の慰霊祭』が執り行われます。1905(明治38)年のこの日、日露戦争の日本海海戦において東郷平八郎(1848~1934年)が率いる日本海軍連合艦隊が、ロシアのバルチック艦隊を撃滅し、日本が歴史的な大勝利を収めました。この勝利により両国間のポーツマス講和会議への道を開き、1945年までは勝利を記念して「海軍記念日」に制定されていました。一方、この海戦で大国ロシアを破ったことがその後の日本の戦争への道を突き進むきっかけとなったことも事実で、今を生きる私たちは冷静に歴史を検証しなければなりませんね。

 「北海道全海軍英魂之碑 顕彰会」は、私の父が「全海軍の集い」の会長の時、同窓会と違ってこのような集まりは先細りが懸念されると予測して、前向きに解散し、代わりに「顕彰会」として毎年この日に護国神社例祭として継続することの合意を得て今日に至っています。

* 私の父と海軍の関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%93%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 今年も雨の中、しばし海軍関係者の慰霊の時間。ただ、今年はコロナ禍ということもあり例年にも増して参加者が少なく、戦争の記憶とともに時の流れを雨の音と共に少々寂しく感じておりました。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5

札幌護国神社境内

札幌護国神社境内

 そんな中、際立っていた女性が、昔ススキノでスナック『ネイビー』を経営していた近藤さん(黄色の服)でした。数週間前に私の自宅にも電話が掛かってきて、当時通っていた私の父ほか海軍関係者の方々の思い出等、先日もお会いするなり「お父様にそっくり」と笑顔で語っていらっしゃいました。

 反橋進宮司の祝詞は今年も大変真心こもった内容で感動し、玉串奉奠では私が最初に名前を呼ばれて大変恐縮しました。「今の日本の平和が多くの犠牲の下に成し遂げられている歴史を忘れてはなりません」というお言葉を嚙み締めていました。

木村篤子さんライブ 2022!!

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 木村篤子さんのライブが今年も札幌パークホテルで開催、いつもにも増して素晴らしい歌声と仲間の皆さんでした。スペシャルゲストはサックスの武井努(http://tsutomutakei.jp/)さん、つい最近の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』にも登場していました。以前にもご紹介しましたが、彼女は一時、秋山財団の市民活動助成事業の選考委員を担って頂き、ご主人の木村克則さんもかつて秋山財団で仕事をされていました。冒頭オープニングに歌った「ただいま」もお二人の仲の良さを象徴するような雰囲気!!

 今回も、塚本周一(Pf)、柳真也(Bs)、舘山健二(Ds)のペシャルトリオとのセッション、サックスは大人の雰囲気、ひと時久しぶりに音に浸る時間でした。

* 三年前のライブの様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36266

 アクリル板で隔離はされていましたが、それぞれの音色はそんな壁を感じさせない届く音、心に響きました。

 武井努さんの登場場面(http://tsutomutakei.jp/2021/11/10/nhk-comecome/)、古い映画風の回想シーンなので、こういう映像効果のようです。

 まさに、音楽、演劇のような芸術・文化は社会のインフラ、コロナ禍の2年を越える中でそれを一層確認しています。

3年ぶり、三吉神社例大祭!

Posted by 秋山孝二
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 札幌市中央区南一条西8丁目にある『三吉(みよし)神社(https://miyoshi-sapporo.or.jp/』の例大祭が、宵宮祭・境内での催しを含めて3年ぶりに催行されました。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%89%E5%90%89%E7%A5%9E%E7%A4%BE

宵宮祭準備

宵宮祭準備

 神殿での例大祭控室でもソーシャルディスタンシング、参列者も限定です。

 一般の参加者はコロナ禍で密を避けるために限定されていましたが、例大祭ごの神輿渡御は今年は実施されて、出発準備にも力がこもっていました。

渡御準備

渡御準備

 いよいよ出発です。

 佐藤宮司も人力車に搭乗して同行!

今年は天気にも恵まれて!

今年は天気にも恵まれて!

 毎年恒例ではあった三吉神社のお祭り、3年ぶりの開催となると一層新鮮な今年の本府祭典区年番の渡御となりました。何事もなく続いている時は「恒例」でしたが、コロナ禍で開催がままならないとあらためて地域に密着したお祭りは、まさに不要不急ではなくインフラとしてこの地に暮らす人々の風物詩ですね。

秋山財団選考委員会 2022

Posted by 秋山孝二
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 今年も秋山財団の研究助成、ネットワーク形成事業助成の選考委員会が4月5月に開催されました。これまで財団設立以来、大変熱心にご議論をして頂き、理事長の私は選考には全く関わりはしませんが、予算の件ほか財団へのご質問等には、その場でお答えできるように毎回陪席しています。

* 秋山財団ーー> http://www.akiyama-foundation.org/

 コロナ禍のこの間はアクリル板、換気等で感染防止態勢を整えながら、今月の最終選考時だけはリアルのみの参加で意見交換を密に行って、財団賞、研究助成(一般・奨励)の採択、研究助成では採択率、充足率も考慮しながら決めています。それを6月開催予定の理事会、評議員会で承認を経て、情報開示、即振り込みとしています。秋山財団の助成財団としての肝は、ひとえにこの選考委員会の自立性と現在の選考委員の先生の第一線研究者の肩にかかっているといっても過言ではありません。

 毎年、ゴールデンウイークを挟んでのこの時期の選考作業、大変感謝しています。

WN春季展 @ 益子 2022 (下)

Posted by 秋山孝二
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 毎年この時期は益子町の春の「陶器市(http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/index.shtml」と重なり大勢のお客さんで賑わいますが、コロナ禍で中止が続いていて、今年は3年ぶりの開催となったので、初日は朝7時前から整理券を受け取る人の列が長く続いていました。販売店約50店舗の他約550のテントが立ち並び、伝統的な益子焼から、カップや皿などの日用品、 美術品まで販売されます。数年前に午後路線バスで益子からJR宇都宮駅行きに乗ったところ、普段は1時間少しで着くところが会場駐車場脇を抜けるのに1時間掛かり、3時間を超えての到着でした。

 JR宇都宮駅では、よく駅周辺のお店で餃子を食べていましたが、昨今は「佐野ラーメン(https://sanoramenkai.jp/」にハマっています、太めの麺が魅力的、いつか本場の佐野市に行って食べ歩きをしてみたいものです。

 ついでのこんな物も注文してみましたが、味はイマイチでした!!

家族全員集合!

Posted by 秋山孝二
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 これまで身内のことはプライベートな話題と勝手に思って、ほとんど話題にしてきませんでしたが、今回、4人の子供のうち、唯一東京で暮らしていた次男家族が札幌に移住してきたのを機会に、初めて全員集合で写真を撮影しました。振り返ると、4人の子供たちはそれぞれ高校を或いは大学を卒業して、札幌を離れて暮らし、パートナーを見つけて家族を持ち、各々の人生を歩んできましたが、その後別々のタイミングで札幌に移住してきて、数えてみると総勢22名、少子化の日本社会では少しは貢献できているのかなと、控え目に喜びとしています。とは言っても、男5人女7人、12人の孫たちが本当に安全・安心で健やかに育てる社会であって欲しいと、コロナ禍、ウクライナ戦争の中、祈らざるを得ない昨今です。

 撮影前後は保育園状態です。

コロナ禍で思う、いくつか!

Posted by 秋山孝二
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 コロナ禍はもう2年以上続いていますが、この数週間にあった出来事から二つ、コロナ禍ゆえの悩みというか、大変心に残る場面があったので紹介します。

 先ずは先日、街中で本当に久しぶりにお会いした方、市民活動の幾つかの場で何回かお話をしました。コロナ禍でも活動は続けていたそうですが、人によってこの「コロナ状況」の受け止め方が違うので、イベントへのお誘いとか集まりのご案内でも個々に応じて気を使っているとか。「こんな時期に参加できる訳ないでしょう!」と強く拒否される場合もあれば、逆に「どうしてこんなに縮小してしまったの!」とお叱りを受けたり、これまでになくそれぞれの相手によって対応を考えなければならないことが自分にとってストレスが溜まってくると。高齢者がコロナに敏感という訳でもなく、基礎疾患がある方、若い方でも一歩の家から出ないでメンタル的にやられる人もいるとか。本当にこの間の様々な暮らしぶりにより活動ばかりでなく、メンタルに変化をきたしている場合も多いようです。

 もう一つのお話、これは私にっては一層心が痛みました。先月末に、長く東京都内に住んでいた私の次男家族5人、妻は東京育ち、ともに仕事を辞めて札幌に移住してきました。子供が3人、小学生の長男、今月から小学生になる長女、保育園の二女、先日、引っ越しを終えたその日の夜に、近くのファミリーレストランで私たち爺さん、婆さんと移ってきて初めて夕食を一緒にしました。掘りごたつの丸テーブル、隣はすだれ一枚で中年男性ばかり6人程度の席で、私たちが座る前からすでに食事が始まっていて、大声での話と笑いで盛り上がっている様子、こちらはゆっくり飲み物・食事メニューで注文したあと、ふと小学生の彼がなぜは元気がなく少しうつむき加減の様子に気が付き、どうしたの?と聞くと、隣の大声でのやり取りが許されていいのか、に近い小声のつぶやき、更に聞いていみると、小学校ではかなり厳しく「黙食」を先生からいわれているらしく、隣の状況が許されない、或いはそれを見逃している私たちが理解できない、翻訳するとそんな意味合いのようでした。考えてみると、同伴の保護者は一人と限定されて入学式もろくに行われず、休校が続いたり学校行事はほとんど中止の連続、そんなこの2年間が幼い子供たちにどれ程の悪影響を及ぼしているか、コロナが悪いと言う以前に、この間の大人の対応に大いに責任があるのだろうなと胸が痛んだ場面でした。

 私のように70歳を越えた世代にとってはわずか2年間、人生のごくごく一部なのですが、人生の分母が小さな子供達には計り知れないストレスを与えているのでしょうね、ともあれ、未だに変異株に翻弄される人間社会、この夏までには何とか目途をつけたいものです。それと同時に、今回のようなパンデミックを幼い頃に経験した世代が、貴重な経験として今後の人生の中でたくましく生きていって欲しい、そんな祈りにも似た気持ちにもなった夕食でした。

出張の道すがら 2022!

Posted by 秋山孝二
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 コロナ禍の中、出張をしていると幾つか新鮮な驚きとかに出くわすことがあります。

 先日は、東京の赤坂で面談・会食の予定だったので、高層ビルの最上階にあるレストランへの直行エレベーターに乗りフロアーボタンを押そうとしたら「開閉ボタン」以外にどこを探してもボタンがないので、あれっと思って少し躊躇していると、後から乗ってきた男性がすぐに「閉める」のボタンを押したのです。するとエレベーターは何の問題もなく物凄いスピードで上がっていきました!!行こうとする階のボタンがついていないエレベーター、私は初めてでした。

あるビルのエレベーター!

あるビルのエレベーター!

 次は、中野区の新渡戸文化学園(https://nitobebunka.ac.jp/)です。以前、新渡戸関連の集まりでこの学校の理事長、学長とお話をしましたが、先日は、全く別の用事でこの界隈を歩いていると、偶然行き当たったのが夜の校門でした。そう言えば、東京・田町にある普連土学園にも訪問したことがありました。

* 新渡戸文化学園関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E6%96%87%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%9C%92

* 普連土学園関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20392

夜の新渡戸文化学園

夜の新渡戸文化学園

 更に、出張中のホテルで朝のテレビを観ていると、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の主題AIさんの『アルデバラン(https://www.youtube.com/watch?v=8IOSztadymc』が流れてきました、曲はもちろんですが、歌詞が素晴らしい!

朝から素晴らしい歌声!

朝から素晴らしい歌声!

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NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』主題歌

AI「アルデバラン」 作詞・作曲:森山直太朗 編曲:斎藤ネコ

Listen Here:https://lnk.to/AI_ald

Official Video:https://www.youtube.com/watch?v=8IOSz…

Special Site:https://sp.universal-music.co.jp/ai/a…

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 因みに、「アルデバラン」というのは、冬の夜空の中でも、見つけるのが最も簡単な恒星の1つ、オリオン座γ星から「プレアデス星団(すばる)の中間に位置するおうし座の星。オリオン座の真ん中に並んでいる3つの星を、東から西に結んで延長していくと、最初に突き当たる明るい星がアルデバランです。私が昔、東京都江戸川区の公立中学校の理科教師だった時、冬は星座の話をよく子供たちにしましたが、その時にも冬の夜空を見上げてオリオン座のプレアデス星団、おうし座のアルデバランについても語ったことを思い出します、懐かしいですね。

 何気なく移動を重ねていると、時々昔のことを振り返るような場、出来事に出会えて、独り物思いにふけるひと時が心地よいですね。